「against」の意味と使い方を徹底解説|例文付きで理解しよう

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英語を勉強していると、「against」という単語を目にすることは多いのではないでしょうか?
でも、いざ意味を聞かれると「〜に反対して?」くらいしか思い浮かばない人も多いはずです。
実は「against」は一つの意味だけではなく、場面によってニュアンスが変わる便利な単語なんです。
例えば・・・
- 試合で「〜に対して戦う」
- 物が「壁に寄りかかっている」
- 誰かの意見に「反対する」
このように、使い方を整理すれば理解しやすく、会話やリーディングで自然に意味が取れるようになります。
この記事では、初心者の方でも迷わず使えるように、「against」の基本的な意味から具体的な使い方までを、例文と一緒にわかりやすく解説します。
今日からあなたの英語学習にすぐ役立つはずです。
「against」とはどんな単語?

英語学習でよく目にする前置詞「against」。
「〜に反対して」という意味で覚えている人が多いですが、それだけでは不十分です。
実際には 「反対・対抗」「接触・寄りかかる」「不利・逆らって」 など、幅広いニュアンスがあります。
ここでは初心者でもわかりやすく、「against」の基本から役割、そしてよく使われる理由まで整理していきましょう。
基本の意味を押さえよう
「against = 〜に対して/〜に反対して」が出発点です。
例文
He is against the plan.
(彼はその計画に反対している。)
ただし、「against」は「反対」だけでなく、状況によって以下のように変わります。
- 「〜に立ち向かって」
- 「〜に寄りかかって」
- 「〜に不利な状況で」
「相手や対象に向かってぶつかるイメージ」 を持つと理解しやすいです。
前置詞としての役割
「against」は 前置詞 として名詞を後ろに取ります。
つまり、「誰に?何に?」という対象を必ずセットで表します。
用法 | 意味 | 例文 |
反対 | 〜に反対して | She is against smoking. (彼女は喫煙に反対している。) |
対抗 | 〜に対して(試合など) | Our team played against theirs. (私たちのチームは彼らのチームと対戦した。) |
接触 | 〜に寄りかかって | He leaned against the wall. (彼は壁にもたれかかった。) |
不利 | 〜に逆らって/〜に不利な状況で | It’s hard to fight against the wind. (風に逆らって戦うのは大変だ。) |
ポイントは、「against」のあとに来る名詞が相手や対象になるということです。
日常会話や試験でよく出る理由
「against」は会話でも試験でも登場頻度の高い単語です。
その理由はシンプルで、「反対する」「戦う」「寄りかかる」など、生活やニュース、試験問題に出やすいシーンで使われるからです。
例文
I’m against the idea.
(その考えには反対です。)
Don’t lean against the door.
(ドアにもたれないで。)
試験(TOEIC・英検®)で出やすいポイント
- 意見に反対する表現(be against 〜)
- 試合や競争の文脈(play against 〜)
- 状況に逆らう表現(against the law / against the rules)
そのため、英語初心者が早い段階で覚えておくと、会話力アップと試験対策の両方に直結する単語と言えます。
「against」は「反対する」だけでなく「対抗する」「寄りかかる」「逆らう」など幅広い意味を持つ前置詞です。
後ろには名詞を置くのが基本ルールで、日常会話やニュース、試験でもよく出るため、早めに覚えておくと役立ちます。
「against」の代表的な使い方

英語の「against」は、いろいろな場面で使える便利な言葉です。
ひとつの意味だけではなく、「反対する」「〜と戦う」「〜にもたれる」「〜に逆らう」 といった使い方があります。
ここでは、子供でもわかるように、それぞれの意味を例文と一緒にくわしく見ていきましょう。
反対や対立を表す使い方
「against」はまず、「〜に反対する」という意味でよく使われます。
日本語でも「その意見には賛成できない」と言うときがありますよね。
そんなときに英語では「I’m against it.」と言えます。
例文
She is against the idea.
(彼女はその考えに反対している。)
I’m against smoking.
(私はタバコに反対しています。)
ポイント
「against」は「その考えや行動に賛成しない」という気持ちを表す言葉
対抗や競争を表す使い方
次に、スポーツやゲームなどで「〜と試合をする」「〜に対抗する」と言いたいときにも使います。
例えばサッカーの試合で「日本 対 ブラジル」というときは「Japan against Brazil」となります。
例文
Our team played against theirs.
(私たちのチームは相手のチームと試合をした。)
Japan will play against Brazil.
(日本はブラジルと試合をする。)
ポイント
- 「A against B = A対B」というイメージ
- スポーツニュースなどでよく使われる表現です
接触やもたれかかる状態を表す使い方
「against」には「〜にもたれる」「〜に押し付ける」という意味もあります。
例えば、壁にもたれるとき「lean against the wall」と言います。
例文
He leaned against the wall.
(彼は壁にもたれかかった。)
Don’t press your hands against the glass.
(ガラスに手を押し付けないで。)
ポイント
- 体や物が何かにくっついているイメージ
- 「against = 接している」という絵を思い浮かべるとわかりやすい
不利な状況を表す使い方
最後に、「〜に逆らって」「〜に立ち向かって」という意味でも使われます。
これは、自然や社会のルールなど大きな力に立ち向かうときに出てくる表現です。
例文
It’s hard to swim against the current.
(流れに逆らって泳ぐのは大変だ。)
We need to fight against poverty.
(私たちは貧困と戦う必要がある。)
ポイント
- 「against」には困難なことに挑むという強いイメージもある
「against」を使ったよくある表現

「against」は、いろいろな場面でよく出てくる言葉です。
ここでは、特に覚えておくと便利な、スポーツ・ルールや法律・自然や環境に分けて見ていきましょう。
スポーツや試合での表現
サッカーの試合で、日本代表がブラジル代表と戦うとします。
ニュースではこう言います。
例文
Japan will play against Brazil.
(日本はブラジルと試合をします。)
「against」は、この「〜対〜」を表す言葉です。
野球でも、バスケでも同じ。
試合で「どちらが勝つかな?」とわくわくするとき、「A against B」で表現できるんです。
ルールや法律に関する表現
学校でテスト中に友達の答えをのぞき見する。
これはもちろんルール違反ですよね。
英語ではこう言えます。
例文
Cheating on the test is against the rules.
(テストでカンニングするのはルール違反です。)
また、大人の世界では「盗み」や「危険な運転」なども、法律に反する行為です。
例文
It is against the law to steal.
(盗みをするのは法律違反です。)
つまり「against」は「やっちゃダメ!」のときにも出てくる言葉なんです。
自然や環境に関する表現
海で泳いでいるとき、強い波に押し戻されそうになることがありますよね。
例文
It’s hard to swim against the current.
(流れに逆らって泳ぐのは大変だ。)
また、海辺で大きな波が岩にぶつかる様子を見たことはありませんか?
例文
The waves crashed against the rocks.
(波が岩に打ちつけた。)
ここでは「〜にぶつかる」「〜に逆らう」という力強いイメージで「against」が使われています。
スポーツでは「〜対〜」、学校では「ルールに反する」、自然では「力に逆らう」。
「against」は、ただの単語ではなく、戦う・ぶつかる・反対する といった動きや気持ちを表す便利な言葉なんです。
「against」を使うときの注意点

「against」は便利な単語ですが、似たような単語と混同しやすかったり、文脈によって意味が変わったりします。
ここではよくある注意点を3つ紹介します。
「for」との違いを理解する
「for」と「against」は正反対の意味になることがあります。
例文
I’m for the idea.
(その考えに賛成です。)
I’m against the idea.
(その考えに反対です。)
「for = 賛成」「against = 反対」と覚えるとわかりやすいです。
「with」や「to」との混同に注意
「with」や「to」と間違えて使う人も多いです。
意味が近い場面もありますが、ニュアンスが違います。
例文
He is fighting against the enemy.
(彼は敵と戦っている。 → 対立のイメージ)
He is fighting with his friend.
(彼は友達と一緒に戦っている。 → 仲間のイメージ)
He is kind to animals.
(彼は動物に優しい。 → 対立ではなく方向性を表す)
「against」は敵や反対のものに立ち向かうイメージで使うのがポイントです。
文脈に応じて意味が変わることを意識する
「against」は場面によって意味が変わります。
同じ単語でも状況を見ないと正しく理解できません。
例文
The team played against Brazil.
(ブラジルと試合をした。 → 対戦)
He leaned against the wall.
(壁にもたれかかった。 → 接触)
They are fighting against poverty.
(貧困と戦っている。 → 立ち向かう)
「against」は一つの意味だけじゃない!
文の流れを見て判断することが大切です。
「against」の理解を深める学習法

「against」は場面によって意味が変わる少し難しい単語ですが、工夫して学べば自然に身につきます。
ここでは、勉強を楽しみながら理解を深める方法を紹介します。
例文を使って覚える
単語だけで覚えるよりも、短い例文ごとに覚える方が効果的です。
例文
I’m against the idea.
(その考えに反対です。)
He leaned against the wall.
(彼は壁にもたれかかった。)
Our team played against Brazil.
(私たちのチームはブラジルと試合をした。)
例文を声に出して読むと、リズムと一緒に記憶に残ります。
ニュースや会話から実例を探す
教科書だけでなく、ニュースや映画、友達との会話にも「against」はよく登場します。
- スポーツニュース:Japan won the game against Korea.
- 社会のニュース:The protest was against the new law.
「あ、ここで使われてる!」と気づくと、単語がぐっと自分のものになります。
文章や会話の中で実際に使ってみる
最後は「アウトプット」。
知識を頭に入れるだけでなく、自分の文章や会話で実際に使ってみることが大切です。
- 英語日記に「I’m against…」を書いてみる
- オンライン英会話で「against」を使ったフレーズを話してみる
- 学校のスピーチで「for and against」をテーマに取り入れる
使ってみると「ここはこう言うんだ」と実感でき、忘れにくくなります。
文章の中で覚えると表現がスムーズに使えるようになります。
ニュースや会話で見つけた表現を取り入れ、実際に自分の言葉として使ってみると、記憶に定着しやすくなります。
まとめ|「against」を使いこなして表現を広げよう

「against」は「〜に反対して」という意味が有名ですが、実はそれだけではありません。
試合での「対」、ルールや法律への「違反」、自然に「逆らう」動きなど、日常からニュース・試験まで幅広く登場する便利な単語です。
ここまで学んだポイントを整理して、今後の学習に生かしましょう。
よく出るシーンを整理して覚えておこう
「against」がよく使われるシーンを頭の中でカテゴリー分けしておくと、記憶に残りやすくなります。
スポーツや試合
Japan will play against Brazil.
(日本はブラジルと試合をする。)
「A against B」=「A対B」と覚える
ルールや法律
Cheating on a test is against the rules.
(テストでのカンニングはルール違反。)
It’s against the law to steal.
(盗みは法律違反です。)
自然や環境
Swim against the current.
(流れに逆らって泳ぐ。)
The waves crashed against the rocks.
(波が岩に打ちつけた。)
このように「場面ごとに引き出しを作る」と、実際に使うときにスッと出てきます。
日常会話や試験で実際に使ってみよう
覚えただけで終わらせず、使う練習をすることが一番大事です。
日常会話で試す
友達と意見を言うときに「I’m against that idea.」と使ってみる。
会話に取り入れることで“自分の表現”として定着する。
ニュースやドラマで聞き取る
スポーツニュースで「Team A against Team B」が出てくる。
社会ニュースで「against the law」が登場する。
実際の英語に触れることで「習った単語が本当に使われている」と実感できる。
試験対策に役立てる
TOEICや英検®ではイディオムや熟語問題に登場することが多い。
「for と against」を対比させる表現は特に頻出。
学んだことを、
インプット → アウトプット → 実際に見つけて確認
上記のサイクルにすると、長く記憶に残ります。