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小学生向け英検®3級対策[文法編part.1(比較級)]

小学生向け英検®3級対策[文法編part.1(比較級)]
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英語コラム

2020年度より、英語が科目という形で小学校にも導入されました。

小学校のカリキュラムでは、文法を重視せずどちらかというと慣れ親しみ、実際に英語で話してみるということが重要視されているようです。

しかし、5年生で不定詞やcanなどの助動詞が登場し、6年生の教科書には”May I have ten?” という会話表現すら登場するのです。

文法的な説明を避けてこれらの内容を教えても、中学校のテストではとうてい太刀打ちできません。

そこでこの場を借りて、小学生でもわかりやすい英文法をご紹介したいと思います。

ある程度予備知識さえつけば、中学生向けの書籍で勉強することもできるようになり、子どもが自力で学習できるようになることでしょう。

すでに英検®4級をお持ちの方は、次に3級を目指すことでしょう。3級からは英作文が追加されるため、文法理解はさらに重要になってきます。

そこで今回は、英検®3級で登場する重要な文法事項について解説したいと思います。

以降の内容は、小学生のお子さまが一人で読んでも極力理解できるよう、文法用語を控えめでまとめます。
最初は是非、親子ご一緒にご覧下さい。

比較級とは

“I am taller than you.”  私は彼より背が高い。

“He is younger than Lisa.” 彼はリサより年下です。

“She is smarter than any other student.” 彼女はほかのどの生徒よりも賢い。

“Ken is more interested in science than history.” ケンは歴史より理科に興味がある。

“Soccer is more popular than basketball.” サッカーはバスケよりも人気があります。

“I’ll be more careful in the future.” これからはもっと気をつけます。

“I am tall.”

という文は「私は背が高いです」という意味です。

しかし、日本語でも友だちとお喋りしていると、「こっちの方が大きい」「あっちの方が可愛い」と比べることは多いと思います。

英語も同じで、比べる表現はよく使います。

言い方はとてもシンプルで、”tall”に”-er”をつけるだけです。

“I am taller.”

これで「私はより背が高い」という文ができました。

これだけだと、一体誰より背が高いの…?と相手に伝わりません。なのでしっかりと「〇〇君よりも」の部分を付け足してあげましょう。

“than+比べたい相手”を付け足すと、
“I am taller than him.” 私は彼よりも背が高い。
となります。

ただ単純に、“-er than + 比べたい相手”をふつうの文に付け足すだけで比べることができます。

なんだ簡単だなあ、と思うかもしれませんが、ルールもあります。

それは、何にでも“er”をつけることはできない、というものです。

例えば、「(スポーツなどを)する、(楽器を)演奏する」という意味の“play”に“er”をつけても、
「よりたくさん~する」という意味にはなりません。
「選手」というまったく違う意味になります。

実は“-er”をつけて比べるには、つけたい言葉が人や物の状態などを表す言葉でないといけません。
国語の授業でも習う、形容詞というものです。

小学校では、大きい、小さいなどの「い」で終わるものであると習ったかと思います。

そういった言葉のあとには、“-er”をつけて比べることができます。

“You are cuter than my sister.” 君はお姉ちゃんより可愛いよ。

などと失礼なことも言えちゃいますので、使う時は気を付けましょう。

さらにもう1つルールがあります。

例えば、状態を表す言葉、形容詞が長いときです。

“This is important.” これは大切です。
“important”が形容詞ですね。

なので今までのルールであれば、
“This is importanter than 〇〇.”
と言えるのですが、どう発音すればよいのでしょう?

無理矢理カタカナで言うなら、「インポータンター」でしょうか。

…とても言いにくいですよね。

なので、“-er”をつける代わりに“more”を前につけます。

理由はシンプルで、発音しにくいからです。

なので長い形容詞や、“-ly”で終わる形容詞には“-er”をつけません。

“This is more important than that one.”  これはあれよりも大切だ。

“Soccer is more popular than basketball.” サッカーはバスケよりも人気があります。

この文も同じです。

「人気がある」という意味の“popular”に“-er”をつけ加えると、「ポピュララー」と何とも言いにくい間の抜けた言葉になってしまいます。

とても言いにくいので、“more”を代わりにつけてあげることが正解です。

“I’ll be more careful in the future.” これからはもっと気をつけます。

また、この文には“than”がありません。

ルール違反にも思えますが、この文は何と何を比べているのか、わかりますか?

これは「今の自分」と「将来の自分」を比べているのです。

「これから気をつける」と聞いて、「いつの話?明日から?」とは別に思いませんよね。

言わなくても通じる場合は、あえて省略することだってあります。

この“-er”を使った表現を比較級といい、英検3級の作文でも以下のような形でよく出題されます。

“Which do you like better, summer or winter?” 夏と冬どちらの方が好き?

使い方や意味を正しく覚えておきましょう。

今回登場した文法用語は、できたら覚えるくらいで最初は問題ないです。

大事なことは、使うとどういう意味になるのか、どのようなときに使わないといけないのか、ルールを知ることです。
あとはたくさん練習をして、完全に定着させていきましょう。

実際に問題を解いてみよう!

では、実際に問題を解いてみましょう。指示された英文を書き直してみましょう。
日本語にも直してみましょう。

(1) You are tall.
[あなたのお父さんよりも背が高い、という文にしましょう]

(2) She is quiet.
[Lisaよりも無口だ、という文にしましょう]

(3)  This dictionary is thin.
[あの辞書よりも薄い、という文にしましょう]

(4) Today’s test was difficult.
[今日のテストは昨日のテストより難しかった、という文にしましょう]

(5) I’m interested in French.
[中国語よりフランス語の方に興味がある、という文にしましょう]

(6) Shall I show you a big one?
[もう少し大きいのをお見せしましょうか、という意味の正しい文にしましょう]

(7) The population in Japan is large than that in Canada.
[日本の人口はカナダより多い、という意味の正しい文にしましょう]

(8) Which book is expensiver, yours or mine?
[どちらの本の方が高価ですか、という意味の正しい文にしましょう]

(9) He swims slowly.
[彼はあなたより泳ぐのが遅い、という文にしましょう]

(10) I play baseball well.
[他のどのスポーツよりも野球が上手だ、という文にしましょう]

(11) Do you like fall?
[秋と冬どちらの方がより好きですか、という文にしましょう]

(12) My house is small.
[私の家はあなたのより小さい、という文にしましょう]

(13) This movie is interesting.
[この映画はあの映画よりも面白いです、という文にしましょう]

(14) Do you like rice?
[ご飯とパン、どちらの方が好きですか、という文にしましょう]

[解答]

(1) You are taller than my father. あなたは私の父より背が高い。
※“-er than+比べる相手”が基本の順番でしたね。

(2) She is quieter than Lisa. 彼女はリサよりも無口だ。

(3) This dictionary is thinner than that one. この辞書はあの辞書よりも薄い。
※厄介なことに、“thin”に“-er”をつけると“thinner”となり、“n”が1つ増えます。これは“big-bigger”も同じです。ただ“-er”をつけるだけとは限らないことも知っておきましょう。

(4) Today’s test was more difficult than yesterday’s. 今日のテストは昨日のテストよりも難しかった。
※“yesterday’s test”でも正解ですが、省略しても意味がわかるときは省略する方がふつうです。

(5) I’m more interested in French than Chinese. 私は中国語よりもフランス語に興味がある。
※“interested”は長い形容詞であるため、“-er”ではなく“more”をつけましょう。

(6) Shall I show you a bigger one? もう少し大きいのをお見せしましょうか。

(7) The population in Japan is larger than that in Canada.
日本の人口はカナダより多い。

(8) Which book is more expensive, yours or mine?
あなたのと私の、どちらの本の方が高価ですか。

(9) He swims more slowly. 彼はあなたより泳ぐのが遅い。
※“-ly”で終わっている言葉も、“-er”ではなく“more“をつけましょう。

(10) I play baseball better than any other sport. 私は他のどのスポーツよりも野球が上手だ。
※“well”は“weller”ではなく“better”となります。数は少ないですが過去形の同じく、ルールを無視して形が変わるものもあります。

(11) Which do you like better, fall or winter? 秋と冬どちらの方がより好きですか。

(12) My house is smaller than yours. 私の家はあなたのより小さい。

(13) This movie is more interesting than that one. この映画はあの映画よりも面白いです。

(14) Which do you like better, rice or bread? ご飯とパン、どちらの方が好きですか。

いかがでしたか?なれてくれば、きっと良い点がとれるようになります。また、数日後に同じ問題を解いてみましょう。復習が大切です。

最後に

今まで述べてきたことをまとめると、

・“-er”をつけることで比べることができる
・“-er”をつけて良いのは形容詞
・形容詞が長い時は“more”を代わりにつける

の3点です。

かなりかいつまんで紹介したため、説明しきれていない部分もあることでしょうが、それは次回以降で補填できればと考えております。

比較級は覚えることが多く、英検®4級や3級で出題されるだけでなく中学2年生定期テストの山場でもあります。小学生のうちから勉強を始め、中学生の負担を軽減しておくことをオススメします。

厳密には、比較級の形を取れるのは形容詞のみではなく副詞も可能です。

学校のテストを意識するなら最上級もセットでおさえるべきですし、スペリングのルールでテストの点数に差がつくこともあります。

しかし、英語をある程度読めるようになってきた小学生相手にそのような細かい知識やルールを押し付けるよりも、まずは自力で学習できるような下地を作ってあげるのが、保護者や教師を始めとする周りの大人達の役割なのではと考えておりますので、無理に詰め込むべきではないと判断しました。

しっかりと努力し勉強すれば、小学生でも中学生レベルの文法事項を理解することは決して不可能な目標ではありません。その学習意欲を維持するためにも、英検®は良い選択肢であると思います。

この記事が、少しでも多くの英語学習者や保護者の方々の役に立てば幸いです。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

さびねこ

【自己紹介】
英検1級取得後、英語講師を経て、フリーランスで翻訳・ライティング業務を行う。

【英語力・指導経験】
都内の大学(法学部法律学科)大学在学中に英検1級に独学で合格。その後、英会話スクールにて、幼児クラスから、小学生向けクラス、そして、高校生・社会人クラスと一通り担当。

独学で英語をマスターし他経験、指導経験から、学習者としての視点と指導者としての視点双方から発信しています。

【資格およびスキル等】
・英検1級・法律英語
・スペイン語、イタリア語、インドネシア語会話(まだ初級~中級レベル)

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