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小学生向け英検®4級対策[文法編part.4(不定詞)]

小学生向け英検®4級対策[文法編part.4(不定詞)]
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英語コラム

英検®4級対策、文法編の第4回目です。
前回の記事を読んでいない方は、まずそちらをどうぞ。

→1回目はコチラ  →2回目はコチラ  →3回目はコチラ

この記事は、現役の英会話スクール講師が「小学生でもわかりやすい」を目標に英文法を紹介するものです。

今書店で買える文法書の多くは中学生以上向けで、漢字や文法用語がふんだんに使われています。残念なことに、小学校や中学校でどんどん内容が難しくなってきている英語という科目を、予備知識なしで独学するには大変な根気とやる気が必要です。

多くの小学生にとって、英語に対してそれほどのモチベーションはありません。

かといって保護者の方がつきっきりで教える、ということは時間的にも難しいでしょうし、大抵思春期に入ってきている子どもと親は口論になります。

この記事の目標は、子どもが自力で英語の教科書を使って学べるようになるための予備知識をつけることです。

そのため、極力文法用語を使わずに英検®4級の英文法をご紹介します。是非お子様と一緒にご覧ください。
後半に練習問題を付け加えます。知識の定着にお役立て下さい。

不定詞とは

“I like to travel.” 私は旅行することが好きです。
“I want to use English in my future job.” 私は将来の仕事で英語を使いたい。
“He needs to clean his room first.” 彼はまず部屋の掃除をする必要がある。
“She decided to go to Hawaii.” 彼女はハワイに行くことを決めた。
“My brother went to the restaurant to eat lunch.” 兄は昼食を食べるためにレストランへ行った。
“I need something to eat.” 私は何か食べ物が必要です。

“I am a student.”
“I speak English.”

英語の基本的な順番は、主語+動詞です。

主語というのは、文の主人公のことで、上の2文では”I”がそうですね。

動詞というのは、その名の通り動きや気持ちを表す言葉です。”am” のようなbe動詞、” speak” のようなふつうの動詞(一般動詞といいます) がそうです。

ふつうこの動詞というのは、1つの文に1つというルールがあります。

“I like to travel.”

しかし、この文は“like”と“travel”、「好き」と「旅行する」という意味の動詞が2つもありますね。

ルール違反ではないかと思いますが、よく見ると”travel”の前に”to”があります。

これがポイントなのです。

“to”は動詞の前につくことで、「+」の役割を果たしてくれます。

“like”と”travel”は2つで1つの動詞、「旅行することが好き」という意味にくっつけてくれるわけです。

“I want to use English in my future job.”
この文も同じです。

“want”と“use”、「欲しい」と「使う」という二つの動詞が合体し、「使いたい」という意味にくっついています。

中学校の教科書や参考書には、to不定詞という名前で紹介されていますが、ようするに“to”は動詞を何かと合体させる記号なのだとまず覚えておきましょう。

この“to”は動詞と動詞をくっつけるだけでなく、様々なものをつなぐことができます。

“My brother went to the restaurant to eat lunch.”

この文で“to”は“went to the restaurant”と“eat”、「レストランへ行った」と「食べる」を合体させ、「レストランへ食べに行った」という意味にしました。

文と動詞をくっつけることすら可能なのです。

このように“to”は動詞と何かをつなぎ、合体させる役割があります。

また、今回登場した難しい文法用語は、できたら覚えるくらいで最初は問題ないです。

大事なことは、使うとどういう意味になるのか、どのように使わないといけないのか、ルールを知ることです。

あとはたくさん練習をして、完全に定着させていきましょう。

実際に問題を解いてみよう!

では、実際に問題を解いてみましょう。指示された英文を書きましょう。また、そのあと日本語に直してみましょう。または、正しいものを選んでみましょう。

(1) I like music.
[toを使って、音楽を聞くのが好きという文にしましょう]

(2) I went to the park.
[toを使って、テニスをするために公園に行ったという文にしましょう]

(3) I like music.
[toを使って、音楽を聞くのが好きではないという文にしましょう]

(4) I went to the park.
[toを使って、テニスをするために公園に行かなかったという文にしましょう]

(5) I want to go to the zoo.
[あなたは動物園に行きたいの?という文にしましょう]

(6) Please [ something / me / give / to eat / . ].
[私になにか食べ物を下さいという文に並び替えましょう]

(7) [ I / have many / to / things / do ] today.
[私は今日、することがたくさんあるという文に並び替えましょう]

(8) Ken ( find ・ finds ・ to find ・ found) some money in front of the library yesterday morning.

(9) I’ll hit the ball, and you ( catch ・ catches ・ to catch ・ caught) it, Rick.

(10) Do you like ( watch ・ watches ・ to watch ・ watched) movies, Jack?

(11) Did you ( sleep ・ sleeps ・ to sleep ・ slept) well last night, Ellen?

(12) Last weekend, I went to Tokyo ( see ・ sees ・ to see ・ saw) my grandmother.

(13) Sarah forgot ( bring ・ brings ・ to bring ・ brought) her lunch, so she is very hungry.

(14) Luke and I ( am ・ are ・ to be ・ be) on the basketball team at our school.

[解答]

(1) I like music to listen to music. 私は音楽を聞くのが好きです。

(2) I went to the park to play tennis. 私はテニスをするために公園へ行きました。

(3)  I don’t like to listen to music. 私は音楽を聞くのが好きではありません。
※”like”のようなふつうの動詞の前に”don’t”を足すことで文を否定できます。

(4) I didn’t go to the park to play tennis. 私はテニスをするために公園へ行きませんでした。
※”went”は”go”の過去形であるため、”don’t”ではなく”didn’t”を使わないといけません。また、過去を表す表現は原則1文に1回なので、”didn’t went”は誤りです。

(5) Do you want to go to the zoo? あなたは動物園に行きたいですか?

(6) Please give me something to eat.  私になにか食べ物を下さい。
※主語をなくし、動詞で始めるこのような文を命令文といいましたね。

また、今回の”to”は”something”と”eat”、「なにか」と「食べる」をつないでいます。

(7) I have many things to do today. 私は今日、することがたくさんあります。

(8) Ken (found) some money in front of the library yesterday morning. ケンは昨日の朝、図書館の前でお金を見つけました。
※「昨日」という意味である”yesterday”があるため、過去形である”found”が正解です。

(9) I’ll hit the ball, and you ( catch) it, Rick. 僕がボールを打つから君は捕ってね、リック。

※すでに”hit”という動詞があるのだから、”to catch”が正解…と思うかもしれませんが、残念。今回は”and”があります。これは2つの文を1つの文にくっつける言葉です。もとが2つの文であるため、主語や動詞が2つあっても正解となるのです。ひっかけ問題ですね。

(10) Do you like (to watch) movies, Jack?  映画を見ることは好きですか、ジャック。

(11) Did you (sleep) well last night, Ellen? 昨夜はよく眠れましたか、エレン。

(12) Last weekend, I went to Tokyo (to see) my grandmother. 先週末、私は祖母に会いに東京へ行きました。

(13) Sarah forgot (to bring) her lunch, so she is very hungry. サラはお昼ご飯を持ってき忘れたため、とてもお腹がすいています。

(14) Luke and I (are) on the basketball team at our school. ルークと私は、学校でバスケチームに入っている。

いかがでしたか?なれてくれば、きっと良い点がとれるようになります。また数日後に同じ問題を解いてみましょう。復習が大切です。

最後に

今まで述べてきたことをまとめると、

・原則1文に動詞は1つ
・”to”は動詞と何かをつなぐ記号
・その”何か”とは動詞とは限らない

の3点です。

かなりかいつまんで紹介したため、説明しきれていない部分もあることでしょうが、それは次回以降で補填できればと考えております。

不定詞は覚えることが多く、英検®4級で出題されるだけでなく中学2年生定期テストの山場でもあります。

不定詞は名詞、形容詞、副詞として振る舞うだけでなく動名詞との使い分けなど覚えることが多いため、高校生でも苦戦している人は多いです。焦らずこういう使い方もできるのかと慣れてもらえれば大丈夫です。

英語をある程度読めるようになってきた小学生相手に細かい知識やルールを押し付けるよりも、まずは自力で学習できるような下地を作ってあげるのが、保護者や教師を始めとする周りの大人達の役割なのではと考えております。

しっかりと努力し勉強すれば、小学生でも中学生レベルの文法事項を理解することは決して不可能な目標ではありません。
その学習意欲を維持するためにも、英検は良い選択肢であると思います。

この記事が、少しでも多くの英語学習者や保護者の方々の役に立てば幸いです。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

さびねこ

【自己紹介】

英検1級取得後、英語講師を経て、フリーランスで翻訳・ライティング業務を行う。

【英語力・指導経験】

都内の大学(法学部法律学科)大学在学中に英検1級に独学で合格。

その後、英会話スクールにて、幼児クラスから、小学生向けクラス、そして、高校生・社会人クラスと一通り担当。

独学で英語をマスターし他経験、指導経験から、学習者としての視点と指導者としての視点双方から発信しています。

【資格およびスキル等】

・英検1級・法律英語

・スペイン語、イタリア語、インドネシア語会話(まだ初級~中級レベル)

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