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小学生向け英検®3級対策[文法編part.2(受動態)]

小学生向け英検®3級対策[文法編part.2(受動態)]
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英検情報

英検®3級文法対策第2回目です。

→1回目はコチラ

前回の記事を読んでいない方は、まずそちらをどうぞ。

この記事は、現役の英会話スクール講師が「小学生でもわかりやすい」を目標に英文法を紹介するものです。

今書店で買える文法書の多くは中学生以上向けで、漢字や文法用語がふんだんに使われており、子ども1人で勉強をするには難しいことでしょう。

学校や中学校でどんどん内容が難しくなってきている英語という科目を、予備知識なしで独学するには大変な根気とやる気が必要だからです。

残念ながら多くの小学生にとって、英語に対してそれほどのモチベーションはありません。

かといって保護者の方がつきっきりで教える、ということは時間的にも難しいでしょうし、大抵思春期に入ってきている子どもと親は口論になります。

この記事の目標は、子どもが自力で英語の教科書を使って学べるようになるための予備知識をつけることです。

そのため、極力文法用語を使わずに英検3級の英文法をご紹介します。是非お子様と一緒にご覧ください。
後半に練習問題を付け加えます。知識の定着にお役立て下さい。

受動態とは

“Cheese is made from milk.” チーズは牛乳から作られます。

“This book is read all over the world.”  この本は世界中で読まれている。

“English is spoken in America.”  英語はアメリカで話されている。

“That house was built in 2000.”  あの家は2000年に建てられました。

“The book isn’t translated into Japanese.” その本は日本語に翻訳されていません。

“Were you invited to the party?” あなたはパーティに招待されましたか?

過去形というものを覚えていますか?

日本語であれば、「見る-見た」のように最後に「た」をつければ、過去、つまり昔のことを言うことができました。
英語であれば「た」にあたる”-ed”をつけます。

“watch-watched”のようにつけたすだけなので、シンプルですね。

「食べる-食べた」“eat-ate”のように形を変えるものもありました。ルールを無視して不規則に変化するものは、残念ながら覚えるしかありません。

このように動きや気持ちを表す言葉、動詞のあとに”-ed”をつけたり変化させたりしたものを過去形といいました。

実はこの動詞には、過去形の他にさらにもう1つ変形パターンを残しています。

それを過去分詞といいます。

今後をさらに複雑なルールを覚えていくときに、過去分詞は何度も登場します。過去形と合わせ、少しずつでも良いので覚えていきましょう。

よく目にするものをいくつか紹介します。

ふつうの形(原形)過去形過去分詞形
playplayedplayed
studystudiedstudied
eatateeaten
writewrotewritten
buildbuiltbuilt
seesawseen
taketooktaken

よくよく見ると過去形と過去分詞形が同じ、またはそっくりなものも多いです。

これはあくまでほんの一部です。

中学生になったらすべて覚えなくてはいけません。今のうちから少しずつ覚えて、中学生になったとき困らないようにしましょう。

今日の本題です。

先ほど覚えようと話していたこの過去分詞、「じゃあ実際にどうやって使えばいいの?」と不思議だったかと思います。

過去分詞はbe動詞と一緒に使うことで、「~される、されている」という文ができます。

例を挙げると、

“I speak English here.”  私はここで英語を話します。

これを

“English speaks here.” 英語はここで話します。

という形にはできませんよね。英語は人ではないからです。

“English is spoken here.” 英語はここで話されています。

しかし、be動詞+過去分詞の形を取ることで意味が成立します。

“am”, “is”, “are”を代表とするbe動詞を使っているため、使い方はbe動詞の文と同じです。

違うよ、と否定文にしたければbe動詞のあとに”not”をつける。

~なの?と疑問文にしたければ主語とbe動詞をひっくり返す。

“English is not spoken here.” ここで英語は話されていません。
“Is English spoken here?” ここで英語は話されていますか?


英検5級を受験するときに学んだルールが完璧なら、3級でも当然役立ちます。もしルールがあやふやであれば、過去の記事に戻って復習をしましょう。

また、今回のような「~される」という文の形を、「受け身」もしくは「受動態」といいます。

学校の教科書や参考書ではたくさん登場する文法用語なのですが、できたら覚えるくらいで最初は問題ないです。

大事なことは、使うとどういう意味になるのか、どのようなときに使わないといけないのか、ルールを知ることです。

あとはたくさん練習をして、完全に定着させていきましょう。

実際に問題を解いてみよう!

では、実際に問題を解いてみましょう。指示された英文を書き直してみましょう。
日本語にも直してみましょう。

(1) Young people like this song.
[この歌は若者に好かれています、という文にしましょう]

(2) Ken made this cake.
[このケーキはケンによって作られました、という文にしましょう]

(3) My uncle took this picture in Australia.
[この写真は私の叔父によってオーストラリアで撮られました、という文にしましょう]

(4) Mr. Tanaka delivered the package.
[その小包は田中さんによって配達されました、という文にしましょう]

(5) My grandmother painted this picture.
[この絵は祖母によってかかれました、という文にしましょう]

(6) Ken took these pictures in Canada.
[これらの写真はケンによってカナダで撮られました、という意味の文にしましょう]

(7) They usually use this room in the morning.
[この部屋はふだん午前中に使われます、という意味の文にしましょう]

(8) My brother introduced me to James.
[私は兄にジェームスへ紹介されました、という意味の文にしましょう]

(9) Jill didn’t invite me to her wedding.
[私は彼女の結婚式に招待されなかった、という意味の文にしましょう]

(10) They didn’t prepare lunch today.
[今日昼食は準備されていなかった、という文にしましょう]

(11) The telephone was invented.
[電話はいつ発明されましたか?という文にしましょう]

(12) [これらは英語で何と呼ばれていますか?という文にしましょう]

[解答]

(1) This song is liked by young people. この歌は若者に好かれています。
※~によって、と言いたい時は”by“を使います。

(2) This cake was made by Ken.  このケーキはケンによって作られました。

(3)  This picture was taken by my uncle in Australia. この写真は私の叔父によってオーストラリアで撮られました。

(4) The package was delivered by Mr. Tanaka. その小包は田中さんによって配達されました。

(5) This picture was painted by my grandmother. この絵は祖母によってかかれました。

(6) These pictures were taken by Ken in Canada. これらの写真はケンによってカナダで撮られました。

(7) This room is usually used in the morning. この部屋はふだん午前中に使われます。
※~によって、という部分が大切ではない、もしくは誰かわからない時は省略することがふつうです。

(8) I was introduced to James by my brother. 私は兄にジェームスへ紹介されました。

(9) I wasn’t invited to her wedding. 私は彼女の結婚式に招待されなかった。

(10) Lunch wasn’t prepared today. 今日昼食は準備されていなかった。

(11) When was the telephone invented? 電話はいつ発明されましたか?

(12) What are these called in English? これらは英語で何と呼ばれていますか?

いかがでしたか?

なれてくれば、きっと良い点がとれるようになります。

また数日後に同じ問題を解いてみましょう。復習が大切です。

最後に

今まで述べてきたことをまとめると、

・過去分詞を覚えよう
・be動詞+過去分詞の形で「~される、されている」という意味に
・使い方はbe動詞の文と同じ

の3点です。

かなりかいつまんで紹介したため、説明しきれていない部分もあることでしょうが、それは次回以降で補填できればと考えております。

過去分詞は覚えることが大変で、英検®3級で出題されるだけでなく中学2、3年生定期テストの山場でもあります。

小学生のうちから中学生の負担を軽減するべく前倒しできると良いでしょう。

また、英語をある程度読めるようになってきた小学生相手にそのような細かい知識やルールを押し付けるよりも、まずは自力で学習できるような下地を作ってあげるのが、保護者や教師を始めとする周りの大人達の役割なのではと考えております。

しっかりと努力し勉強すれば、小学生でも中学生レベルの文法事項を理解することは決して不可能な目標ではありません。
その学習意欲を維持するためにも、英検®は良い選択肢であると思います。

この記事が、少しでも多くの英語学習者や保護者の方々の役に立てば幸いです。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

さびねこ

【自己紹介】
英検1級取得後、英語講師を経て、フリーランスで翻訳・ライティング業務を行う。

【英語力・指導経験】
都内の大学(法学部法律学科)大学在学中に英検1級に独学で合格。その後、英会話スクールにて、幼児クラスから、小学生向けクラス、そして、高校生・社会人クラスと一通り担当。独学で英語をマスターし他経験、指導経験から、学習者としての視点と指導者としての視点双方から発信しています。

【資格およびスキル等】
・英検1級・法律英語
・スペイン語、イタリア語、インドネシア語会話(まだ初級~中級レベル)

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