1. QQキッズ
  2. 英語ブログ
  3. 関税って英語で何て言う?ニュースで頻出の「Tariff」の表現まとめ

関税って英語で何て言う?ニュースで頻出の「Tariff」の表現まとめ

関税って英語で何て言う?ニュースで頻出の「Tariff」の表現まとめ
カテゴリー
英語で何ていう?

ニュースやSNSでよく見かける「関税(tariff)」という言葉。

最近ではトランプ大統領の貿易政策や米中関係の話題で、ますます注目されるキーワードとなっています。

でも、「そもそも関税って何?英語ではどう言うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、お子様にニュースの内容をわかりやすく説明したい保護者様のために、「関税」の意味と英語での言い方、そしてニュースで頻出する「tariff」関連の表現をまとめて解説します。

例えば「報復関税」や「相互関税」など、ちょっと難しそうなワードも、具体的な英文例と一緒にご紹介するので安心。

家庭での英語学習にもぴったりな内容です!

この記事でわかること

「関税」は英語で何と言うのかがわかる
ニュースやSNSでよく出る「関税」についての英語表現が学べる
子供に関税や英語をやさしく伝えるヒントが見つかる

そもそも「関税」ってなに?親子で学ぶ基本知識

私たちが普段の生活であまり意識しない「関税」ですが、実は国と国との貿易にとって、とても大切なしくみです。

最近では、ニュースで「関税が上がった」「関税をかける」といった言葉をよく聞くようになりました。

特にアメリカのトランプ大統領が「相互関税」などの政策を打ち出したことで、関税という言葉がより一層注目されるようになっています。

ここでは、英語学習にも役立つ「関税とは何か?」を、親子で一緒に学べるように、やさしく説明していきます。

「関税」はどういう仕組み?

関税とは、外国からモノを輸入する時にかかる税金のことです。

例えば、日本にアメリカからお肉や洋服が入ってくるとき、その商品に「税金」が上乗せされる場合があります。

この税金のことを「関税(tariff)」と呼びます。

関税にはいくつかの目的があります。

国内の産業を守るため

例えば、海外の安い商品が大量に入ってくると、日本のメーカーや農家は困ってしまいます。

関税をかけることで、価格差を小さくし、国内産業を守ることができます。

国の収入を増やすため

関税も税金の一つなので、国にとっては大切な収入源です。

政治的なメッセージとして

ある国との関係が悪化したとき、あえて関税を高くすることで圧力をかける場合もあります。

上記のように、関税はただの「お金」ではなく、国の経済や外交に大きく関わっているのです。

英語で「関税」はどう言うの?

「関税」は英語で「tariff」と言います。

ニュースや新聞記事、英語のインタビューなどでよく出てくる単語です。

例文

The government decided to impose a 10% tariff on imported cars.
 (政府は輸入車に10%の関税を課すことを決定した。)

この「tariff」という単語は、アメリカのニュースや経済記事では非常に頻繁に登場します。

とくにトランプ政権では、関税を利用して中国やヨーロッパと貿易交渉を行う場面が多く、「tariff war(関税戦争)」という表現も生まれました。

「tariff」「duty」「tax」の違いとは?

関税に関連する英語には、「tariff」以外にも「duty」や「tax」といった単語が登場します。

これらの違いを簡単にまとめておきましょう。

単語日本語訳使われる場面
tariff関税(特に政府が決めた輸入税)​​貿易・国際関係・政策などの文脈で使われることが多い
duty関税、義務、税金空港での「免税品(duty-free)」のように使われる。関税としても使える。
tax税金全般所得税・消費税など、広く日常の税金に使われる

つまり…

  • 国が外国からモノを買うときにかけるのが tariff
  • 空港や荷物の税金の話では duty
  • 日常生活での税金(所得税・消費税など)は tax

保護者様は、お子様がニュースや英語教材でこういった言葉を見たときに、「これはどういう意味かな?」と一緒に話してあげることで、社会や英語への興味を深めていくことができます。

ニュースやSNSでよく見る「Tariff」の英語表現

英語のニュース記事やSNSの投稿で、「tariff(関税)」に関する表現がたくさん使われています。

特に貿易や国際政治に関する話題では、専門的に見える単語も、実は意味がわかればそれほど難しくありません。

ここでは、子供にも説明できるやさしい言葉で、ニュースでよく出てくる「tariff」に関連する英語表現を紹介していきます。

impose tariffs(関税を課す)ってどういう意味?

impose tariffs」は、「関税を課す」「関税をかける」という意味の表現です。

「impose」 は「強制的に何かを課す・負わせる」という意味を持っているため、関税を新たに導入したり、引き上げるときによく使われます。

例文

The US government imposed tariffs on Chinese products.
(アメリカ政府は中国製品に関税を課しました。

この表現は、トランプ大統領が中国との貿易問題に取り組む中で頻繁に使われたことで、世界中に広まりました。

「impose a tariff」という形は、ニュースのタイトルや見出しにもよく登場します。

覚え方のヒント

「impose」 = 押しつける → 「関税を押しつける」 = 関税をかける

retaliatory tariffs(報復関税)とは?

retaliatory tariffs」は、「報復関税」と訳されます。

ある国が関税をかけた場合に、それに対抗してもう一方の国が同じように関税をかけ返すときに使われる表現です。

例文

China announced retaliatory tariffs in response to US trade actions.
(中国はアメリカの貿易措置に対する報復関税を発表しました。)

この表現は、国と国との**「やり返し合い」**のような形で登場することが多く、「関税戦争(tariff war)」へとつながることもあります。

子供に説明するときの例

「友だちにおもちゃを貸してもらえなかったから、次は自分も貸さない」というような「やり返し」のイメージに近いです。

reciprocal tariffs(相互関税)ってなに?

reciprocal tariffs」とは、「相互関税」と呼ばれ、相手の国がどれだけの関税をかけてくるかに応じて、こちらも同じように関税をかけるという考え方です。

例文

Trump supported reciprocal tariffs to make trade fair.
(トランプ氏は公正な貿易を目指して相互関税を支持しました。)

この考え方は、「お互いフェアにしようよ」というもの。

例えば、ある国がアメリカ製品に20%の関税をかけているなら、アメリカもその国からの輸入品に同じだけの関税をかけよう、というイメージです。

ポイント

「reciprocal」=「お互いに」・「相互の」という意味がある単語。
ニュースでは「公平な貿易(fair trade)」と一緒に使われることが多いです。

「tariff hike」や「tariff war」も知っておこう

ニュースでよく出てくる関連表現には、次のようなものもあります。

tariff hike(関税の引き上げ)

「hike」は「急な上昇・引き上げ」を意味する単語で、「tariff hike」は「関税を引き上げること」を指します。

例文

The sudden tariff hike shocked many importers.
(突然の関税引き上げは、多くの輸入業者を驚かせました。)

tariff war(関税戦争)

tariff war」は、関税のかけ合いがエスカレートして、国同士の貿易関係が悪化する状況を表します。

これは、2018年〜2020年の米中貿易戦争(US-China trade war)でも大きな話題になりました。

例文

The tariff war between the US and China affected global markets.
(アメリカと中国の関税戦争は、世界の市場に影響を与えました。)

子供向けに言い換えると…

買い物でけんかをして、お互いに「じゃあもう売らない!」ってなってる状態と説明してもよいでしょう。

このように、「tariff(関税)」を中心にさまざまな表現が使われており、どれもニュースで頻出です。

英語が少し難しく見えるかもしれませんが、ひとつひとつの意味を知ることで、子供にもわかりやすく伝えることができるようになります。

トランプ氏の関税政策から学ぶ英語表現

アメリカの大統領、ドナルド・トランプ氏は、その独自の経済政策で世界中の注目を集めています。

その中でも特に話題になったのが「関税」を使った貿易戦略です。

ニュースやSNSでは、彼の発言や政策に関連する英語表現が数多く登場し、国際情勢とともに英語を学ぶ良い機会となっています。

ここでは、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」政策を通して、関税に関する英語表現をやさしく解説していきます。

「アメリカ・ファースト」と関税の関係

「アメリカ・ファースト」は、トランプ政権の代表的なスローガンのひとつ。

直訳すると「アメリカを最優先に」という意味で、「アメリカの利益を第一に考える」という考え方です。

この政策の一環として、トランプ氏は海外との不公平な貿易を問題視し、「アメリカ製品が不利にならないように関税を活用」することを打ち出しました。

例えば…

・中国からの安い製品に高い関税をかけて、アメリカ国内の商品が売れやすくなるようにする
・アメリカ製品に高い関税をかけている国に対して、同じように関税をかけ返す(reciprocal tariffs)

このように、「アメリカを守るための武器」として tariffs(関税) が使われたのです。

ニュースでの使われ方を英文例でチェック

実際のニュースでは、トランプ氏の関税政策に関する英語表現がさまざまな形で使われています。

ここでは、わかりやすい英文とその訳をセットでご紹介します。

impose tariffs:例文

Trump imposed tariffs on steel and aluminum imports.
(トランプ氏は鉄鋼とアルミニウムの輸入に関税を課しました。)

trade war(貿易戦争):例文

The trade war with China intensified during Trump’s presidency.
(トランプ政権下で中国との貿易戦争が激化しました。)

make trade fair(貿易を公平にする):例文

Trump claimed that tariffs would help make trade fair for Americans.
(トランプ氏は、関税がアメリカにとって公正な貿易を実現する助けになると主張しました。)

これらの表現は、英語ニュースサイトやSNS投稿でも頻繁に見られ、経済や政治の話題を理解する上で欠かせないキーワードです。

こうした英語表現を知っておくことで、子供が英語や社会を学ぶときにも、実際のニュースを教材にして話ができるようになります。

子供にどう説明する?簡単な言い換えも紹介

関税やトランプ氏の政策は、大人でも少し難しく感じることがあります。

ですが、視点を変えれば、子供にもわかりやすく伝えることができます。

例えばこんなふうに言い換えてみましょう

関税(tariff)
→「外国のモノを買うときに、ちょっとだけお金を足して買うルールだよ」

アメリカ・ファースト
→「アメリカのことを一番に考えて行動するっていう考え方」

報復関税(retaliatory tariff)
→「お友だちがルールを変えたから、自分も同じようにルールを変えた、みたいなこと」

貿易戦争(trade war)
→「売ったり買ったりのけんかみたいなものだよ。お互いにモノを買わなくなって、仲が悪くなるんだ。」

こうして「かみくだいて説明する力」は、お子様の学びを助けるだけでなく、保護者様自身の理解を深めるきっかけにもなります。

トランプ氏の政策をきっかけに、「tariff(関税)」という言葉やその周辺表現を知ることで、英語+時事+経済の3つを親子で同時に学べるチャンスが広がります。

関税に関する英語表現を親子で楽しく学ぶには?

「関税」や「貿易」といった言葉は、難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は日常のニュースや買い物の話題と深くつながっている身近なテーマです。

特に最近では、SNSやニュースアプリで世界の出来事を目にする機会も増え、子供が「これってどういう意味?」と質問してくる場面も多くなっています。

そんな時こそ、親子で一緒に英語とニュースを学ぶチャンスです。

ここでは、英語が苦手でも大丈夫!

親子で楽しく学ぶコツと、すぐに使える単語・フレーズの一覧をご紹介します。

親子でニュース英語を学ぶコツ

英語が得意でなくても、親子で一緒にニュースの話題に触れるだけで、

子供の「なぜ?」「どうして?」という好奇心を育てることができます。

ぜひ、以下のようなステップを取り入れてみてください。

1. 興味のあるニュースから選ぶ

「アメリカの大統領が関税をかけた」など、難しい内容ではなく、子供の関心があるテーマと結びつけるのがコツ。

例えば、好きなゲーム機やアニメグッズが外国から来ていることを話題にすると、自然に「関税って何?」という会話が始まります。

2. 短い英語ニュースを一緒に読んでみる

NHK WORLDやYouTubeの子供向け英語ニュースを活用して、一文だけでも一緒に読んでみるのがおすすめ。

This country imposed tariffs on imports.
(この国は輸入品に関税を課した。)

など、短くて意味のわかる文から始めましょう。

3. 難しい言葉は「例え話」で伝える

たとえば、「関税」は「外国のおもちゃを買う時に、ちょっとお金を追加で払うルールみたいなもの」といった具合に、子供の世界に置き換えて説明するとスッと理解しやすくなります。

4. 一緒に調べて、クイズ形式で楽しむ

「tariffって英語でどういう意味だったっけ?」と親子でクイズを出し合うと、学習がゲーム感覚になります。

覚えた単語をその日の夜に一緒に復習するのも効果的です。

よく出てくる英単語・フレーズ一覧(保存版)

最後に、関税に関する英語で特によく使われる単語とフレーズを一覧にしてご紹介します。

親子で一緒に見ながら、「これはどんな意味かな?」と会話を広げるのに役立ちます。

英語表現日本語訳覚え方のヒント
tariff関税貿易の話題でよく出るキーワード
impose tariffs関税を課す「impose」 = 押しつける、というイメージで覚える
duty関税・税金空港の「duty-free(免税)」と同じ単語
retaliatory tariffs報復関税相手に対して「やり返す」関税
reciprocal tariffs相互関税お互いに同じルールをかけ合う
trade war貿易戦争国同士のけんかのようなイメージで説明できる
tariff hike関税の引き上げ「hike」 = ぐんと上がる、という意味がある
exemption免除「〜しなくてもいい」ルールのこと
protectionism保護主義自分の国を守るための経済政策

この表は印刷して貼っておいたり、英語ノートに書き写しておくと、親子で何度も確認できます。

「今日はどれ覚えた?」といった声かけも効果的です。

お子様と一緒に学ぶ時間は、ただ英語力を伸ばすだけでなく、世界への興味や、自分で考える力を育てる時間にもなります。

関税のようなちょっと難しいテーマでも、保護者様が少しリードしてあげることで、

「ニュースって面白い!」

「英語って使える!」

と感じられるきっかけになるはずです。

まとめ:関税をきっかけに、世界とつながる英語を親子で学ぼう

関税(tariff)」という言葉は、一見むずかしそうに見えるかもしれませんが、実は子供の身近な話題にもつながる大切なキーワードです。

アメリカのトランプ大統領の政策や、国際ニュースでよく使われる英語表現を通じて、親子で楽しくニュース × 英語を学ぶきっかけになります。

大切なのは、「完璧に理解すること」よりも、お子様と一緒に考えたり、話し合ったりする時間を楽しむこと。

たったひとつの英単語でも、それをきっかけに世界の出来事や経済、文化への関心が広がっていきます。

ぜひこの記事を参考に、英語を親子で学ぶ第一歩にしてみてくださいね!

無料レッスンを受けよう※2回の無料チケットは2回の無料体験後、24時間以内に契約された方が対象です。

関連記事

英会話レッスンを無料体験する