「暗記する」は英語で何ていう?「覚える」「記憶する」の違いも紹介

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テスト勉強や英単語の学習でよく使う「暗記する」。
英語では 「memorize(メモライズ)」 と言い、「努力して覚える」という意味があります。
一方で、「覚える」「思い出す」というときに使う「remember(リメンバー)」は、ニュアンスが少し違うため、混乱しやすいポイントです。
この記事では、「memorize」「remember」「learn」など、覚えることに関係する英語の違いを、初心者にもわかりやすく整理して紹介します。
中学生が日常で使いやすい短い例文もたくさん掲載しているので、そのまま会話や作文に使えます。
「暗記するの英語って何?」「remember と何が違うの?」と疑問に思ったとき、この記事を読めば迷わず使い分けられるようになります。
英語学習に欠かせない「覚える」の表現を、しっかり身につけましょう。
「暗記する」は英語でなんて言う?

テスト勉強や英単語の学習でよく使う「暗記する」という言葉。
英語では、「memorize(メモライズ)」と言います。
意味はシンプルで、
「覚えようとして努力する」「意識して記憶する」 というニュアンスです。
日本語と違って、英語では 「ただ覚えている(remember)」と「努力して覚える(memorize)」をしっかり分けて使います。
まずは 「memorize」 がどんな意味なのか、やさしく説明していきます。
「memorize」の基本の意味
「memorize」 は、次のような意味を持ちます。
| 英単語 | 意味 | どんなときに使う? |
| memorize | 暗記する・覚える | テスト勉強・英単語・セリフ・重要な内容を覚えるとき |
| remember | 覚えている・思い出す | 自然に覚えていたり、過去のことを思い出すとき |
ポイントまとめ
- memorize=がんばって覚える
- remember=自然に覚えている、思い出す
例文
I need to memorize these words.
(この単語を暗記する必要があります。)
I memorized the lines for the play.
(劇のセリフを暗記しました。)
「memorize」 は、勉強のときにとてもよく使われる単語です。
「memorize」を使うときのイメージ
「memorize」 には、
「時間をかけて覚える」・「しっかり覚えるために努力する」
というイメージがあります。
イメージしやすい場面
- テストに出る単語を覚える
- セリフやスピーチ文を覚える
- 重要なルールを覚える
- 電話番号や住所を覚える
例文
I’m trying to memorize all the words.
(全部の単語を覚えようとしています。)
It’s hard to memorize numbers.
(数字を暗記するのはむずかしいです。)
子供向けにイメージをひとことで
- memorize = 「覚えるためにがんばる」
- remember = 「思い出す」
なので、この2つを使い分けられると英語がとても自然になります。
「覚える」と「記憶する」は英語でどう違う?

日本語では「覚える」「記憶する」「暗記する」など似た言葉がたくさんありますが、英語では意味によって単語をしっかり使いわけます。
とくに 「remember・memorize・learn」 の3つは、英語初心者がまちがえやすい単語です。
ここでは、子供にも分かりやすいように、表を使ってくわしく整理していきます。
「remember」と「memorize」の違いを簡単に解説
まずは「覚えている」・「思い出す」ときに使う 「remember」 と、「努力して覚える」意味の 「memorize」 の違いを見てみましょう。
| 英単語 | 日本語の意味 | ニュアンス | 例文 |
| remember | 覚えている思い出す | 自然に覚えている状態 | I remember his name. (彼の名前を覚えています。) |
| memorize | 暗記する | がんばって覚える努力 | I memorize new words. (新しい単語を暗記します。) |
子供でも覚えやすいまとめ
- remember → 自然に覚えている
- memorize → がんばって覚える(暗記)
例文
I remember the story.
(その話を覚えています。(自然))
I need to memorize this for the test.
(テストのためにこれを暗記しないといけません。(努力))
二つの違いが分かると、英語での「覚える」の使い分けが一気に楽になります。
「learn」との違いもあわせて紹介
もう一つ大切な単語が 「learn(習う・学ぶ)」です。
覚えるだけではなく、「できるようになる」「知識として身につく」という意味もあります。
三つの単語の違いを表で整理
| 英単語 | どんな時に使う? | ニュアンス | 例文 |
| remember | 覚えている・思い出す | 自然に覚えている | I remember the rule. |
| memorize | 暗記する | 努力して覚える | I memorize the words. |
| learn | 習得する(できるようになる) | 練習して身につく | I learned how to swim. |
イメージでまとめると
- remember → 思い出す
- memorize → 暗記する
- learn → 習う・できるようになる
例文
I learned many things at school.
(学校でたくさんのことを学びました。)
I’m trying to learn English.
(英語を学ぼうとしています。)
「learn」は「知識を身につける」という広い意味を持っています。
中学生がつまずきやすいポイント
英語初心者の子供が、この3つの単語を使うときにまちがえやすいポイントをまとめました。
1. 「memorize」 と 「remember」 を逆に使ってしまう
「覚える=remember」と思い込みがちですが、テスト勉強の「暗記」は 「memorize」 が正しいです。
例文
× I remember these words for the test.
○ I memorize these words for the test.
(これらの言葉をテストのために暗記します。)
2. learn を「覚える」だけの意味だと思ってしまう
「learn」 は「習う」「できるようになる」までをふくむ広い意味です。
例文
I learned piano.
(ピアノができるようになった。)
3. 文章を長くしようとして混乱する
短くてOK。
むしろ簡単な文ほど正確に伝わります。
例文
I memorize this.
(これを暗記します。)
I remember it.
(それを覚えています。)
これらのポイントを知っておくと、「覚える」に関する英語表現がスムーズに使えるようになります。
「memorize」の使い方をやさしく説明

「memorize」 は、「がんばって覚える」・「暗記する」という意味を持つ英単語です。
テスト勉強や単語練習など、学校生活の中でよく使う場面が多い言葉です。
ここでは、実際にどう文に入れて使うのかを、学校と日常のシーンに分けてやさしく解説します。
学校で使える例文
学校の勉強では、英単語、歴史の年号、理科の用語など、「覚えないといけないこと」がたくさんあります。
そんなときに 「memorize」 はぴったりです。
むずかしい文法を使わなくても、短い文でしっかり気持ちが伝わります。
例文
I need to memorize these words.
(この単語を暗記する必要があります。)
I’m trying to memorize the lines for the play.
(劇のセリフを覚えようとしています。)
We have to memorize the rules for the test.
(テストのためにルールを暗記しないといけません。)
これらはすべて、学校ですぐに使えるシンプルな文です。
特に 「need to memorize〜」 は、「〜を覚えないといけない」という意味でよく使われます。
日常で使える例文
学校だけでなく、日常でも「覚えておきたいこと」はたくさんあります。
英語では、そのような場面でも 「memorize」 が使えます。
電話番号や住所、決まりごとなど、覚える必要があるときに便利です。
例文
I memorized her phone number.
(わたしは彼女の電話番号を暗記しました。)
It’s hard to memorize numbers.
(数字を暗記するのはむずかしいです。)
I want to memorize this song.
(この歌を覚えたいです。)
Can you memorize this rule?
(このルールを覚えられますか。)
「memorize」 は「意識して覚える」というイメージなので、努力して覚えるときほど使いやすい単語です。
「remember」 と混ざりやすいので、「がんばって覚えるとき=memorize」と覚えておくとスムーズに使えます。
「remember」の使い方と覚え方

「remember」は、英語でとてもよく使われる基本の動詞です。
意味は「思い出す」「覚えている」で、自然と頭に残っていることを表すときに使います。
「memorize(暗記する)とよく混ざりますが、「remember」 はもっと自然なイメージで使われるのが特徴です。
ここでは、子供でも理解しやすいように、「remember」 の意味と使い方をシンプルに紹介していきます。
「思い出す」「覚えている」という意味の 「remember」
「remember」 には、大きく分けて二つの使い方があります。
1.覚えている(ある情報が自然と頭に残っている)
2.思い出す(あとから記憶をよび出す)
どちらの場合も、「努力した暗記」ではなく、自然に記憶している状態 を表します。
わかりやすいイメージ
- memorize → がんばって覚える
- remember → すでに覚えている・思い出す
例文
I remember your name.
(あなたの名前を覚えています。)
I can’t remember the answer.
(答えを思い出せません。)
Do you remember this story?
(この話を覚えていますか。)
「remember」 は日常でも学校でもよく使うので、覚えておくと会話でとても役立ちます。
初心者でもわかる覚えやすい例文
英語初心者の子供でも、すぐに使えるシンプルな例文を紹介します。
短い文ばかりなので、そのまま声に出して練習してみてください。
例文
I remember it well.
(それをよく覚えています。)
I remember the rules.
(そのルールを覚えています。)
Can you remember my birthday?
(わたしの誕生日を覚えている?)
I don’t remember anything.
(何も覚えていません。)
I finally remembered the word.
(やっとその単語を思い出しました。)
「remember」 は「覚えている」「思い出す」どちらの意味でも使えるので、いろいろな場面で応用できます。
短くて使いやすい文が多いので、毎日の会話にぜひ取り入れてみてください。
暗記に関する関連英単語

「暗記する」・「覚える」といった表現は、英語ではいろいろな単語を使い分けます。
「memorize」 や 「remember」 以外にも、暗記や記憶に関係する英単語があります。
ここでは、意味が似ていてまちがえやすい 「memory」 と 「remind」 をわかりやすく整理し、さらに「暗記」をシンプルに表す言い換え表現も紹介します。
英語初心者の子供でも使いやすい内容になっているので、ぜひ覚えておいてください。
「memory」「remind」など意味の違い
まずは、暗記や記憶に関係する単語の意味の違いから見ていきましょう。
どれも日本語だと「覚える」に関係しますが、英語では役割がしっかり分かれています。
memory(メモリー)
「記憶」・「思い出」という名詞です。
暗記の力や、頭に残っている思い出を表します。
例文
My memory is good.
(わたしは記憶力がよいです。)
This photo brings back memories.
(この写真を見るといろんな思い出がよみがえります。)
remind(リマインド)
「思い出させる」という動詞です。
だれかに「〜してね」と伝えるときにも使います。
例文
Please remind me tomorrow.
(明日わたしに思い出させてください。)
This song reminds me of summer.
(この歌は夏を思い出させます。)
使い分けのイメージ
- memory → 記憶そのもの
- remind → 思い出させる(人がしてくれる)
- remember → 自分で思い出す
- memorize → がんばって覚える
このように役割を覚えておくと、英語で「覚える」に関する表現がぐっと理解しやすくなります。
暗記を表すシンプルな言い換え表現
「memorize」 がむずかしいと感じる子供や、発音に自信がないときは、もっとシンプルな言い換え表現を使ってもOKです。
簡単な言葉で言い換えることで、まちがえる心配も少なくなります。
使いやすい言い換え
learn 〜 by heart
直訳すると「心で覚える」
→ 暗記する、しっかり覚えるという意味です。
例文
I learned the poem by heart.
(わたしはその詩を暗記しました。)
remember 〜 well
「よく覚えている」
→ 結果として覚えていることを表せます。
例文
I remember the rule well.
(そのルールをよく覚えています。)
know 〜 by memory
「記憶で覚えている」
→ memorizeよりやわらかい表現です。
例文
I know this song by memory.
(この歌は記憶で覚えています。)
「memorize」 が使いにくいときは、こうした表現を使うことで自然に伝えることができます
シンプルな言い換えは、英語初心者にとってとても便利な「味方」です。
中学生でも使える!暗記フレーズ例文集

暗記に関する英語表現は学校の勉強だけでなく、日常の会話でもよく使う便利なものばかりです。
ここでは、中学生でもそのまま使えるシンプルな文だけを集めました。
短い文なので覚えやすく、すぐに英語学習に取り入れられます。
勉強シーンで使う英語フレーズ
テスト勉強や宿題など、「覚えないといけない」場面で使えるフレーズです。
例文
I need to memorize these words.
(この単語を暗記する必要があります。)
I’m trying to memorize the rules.
(ルールを覚えようとしています。)
It’s hard to memorize all of this.
(これ全部を暗記するのはむずかしいです。)
Let’s memorize this together.
(これを一緒に覚えよう。)
どれも短く、簡単な文ばかりなので、英語初心者の子供でもすぐ使えます。
会話で自然に使える短い文章まとめ
暗記だけでなく、「覚えている」・「思い出した」と言いたいときに使える自然な表現です。
会話でよく使う言葉なので覚えておくと便利です。
例文
I remember it.
(それを覚えています。)
I can’t remember.
(思い出せません。)
I remember now.
(今思い出しました。)
I know this by memory.
(これは記憶で覚えています。)
Did you memorize it?
(それを暗記した?)
短くて会話に入れやすい文ばかりなので、練習用にもぴったりです。
まとめ|「暗記する」の英語を親子で楽しく学ぼう

「暗記する」を表す英語には、「memorize・remember・learn」など、いろいろな単語があります。
それぞれの意味の違いを知ると、英語の表現がぐっとわかりやすくなります。
とくに、
「memorize」 は「がんばって覚える」
「remember」 は「自然に覚えている・思い出す」
という使い分けが大切でした。
また、暗記に関する単語には 「memory」 や 「remind」 などもあり、シンプルな言い換え表現もあります。
短い文で十分伝わるので、英語初心者の子供でも安心して使うことができます。
英語学習は、むずかしい単語を使うよりも、「自分が言える英語」でしっかり伝えることが大切です。
毎日少しずつでも練習すれば、「覚えること」も「英語で表すこと」も、きっと楽しく上達していきます。
ぜひ今日から、無理なくできる範囲で英語学習を続けてみてください。







