英検®準2級ライティング対策|親子でできる練習法と合格のコツ

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英検®準2級のライティングは、「自分の意見を英語で書く」力が試される重要なパートです。
リーディングやリスニングに比べて「何を書いたらいいのかわからない…」と悩む子供も多いですが、実はポイントを押さえて練習すればぐんと得点が伸びます。
この記事では、英検®準2級ライティングの基本から、親子で取り組める練習方法までをわかりやすくご紹介します。
英検®準2級ライティングの基本を知ろう

英検®準2級のライティング問題は、「与えられたトピックについて自分の意見を書く」形式で出題されます。
単語数は80〜100語程度と指定されており、構成や文法の正確さが合否を大きく左右します。
難しそうに感じるかもしれませんが、基本をしっかり押さえれば安定して得点できるパートでもあります。
この記事では、準2級ライティングの問題形式や評価ポイント、そして書き方の基本ステップをわかりやすく解説していきます。
問題形式と文字数の目安(40~50語)
英検®準2級のライティングは 1題のみ 出題されます。
出されるテーマについて、まず 「Yes」か「No」 の意見を選び、その理由を2つ書く形式です。
問題の目安は40~50語程度なので、長文を書く必要はありません。
簡潔に、自分の意見と理由を伝えることがポイントです。
例文
Do you think students should read books every day?
(生徒は毎日本を読むべきだと思いますか?)
Should students use smartphones at school?
(生徒は学校でスマホを使うべきでしょうか?)
Do you agree that pets are good for children?
(子供にペットを飼うことは良いことだと思いますか?)
この場合、「Yes, because…」「Also…」のように、理由を2つ挙げてまとめるのが基本の書き方です。
よく出るトピックの傾向
英検®準2級のライティングでは、子供や学生が身近に感じられるテーマが多く出題されます。
具体的には、以下のような分野が中心です。
- 学校生活:部活動や勉強習慣、クラス活動など
- 日常生活:スマホやインターネットの使用、生活習慣など
- 社会的なテーマ:環境問題や外国語学習など
評価のポイント(内容・構成・語彙・文法)
ライティングは次の4つの観点で採点されます。
- 内容:設問に答えているか
- 構成:意見・理由がわかりやすいか
- 語彙:適切な英単語を使えているか
- 文法:文の形が正しく書けているか
上記のポイントをしっかりと意識することで、高得点を狙うことができます。
ライティングで使える便利な表現

英検®準2級のライティングは、自分の意見を80〜100語でまとめる力が求められます。
文法や語彙も大切ですが、よく使える表現をあらかじめ覚えておくと、文章がスムーズに書けて安心です。
例えば「I think that 〜」や「For these reasons, 〜」といったフレーズは、どんなトピックにも応用できる便利な言い回しです。
この記事では、意見を述べるとき・理由を説明するとき・例を挙げるとき・結論をまとめるときに役立つ表現をわかりやすくご紹介します。
意見を言うときのフレーズ
ライティングの冒頭で自分の考えをはっきり示すことは、とても大切です。
意見を述べるときに使える便利な表現は以下の通りです。
・I think ~.(私は~だと思います。)
→ シンプルで使いやすく、どんなテーマにも使える基本フレーズです。
・In my opinion, ~.(私の意見では~です。)
→ 少し丁寧な表現で、文章全体をフォーマルにまとめたいときに便利です。
理由を伝える表現
文章の中で、自分の意見を支える理由を示すと説得力が増します。
理由を伝えるときに便利な表現は以下の通りです。
・because ~(なぜなら~だからです)
→ 理由を一文で簡単に伝えられます。
例文
I like reading books because they are interesting.
(本は面白いから好きです。)
・for example, ~(例えば~)
→ 具体例を挙げると、文章がわかりやすくなります。
例文
I enjoy sports. For example, I play soccer every weekend.
(スポーツが好きです。例えば、毎週末サッカーをします。)
・also ~(さらに~)
→ 追加の理由を述べるときに便利です。
例文
I like dogs. Also, they are very friendly.
(犬が好きです。さらに、とても友好的です。)
まとめで使える表現
最後に文章をまとめるときに便利な表現も覚えておくと、文章全体の完成度が上がります。
・That is why ~.(だから~です)
→ 理由を踏まえて結論を簡潔にまとめられます。
例文
I like reading books. That is why I read every day.
(本が好きです。だから毎日読みます。)
・So, I think ~.(だから、私は~だと思います)
→ 意見と理由を結びつけるときに便利です。
例文
I enjoy sports. Also, they keep me healthy. So, I think everyone should exercise.
(スポーツが好きです。さらに健康にも良いです。だから、みんな運動すべきだと思います。)
親子でできるライティング練習法
英検®や学校の英語学習で大切になるライティング。
でも「どうやって練習すればいいの?」と悩む保護者様も多いのではないでしょうか?
実はライティングの力は、親子でちょっとした工夫をしながら楽しく練習することで、ぐんと伸ばすことができます。
難しいことをする必要はありません。
「今日の出来事を1文で書く」「親子で交代しながら英語日記を書く」など、家庭でできる工夫がたくさんあります。
この記事では、親子で気軽に取り組めるライティング練習法をご紹介します。
身近な話題で意見を英語で言ってみる
まずは身近なテーマから、英語で自分の意見を言う練習をしてみましょう。
例えば、「犬と猫、どっちが好き?」や「朝ごはんはパンとご飯、どっちが好き?」など、日常の会話を題材にすると取り組みやすいです。
英語がまだ難しければ、日本語で理由を考え、それを一緒に英語に直してあげるとスムーズです。
こうすることで、自然に理由をつけて文章にする力が身についていきます。
1日1文でもOK!英語日記を書く
毎日少しずつ文章を書く習慣をつけることが、ライティング力アップの基本です。
最初はシンプルな文で構いません。
例文
I ate curry today.
(今日カレーを食べました。)
日記を書くことで、英語で表現することに慣れるだけでなく、語彙や文の構造も自然に身につきます。
家族で「お題」を出し合って作文ごっこ
親子で楽しく学べる方法として、作文ごっこもおすすめです。
家族でテーマを出し合い、1~2文ずつ英語で書く練習をします。
- 「学校に行くのは楽しい?」 → Yes, because I can see my friends.
- 「テレビとYouTube、どっちがいい?」 → I like YouTube because I can watch many videos.
ライティング力を伸ばす工夫

英語のライティング力を伸ばすには、単に文章を書く回数を増やすだけでは不十分です。
自分の意見を整理したり、読み手に分かりやすく伝えたりする工夫が大切です。
毎日のちょっとした練習や、使える表現を覚えること、親子で意見を交換することなど、工夫次第でライティング力はぐんと伸びます。
この章では、家庭でも取り入れやすい「ライティング力を伸ばすための工夫」をわかりやすくご紹介します。
模範解答を真似してストックを増やす
過去問や問題集に載っている模範解答を音読・暗唱することは、ライティング力を伸ばす上でとても効果的です。
繰り返し声に出して練習することで、英語が自然に口から出てくる感覚が身につきます。
書いた文を音読してみる
自分で書いた文章を声に出して読むことは、とても大切です。
文章の流れがスムーズかどうかを確認できるだけでなく、文法や単語の誤りにも気づきやすくなります。
また、文章を口に出すことで記憶にも定着しやすくなります。
小さな声でも構わないので、親子で一緒に音読することで、より楽しく学ぶことができます。
間違いは「伸びしろ」として楽しく直す
子供が書いた文章に間違いがあっても、「ここがダメだった」と責めるのではなく、「ここを直せばもっと良くなるね!」と前向きに声をかけることが大切です。
間違いを学びのチャンスとして捉えることで、子供は自信を失わずに練習を続けられます。
さらに、親も一緒に直す過程を楽しむことで、子供も自然にライティングを楽しいと感じられるようになります。
まとめ
英検®準2級ライティングは、難しい長文を書く必要はなく、40~50語で意見をシンプルにまとめることが大切です。
親子で身近な話題を英語で話したり、短い日記を書いたりするだけでも大きな力になります。
「意見 → 理由 → まとめ」の流れを自然に練習して、合格につなげましょう!
※英検®︎は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。