親子で学ぼう!カタカナ英語と本物の英語の違いを知ろう

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「エアコン」「コンセント」「サラリーマン」
私たちが普段何気なく使っているカタカナ英語。
でも、これらの言葉をそのまま英語として使うと、実は意味が通じないことが多いんです。
「えっ、どうして?」と思うかもしれませんよね?
カタカナ英語はもともと英語からきていますが、日本語の中で発音や意味が変化してしまったものも少なくありません。
英語を学び始める子供たちにとって、この違いを知っておくことはとても大切です。
今回は、親子で楽しく学べるように、カタカナ英語と本物の英語の違いをたっぷり紹介します。
ぜひ、お子様と一緒にチェックしてみてください!
カタカナ英語ってなに?本物の英語とどう違うの?

カタカナ英語とは?日本語に入ってきた英単語の特徴
カタカナ英語とは、英語由来の言葉が日本語に取り入れられ、発音や意味が変わったもののことを指します。
たとえば、以下の例を見てみましょう。
「アイス」= ice(氷)ではなく、ice cream(アイスクリーム)の意味で使われる
「アルバイト」= 英語ではなく、実はドイツ語の Arbeit(労働)が由来
こうした言葉が日本語の中で自然に使われているので、違いに気づかないこともあります。
発音や意味が違うカタカナ英語に注意
カタカナ英語には、もともとの英語とは発音が違っていたり、意味が変わってしまっていたりするものがたくさんあります。
そのため、日本語の感覚で使ってしまうと、外国人には意図した意味が伝わらないことがあります。
たとえば、「ハイテンション」という言葉。
日本語では「ノリがいい」「元気いっぱい」といったポジティブな意味で使われますが、英語の high tension は「緊張感が高まっている」「ピリピリしている」という意味になります。
英語話者に向かって I’m high tension! と言うと、「私は今すごく緊張している」と誤解されるかもしれません。
このように、カタカナ英語が必ずしも正しい英語とは限らないことを意識し、実際の英語の意味や使い方を確認することが大切です。
なので、英語を学ぶときはカタカナ英語と本物の英語の違いを意識することがとても大切です!
実は通じない?よくあるカタカナ英語一覧

「コンセント」は英語で Outlet や Socket
日本では「コンセント」と言えば「電化製品の電源プラグを差し込む部分」のことを指しますよね。
しかし、英語で Consent というと「同意」「許可」という意味になり、まったく別の言葉になってしまいます。
もしホテルや空港などで「コンセントはどこですか?」と聞きたい場合は、
Where is the outlet?
Where can I find a socket?
と尋ねるのが、正しい表現です。
特に海外旅行の際は間違えやすいので、覚えておくと役立ちますね!
「サラリーマン」は英語で Office worker
「サラリーマン」という言葉は、一見英語のように聞こえますが、実は和製英語なので英語圏では通じません。
正しい英語表現は Office worker や Businessperson です。
英語で Salaryman という単語は存在しませんが、日本文化を紹介する文脈では特別に使われることもあります。
ただし、一般的な英会話では Office worker と言うのが自然なので、日常的に使う場合は注意しましょう。
「ホッチキス」は英語で Stapler
日本では書類を留める道具を「ホッチキス」と呼びますが、英語では Stapler と言います。
「ホッチキス」という名称は、19世紀にアメリカの「E.H. Hotchkiss社」が販売していたステープラーに由来しており、日本ではその会社名が一般名詞として定着しました。
英語圏では Stapler 以外の表現は使われないため、間違えて Hotchkiss と言っても通じません。
特にビジネスの場面で必要になることが多いので、覚えておくと便利です。
発音に気をつけたいカタカナ英語

「バイキング」→「Buffet」ってどう発音する?
日本では食べ放題のことを「バイキング」と言いますが、英語では Buffet(ビュッフェ)が一般的。
フランス語由来の言葉なので、英語でも「ブフェイ」のように発音されます。
「ピーマン」→「Green pepper」は日本のピーマンとは違う?
「ピーマン」は Green pepper ですが、アメリカではピーマンというよりも、大きめのパプリカのようなものを指すことが多いです。
日本のピーマンを説明するときは Japanese green pepper などと言うと伝わりやすいですね!
「マクドナルド」→「McDonald’s」の発音に挑戦
日本語の発音では、「マクドナルド」と発音しますが、英語では McDonald’s(マクダーナルズ) のように発音されます。
特に「ド」を強く発音せず、軽く「ダ」に近い音になるのがポイントです。
「マクドナルド」をスムーズに発音できると、カッコイイですよね!
意味が違うカタカナ英語に要注意

マンション → 英語の Mansion は大豪邸!?
日本でマンションと言うと、アパートよりも設備が整った集合住宅を指しますよね。
しかし、英語の mansion は「大豪邸」や「豪華な邸宅」のことを意味します。
そのため、「マンションに住んでいます」と英語で伝えたい場合は、
I live in an apartment.
I live in a condominium.
と言うのが正しい表現になります。
特に家族全員で海外で物件を探す際は、この違いを知っておくと誤解を防げます。
クレーム → 英語の claim とは意味が違う!?
日本語ではクレームと言うと、「苦情」や「文句」という意味で使われますが、英語の claim は「主張」や「請求」を意味します。
例えば、旅行先で荷物が破損していた場合、英語では、
I want to file a complaint.
(苦情を申し立てたい。)
と言うのが自然です。
一方、
I want to make a claim.
と言うと
補償を請求したい
という意味になるため、状況によって使い分ける必要があります。
英語でクレーム対応をする場面では特に注意しましょう。
ノートパソコン → 正しい英語は laptop
日本ではノートパソコンと言いますが、英語では laptop(ラップトップ)と言うのが一般的です。
notebook も英語として存在しますが、英語圏では基本的に「ノート(紙の)」を指すため、パソコンの意味では使いません。
例えば「新しいノートパソコンを買いました」と言いたい場合は、
I bought a new laptop.
が正しい表現です。
ビジネスや海外旅行の場面で役立つので、覚えておきましょう!
親子で楽しく学ぶカタカナ英語クイズ

これは英語で通じる?カタカナ英語○×クイズ
お子様と一緒に、「これは英語で通じるかな?」とクイズ形式で楽しんでみましょう!
例えば、「エアコン」「サイン」「ミルク」など、日本語として馴染みのあるカタカナ英語をリストアップし、実際に英語としても通じるのか考えてみるのがおすすめです。
正解を発表する際には、「エアコンは英語では air conditioner って言うんだよ」と、正しい表現を一緒に学ぶことで、楽しく英語の知識を増やせます。
親子で交互に問題を出し合ったり、英語で実際に発音してみたりすると、より学びが深まりますよ!
正しい英語に直してみよう!発音練習もしてみよう
英語は発音も大切です!
普段のカタカナ英語と、本場の英語の発音には違いがあることを意識してみましょう。
Buffet(ビュッフェ)Laptop(ノートパソコン)Stapler(ホッチキス)などの単語を取り上げ、実際に発音してみるのもいい練習になります。
Buffetは「ブッフェ」ではなく「ブフェイ」、Laptop は「ラップトップ」のように、英語の発音とカタカナ英語の違いを意識すると、より自然な英語が身につきます。
保護者様が見本を見せたり、オンライン辞書の音声を活用したりすると、お子様も楽しく学べます!
カタカナ英語の英単語を探そう!身の回りで見つけるゲーム
お子様と一緒に、身の回りにあるカタカナ英語を探すゲームをしてみましょう!
例えば、家の中や街中で見つけたカタカナ英語をメモし、それが本当に英語で通じるのか調べてみると、新しい発見がたくさんあります。
「カフェテリア」「チャレンジ」「テンション」など、普段当たり前に使っている言葉が、実は英語では違う意味になることも。
調べた単語をノートにまとめたり、正しい英語表現をクイズ形式で出し合ったりすることで、遊びながら英語の理解が深まります!
まとめ

カタカナ英語は私たちにとってとても身近ですが、そのまま英語として通じるとは限りません。
本物の英語との違いを知ることで、お子様の英語力もぐんと伸びます。
親子で楽しみながら、カタカナ英語と本物の英語の違いを学び、正しい英語を身につけていきましょう!