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フィリピン人の英語は大丈夫?英語が得意な理由を解説

フィリピン人の英語は大丈夫?英語が得意な理由を解説
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英語コラム

英会話に興味が沸いたら、まず思いつくのは「オンライン英会話」ではないでしょうか。

もしかしたらその時になって初めて、有名なオンライン英会話スクールには「フィリピン人講師」が多く在籍していることを知るかもしれません。

「え、フィリピンって、アジアだよね?英語とか話せるの?」と思う方もいるでしょう。

私も最初はそんな疑問を感じたひとりでした。

この記事では、フィリピンと英語の深い関係とオンライン英会話にフィリピン人講師が向いている理由をしっかり解説いたします。

フィリピンと英語の深い関係

フィリピンと英語は切っても切れない歴史的背景で繋がっています。

まずはフィリピンの歴史に関する概要を知り、どうやってフィリピン人に英語が浸透していったのかについて解説します。

フィリピンの基礎知識

フィリピンの正式名称はフィリピン共和国(Republic of the Philippines)で、7,000以上もの島々と100以上の民族から成り立つ群島国家です。

人口は約1億人、国土面積は299,764㎢で日本の約8割の大きさになっています。

気候は1年を通して温暖で、年平均気温は26~27℃、四季はなく雨季と乾季があります。

長い間スペインに植民地化されていたフィリピンでしたが、政治的混乱を得て、1900年代初頭ごろからアメリカの統治下におかれることになりました。

フィリピンがアメリカから独立したのは半世紀後の1946年のことです。

現在はフィリピン政府主導のもと、BPO産業(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に注力しており、目覚ましい成長を遂げています。

フィリピンの英語環境

フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語です。
(※よくタガログ語と混同されますが、タガログ語はフィリピノ語の基盤となった言語であり、公用語として正式に登録されているのはフィリピノ語となります。)

多数の民族によって形成されているフィリピンでは、国民がスムーズな社会生活を送るために、自分の属する民族の中で話す母国語とともに、共通言語である公用語を学ぶ必要性があります。

公用語であるフィリピノ語は、フィリピンの国語でもあります。

フィリピンの首都であるマニラを中心に用いられており、表記に使われるのはアルファベットで、英語との親和性が高い言語です。

そして、フィリピノ語と並んで公用語である英語の国内使用率は約70%にも上ります。

遡ることフィリピンがアメリカの植民地であった時代、アメリカは1,000人以上の英語教員を現地に派遣し、フィリピン全土に英語教育ムーブメントを起こしました。

希望者だけが英語を習うのではなく、学校教育を英語で行うスタイルであったため、英語は瞬く間に一般社会に浸透し、フィリピンがアメリカから独立した後も公用語のまま残るまでになったのです。

フィリピンの英語教育は早ければ幼稚園、遅くとも小学校1年生には始まります。

小学一年生の時から、英語の授業は少なくとも毎日1時間以上です。

学年が上がると、算数や理科などを英語で学ぶイマージョンプログラムが用いられるようになり、中学校、高校と進むごとに英語の比率が上がり、基本的に大学の講義はすべて英語で受講するようになるのです。

フィリピンは世界最大の労働力輸出国と言われ、国民の10人に1人が国外で仕事を得ています。

幼いころから英語教育を受け、成人するころには流暢なビジネス英語を話せるようになっているフィリピンの若者たちは、外貨を得るために海外居住を目指すそうです。

英語を話せるフィリピン人ならではのフレキシブルな働き方と言えますね。

英会話の先生にフィリピン人が向いている3つの理由

令和の現代では、オンライン英会話スクールにフィリピン人講師はなくてはならない存在になりました。

この章では、フィリピン人が英会話の先生に向いている3つの理由を解説します。

①フィリピン人の英語レベルが高い

2022年のEPI英語能力指数(English Proficiency Index)によると、フィリピン人の英語力は世界ランキングでは22位アジア圏で第2位です。

アジア圏の第1位はシンガポールで、両国ともに流暢な英語を話すことで有名な国です。

このランキングはEFエデュケーションファースト社によって2011年から毎年発表されています。

ちなみに、日本は80位で、36位の韓国と62位の中国との間に大きな差を付けられてしまっています。

いずれにしても、フィリピン人の英語力が日本人に比べて圧倒的に優れていることはお分かりいただけるでしょう。

②フィリピン英語は聞き取りやすい

もちろんフィリピン人にも「なまり」はあります。

日本人の英語にだって母国語の影響を受けた「なまり」があります。

極端な話をすれば、イギリスでも、スコットランドやウェールズには独特のアクセントがありますし、アメリカも西海岸と東海岸ではアクセントや抑揚が違います。

そしてよりグローバルな視点から見ると、海外では共通言語として英語を使う場面も多く、いろいろな人種が自分の母国語の影響を受けたアクセントの英語をコミュニケーションツールとして使っています。

英語学習者が注目すべきなのは、話し手の英語に「なまり」があるかないかではなく、話される「なまり」が聞き手に理解できる範囲かどうかではないでしょうか。

それでは、なぜフィリピン人の英語は聞き取りやすいのでしょうか。

  • 文法的に正しい英語を話す
    英語を公用語として勉強した彼らは、基礎からしっかり英文法を身に着けています。彼らの英文法はスラングの多いネイティブの英語よりも分かり易いと定評があります。
  • アメリカ英語が基盤になっている
    アメリカ英語がベースのため日本人にとって親しみやすいです。
  • リンキングが少ない
    リンキングとは、単語と単語を繋げて発音すること。
    ネイティブはリンキングを多用するのでリスニングが難しいですが、フィリピン人講師は一つ一つの単語をはっきりと発音するため、音がクリアです。

③フィリピン人と日本人は相性がいい

フィリピン人は温厚で勤勉、辛抱強い上にフレンドリーな国民性だと言われます。

日ごろから質の良いサービスに慣れている日本人にとって、同じアジア圏で丁寧な応対ができるアジア人とは相性がばっちり。

そのうえ、内気で引っ込み思案な日本人の生徒にとって、明るい笑顔で英語学習を励ましてくれる彼らの笑顔には大きな安心感を得られます。

フィリピン人講師は英語に関して高度な知識を持ちながらも、自らが公用語として英語を「学習した側」であった経験から「分からない側」の気持ちも理解してくれます。

英語に関して世界的に評価の高い彼らが、私たちの先生として英語を教えてくれるのは非常にラッキーなことではないでしょうか。

最近では、フィリピンに留学して英語にどっぷりと漬かりきる「フィリピン留学」も話題になっていますね。

これまではイギリスやアメリカに語学留学したくても、予算の関係で諦めざるを得なかった人たちがたくさんいます。

ですが、フィリピン留学であれば、英語圏の半分〜1/4くらいの費用に抑えられます。

マンツーマンで一日中質の良いフィリピン英語の勉強ができるうえに価格がお手頃で、しかも立地は安全なリゾート地。

社会に英語が必要である限り、フィリピン英語の支持率は上がっていきそうな気配です。

まとめ

オンライン英会話が始まった当初はフィリピン英語に懐疑的だった日本人も、フィリピン人講師の情熱溢れる指導と受講者の地道な努力が相まって、今では「フィリピン人=英語が得意」と認知されるようになってきました。

オンライン英会話の受講を考えたとき、「ネイティブではないから、ちゃんとした英語ができない」という思い込みで、フィリピン人講師を選択しないのは損です。

彼らの英語力と指導力はあなたの英語を向上させるためにきっと役に立つことでしょう。

※2回の無料チケットは2回の無料体験後、24時間以内に契約された方が対象です。

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