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【子供英語】英語学習の効果的なインプット・アウトプットの割合は?

【子供英語】英語学習の効果的なインプット・アウトプットの割合は?
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英語コラム

皆さんは、英語学習において、インプットとアウトプットを意識したことがありますか?

実は英語を話せるようになるためには、この2つのどちらも大切になっていきます。

また年齢によって、インプットとアウトプットの割合も違ってくるのです。

これを意識するだけで、効率的かつ効果的に英語を学ぶことができます。

言語というのは不思議なもので、毎日聞いていれば自然に言葉を理解できるようになります。
これがインプットです。

しかし「理解する」ことと「発信」することはまったく違い、発信や表現をしていくためには、覚えた単語や文を自ら話す機会を、たくさん作る必要があるのです。
これがアウトプットです。

インプット・アウトプットを整理することで、今の自分に足りない学習がわかるようにもなります。

インプットとアウトプットには黄金比というものがあり、年齢によって異なります。
この比率を知ることにより、英語を理解して話せるスピードが今より早くなることが期待できます。

ここでは、自宅でできるおすすめのインプットとアウトプット法も紹介するので、ぜひ試してみてください。

インプット・アウトプットって何?

インプットとは

情報や知識を新たに吸収することです。

聞いたり、読んだりして、頭の中に記憶することがインプットです。
どちらかというと受動的なイメージです。

アウトプットとは

吸収した情報や知識を自ら発言したり行動に活かすことです。
アウトプットは、インプットがなければできません。
インプット⇒アウトプットです。
そしてインプットに対して能動的です。

この2つを繰り返すことにより、英語をマスターできるのです。

英語を習得するためには、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つの技能が必要です。この技能をインプットとアウトプットに分けると…

  • リスニング(聞く)・リーディング(読む)=インプット
  • スピーキング(話す)・ライティング(書く)・行動(適切な反応)=アウトプット

4つの技能+αで、行動(適切な反応)と書きました。

よく学校や塾で「うちの子、なかなかアウトプットが出なくて…。理解はできているみたいなんですけど。」と相談される保護者の方を目にします。
しかし本当にアウトプットできていないのでしょうか。

例えば、先生が「stand up」と言ったら立つ、「clap your hands」と言ったら手を叩く。

このように、相手の言った英語を理解して、適切な反応を返すこともアウトプットなのです。

お子さま自ら何かを発することだけがアウトプットではありません。

そう考えると、知らず知らずのうちに、意外とアウトプットはできているものです。

言語の学習においてはまず、膨大な量のインプットが必要です。

赤ちゃんもそうですよね。
お腹の中にいる時から毎日たくさんの日本語を浴びて、約3年かけてようやく喋り始めたり、こちらが言っている言葉を理解したりできるようになります。

英語をアウトプットするためには、毎日たくさんの英語を浴びることが重要なのです。

年齢に合わせたインプット・アウトプットの黄金比

効果的なインプット・アウトプットの割合は、年齢によって異なります。

年齢別インプット:アウトプットの黄金

  • 0~3歳  10:0
  • 4~6歳    8:2
  • 7~10歳     6:4
  • 10歳~          3:7 

赤ちゃん~就学前までは、とにかく英語をたくさん聴かせてください。
お子さまが集中して聴いていなくても良いのです。
BGMのようにCDやYouTubeなどで英語をかけ流して頭に自然に記憶するのがポイントです。

とくに0~6歳まではとても耳が良く、英語耳を育てるのにベストな時期です。

そして年齢が上がるのに伴い、アウトプットの比率を多くしていきましょう。

インプットはとても重要ですが、英語を話せるようになるためには、アウトプットを繰り返していかなければなりません。

ある程度英語が理解できた段階で、積極的にアウトプットの機会を増やしていきましょう。

自宅でできる!おすすめのインプット・アウトプット法

0~3歳のインプット・アウトプット

インプット

  • 英語の歌、お話のかけ流し
  • 英語絵本の読み聞かせ 

アウトプット

  • 英語の歌を一緒に歌う
  • 英語で語りかける
  • アルファベットを見せながら一緒に発音する

英語での語りかけは、一見インプットのように思えますが、語りかけに対しお子さまが反応していれば、それは立派なアウトプットです。
はじめは適切な反応が見えなくても、毎日繰り返すことで、お子様も何を聞かれているのか、何を言っているのかを理解してき、だんだんと求めていた反応が返ってくるようになります。

絵本の読み聞かせは、保護者の方が不安であればCDやYouTubeに頼っても構いません。

この時期に大切なことは、できるだけ多くの英語を耳にいれてあげて、英語は身近にある楽しいものだと意識させることです。

4~6歳のインプット・アウトプット

インプット

  • 英語のお話(歌も可)のかけ流し
  • 英語の物語や会話を映像で見せる

アウトプット

  • 英語での簡単な会話
  • 英語の歌を歌う(童謡やディズニーなど)
  • 英語のイベントに参加する
  • アルファベット磁石などで名前を作って遊ぶ

この時期の英語のかけ流しは、会話やストーリーをおススメします。

0~3歳は英語を楽しむことがメインのため音楽でも良いのですが、音楽のデメリットとして、リアルな会話の単語が少ないということがあります。

日常のリアルな英語を話せるようになるためには、会話を聴くことが一番のインプットです。
YouTubeではトーマスやドラえもんの英語版もありますし、CDではディズニーのストーリーを英語で話してくれるものもあります。

アルファベット磁石は100円ショップでも手に入るので、自分の名前や動物、物の名前などを、一緒に作って楽しむのも良いですね。

アルファベットと同時にフォニックスも覚えられます。

 

7~10歳のインプット・アウトプット

インプット

  • 英語のストーリーを字幕をつけずに見る
  • 英語の絵本を一緒に読む読む

アウトプット

  • 英語での会話
  • 独り言
  • 英語のイベントに参加する
  • オンライン英会話

ディズニーアニメやYouTubeなどで、日本語字幕をつけずに見ることをおススメします。
字幕を追うのではなく、セリフとアニメの動きで英語を理解するためです。

英語での会話は、保護者の方も英語で「What’s this?」や「How was school today?」などと、普段から簡単な質問をお子さまにしてあげましょう。

独り言はお子さま自身が、短い単語や文で良いので
「No way!(ありえない)」
「I’m hungry(お腹すいた)」
など、知っている英語を使って独り言を言う習慣をつけるのがポイントです。
保護者さまも、最初は一緒に口に出すとお子さまにも馴染みやすいですね。

自然に英語が口から出てくることが目的です。

10歳~インプット・アウトプット

インプット

  • 英語の本を調べながら読む
  • 英語でアニメや映画を字幕なしで見る

アウトプット

  • 英語で日記を書く
  • 独り言
  • 英語で会話
  • 英語のイベントに参加

ハリーポッターや、もっと短い本でも良いので、英語のみが書いてある本を調べながら読んでみましょう。
読むこともリーディングにおススメのインプットです。

日記は、普段の言葉や行動が文に表れますので、英語での日記は、自分の日常的によく使う英語を生活に活かせます。

英語日記は、普段の学習の復習とアウトプットにとても効果的です。

独り言も継続するようにしましょう。       

まとめ

英語学習の振り返りと対策のお役に立てたでしょうか。

日本は他の国の英語教育に比べ、アウトプットが圧倒的に少ないと言われています。

学校での英語の授業も『聴く』『読む』『覚える』が中心で、スピーキングが重要視されるようになったのは最近のことです。

頭の中で記憶したことも、アウトプットを続けていかなければ、人間は忘れてしまいます。

とくに非日常的なことほど、忘れるスピードは速くなります。

英語を話すことに抵抗や恥ずかしさがあるお子さまも多いと思いますが、日本語のように英語にも触れる機会を多く持ち、楽しくインプット・アウトプットを繰り返していけると良いですね。

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