「迷う」は英語で何て言う?|すぐに使える例文でわかりやすく解説

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「迷う」という言葉は、日本語ではよく使いますよね。
例えば「道に迷う」「決断に迷う」「気持ちに迷う」など、場面によって意味が少しずつ変わります。
では、英語で「迷う」を表すときはどう言えばいいのでしょうか?
実は一つの単語だけではなく、状況に合わせて表現を使い分ける必要があります。
この記事では、「迷う」を英語で伝える基本表現から、日常会話ですぐに使える例文まで、わかりやすく解説します。
読み終えたあとには、自分の状況に合った「迷う」の英語フレーズを自然に使えるようになりますよ。
「迷う」は英語で何て言う?基本の考え方

日本語の「迷う」は、ひとことで表すのが難しい言葉です。
- 道に迷う
- わからなくて迷う
- 決断に迷う
このように、状況によってニュアンスが変わります。
英語では、それぞれの場面に合わせて違う表現を使うのが自然です。
ここでは「迷う」を表す代表的なフレーズを3つ紹介します。
「get lost」|道に迷うときの定番表現
「get lost」は「道に迷う」「迷子になる」という意味で使います。
例文
I got lost on the way to the station.
(駅に行く途中で迷いました。)
We got lost in the city.
(私たちは街で迷子になった。)
「get lost」は旅行や初めての場所に行ったときによく使える便利な表現です。
ポイント
- 物理的に場所がわからなくなるときに使う
- カジュアルな会話でよく使われる
「be confused」|わからなくて迷っているとき
「be confused」は「混乱している」「よくわからなくて迷っている」という意味です。
例文
I’m confused about this homework.
(この宿題について混乱しています。)
She was confused by the complicated instructions.
(彼女は複雑な説明に迷っていた。)
「頭が整理できていない」「理解できず迷っている」場面で使われます。
ポイント
- 気持ちや頭の中が「ごちゃごちゃしている」イメージ
- 道に迷うときには使わない
「can’t decide」|決断に迷っているときの言い方
「can’t decide」は「決められない」「決断に迷っている」という意味です。
例文
I can’t decide what to eat for lunch.
(ランチに何を食べるか決められない。)
He can’t decide whether to study abroad or not.
(彼は留学するかどうか迷っている。)
日常生活でもビジネスでもよく使える表現です。
ポイント
- 選択肢があって、どちらにするか迷うときに使う
- フォーマル・カジュアルどちらの場面でも使える
get lost → 道に迷う
be confused → 理解できずに迷う
can’t decide → 決断できずに迷う
それぞれの状況に合わせて使い分けることで、「迷う」を英語で自然に表現できるようになります。
状況別「迷う」の英語表現

「迷う」は場面によって英語での言い方が変わります。
ここでは、よくある3つのシチュエーションに分けて紹介します。
道に迷ったとき(地図や場所に関する場面)
道に迷ったときは 「get lost」 が定番ですが、ほかにも便利な表現があります。
英語表現 | 意味 | 例文 |
get lost | 道に迷う | I got lost on my way home. (家に帰る途中で迷った。) |
lose one’s way | 道を間違える | We lost our way in the forest. (私たちは森で道に迷った。) |
can’t find〜 | ~を見つけられない | I can’t find the station. (駅が見つからない。) |
「get lost」はカジュアルで一番よく使われる表現ですが、少し丁寧に言いたい場合は「lose one’s way」を使うと良いです。
決断に迷ったとき(選択肢の間で迷う)
選択肢があって「どっちにしようか迷う」ときには、以下の表現が使えます。
can’t decide : 決められない
I can’t decide which dress to buy.
(どのドレスを買うか決められない。)
be torn between A and B : AとBの間で迷っている
I’m torn between studying abroad and working here.
(留学するかここで働くか迷っている。)
be indecisive : 優柔不断で決められない(ややネガティブ)
He is indecisive about his career.
(彼は進路について優柔不断だ。)
「can’t decide」 は一番シンプル。
より「選択肢の間で揺れている」ニュアンスを出したいときは 「be torn between」 が自然です。
進路や将来に迷ったとき(長期的な迷い)
長期的な選択や人生の方向性に関して「迷う」と言いたいときは、次のような表現がよく使われます。
be uncertain about 〜:~について不安・確信が持てない
I’m uncertain about my future.
(自分の将来について迷っている。)
be confused about 〜:~について混乱している
She is confused about her career path.
(彼女はキャリアの方向性に迷っている。)
hesitate to 〜:~するのをためらう
He hesitates to change his job.
(彼は転職するのを迷っている。)
将来や人生に関する「迷い」には、「uncertain」や「hesitate」がよく使われます。
「短期的な迷い」よりも深い悩みを表すときに適しています。
道に迷う → get lost / lose one’s way
決断に迷う → can’t decide / be torn between
将来に迷う → be uncertain / hesitate
場面ごとに言い方を切り替えると、英語で「迷う」をもっと自然に表現できます。
「迷う」を使った英語の例文集

ここでは「迷う」を表す英語表現を、シーンごとにまとめました。
旅行や日常の場面から、ビジネスや勉強に関する状況まで、すぐに使える例文を紹介します。
旅行や日常で使えるフレーズ(道に迷う)
例文
I got lost on the way to the hotel.
(ホテルに行く途中で迷ってしまった。)
We lost our way in the park.
(私たちは公園で道に迷った。)
Excuse me, I can’t find the station.
(すみません、駅が見つけられません。)
ポイント
- 観光や買い物の場面では 「get lost」 が一番自然
- 丁寧に助けを求めたいときは 「can’t find 〜」 を使うと伝わりやすい
会話でよく使うフレーズ(決断に迷う)
例文
I can’t decide what to eat for dinner.
(夕食に何を食べるか決められない。)
She is torn between two job offers.
(彼女は2つの仕事のオファーの間で迷っている。)
He is indecisive about buying a new car.
(彼は新しい車を買うかどうか迷っている。)
ポイント
- 「can’t decide」 は日常のちょっとした迷いに使える
- 「be torn between」 は「どちらも魅力的で決められない」状況にぴったり
自分の気持ちを表すフレーズ(気持ちの迷い)
例文
I’m confused about my feelings.
(自分の気持ちに迷っている。)
She feels uncertain about her future.
(彼女は自分の将来について迷っている。)
He hesitates to tell the truth.
(彼は本当のことを言うのを迷っている。)
ポイント
- 「confused」 は頭や気持ちが整理できないとき
- 「uncertain」 は将来や人生など大きな迷いを表すときに自然
- 「hesitate」 は「ためらう」という行動レベルの迷いを表現
ビジネスや学習場面で役立つフレーズ
例文
I’m confused about the instructions.
(指示に迷っています/わかりにくいです。)
We are undecided about the project schedule.
(私たちはプロジェクトのスケジュールについてまだ迷っています。)
He hesitates to ask questions in class.
(彼は授業で質問するのを迷っている。)
I can’t decide which course to take.
(どの講座を取るか決められない。)
ポイント
- ビジネスでは「undecided」がよく使われる(フォーマルな表現)
- 学習場面では「hesitate to ask」が「質問をためらう」などによく登場
「迷う」を表すときに役立つ関連表現

「迷う」を英語で表すとき、必ずしも「get lost / can’t decide / be confused」だけではありません。
ニュアンスによっては、より自然に聞こえる単語やフレーズがあります。
ここでは、類義語や似た表現を整理して紹介します。
「unsure」「uncertain」など類義語
「unsure」 と 「uncertain」 は、どちらも「確信が持てず迷っている」という意味で使われます。
- unsure → 気軽な会話で「よくわからない」「決められない」
- uncertain → フォーマルな場面や将来・進路など大きな迷いに使う
例文
I’m unsure about what to say.
(何を言うべきか迷っている。)
She is uncertain about her future career.
(彼女は将来のキャリアについて迷っている。)
「unsure」 は口語的、「uncertain」 はやや堅めの印象があります。
「puzzled」「hesitate」などニュアンスの違い
「puzzled」と「hesitate」も「迷い」を表しますが、ニュアンスが異なります。
- puzzled → 「混乱して困っている」「どうしていいかわからない」
- hesitate → 「ためらって行動できない」
例文
He looked puzzled by the question.
(彼はその質問に迷っているように見えた。)
She hesitated to open the letter.
(彼女はその手紙を開けるのを迷った。)
「puzzled」 は「頭の中が混乱している状態」、「hesitate」 は「行動に移すのをためらう気持ち」と覚えましょう。
ネイティブがよく使う自然な言い回し
ネイティブの日常会話では、決まったフレーズで「迷い」を表現することが多いです。
例文
I’m on the fence.
(決めかねている/どちらにしようか迷っている。)
I can’t make up my mind.
(決断できないでいる。)
I don’t know what to do.
(どうしていいかわからない/迷っている。)
I’m on the fence about moving to another city.
(別の街に引っ越すかどうか迷っている。)
She can’t make up her mind about the dress.
(彼女はドレスを決められないでいる。)
「on the fence」 や 「make up my mind」 は、ネイティブが自然に使う表現。
日常会話でそのまま真似できます。
「迷う」を英語で表すときは一つの言葉ではなく、状況に応じて使い分けることが大切です。
- 道に迷うときは 「get lost」
- 決断に迷うときは 「can’t decide」
- 気持ちや考えに迷うときは 「be confused」や「uncertain」
- 行動をためらうときは 「hesitate」
などを使うと自然に表現できます。
まとめ

日本語の「迷う」は便利な言葉ですが、英語では状況ごとに違う表現を使う必要があります。
この記事で学んだフレーズを使い分ければ、自分の気持ちや状況をより自然に伝えられるようになります。
「迷う」の英語表現は状況で使い分けよう
日本語の「迷う」は一言で済みますが、英語では状況によって表現を変える必要があります。
- get lost / lose one’s way → 道に迷う
- can’t decide / be torn between → 決断に迷う
- be confused / unsure / uncertain → 気持ちや考えに迷う
- hesitate / on the fence → 行動をためらう
それぞれのフレーズは、文脈に合わせて自然に使い分けるのがポイントです。
今日紹介した表現を少しずつ会話や練習に取り入れていけば、「迷う」を英語でスムーズに伝えられるようになります。