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不定詞と動名詞の使い分けをマスター!親子で学ぶ英語のコツ

不定詞と動名詞の使い分けをマスター!親子で学ぶ英語のコツ
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英語コラム

英語の文法の中でも「不定詞(to+動詞)」と「動名詞(動詞+ing)」は、特に中学生のお子様がつまずきやすいポイントです。

たとえば「want to do」と「enjoy doing」のように、どちらを使うか迷ってしまうこともありますよね。

でも、難しく考える必要はありません。「これからすること」なのか、「すでにしていること・しているのが好き」なのか、イメージでとらえるだけで、ぐっと理解しやすくなります!

今回は、そんな不定詞と動名詞の使い分けを、親子で会話しながら楽しく学べるように、わかりやすく解説します。

一緒に「文法がわかると英語がもっと面白くなる!」という感覚を味わいましょう。

不定詞と動名詞ってなに?

英語の勉強をしていると、「to+動詞」や「動詞+ing」という形がよく出てきますよね。

これが「不定詞」と「動名詞」です。

どちらも「動詞を名詞のように使う」という点では同じですが、実は少し意味や使い方が違います。

たとえば、「want to do(〜したい)」と「enjoy doing(〜するのを楽しむ)」では、同じ「する」でも気持ちの向きが変わるんです。

ここでは、そんな不定詞と動名詞の基本を、わかりやすく整理していきます。

お子様と一緒に「どう違うの?」「どう使い分けるの?」と確認してみましょう!

不定詞(to+動詞の原形)の基本

不定詞とは、「to」の後に動詞をつけて「〜すること」「〜するために」と表す形です。

例文

I want to study.
(勉強したい。)

She decided to go abroad.
(彼女は海外に行くことを決めた。)

このように、「これからすること」や「目的」を表すときに使います。

つまり、不定詞は「未来に向かうイメージ」です!

動名詞(動詞+ing)の基本

一方で、動名詞は「動詞に -ing をつけて名詞のように使う」形です。

例文

I enjoy reading books.
(本を読むのが楽しい。)

He finished doing his homework.
(彼は宿題を終えた。)

動名詞は、「今していること」や「経験・習慣」など、すでに現実にあること・していることを表すのがポイントです。

たとえば、「読むのが好き」「宿題をするのを終えた」など、行動をすでに身近に感じるときに使われます。

子供にもわかる説明のコツ

お子様に教えるときは、文法の難しい説明よりも「イメージ」で伝えるのがポイントです。

たとえば、お子様にこう言ってみましょう。

to = これからすること(未来のイメージ)
ing = 今していること・したこと(現実のイメージ)

「これからしたい!」という気持ちは「to」、「今しているのが好き!」という気持ちは 「ing」を使うんだよ、と伝えるとわかりやすいです!

使い分けのコツをつかもう!

「不定詞(to+動詞)」と「動名詞(動詞+ing)」は、形だけでなく「気持ちの向き」や「使う場面」にも違いがあります。

どちらを使えばいいのか迷ってしまうときは、文の中で「どんな気持ちを伝えたいか」を考えてみましょう。

たとえば、「これからやりたいこと」を話すなら「to+動詞」、「すでにしていること・好きなこと」を話すなら「動詞+ing」を使うのが基本です。

さらに、動詞によって「どちらを使うか」が決まっている場合もあるので、少しずつ慣れていくことが大切です。

ここからは、そんな使い分けのポイントを、親子で楽しく学べるようにやさしく整理していきます。

「〜したい」は不定詞

「〜したい」と言いたいときは、「不定詞(to+動詞) 」を使います。

たとえば、

例文

I want to go outside.
(外に行きたい。)

このように、「これからやりたいこと」「未来の行動」を表すときに使うのがポイントです。

「to」は「これから向かう方向」をイメージするとわかりやすいです。

「to=〜へ」という意味があるように、気持ちが「これからすること」へ向かっているんですね。

親子で練習するときは、

I want to eat ice cream.
(アイスを食べたい。)

など、身近な例で声に出してみると楽しく覚えられます

「〜するのが好き」は動名詞

「好き」や「楽しむ」など、気持ちや感情を表すときは、「動名詞(動詞+ing)」 を使うのが基本です。

例文

I like playing soccer.
(サッカーをするのが好き。)

She enjoys cooking.
(料理を楽しんでいる。)

どちらの文も、「日常的にしていること」「現実にある習慣や経験」を話していますよね。

そのため、「ing = 今していること・いつもしていること」を表す動名詞が自然に使われます。

目的か経験かで考えるとわかりやすい

「不定詞(to+動詞)」と「動名詞(動詞+ing)」を使い分けるときは、「目的」か「経験」か で考えるとスッキリします。

・to+動詞 = 目的・これからすること
・動詞+ing = 経験・習慣・気持ち

たとえば、

I want to study English.
(英語を勉強したい。) 

は「これからの目的」、

I enjoy studying English.
(英語を勉強するのが楽しい。) 

は「経験や気持ち」を表しています。

このように、「to」は未来へ向かう気持ち、「ing」は今や過去の体験に関わる気持ちと覚えると、迷ったときもスッキリ判断できます。

親子で「これは目的?それとも経験?」と考えながら使い分ける練習をしてみるのもおすすめです。

よく出る単語別に覚えよう!

「不定詞(to+動詞)」と「動名詞(動詞+ing)」は、使い方のルールを覚えるだけでなく、よく使う動詞ごとにパターンを押さえると理解がぐっと深まります。

たとえば、「〜したい」を表す「want」、「〜楽しむ」を表す「enjoy」など、よく使う単語にはそれぞれ決まった形があります。

この章では、親子で覚えやすいように、代表的な動詞ごとに不定詞と動名詞の使い分け方を整理していきます。

身近な例文や日常会話で使えるフレーズも紹介するので、読んだあとすぐに練習できますよ。

不定詞と一緒に使う動詞

「不定詞(to+動詞)」は、未来の行動や意志を表す動詞と一緒に使うのが特徴です。

  • want to(〜したい)
  • decide to(〜することを決める)
  • hope to(〜することを望む)
  • plan to(〜する予定)

これらの動詞はすべて、「これからやりたいこと」「これからすること」に向かう気持ちを表しています。

親子で覚えるときは、身近な例文に置き換えて練習するとわかりやすいです。

例文

I want to play outside.
(外で遊びたい。)

I plan to read a book.
(本を読む予定。)

上記のように、「これからすること」の気持ちを意識して声に出してみましょう。

動名詞と一緒に使う動詞

「動名詞(動詞+ing)」は、経験・感情・完了を表す動詞と一緒に使われることが多いです。

  • enjoy(〜するのを楽しむ)
  • finish(〜を終える)
  • stop(〜をやめる)
  • mind(〜するのを気にする)

これらの動詞は、「すでにやっていること」や「繰り返していること」を表すときに自然に使われます。

親子で練習するときは、身近な例を使うと理解しやすいです。

例文

I enjoy playing soccer.
(サッカーをするのが楽しい。)

She finished reading her book.
(彼女は本を読み終えた。)

上記のように、今していることや日常的な行動を意識して声に出してみましょう。

こうすることで、動名詞を自然に使える感覚が身につきます。

両方使えるけど意味が変わる動詞

中には、「不定詞(to+動詞)」でも 「動名詞(動詞+ing)」でも使える動詞がありますが、使い方によって意味が変わるものもあります。

たとえば、「remember」はその代表です。

例文

I remembered to lock the door.
(鍵をかけるのを思い出した。)

I remembered locking the door.
(鍵をかけたことを覚えている。)

同じ「remember」でも、前者は これからすることを思い出す 場面、後者は すでにしたことを覚えている 場面で使います。

親子で練習するときは、実際の行動や経験に置き換えて考えると理解しやすいです。

たとえば、「宿題をするのを思い出した」なら「remember to do homework」、「宿題をしたことを覚えている」なら「remember doing homework」と覚えると、意味の違いが自然にイメージできます。

親子でできる学びのアイデア

不定詞と動名詞の違いや使い分けを覚えたら、次は実際に親子で楽しみながら練習する方法を取り入れてみましょう。

遊びや日常生活の中で英語を使うことで、文法が「頭で覚えるもの」から「自然に使えるもの」に変わります。

たとえば、身近な行動や習慣を題材にしてフレーズを作ったり、ミニクイズやロールプレイをしたりするだけで、楽しく学べます。

ここでは、親子で簡単にできるアイデアをいくつか紹介します。

遊び感覚で取り入れることで、お子様も気負わず英語に触れられますよ!

絵カードで「to or ing」ゲーム!

親子で楽しみながら不定詞と動名詞を覚えるなら、絵カードを使ったゲームがおすすめです。

やり方は簡単です!

1.「play」「read」「cook」などの動詞を書いたカードを用意します。
2.交互にカードをめくりながら、「これ、不定詞?それとも動名詞?」とクイズ形式で質問します。

例:want to play ?それとも like playing ?

遊びながら声に出して答えることで、文法のルールを自然に体感できるのがポイントです。

また、日常の行動や好きなことを例にすると、より身近に感じながら楽しく学べます。

親子で盛り上がりながら練習できるので、文法が「覚えるだけのもの」ではなく、「使えるもの」として定着しますよ。

おうち英語で「今日のtoフレーズ」「今日のingフレーズ」

親子で無理なく英語に触れるなら、1日1つフレーズを取り入れる方法がおすすめです。

例文

I want to go shopping.
(買い物に行きたい。)

I enjoy cooking.
(料理をするのが楽しい。)

など、毎日「今日のtoフレーズ」「今日のingフレーズ」として会話の中に取り入れてみましょう。

朝の支度中や夕食の準備中、ちょっとした日常の場面で声に出すだけでも、文法が自然に身につきやすくなります

さらに、お子様が自分でフレーズを作るチャレンジをすると、理解がぐっと深まります。

アニメや絵本で実際の使われ方を見てみよう

海外のアニメや絵本には、「不定詞(to+動詞)」や「動名詞(動詞+ing)」がたくさん登場します。

親子で一緒に見ながら、「今のセリフは to かな?それとも ing かな?」と探してみましょう。

たとえば、キャラクターが「I want to play!」と言ったら不定詞、「I enjoy reading!」と言ったら動名詞、といったように確認します。

遊び感覚で文法を意識することで、ルールを覚えるだけでなく、使い方の感覚も自然に身につきます。

お気に入りのアニメや絵本を使って楽しみながら練習すれば、英語学習がぐっと身近になり、親子で一緒に学ぶ時間ももっと楽しくなります。

まとめ

不定詞と動名詞の違いは、難しい文法ではなく「気持ちの向き」で考えると簡単です。

「これからすること」には「to」、「していること・したこと」には「ing」。

この感覚をつかむことで、英語の理解がぐっと深まります!

そして何より大切なのは、「勉強」としてではなく、「会話」として触れること。

お子様が好きな遊びや日常の話題を英語にしながら、親子で「to」や「ing」を使った英語タイムを楽しんでみてください。

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