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英語の品詞10種類の特徴とそれぞれの見分け方について徹底解説

英語の品詞10種類の特徴とそれぞれの見分け方について徹底解説
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英語コラム

英語には品詞が10種類あり、下記の通りです。

  1. 名詞(noun)
  2. 代名詞(pronoun)
  3. 動詞(verb)
  4. 形容詞(adjective)
  5. 副詞(adverb)
  6. 助動詞(auxiliary verb)
  7. 前置詞(preposition)
  8. 冠詞(article)
  9. 間投詞(interjection)
  10. 接続詞(conjunction)

これらの10種類の品詞を使って英語の文章は成り立っています。

つまり、英語の品詞をしっかりと理解することで、英文を正しく理解することができたり英文を正確に書いたりすることができるということです。

この記事では、英語の品詞10種それぞれの特徴とその見分け方について詳しく解説します。

英語の品詞一覧

前章で英語には10種類の品詞があることを紹介しました。

ここでは、それぞれの品詞の特徴や例について詳しく解説します。

名詞(noun)

名詞はモノや人の名前を表す品詞です。

文中では主語(「〜は」)・目的語(「〜を」「〜に」)・補語(主語や目的語を修飾する語句)として使うことができます。

下記は英語の名詞の例です。

  • school 「学校」
  • apple 「リンゴ」
  • notebook 「ノート」

名詞はその単語1つだけで意味が通ります。

名詞は「可算名詞」「不可算名詞」に分類することができます。

それぞれの違いと例は、下記の通りです。

 特徴
可算名詞・「数えられる名詞」ともいう
・1つのときはa/anを前につけて、2つ以上のときは名詞の語尾にsあるいはesをつける
・book「本」
・dog「犬」
・cup「コップ」
・bag「バッグ」
不可算名詞・「数えられない名詞」ともいう
・形が定まっていないものや固有名詞などが含まれる
・可算名詞のようにa/anを伴ったり、s/esを語尾につけたりすることはしない
・water「水」
・Japan「日本」
・hope「希望」

代名詞(pronoun)

代名詞はその名の通り、人やモノ、概念などの具体的な名詞の代わりになる名詞のことです。

名詞と同じ働きをしているものの、それだけでは何を示しているのか明確ではないときは代名詞であることが多いです。

また、代名詞は主語や目的語になることができます。

下記のようにさまざまな種類があります。

代名詞の種類特徴
人称代名詞人やモノを表す代名詞・I「私は」
・their「彼らの(それらの)」
・her「彼女の(を・に)」
所有代名詞「〜のもの」という意味を持つ代名詞・mine「私のもの」
・ours「私たちのもの」
・yours「あなた(たち)のもの」
再帰代名詞「〜自身」を意味する代名詞・himself「彼自身」
・myself「私自身」
・themselves「彼ら自身」
指示代名詞「これ」や「あれ」などモノを示す際に使う代名詞・this「これ」
・that「あれ」
不定代名詞人やモノの数が漠然としているときに使う代名詞・some / any「いくつかの」
・all「全ての」
疑問代名詞相手に不明な名詞を尋ねる際に使う代名詞・when「いつ」
・what「何」
・where「どこ」

動詞(verb)

動詞は「〜する」と動作や状態を表すときに使う品詞です。

英語の場合は、主語の後に伴うことが一般的です。

接続詞を使わない限り、1つの英文の中に1つの動詞しか存在しません。

比較的見分けやすい品詞で、下記の2種類に分かれます。

動詞の種類特徴
be動詞・人やモノの存在や状態を表す8種類の動詞
・「〜です」「〜である」を意味する
・主語や時制によって使うbe動詞が異なる
・be
・am
・are
・is
・was
・were
・been
・being
一般動詞・be動詞以外の全ての動詞・study「勉強する」
・eat「食べる」
・sleep「眠る」

形容詞(adjective)

形容詞は人やモノの様子や状態を表す品詞で、名詞を修飾します。

名詞を修飾する方法は下記の2種類です。

用法特徴
限定用法・形容詞を名詞の前に置いて修飾する用法 A beautiful painting
美しい絵」
叙述用法・名詞を後ろから修飾する用法。2語以上の語句で名詞を修飾する際に使うA painting my aunt bought for me
叔母が私のために買ってくれた絵」

副詞(adverb)

副詞は名詞以外の品詞を修飾する語です。

“then”「それから」や”however”「しかしながら」など一部の副詞は、文章全体を修飾することもできます。

副詞は形容詞とは異なり補語になることはないため、なくても意味が通じるのが特徴です。

例文を確認してみましょう。

She always listens to music.
「 彼女はいつも音楽を聴いています。」

この例文の場合、”always”「いつも」が副詞にあたります。

“always”がなくても「彼女は音楽を聴いています。」と意味の通じる文章になりますね。

そのため、”always”は副詞であると判断できます。

助動詞(auxiliary verb)

助動詞はその名の通り、動詞を助けることで意味を広げて話し手の意思や意味を加える語のことを指します。

下記が助動詞です。

  • can/ could
  • will / would
  • must
  • may / might
  • shall / should

助動詞の直後に動詞を伴いますが、いずれの主語であっても動詞は原形です。

前置詞(preposition)

前置詞は名詞の前に置いて意味を生み出す語です。

日本語には前置詞はありませんが、「〜で」や「〜に」のように助詞に近い意味を持ちます。

“go to”「〜行く」や、”live in”「〜住む」のように、他の品詞と結びついて熟語になるものもあります。

冠詞(article)

冠詞はa/an とtheの3種類だけです。

名詞の前において、名詞の数や独自性を区別するために使います。

“a”と”an”は単数形かつ不特定の可算名詞の前につけ、「1つの」を表します。
可算名詞が母音で始まる語には”an”を、それ以外の可算名詞には”a”を使うのが一般的です。

それに対して、”the”は「その」を意味する語で特定できる名詞を修飾する際に使います。

単数形・複数形関係なく使うことが可能です。

間投詞(interjection)

間投詞は、「ええっと」や「本当に?」のように相槌や人の感情を表す語です。

下記のような語が含まれます。

  • oh「おおっ」
  • yeah「うん」
  • hi「やあ」
  • Let me see. 「ええっと」
  • Good morning.「おはよう」

英会話や日常会話で使われるフレーズは間投詞に含まれることが多いです。

接続詞(conjunction)

接続詞は、単語と単語、あるいは文と文をつなげる語句のことです。

接続詞は、下記の2つに分類されます。

接続詞の種類特徴
等位接続詞単語と単語、句と句、そして節と節を対等に結びつける接続詞・A and B 「AとB」
・A or B「AまたはB」
従位接続詞主となる文章を別の文章で修飾する際に使う接続詞He called me three times while I was taking a shower.「私がシャワーを浴びている、彼は3回電話してきました。」

それぞれの品詞の見分け方

前章では英語の品詞10種を紹介しました。

ここではそれぞれの品詞の見分け方について詳しく解説します。

英語の品詞の見分け方は、下記の3つの方法を活用するのが一般的です。

  1. 意味で見分ける
  2. 文中の位置で見分ける
  3. 語尾で見分ける

それぞれの方法について見ていきましょう。

①意味で見分ける

最も単純な方法は意味で見分けることです。

下記の例文を使ってやり方を確認しましょう。

例:My brother plays tennis sometimes.
「私の弟は時々テニスをします。」

この英文の各要素を分解すると下記のようになります。

  • My「私の」:代名詞(人称代名詞に該当する)
  • brother「弟」:名詞(一語で意味が通じる)
  • plays「する」:動詞(動作を表す品詞であるため)
  • tennis「テニスを」:名詞(「〜を」を意味する目的語、かつ一語で意味が通じるため)
  • sometimes「時々」:副詞(「する」という動詞を修飾しているため)

このように単語1つひとつの意味から品詞を見分けることが可能です。

文中の位置で見分ける

英語の文章は基本的に下記の5つの文型のいずれかに分類されます。

  • S(主語) + V(動詞)「SはVする」
  • S(主語) +V(動詞) + C(補語)「SはCである」「SはCになる」
  • S(主語) +V(動詞) +O(目的語)「SはOをVする」
  • S(主語) + V(動詞) + O(目的語) + O(目的語)「SはOにOをVする」
  • S(主語) + V(動詞) + O(目的語)+ C(補語)「SはOがCするのをVする」

そして、S・V・O・Cそれぞれの要素に使われる主な品詞は下記の通りです。

S=名詞・代名詞

V=動詞

O=名詞・代名詞

C=名詞・形容詞

上記に当てはまらないものは他の品詞と考えます。

このように文中の位置から品詞を見分けることも可能です。

語尾で見分ける

単語によっては、下記のように単語の語尾(接尾辞「せつびじ」とも言う)で品詞を見分けることも可能です。

【名詞に見られる接尾辞】

接尾辞意味
-ary / -ery / -ory場所・bakery「パン屋」
-ar / -or / -er / -ian / -ant/ -ent / -ist〜する人・player「プレーヤー」
-ance / -ence〜すること・acceptance「受容」
-ee〜される人・interviewee「インタビューされる人」
-hood〜であること・childhood「幼少期」
-ism主義・capitalistm「資本主義」
-ion / -sion〜すること・mension「言及」
-ity〜であること・identity「素性・身元」
-logy学問・psychology「心理学」
-ty〜であること・beauty「美しさ」
-ment〜すること・management「管理」
-ness〜であること・kindness「親切」
-ship〜であること・friendship「友情」
-cy〜であること・privacy「プライバシー」
-tude〜こと・attitue「態度」
-th〜であること・truth「真実」
-ure〜すること・temperature「温度」

【動詞に見られる接尾辞】

接尾辞意味
-fy〜させる・satisfy「満足させる」
-ize / ise〜する・recognize「認識する」
-ate〜させる・diffrentiate「区別する」
-en〜させる・broaden「広げる」

【形容詞に見られる接尾辞】

接尾辞意味
-able / -ible / -bleできる・edible「食べられる」
-ed〜された・limited「限定的な」
-ative傾向・性質・cnservative「保守的な」
-ent / -ant性質・obedient「従順な」
-en / -n性質・材料・wooden「木製の」
-ful〜でいっぱいの・useful「役に立つ」
-ic / ical性質・iconic「アイコニック」
-ous性質・delicious「美味しい」
-ive性質・massive「巨大な」
-less〜ない・useless「役に立たない」
-y性質・busy「忙しい」
-like〜のような・childlike「子供らしい」
-esque〜のような・picturesque「絵のように美しい」
-ous / -eous〜性の・precious「貴重な」
-ple倍の・〜重の・triple「3倍の」

【副詞に見られる接尾辞】

接尾辞意味
-ly〜に・〜な・kindly「親切に」・terribely「ひどく」

英語の品詞は10種類!見分け方をマスターすると英文が正しく理解できる!

英語には品詞が10種類あり、下記のとおりです。

  1. 名詞
  2. 代名詞
  3. 動詞
  4. 形容詞
  5. 副詞
  6. 助動詞
  7. 前置詞
  8. 冠詞
  9. 間投詞
  10. 接続詞

それぞれの品詞に特徴がありますが、主に下記の3つの方法で品詞を見分けます。

  • 意味で見分ける
  • 文中の位置で見分ける
  • 語尾で見分ける

最初はそれぞれの単語や語句の品詞を見分けるのに時間がかかりますが、慣れてくればどんどんスムーズにできるようになるでしょう。

英語の品詞の見分け方をマスターすることで、正しく英文を理解したり、正しい英文を書けたりするようになり、英語力が飛躍的に向上します。

この記事で紹介した方法を使いながら、ぜひ品詞の見分け方をマスターしてください!

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