鴨は英語でどう言う?「duck」の意味と便利なフレーズまとめ

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「鴨(かも)は英語で何と言うでしょうか?」
答えは 「duck(ダック)」です。
学校の教科書などでもよく出てくる基本的な単語ですが、実は 「duckling(ヒナ)」や「 sitting duck(無防備な人)」など、さまざまな関連語や表現があります。
この記事では、鴨を意味する基本の英単語から、料理の名前、英語の慣用句までをわかりやすく紹介します。
日常会話や学校の勉強で役立つだけでなく、ちょっとした豆知識として覚えておくと英語がもっと楽しくなりますよ。
「鴨」は英語でどう言う?基本の意味をおさえよう

日本語で「鴨」と聞くと、池や川を泳ぐ姿を思い浮かべる人も多いでしょう。
英語ではこの「鴨」を「 duck(ダック)」と表現します。
学校の教科書や英会話の中でもよく出てくる単語なので、しっかり覚えておきたいところです。
ここでは、「duck」の基本的な使い方や、単数・複数の違い、すぐに使える例文を紹介します。
鴨 = duckの基本的な使い方
日本語で「鴨」と言うとき、英語では「duck(ダック)」と表現します。
例文
I saw a duck in the park.
(公園で鴨を見ました。)
「duck」は名詞として「鴨」という意味で使われるのが一般的です。
また、動詞として「身をかがめる、よける」という意味もあります。
例文
He ducked under the table.
(彼はテーブルの下に身をかがめました。)
ポイント
中学生の英語ではまず「名詞 = 鴨」として覚えておけば大丈夫です。
単数形と複数形の違い(duck / ducks)
英語では「数」によって単語の形が変わります。
鴨の場合も同じです。
日本語 | 英語 | 発音 | 例文 |
1羽の鴨 | a duck | ダック | There is a duck in the pond. (池に鴨が1羽います。) |
2羽以上の鴨 | ducks | ダックス | There are three ducks in the pond. (池に鴨が3羽います。) |
ポイント
- 1羽なら 「a duck」
- 2羽以上なら 「ducks」 と「 -s」 をつける
動物の名前はこのルールが多いので、「猫(cat/cats)」「犬(dog/dogs)」と同じ感覚で覚えると簡単です。
中学生でもわかる簡単な例文
基本の文を使って「duck」を覚えてみましょう。
例文
I like ducks.
(私は鴨が好きです。)
The duck is swimming in the river.
(その鴨は川を泳いでいます。)
There are many ducks in the park.
(公園にたくさんの鴨がいます。)
ポイント
「鴨を見る」・「鴨が泳ぐ」といったシンプルな文を練習すると、すぐに使える単語になります。
シンプルな例文を使えば、子供でもすぐに使いこなせる単語です。
英語学習では、このようにまずは基本の言い方を押さえることがとても大切です。
鴨にまつわる関連英単語

「鴨 = duck」という基本が分かったら、次のステップとして関連する英単語も一緒に覚えておきましょう。
ちょっとした豆知識として知っているだけでも、英語の理解が深まります。
ここでは、日常会話や本・映画などで出てくることもある鴨の関連語を紹介します。
鴨の子供 = duckling
「duckling(ダックリング)」は「鴨の子供(ヒナ)」を表す単語です。
- 単数形:a duckling
- 複数形:ducklings
例文
The ducklings are following their mother.
(鴨のヒナたちがお母さんのあとをついていきます。)
ポイント
有名な童話「みにくいアヒルの子」は、英語では「The Ugly Duckling」と言います。
鴨のオス = drake
「drake(ドレイク)」は「オスの鴨」を意味します。
日常英会話ではあまり登場しませんが、生物学的な説明や鳥に詳しい人の会話で使われることがあります。
例文
A drake has beautiful green feathers on its head.
(オスの鴨は頭に美しい緑色の羽を持っています。)
覚え方
ドレイクという響きは英語の人名でも使われるので、単語としても覚えやすいです。
家鴨(アヒル) = domestic duck
飼育されている鴨、いわゆる「アヒル」は「domestic duck(ドメスティック・ダック)」と表現されます。
例文
The domestic duck is often raised on farms.
(アヒルはよく農場で飼育されています。)
ポイント
日本語では「鴨」と「アヒル」を分けて考えることが多いですが、英語ではどちらも「duck」と呼ばれることが多いです。
そのため、区別が必要なときに「domestic duck」と言うと便利です。
野生の鴨 = wild duck / mallard
自然の中に生息している鴨は「wild duck(ワイルド・ダック)」と言います。
さらに代表的な種類である「マガモ」は「mallard(マラード)」と呼ばれます。
例文
We saw many wild ducks by the lake.
(湖のそばでたくさんの野生の鴨を見ました。)
A mallard is a common type of wild duck.
(マガモはよく見られる野生の鴨の一種です。)
ポイント
「wild duck=野生の鴨」「mallard=マガモ」という関係を知っておくと、海外旅行やドキュメンタリー番組を見たときなどに役立ちます。
「合鴨」は英語でどう言う?

日本では田んぼの害虫対策などに使われる「合鴨」。
鴨の中でも特定の品種を掛け合わせたものですが、英語ではどう表現するのでしょうか?
ここでは、合鴨を表す英語とその特徴的な表記について紹介します。
crossbred duck / hybrid duck の意味
「crossbred duck」や「hybrid duck」は「異なる品種を掛け合わせて作られた鴨」、つまり合鴨を指すときに使われます。
例文
Farmers often raise crossbred ducks for pest control in rice fields.
(農家は田んぼの害虫対策のために合鴨を飼育することがあります。)
Hybrid ducks are known for their strong resistance to diseases.
(合鴨は病気に強いことで知られています。)
ポイント
「crossbred / hybrid」 という単語は、動物や植物の品種改良でよく使われる言葉です。
「交配した」、「混合した」というニュアンスがあるので、覚えておくと応用が利きます。
日本独特の「Aigamo duck」という表記について
日本のアイガモ農法で使われる合鴨は、英語でも「Aigamo duck」と表記されることがあります。
これは日本固有の農業手法に由来するため、海外の一般的な英語辞書には載っていませんが、農業関連の記事や観光情報では見かけることがあります。
例文
Aigamo ducks help control pests naturally in Japanese rice fields.
(アイガモは日本の田んぼで害虫を自然に駆除するのに役立ちます。)
ポイント
日本の特定の農業文化に由来する単語なので、文脈によっては「crossbred duck」と書き換えることも可能です。
鴨を使った便利な英語フレーズ・慣用句

英語では「duck(鴨)」を使った表現がいくつかあります。
単に「鴨」という意味だけでなく、日常会話や文章で面白い意味を持つフレーズとして使われます。
ここでは、覚えておくと便利な慣用句を紹介します。
sitting duck(無防備な人)
「sitting duck」は「簡単に攻撃されたり、狙われたりする無防備な人やもの」を意味します。
文字通り「座っている鴨」のイメージからきています。
例文
Without any protection, the small boat was a sitting duck in the storm.
(何の防護もない小さなボートは、嵐の中で無防備な状態だった。)
He felt like a sitting duck during the test because he hadn’t studied enough.
(勉強不足でテストのとき、彼は無防備な気分だった。)
ポイント
「攻撃されやすい」「簡単に狙われる」という意味で、比喩として日常的に使えます。
like water off a duck’s back(馬耳東風)
「like water off a duck’s back」は「全く気にしない、耳に入らない」という意味です。
文字通り、水が鴨の羽毛を弾くように何も残らない様子を表しています。
例文
She ignored the criticism like water off a duck’s back.
(彼女は批判を全く気にしなかった。)
Complaints rolled off him like water off a duck’s back.
(不満も彼には全く効かなかった。)
ポイント
英語のユーモアや自然の比喩を学べる表現で、覚えておくと会話が少し豊かになります。
duck out(こっそり抜け出す)
「duck out」は「こっそり抜け出す」「さりげなく退席する」という意味で使われます。
動詞として使われ、口語表現でよく見かけます。
例文
He ducked out of the meeting early.
(彼は会議からこっそり抜け出した。)
I’m going to duck out before it gets too crowded.
(混みすぎる前にさりげなく出よう。)
ポイント
「duck」という単語が名詞以外でも活躍する例です。
動詞としての使い方も覚えておくと便利です。
鴨を使ったフレーズには、単なる動物名以上の意味があります。
紹介した3つを覚えるだけでも、日常会話や文章でちょっとした表現力アップにつながります。
H2:まとめ:duckをきっかけに英単語を広げよう

今回は「鴨 = duck」をテーマに、基本の単語から関連語、慣用句やフレーズまで学びました。
英語学習では、1つの単語をきっかけに関連する語や表現を広げていくことが、とても効果的です。
ここで一度、今日学んだ内容をおさらいしてみましょう。
今日学んだ単語をおさらい
- duck:鴨
- duckling:鴨の子供、ヒナ
- drake:オスの鴨
- domestic duck:家鴨(アヒル)
- wild duck / mallard:野生の鴨 / マガモ
- crossbred duck / hybrid duck / Aigamo duck:合鴨
- Peking duck / roast duck / duck meat:鴨料理
- sitting duck:無防備な人
- like water off a duck’s back:馬耳東風
- duck out:こっそり抜け出す
ポイントは、まずは基本の「duck」をしっかり覚え、関連単語やフレーズも一緒に学ぶと定着が早くなります。
他の動物の英語もあわせて学ぶともっと楽しい
「duck」を覚えたら、次は身近な他の動物の英語も学んでみましょう。
例えば、猫は「cat」、犬は「dog」、馬は「horse」、鳥は「bird」など、鴨と同じように、単数・複数の違いや簡単な例文も一緒に覚えると、より自然に英語を使えるようになります。
さらに、慣用句やフレーズも動物ごとに存在することが多いので、1つの動物から学んだ知識を応用することで、会話の幅がぐっと広がります。