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英検4級の過去問を知ろう【第1弾】実際の問題も紹介【リーディング編】

英検4級の過去問を知ろう【第1弾】実際の問題も紹介【リーディング編】
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  • 「英検4級過去問の効果的な勉強法は?」
  • 「英検4級の問題は具体的にどんな内容?」

英検4級の受験をお考えであれば、おそらく1度は考えたことがあるトピックではないでしょうか。

4級に限らず英検受験をされる方にとって、過去問を解くことは合格への近道と言っても過言ではありません。

なぜなら過去問を解くことで試験の流れや傾向をつかみ、本番さながらの形式で演習ができるからです。

本記事ではそんな大事な位置づけにある過去問に焦点を当て、知っておくべき知識やポイントを解説いたします。

実際の問題も解説とともに紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

英検4級「レベル・単語数・合格点・合格率」は?

まずは英検4級の概要について、軽くおさらいしましょう。

  1. 英検4級は1次試験のみで合否の判定がつく試験である
  2. Reading・Listneingともに6割の正答率で合格と予測ができる
  • レベル「中学中級程度」
  • 語彙数「(600~)1,300語程度」
  • 合格点「1,000点満点中622点」
  • 合格率「7割程度」

詳細を知りたい方は、英検4級の全容「レベル・単語数・合格点・合格率」を徹底解説!で深掘り解説をしているので、まだこれからという方はぜひチェックしてみてください。

英検4級:過去問題の効果的な勉強法は?

次に過去問のおすすめの使い方をご紹介します。

過去問題の利用の仕方はさまざまですが、おすすめの使い方は勉強開始前と試験前の1か月間で行うというやり方です。

①まず過去問を使って、自分がどこでつまずいているのかをチェックします。
時間がかかり過ぎてしまった問題はないか、どういった問題でつまずいてしまうのかという視点で細分化していきます。

②試験直前までの間は、その弱点をカバーできるような対策を中心に学習を進めましょう。
たとえば語彙力でつまずきがちであれば頻出の単語や熟語を徹底的に覚える、時間配分でつまずいてしまうのであれば解くスピードを上げられるよう普段からスピードを意識して解く練習をするなどです。

③そして試験直前一か月間は、試験の流れや感覚を掴めるように過去問を繰り返し解いていきます。

英検4級:問題構成と時間配分のポイント【リーディング編】

【試験時間 35分・問題数 35問】

  • 大問1:短文の語句空所補充(15問)
  • 大問2:会話文の文空所補充(5問)
  • 大問3:日本文付き短文の語句整序(5問)
  • 大問4:長文の内容一致選択(10問) 

リーディングに関しては、大問1〜大問4の計35問を35分で解いていきます。

計算すると「1問1分」になりますが、時間を要する問題もあるため、そうは単純にはいきません。

なぜなら4級では5級になかった長文読解問題が、リーディング最後の大問4に登場するからです。

大問4に与えられている問題は計10問ですが、長文は4A、4B、4Cに分かれているため、3つの異なる文章を読まなくてはなりません。

大問3までスムーズに解けたとしても、慣れない読解問題に時間を要しあっという間に時間切れとなってしまうケースもあり得ます。

出題形式を知るだけではなく、本番の試験で適切な時間が取れるようにするためにも、過去問題を使ってじっくり準備することが非常に大切です。

リスニングに関しては本記事に続く第2弾の記事を、今後コラム内にてご紹介させていただきますのでぜひお見逃しなく!

英検4級の過去問を紹介【リーディング編】

過去問題に関しては、直近3回分が英検のホームページに掲載されています。

今回は2022年度第2回から、実際の問題を大問ごとに見ていきましょう。

大問1. 短文の語句空所補充問題

大問1では一部が空欄となる短い文や会話を読み、4つの選択肢から適切なものを選ぶ問題が15問あります。

単語や熟語といった語彙力や、文法の知識が問われます。

選択肢の多くは「名詞・動詞」が中心となっていますが、中には「前置詞・代名詞」を問う問題も出題されます。

まずは以下の2問に挑戦してみましょう。

出典:「2022年度 第2回 問題冊子」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

(1)はAとBの短い会話文の一部が空欄となり、適切な動詞を選択肢から選ぶ問題です。

まずは会話の内容を理解するために、(1)の訳を見てみましょう。

<訳>
A:「映画に行くこと、お母さんに(  )した?」
B:「うん。いっしょに行けるよ。」

カッコ内に当てはまりそうな選択肢はありましたか?

正解は「3 ask」(たずねる)となり、他の選択肢では文意が通りません。

ちなみに「ask 人 about ~」で「〜についてたずねる、聞く」という意味になりますので、覚えてしまいましょう。

(2)は短文の一部が空欄となっていて、適切な名詞を選択肢から選ぶという問題です。

<訳>
「クリスマスは多くの国で人気の高い祝日で、この日子どもたちの多くは(  )をもらいます。」

選択肢を見比べて、(  )にはどういった言葉が入りそうでしょうか。

皆さんの予想通り「4 presents」(プレゼント)が正解ですね。

このように、大問1を攻略するにはいかに単語や熟語の知識を身につけられるか、また文章の場面や状況を推測できるかが非常に大切なポイントとなってきます。

大問1はさくさくと進めていきたいため、1問当たりの解答時間は30秒、計7分半を目標に進めていきましょう。

大問2. 会話文の文空所補充問題

大問2では一部が空欄となっている会話文を読み、4つの選択肢から適切なものを選ぶという問題が5問で構成されています。

会話中の1文がまるごと空欄となるため、会話表現の知識に加え状況・場面を把握する力も試されます。

それでは早速以下の2問に挑戦してみましょう。

出典:「2022年度 第2回 問題冊子」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

(16)の問題はFather(父親)のセリフの一部が空欄で、それに対するSon(息子)の応答文が続きます。

まずは日本語に訳しながら、場面を想像してみましょう。

<訳>
父親「ティム、ダイニングルームへいらっしゃい。(空欄)」
息子「分かった、お父さん。今、行くよ。」

カッコ内の空欄に入る適切な文章は、どちらの選択肢になるのでしょうか。

正解は、「4 Lunch is ready.」(昼ご飯ができたよ)です。

これ以外の選択肢では文意が通らず、答えは明らかです。

続いて(17)ですが、女の子1の質問に対して、女の子2のセリフが続き後半が空欄となっています。

<訳>
女の子1「私たちの水泳レースはもう始まる?」
女の子2「うん、あと5分で始まるわ。(空欄)」
女の子1「ありがとう、あなたも。」

会話の流れからして、どちらの選択肢が文意に合うでしょうか。

正解は、「4 Good luck.」(がんばってね)です。

このように、英検4級の会話文では単純な受け答えだけではなく、さまざまな応答の仕方があることを知る必要があります。

また大問2では単語・熟語の知識に加え、会話の流れを把握する力も必要です。

解答時間は1問30秒の計2分半を目標に、さくさくと進めていきましょう。

大問3. 日本文付き短文の語句整序問題

大問3は短文における語句並べ替え問題で、全部で5問あります。

正しい語順の知識が必要となるため基本的な文法事項は必須であり、日頃から英作文にも慣れておく必要があります。

出典:「2022年度 第2回 問題冊子」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

(21)の正しい語順、考えられましたか?

許可を求める表現「May I 〜?」(〜してもいいですか?)を使って文を組み立てると、以下のようになりますね。

「(②May)(④I)(⑤see)(③your)(①passport), please?」

(あなたのパスポートを見てもいいですか?→パスポートを見せていただけますか?)

このように、日本語訳から相手に許可を求める質問をしていることが分かります。

2番目と4番目の組み合わせを答えるので、正解は「1 ④-③」となるのです。

大問3の解答時間は、1問1分の計5分で解けるように準備していきましょう。

大問4. 長文の内容一致選択問題

大問4は4A、4B、4Cの3つの長文で構成され、それぞれの質問に対する答えを4つの選択肢から選ぶ問題です。

4Aでは掲示文書などの「お知らせ」から2問、4Bでは「Eメール」や「手紙」から3問、4Cでは「説明文」から5問の、計10問出題されます。

今回は4BからEメールの過去問に挑戦してみましょう。

出典:「2022年度 第2回 問題冊子」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

「Eメール」は冒頭のヘッダー部分や、本文中の「いつ」「だれが」「どこで」「なぜ」「何をする」といった具体的な情報をくまなく見ることが大切です。

また「期間」「時間」「金額」などの「数値」も問われやすい傾向があります。

(28)の質問文を見ていきましょう。

「How long will the snow festival be?」 
(雪まつりの期間はどれくらいですか?)

キャロルがデニスに送った最初のメール(本文2行目~)より、雪まつりの期間が分かります。

「There will be a snow festival for six days, from February 2 to 7.」
(2月2日から7日までの6日間、雪まつりがあるんだ。)

上記のように述べていることから、選択肢の「3 Six days.」(6日間)が正解ですね。

(29)の質問文を見ていきましょう。

「What will Dennis do on February 5?」
(2月5日、デニスは何をしますか?)

後者のメールのヘッダーには「From: Dennis Little」との記載があるため、デニスからのメールであることが分かります。

メール本文2行目で、該当日の予定を本人が述べています。

 「I want to see the sculptures, but I’ll go skiing with my family on February 5 and 6. 」
(彫刻を見たいけれど、2月5日と6日で家族とスキーに行くんだ。)

よって正解は「1 go skiing」(スキーに行く)となります。

(30)の質問文を見ていきましょう。

「The winner of the snowman contest will get ~.」
(雪だるまコンテストの勝者は〜が進呈されます。)

選択肢を見るとどうやらget以下に続く金額を入れるようです。

2通のメールともに具体的な賞金について言及されていますが、前者のメールでは氷の彫刻コンテストの賞金についてとなるため、正解は後者のメールにある「3. $100」(100ドル)が正解となります。

大問1から大問3を目標の時間内に解けば、大問4に20分充てることができます。

途中で迷ったり分からない問題に出くわしても、必要以上に時間をかけ過ぎないこと。

適切な時間配分は、合格を目指すうえで非常に大切なポイントです。

まとめ

今回は、英検4級の過去問を使った効果的な勉強法について、また実際の問題も解説とともにご紹介しました。

英検受験を予定している方は、必ず過去問を解いてみてください。

そこからお子さまの強化すべき箇所や、適切な時間配分が見えてきます。

また、語彙力がいかに問題を解くうえで大事な要素であるか、また一部の問題では作文力も必要であることが、今回の過去問を通じ実感していただけたのではないでしょうか。

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