「hat」と「cap」の違いは?英語で言う帽子の種類と使い方まとめ

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「帽子」は英語で「hat」と「cap」 の2つがよく使われますが、実は形や使う場面に違いがあります。
日本語ではどちらも同じ「帽子」として扱われるため、英語で迷ってしまう人も多いかもしれません。
この記事では、「hat」と「cap」の特徴を比較しながら、どう使い分けるのかをわかりやすく紹介します。
他にも、英語でよく登場する帽子の種類をまとめ、会話や買い物で使える例文も取り上げています。
英語を学び始めた人でも理解しやすい内容なので、身近なアイテムを通して英語の表現を広げていきましょう。
英語で「帽子」はどう言う?基本の単語をチェックしよう

英語で「帽子」を表すときに、まず覚えておきたいのが 「hat(ハット)」 と 「cap(キャップ)」 という2つの単語です。
どちらも「帽子」という意味ですが、形や使われ方に違いがあります。
ここでは、それぞれの意味と発音のポイント、そしてどんなときに使い分けるのかを、わかりやすく紹介します。
基本をしっかり押さえておくと、買い物や会話でも迷わずに使えるようになります。
「hat」の意味と発音のポイント
「hat(ハット)」 は、つば(brim)があるタイプの帽子を指す言葉です。
例えば、麦わら帽子、フェルト帽子、冬のつば付きの帽子などが「hat」に当たります。
- 発音:ハット(日本語とほぼ同じ)
- 形の特徴:つばがあり、頭全体を覆うデザイン
- よく使われる場面:日よけ・ファッション・フォーマルなど
例文
This hat looks good on you.
(この帽子、似合ってるよ。)
I bought a new sun hat.
(新しい日よけ用の帽子を買いました。)
「つばのある帽子=hat」と覚えると理解しやすいです。
「cap」の意味と発音のポイント
「cap(キャップ)」 は、ふだんの生活でよく使われる、つばが前についているタイプの帽子を表します。
野球帽やスポーツ用のキャップがもっともわかりやすい例です。
- 発音:キャップ
- 形の特徴:前側だけに小さいつばがある
- よく使われる場面:スポーツ・カジュアルな服装・日常使い
例文
He is wearing a blue cap.
(彼は青いキャップをかぶっています。)
Do you have this cap in another color?
(このキャップの別の色はありますか?)
子供でも覚えやすい単語で、日常でもよく出てきます。
「hat」と「cap」の大まかな違いをシンプルに説明
「hat」 と「 cap」はどちらも「帽子」ですが、形の特徴で使い分けられます。
簡単に整理すると、次のようになります。
hat
- つば(brim)がぐるっと一周している
- 形が丸く、ファッション性が高い
- 「sun hat / winter hat」など種類が多い
cap
- 前だけにつばがある
- カジュアルで、スポーツでも使われる
- 「baseball cap」が代表的
シンプルに説明するなら、
A hat has a wide brim.
(hat は広いつばがある。)
A cap has a small brim in the front.
(cap は前に小さなつばがある。)
この2つを覚えるだけで、英語でも自然に使い分けることができます。
「hat」と「cap」の違いを詳しく解説

同じ「帽子」でも、「hat」 と「 cap」にはしっかりとした違いがあります。
英語では形や用途によって名前を変えて使うため、特徴を知っておくと自然に使い分けられるようになります。
ここでは、形・使われる場面・ファッションの違いをわかりやすく説明します。
形の違い(つばの有無・高さ・デザイン)
まず、「hat」 と「 cap」の最大の違いは 形とつば(brim)のあり方 です。
hat(ハット)の形
- 頭の周りをぐるっと囲む「つば」がある
- つばが広いもの・短いもの、形はさまざま
- トップ部分(クラウン)が高めで丸いことが多い
- 麦わら帽子・フェルト帽子・カウボーイハットなどが代表例
cap(キャップ)の形
- つばが前にだけついている
- 後ろは丸くフィットする形
- 全体が浅めで、軽いデザイン
- 野球帽(baseball cap)やスポーツキャップが代表例
まとめると、
- hat:つばが全体にある、形がしっかりしている
- cap:前だけに小さいつばがある、軽めのデザイン
という違いがあります。
使われる場面や用途の違い
次に、日常生活での用途の違いを見てみましょう。
hat(ハット)が使われる場面
- 日よけ、紫外線対策
- フォーマルな場面(礼装・式典など)
- 秋冬の防寒
- おしゃれのアクセントとして
例:sun hat(麦わら帽子)、winter hat(冬のハット)
cap(キャップ)が使われる場面
- スポーツ(野球、テニスなど)
- カジュアルな服装
- 学校、部活動
- 簡単にかぶれる日常用の帽子
「cap」は軽くて動きやすいため、スポーツや外遊びでよく使われます。
ファッション・スポーツでの使い分け
英語では、帽子の種類を用途で使い分けることが多いです。
ファッションとしての「hat」
- 服に合わせてシルエットを楽しむ
- クラシック・上品な印象になる
- 季節に合わせた素材が多い
例:felt hat(フェルトの帽子)、straw hat(麦わら帽子)
スポーツやカジュアルでの「cap」
- 動きやすい、軽い
- 若い人や子供に人気
- ストリートファッションでもよく使われる
例:baseball cap(野球帽)、snapback(後ろで調節できるキャップ)
「おしゃれ重視なら hat、動きやすさ重視なら cap」というイメージで覚えるとわかりやすくなります。
英語で覚えておきたい帽子の種類一覧

英語には、帽子のデザインによってさまざまな呼び方があります。
ここでは、日常でよく見かける帽子を cap系、hat系、そしてその他の帽子の3つに分けて紹介します。
名前と特徴をセットで覚えておくと、買い物や英語の会話でとても役に立ちます。
baseball cap・snapback など「cap」系
「cap」は、前に小さなつばがあり、軽くてカジュアルな帽子の総称です。
スポーツ・学校・普段着など、どんな場面でもよく登場します。
baseball cap(ベースボールキャップ)
- 野球帽のこと
- 前につばがあり、後ろでサイズ調整できるタイプが多い
例文
He always wears a baseball cap.
(彼はいつも野球帽をかぶっています。)
snapback(スナップバック)
- 後ろにパチッと留める調整部分(snap)がある帽子
- 若者向けのストリートスタイルで人気
例文
This snapback is very trendy.
(このスナップバックはとても流行っています。)
visor(バイザー)
- 頭頂部がなく、前のつばだけある帽子
- テニスやゴルフで使われる
例文
She wore a visor for tennis practice.
(彼女はテニスの練習でバイザーをつけていました。)
cap系は動きやすく、スポーツシーンで特によく使われる帽子です。
sun hat・bucket hat など「hat」系
「hat」は、頭のまわりを囲むつばがある、より「帽子らしい形」のものを指します。
ファッションとして使われることも多く、デザインもさまざまです。
sun hat(サンハット)
- つばが広く、日よけに使う帽子
- 麦わら帽子(straw hat)もこの仲間
例文
I bought a sun hat for summer.
(夏に向けてサンハットを買いました。)
bucket hat(バケットハット)
- 逆さまのバケツのような形
- 布製で丸みがあり、最近はファッションで人気
例文
He looks good in a bucket hat.
(彼はバケットハットがよく似合っています。)
fedora(フェドーラ)
- 中央がへこんだ、フォーマル寄りの帽子
- 大人っぽい印象
例文
He is wearing a black fedora.
(彼は黒いフェドーラをかぶっています。)
winter hat(ウィンターハット)
- 冬向けの帽子全般
- ウールやフェルトなどの暖かい素材
例文
This winter hat is very warm.
(この冬用の帽子はとても暖かいです。)
hat系は、季節や服装に合わせて選ぶことが多く、帽子のおしゃれを楽しみたい人にぴったりです。
「beanie」など、帽子を表すその他の英単語
「cap」や「hat」に分類しにくい帽子も英語ではよく登場します。
ここでは、覚えておくと便利な単語をまとめました。
beanie(ビーニー)
- ニット素材の「ニット帽」
- 冬に人気で、男女問わず使いやすい
例文
I wear a beanie in winter.
(冬はニット帽をかぶります。)
helmet(ヘルメット)
- 自転車やスポーツで使う「ヘルメット」
例文
You must wear a helmet when cycling.
(自転車に乗るときはヘルメットをかぶらないといけません。)
beret(ベレー)
- フランス風の「ベレー帽」
例文
She is wearing a red beret.
(彼女は赤いベレー帽をかぶっています。)
hood(フード)
- パーカーなどについている「頭を覆う部分」
例文
Put your hood up. It’s cold.
(フードをかぶってね。寒いよ。)
帽子の種類を知っておくと、英語で説明したり買い物をしたりするときにとても便利です。
「hat」と「cap」の違いを英語で説明するための基本フレーズ

「hat」と「cap」の違いを英語で説明するには、長い文を作る必要はありません。
形・使われ方・イメージを短い英語で伝えるだけで十分です。
ここでは、初心者でも使いやすいシンプルな説明文や、比較に役立つ言い方を紹介します。
英語が苦手でも、そのまま覚えるだけで会話で使えるようになります。
初心者向けの短くやさしい説明文
まずは「これだけ覚えればOK」という基本の説明文です。
例文
A hat has a wide brim.
(ハットには広いつばがあります。)
A cap has a small brim in the front.
(キャップには前だけに小さなつばがあります。)
A hat covers more of the head.
(ハットは頭の広い部分を覆います。)
A cap is simple and casual.
(キャップはシンプルでカジュアルです。)
A hat is used for fashion.
(ハットはファッションとして使われます。)
短い文でも、形とイメージの違いをしっかり伝えられます。
比較して説明する英語(○○ is more… / ○○ is usually…)
次に、「より〜」「たいてい〜」を使って違いを説明する言い方です。
例文
A hat is more formal than a cap.
(ハットのほうがキャップよりフォーマルです。)
A cap is more casual than a hat.
(キャップのほうがハットよりカジュアルです。)
A hat is usually bigger.
(ハットはたいてい大きめです。)
A cap is usually lighter.
(キャップはたいてい軽いです。)
A hat is often used for sun protection.
(ハットは日よけとして使われることが多いです。)
A cap is often used for sports.
(キャップはスポーツでよく使われます。)
「more」と「usually」が使えると、説明の幅が広がります。
会話で使える例文まとめ
日常会話・買い物・ファッションの話題でそのまま使えるフレーズをまとめました。
例文
Do you have this hat in another color?
(このハットの別の色はありますか?)
I like this cap. It’s simple and light.
(このキャップが好きです。シンプルで軽いです。)
This hat looks good on you.
(このハットはあなたに似合っています。)
I need a cap for baseball practice.
(野球の練習用にキャップが必要です。)
Which one should I choose, the hat or the cap?
(ハットとキャップ、どちらを選ぶべきですか?)
The hat is more stylish, but the cap is easier to wear.
(ハットのほうがおしゃれですが、キャップのほうがかぶりやすいです。)
短く覚えやすい文ばかりなので、そのまま使うだけで会話になります。
まとめ|「hat」と「cap」の違いを英語で理解しよう

「hat」と「cap」は、どちらも「帽子」を表す英語ですが、形や使われる場面の違いを知っておくと、より自然に使い分けることができます。
基本はとてもシンプルで、
hat → つばが頭のまわりにある帽子
cap → 前だけにつばがあるカジュアルな帽子
というイメージで覚えておくのが一番わかりやすいポイントです。
さらに、英語ではファッションやスポーツの場面に合わせて呼び方を変えることが多く、例文のように短い表現でも十分説明ができます。
例えば・・・
A hat has a wide brim.
(ハットには広いつばがあります。)
A cap is simple and casual.
(キャップはシンプルでカジュアルです。)
といった短い文を覚えておけば、英語で「帽子の違い」を伝えるときに役立ちます。
買い物をするとき、友達に帽子を説明するとき、またはファッションの話題になったときなど、帽子に関する英語は日常でも使うチャンスが多い表現です。
まずは基本のフレーズから少しずつ覚えて、英語で自信を持って説明できるようにしていきましょう。







