2023.11.27

いつから始まる？｜英検新設級（準2級と2級の間）導入と試験の一部リニューアル（新方式）を詳しく解説！

このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか？

中高生などの学生に人気の高い英検ですが、これからリニューアルが実施される予定です。

日本英語検定協会によれば2024年度より試験形式の一部をリニューアル予定、2025年度の新設級（準2級と2級の間）の導入を目指すとしています。

本記事では、上記2点について変更点や予定開始時期など、英検のリニューアル情報を分かりやすく解説していきます。

英検受験を予定されている方や英検リニューアル情報をまとめてご覧になりたい方など、ぜひ最後までご覧ください！

英検試験が一部リニューアル予定！出題形式に新方式を採用！

2023年7月6日、英検を運営する日本英語検定協会は英検の試験の一部をリニューアルすると発表しました。

いつ、どの級で、そして新方式とはどのような内容になるのでしょうか。

英検試験のリニューアル、いわゆる新方式の開始時期は、予定では2024年度となるようです。

下記でご紹介する新設級創設の前に、試験方式のリニューアルが実施される方向です。

今回のリニューアルの対象級は英検3級以上の級（3級・準2級・2級・準1級・1級）で、5級と4級は除外されています。

具体的なリニューアル内容は以下の通りです。

級によって変更内容が異なるため、以下に今回発表された内容を級ごとにまとめてみましたのでご参照ください。

なお、今回のリニューアル内容は出題形式と試験時間の変更となり、4技能のうちリスニングに関しては、どの級においても変更はありません。

英検3級
一次試験	試験時間	50分→60分へ
	リーディング	変更なし
	ライティング	既存の意見論述にEメール問題が加わり、英作文は計2題へ
	リスニング	変更なし
二次試験	スピーキング	変更なし

英検準2級
一次試験	試験時間	75分→80分へ
	リーディング	設問数の一部削減（試験時間調整のため）
	ライティング	既存の意見論述にEメール問題が加わり、英作文は計2題へ
	リスニング	変更なし
二次試験	スピーキング	変更なし

今回は英検公式サイト2023年7月6日付けのお知らせから、掲載情報をまとめてみました。

具体的な今後予定の変更もある可能性もありますので、随時公式サイトをチェックするようにしてみてください。

また日本英語検定協会は、2023年9月29日に英検「準2級」と「2級」の間に新しい級を導入すると発表しました。

導入の背景には、英検「準2級」と「2級」との間には高い壁があるという声があがっていたこと、そして受験者データからもこれら2つの級には隔たりがあるということが裏付けられていたためです。

新しい級が導入されるのは「準2級」が新設されてから、31年ぶりのことです。
実際、当該データを見ると準2級合格者が2級合格までに要する期間は約2年近くかかっています。

準2級のレベルは「高校中級程度」満点スコア2,400点、2級のレベルは「高校卒業程度」満点スコア2,600点とのことなので、新設級の難易度に関しては以下のようなイメージになることが予測できます。

参考：「英検に新設級（準 2 級と 2 級の間）導入のお知らせ」●新設級の位置づけ（難易度のイメージ）をもとに作成

まだ具体的なレベルやスコアについては触れられていませんが、おおよそ準2級と2級の中間あたりになるのではないかと思われます。

導入時期については現在のところ2025年度を目指して準備していく予定とのことです。
新設級のネーミングがどんなものになるのかも含め、これから色々と具体的なことが決定されていくでしょう。

高校2年生レベルの英語力を試したい方や、2級合格までに時間がかかっている方などは、これから新設される級を検討してみるのもよいですね。

なお、本記事で挙げた情報はアップデートされる可能性があるため、随時英検の公式サイトにて最新情報をチェックするようにしましょう。