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英語で「子供を育てる」ってどう言うの?初心者にもわかりやすく解説

英語で「子供を育てる」ってどう言うの?初心者にもわかりやすく解説
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英語で何ていう?

子供を育てる」って英語でどう言えばいいの?と悩んだことはありませんか。

英語には「raise」や「bring up」など、子育てに関する表現がいくつかあり、意味や使い方に少し違いがあります。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく「子供を育てる」の英語表現を解説します。

親が日常会話で使えるフレーズから、子供と一緒に楽しめる簡単な英語までまとめて紹介するので、親子で楽しく英語を学ぶきっかけにしてください。

「子供を育てる」を英語でどう言うの?基本の表現3つ

「子供を育てる」は英語でいくつかの言い方があります。

代表的なのは、「raise・bring up・rear」の3つです。

どれも「子育てをする」という意味がありますが、ニュアンスや使われる場面が少しずつ違います。

ここでは、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

一番よく使う表現は「raise」

英語で「子供を育てる」と言えば、まず覚えておきたいのが「raise」です。

もっとも一般的で日常会話で頻繁に使われ、アメリカ英語では特に定番の表現となっています。

例文

She raised three children on her own.
(彼女は3人の子供を一人で育てた。)

I’m raising two kids right now.
(私は今、2人の子供を育てています。)

このように、単純に「育てている」という意味から、「どんな環境で子供を大きくしているか」を表す文脈まで幅広く使えます。

迷ったときは「raise」を使えばほぼ問題ありません。

教育やしつけを含めるなら「bring up」

次に紹介する「bring up」は、単なる「育てる」以上の意味を持っています。

子供を「教育する」「しつける」といったニュアンスを含んでいて、特にイギリス英語でよく使われます。

例文

They brought up their children to be polite.
(彼らは子供たちを礼儀正しく育てた。)

I was brought up in Tokyo.
(私は東京で育ちました。)

「bring up」は「どんなふうに育ったのか・育てたのか」といった成長過程に焦点を当てるときに便利です。

子供の性格形成や価値観など、内面的な部分を含めて語りたいときに自然な表現になります。

フォーマルな言い方「rear」

最後に紹介する「rear」は、日常会話ではほとんど耳にしない表現ですが、書き言葉やスピーチなどで見かけるフォーマルな言い回しです。

例えば、教育や子育てに関する文章、または公式な文脈で使われることがあります。

例文

The organization supports parents in rearing their children.
(その団体は親の子育てを支援しています。)

She reared her children with love and discipline.
(彼女は愛情としつけをもって子供を育てました。)

普段の会話ではあまり必要ありませんが、「知っていると語彙の幅が広がる」表現として覚えておくと良いでしょう。

「子供を育てる」を使った日常英会話の例文

「子供を育てる」という英語表現は、教科書的な知識として覚えるだけでなく、実際に会話の中で使ってみることが大切です。

ここでは、親が子供に語りかけるときや、子供自身が表現できるようになると便利なフレーズを紹介します。

家庭でのシーンをイメージしながら、一緒に練習してみましょう。

親が使えるシンプルなフレーズ

親が日常生活の中でよく口にする「子供を育てている」という表現は、とてもシンプルです。

難しい単語を使わなくても、「raise」を使えば自然に伝えられます。

例文

I’m raising two kids right now.
(私は今、2人の子供を育てています。)

She raised her children with care.
(彼女は子供を大切に育てました。)

ポイントは「シンプルに言うこと」です。

難しく考えず、まずは「I’m raising…」から始めてみましょう。

子供と一緒に覚えたい親子英会話

「子供を育てる」という表現は、親が使うだけではなく、子供自身も「どんなふうに育てられているか」を英語で表現できます。

親子で一緒に練習すると、英語が生活の一部になっていきます。

例文

親:I’m raising you to be kind.
(あなたを優しい人に育てているのよ。)

子供:I’ll try to be kind!
(優しくなれるように頑張る!)

親:We brought you up to respect others.
(私たちは人を尊重できるように育ててきたのよ。)

子供:Yes, I understand.
(うん、わかってるよ。)

このように、実際のやり取りに入れると「英語で伝える力」と「親子のコミュニケーション」を同時に育てられます。

家庭でよく出るシチュエーション別の表現

子育ての場面では、「育てる」以外にも関連する英語表現を使う機会がたくさんあります。

宿題、しつけ、遊びなど、家庭でよく出てくるシーンごとに役立つフレーズをまとめました。

宿題のとき

Did you finish your homework?
(宿題は終わった?)

励ますとき

I’m proud of you. You’re growing up well.
(誇りに思うよ。ちゃんと成長してるね。)

遊んでいるとき

Playing together helps children grow.
(一緒に遊ぶことが子供の成長につながります。)

しつけをするとき

We’re bringing you up to be responsible.
(責任感を持てるように育てているんだよ。)

こうしたフレーズを少しずつ取り入れるだけで、日常生活そのものが英語学習の場になります。

このように「親が使う → 子供も言ってみる → 家庭のシーンに広げる」という流れで練習すれば、自然に表現が身についていきます。

「子供を育てる」に関連する英語表現も覚えよう

「子供を育てる」は「raise」や「bring up」だけではありません。

実際の子育ての場面では、「子育てそのもの」や「しつけ」「教育」「愛情を注ぐ」など、さまざまな表現が使われます。

ここでは、親が知っておくと役立つ関連表現をまとめて紹介します。

「子育て」を表す一般的な単語

英語では「子育て」という言葉そのものを表す便利な単語があります。

ニュース記事や教育関連の文章、またはカジュアルな会話でもよく見かけます。

  • parenting:最もよく使われる「子育て」という単語
  • childcare:保育や子供の世話のニュアンスが強い
  • child-rearing:少しフォーマルな言い方で「子育て全般」を意味する

例文

Parenting can be challenging, but it’s rewarding.
子育ては大変だけど、その分やりがいがある。)

Good childcare is important for working parents.
(働く親にとって良い保育環境は大切です。)

日常会話なら「parenting」、文章やフォーマルな文脈なら「child-rearing」という使い分けがおすすめです。

「しつける」「教育する」を表す表現

子育ての中で欠かせないのが、しつけや教育に関する表現です。

英語では複数の言い方があり、シーンによって使い分けます。

  • teach:教える(勉強やスキルだけでなく価値観にも使える)
  • discipline:しつける、規律を守らせる
  • educate:教育する(学校教育にも家庭教育にも使える)

例文

We teach our children to be honest.
(私たちは子供たちに正直であるよう教えています。)

Parents should discipline their kids with love.
(親は愛情をもって子供をしつけるべきです。)

She was educated at home before going to school.
(彼女は学校に行く前に家庭で教育を受けました。)

日本語で「しつけ」というと少し堅く聞こえますが、英語の「discipline」は「規律を守るよう導く」というニュアンスに近いです。

「愛情を注ぐ」「見守る」を表す表現

子育てには、知識やしつけだけでなく「愛情」や「支える姿勢」も大切です。

その気持ちを伝えられる英語表現も覚えておくと、会話に温かみが出ます。

  • care for:世話をする、面倒を見る
  • look after:見守る、面倒を見る(カジュアル)
  • nurture:愛情を注いで育てる、能力を伸ばす

例文

Parents should care for their children with patience.
(親は忍耐をもって子供の世話をするべきです。)

She looks after her little brother every day.
(彼女は毎日弟の面倒を見ています。)

Teachers nurture children’s creativity.
(先生たちは子供の創造力を育てています。)

「nurture」は「才能や心を育てる」といった深いニュアンスがあるため、教育や心理的サポートを語るときにぴったりです。

このように、「子供を育てる」という一つの表現だけでなく、子育てに関わるさまざまな単語やフレーズを知っておくと、英語での表現力がぐっと広がります。

ネイティブはどう使い分ける?ニュアンスの違い

「子供を育てる」を意味する「raise」と「bring up」は、どちらも正しい表現ですが、ネイティブは状況によって使い分けています。

また、地域や文体によっても選ばれる単語が異なるため、ここで整理しておきましょう。

raise と bring up の使い分けポイント

raise」は「物理的に育てる」というイメージで、子供を養い成長させることに重点があります。

一方、「bring up」は「育てる過程で価値観や教育を与える」というニュアンスがあり、しつけや教育を含めた表現として使われます。

例文

She raised three children on her own.
(彼女は3人の子供を一人で育てた。 )→ 子供を大きくした事実に注目

They brought up their children to be polite.
(彼らは子供を礼儀正しく育てた。 )→ 育て方や教育に注目

raise = 成長させることに焦点
bring up = 育て方や教育に焦点

と覚えると分かりやすいです。

英米での違い

地域によっても使われる頻度が違います。

  • アメリカ英語では「raise」が主流
  • イギリス英語では「bring up」がよく使われる

アメリカ英語:例文

I was raised in New York.
(私はニューヨークで育ちました。)

イギリス英語:例文

I was brought up in London.
(私はロンドンで育ちました。)

どちらを使っても意味は伝わりますが、話す相手がアメリカ人かイギリス人かによって「自然に聞こえる言い方」が少し変わります。

書き言葉と話し言葉での違い

「raise」と「bring up」の使い分けには、フォーマルさの度合いも影響します。

  • 日常会話 → 両方よく使われるが、カジュアルな場面では「raise」の方が単純で分かりやすい
  • 書き言葉(エッセイ・記事) → 「bring up」は「育て方」を説明するのに便利
  • フォーマル文・学術文 → 「rear」が使われることもある

例文

This study examines how parents rear their children.
(この研究は親がどのように子供を育てるかを調査している。)

会話では「raise」と「bring up」、文章やスピーチでは「rear」が出てくる、と覚えておくと便利です。

よくある間違いと気をつけたいポイント

「子供を育てる」を英語で表現するとき、日本人がよくやってしまう間違いがあります。

直訳してしまったり、日本語の感覚で単語を選んでしまったりすると、不自然な英語になってしまうので注意しましょう。

「grow children」とは言わない

日本語で「育てる」というと「成長する=grow」というイメージがありますが、「grow children」とは言いません。

「grow」は「自分自身や植物が育つ」ことを表すため、「子供を育てる」という意味には使えないのです。

間違い例

I grew two children.
(不自然で意味が通じない)

正しい言い方

I raised two children.
(私は2人の子供を育てました。)

「育てる=grow」と覚えるとミスをしやすいので注意しましょう。

「make children」とは言わない

もう一つの間違いやすい表現が「make children」です。

日本語で「子供を作る」という言い方がありますが、英語ではこれは「子供をつくる=妊娠させる」という全く別の意味になってしまいます。

間違い例

We made two children.
(子供を産んだ/妊娠したという意味になり、不自然)

正しい言い方

We raised two children together.
(私たちは一緒に2人の子供を育てました。)

We brought up our kids in Osaka.
(私たちは大阪で子供を育てました。)

「make children」は絶対に避けましょう。

育てるときは「raise」か「bring up」を使います。

単語のニュアンスに注意しよう

同じ「育てる」でも、単語によってニュアンスが違います。

正しい言葉を選ぶことで、より自然な英語になります。

  • raise:一番一般的。子供を大きくすることに焦点。
  • bring up:教育・しつけを含めて育てる。
  • rear:フォーマルで硬い言い方。日常会話ではあまり使わない。

例文

She raised her kids with love.
(彼女は愛情を込めて子供を育てた。)

They brought up their children to respect others.
(彼らは人を尊重するように子供を育てた。)

単語のニュアンスを理解して使うことで、「伝わる英語」から「自然な英語」へとステップアップできます。

こうした注意点を押さえておけば、誤解される表現を避けつつ、正しい英語で「子供を育てる」を伝えることができます。

まとめ|親子で楽しく「子供を育てる」の英語を学ぼう

「子供を育てる」という表現は英語にもいくつかの言い方があり、ニュアンスによって使い分けが必要です。

基本表現は「raise」「bring up」「rear」

  • raise:最も一般的で日常会話に使いやすい
  • bring up:教育やしつけを含めて「育てる」を表す
  • rear:フォーマルな表現で、書き言葉やスピーチに適している

この3つを知っていれば、多くの場面で自然に「子供を育てる」と英語で伝えられます。

子育ての中で自然に英語を学ぶ工夫をしよう

単語を覚えるだけでなく、実際の生活の中でフレーズを使ってみることが大切です。

例えば・・・

  • 子供に声をかけるときに英語を混ぜてみる
  • 親子で短い会話フレーズを繰り返す
  • 日常の出来事を英語で表現してみる

といった工夫をするだけで、親も子供も自然に英語力を伸ばしていけます。

「子供を育てる」という表現をきっかけに、ぜひ親子で楽しく英語に触れてみてください。小さな積み重ねが、大きな学びにつながります。

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