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これだけ知れば安心!高校英語の文法用語を親子でチェック

これだけ知れば安心!高校英語の文法用語を親子でチェック
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中学生向け
英語コラム

文法用語って、なんだかむずかしそう…」と思っていませんか?

実は、英語のルールをスムーズに理解するためには、文法用語の意味をざっくりでも知っておくことがとても大切なんです。

とくに高校英語になると、学校で「現在完了形」や「関係代名詞」といった言葉がどんどん登場します。

今回は、英語が苦手でも大丈夫!

親子で一緒に「これだけは知っておきたい」高校英語の文法用語をわかりやすくチェックしていきます。

会話しながら確認すれば、お子様の勉強サポートにもぴったり。

難しそうに見える英語のルールも、ちょっとしたコツでぐっと身近になりますよ。

高校英語の文法って何があるの?

お子様が高校に入ると、英語の授業がぐっとレベルアップします。

なんだか急に難しくなった」と感じるお子様も多く、保護者様のサポートが心の支えになる場面も増えるかもしれません。

特に「英文法」は、英語を理解する土台となる大切な部分です!

この章では、中学英語との違いや、よく使われる文法用語を一緒に確認していきましょう。

中学英語との違いをチェック!

中学校では、「現在・過去・未来」の基本的な時制や、簡単な受動態比較級などを学びます!

しかし高校になると、それらの理解を前提に、より複雑な構造の文が出てきます。

たとえば「仮定法」や「分詞構文」、「関係詞」など、少し聞き慣れない用語が登場します。

難しくなるポイントはどこ?

ポイントは、「語と語の関係」が複雑になることです。

単語の意味だけでなく、「なぜこの順番なのか」「どの言葉がどれにかかっているのか」といった構造を考える必要があるのです。

これは日本語ではあまり意識しない部分なので、慣れるまでは戸惑いやすい部分でもあります。

文法の「英単語」も覚えておくと便利

たとえば「名詞=noun」「動詞=verb」など、文法用語も英語で覚えておくと、教科書や問題集の説明がぐっとわかりやすくなります!

特に英語圏の先生が英語で授業をする場面では、この英単語を理解するのと理解しないのでは、習熟度に大きな差が出てきます。

お子様が使っている参考書の用語を一緒にチェックしてみましょう。

英文法を英単語でわかりやすく整理!

英文法を学ぶことは少し難しそうに感じるかもしれませんが、英単語と一緒に覚えることで、ぐっと理解しやすくなります!

ここでは、高校英語でよく出てくる基本的な文法のカテゴリーを、シンプルな英単語とともに紹介します。

お子様と一緒に、用語の意味を確認しながら楽しく学んでみてくださいね!

Parts of Speech(品詞)ってなに?

英語の文章は、「品詞」と呼ばれる言葉の種類によって成り立っています。

それぞれの品詞がどんな役割を持っているのかを知ると、英文を読む・書く力がぐんと伸びます!

以下は、英語の代表的な品詞とその例ですので、是非覚えておきましょう!

Noun(名詞):人・場所・もの・考えなどを表す言葉

student(生徒), Tokyo(東京), cat(猫)

Verb(動詞):動作や状態を表す言葉

run(走る), eat(食べる), be(〜である)

Adjective(形容詞):名詞の性質や様子を説明する言葉

beautiful(美しい), big(大きい)

Adverb(副詞):動詞・形容詞・他の副詞などを修飾し、どのように・どれくらい・いつなどを伝える言葉

quickly(速く), very(とても)

この品詞は英語を学ぶ上で、重要な要素になるので必ず覚えておきたいですね!

Tense(時制)現在・過去・未来の区別

英語では、動詞の形が「いつのことか」によって変わります。

例文

I eat breakfast at 7.
(私は7時に朝ごはんを食べます。)←現在形(Present tense)

I ate breakfast at 7.
(私は7時に朝ごはんを食べました。)←過去形(Past tense)

I will eat breakfast at 7.
(私は7時に朝ごはんを食べるつもりです)←未来形(Future tense)

現在形、過去形、未来形の使い分けに加え、高校英語では「I have eaten(食べ終わっている)」のような現在完了形もよく使われます。

日本語と異なり、英語にはこのような時制がいくつか存在します。

時制によって単語の形やニュアンスが大きく異なるので、この時制をしっかりと学ぶことが英語を理解する大きなカギとなります!

この時制は日本人にとって英語を学ぶ上で一番難しい項目ですので、焦らずゆっくりと学んでいきましょうね!

Voice(態)能動態と受動態の違い

能動態は「主語が動作をする」、受動態は「主語が動作を受ける」ことを表します。

以下の例文を確認して、イメージを掴んで頂けたらと思います!

例文

She sings a song.
(彼女は歌を歌います。)←能動態

A song is sung by her.
(歌は彼女に歌われます。)←受動態

英語では「誰が何をするか」「何がされるか」の視点を使い分けることで、情報の伝え方に変化をつけられます。

日本語では、「~にされる」という意味で受動態を使う傾向にありますが、英語では基本的には能動態で表すことが多いです!

受動態を多用してしまうと、不自然な英語になってしまうので注意が必要です。

Articles(冠詞)a, an, the のルール

名詞の前につけて、どの「もの」を指しているかを表します。

例文

I saw a dog in the park.
(公園で犬を見ました。)←「a」は初めて出てくる犬

The dog was very cute.
(その犬はとてもかわいかった。)←「the」はすでに知っている犬

ざっと分けると、「a」「an」は「初めて出てくるもの」や「特定されていないもの」、「the」は「すでにわかっているもの」、「世の中に一つしかないもの(地球、太陽など)」に使います。

この冠詞を上手く使いこなせることによって、自然な英語により近づくことができるので、しっかりと覚えておきたいですね!

Conjunctions(接続詞)and, but, because など

接続詞には、二つの文と文をつなぐ役割があります。

because, but, and がよく使われる接続詞です。

例文

I like tea, but I don’t like coffee.
(私は紅茶は好きです、コーヒーは好きではありません。)
She stayed home because she was sick.
(彼女は病気だったので、家にいました。)

接続詞を用いて文の内容を繋ぐことで、より意図していることを正確に伝えることができます!

もし接続詞を使わずに短文を連続で使ってしまうと、単調な文章になってしまうので、この接続詞を上手く使っていきたいですね!

よく出る英文法テーマを英単語でチェック!

高校英語では、覚えておきたい文法のテーマがたくさんあります!

文法の名前やルールだけでなく、それに使われる英単語も一緒に覚えることで、理解が深まり、英文を読む力や書く力も自然と伸びていきます。

この章では、よく出てくる文法事項を、英単語と日本語の説明、そして例文つきでわかりやすく紹介します。

英語がちょっと苦手という人も、お子様と一緒に確認しながら進めてみましょう。

Infinitives(不定詞)

定義・使い方:「to + 動詞の原形」の形で、文の中で名詞、形容詞、副詞の役割を果たします。

意味は「〜すること」「〜するために」など。

例文

I want to eat sushi.
(私は寿司を食べたい。)

She needs a pen to write with.
(彼女は書くためのペンが必要です。)

ポイント:「to eat」などの不定詞は「食べること」という意味の名詞にも、「書くための」という形容詞的な意味にも使えます。

Gerunds(動名詞)

定義・使い方:「動詞 + ing」の形で、文の中で名詞の働きをします。

「〜すること」という意味になることが多いです。

例文

Swimming is good exercise.
(泳ぐことは良い運動です。)
I enjoy reading before bed.
(寝る前に読むのを楽しんでいます。)

ポイント:動名詞は動詞のような形ですが、主語や目的語になることができます!

感情を表す動詞(enjoy, like, hate など)の後によく使われることが多く、英語圏の方がよく使う文法事項ですので、覚えておくと便利です。

Participles(分詞)

定義・使い方

現在分詞(〜ing):進行や能動の意味。

名詞を修飾したり、分詞構文で使われます。

過去分詞(〜ed / 不規則)

完了・受け身の意味。

形容詞や受動態の文に使われます。

例文

The crying baby needs help.
泣いている赤ちゃんは助けが必要です。)
The cake made by her was delicious.
(彼女が作ったケーキはおいしかった。)

ポイント:分詞構文は「〜して、〜なので」のような意味を持ち、日本語にない構造なので、慣れるまで練習が必要です!

分詞構文を使うことで、シンプルに意味を付け加えることができるので、覚えておくと便利です。

Modal Verbs(助動詞)

定義・使い方:動詞の前に置くことで、文章に「可能性や義務、許可」のような様々なニュアンスを加えることができます!

助動詞の後は動詞が原型になることも併せて覚えておきましょう。

例文

You must study for the test.
(テスト勉強をしなければなりません。
He can speak three languages.
(彼は3か国語を話せます。
May I go out?
(外に出てもいいですか?)

ポイント:助動詞には can, will, must, may, might, should, would などがあり、どの助動詞も違ったニュアンスがあるので、使い分けを間違えてしまうと、全然違う意味で相手に伝わってしまう場合があります…

きちんと参考書などを使って、意味をしっかりと覚える必要があります!

Conditionals(仮定法)

定義・使い方:仮定法を使うことで、現実とは違うことを想像して話すことができます!

特に高校英語では「仮定法過去」「仮定法過去完了」がよくテストに出てきます。

例文

If I were you, I would go.
(もし私があなただったら、行くでしょう。)
If he had studied, he would have passed.
(彼が勉強していたら、合格していたのに。)

ポイント:「If + 過去形, would + 動詞」や「If + had + 過去分詞, would have + 過去分詞」が基本形です。

この仮定法を覚えることで英語圏に住む方との会話が広がります。

例えば、

If I were rich, I would visit your country.
(もし私が金持ちだったら、あなたの国を訪れるのに。)

のような会話をすることもできるようになります!

Relative Clauses(関係詞代名詞)

定義・使い方

「who」「which」「that」などを使うことで、人や物について詳しく説明することができます。

例文

The girl who is singing is my sister.
(歌っている女の子は私の妹です。)
I saw a movie that was really good.
(とてもよかった映画を見ました。)

ポイント:関係代名詞が指す部分は、関係代名詞の前にある名詞(先行し)です!

who(人)、which(物)、that(人・物どちらも)を状況に合わせて使うことができます。

この関係代名詞を使うことで、短文で終わらずに、「場所や人」についてより詳しく説明することができるようになりますようになります!

Comparatives and Superlatives(比較級・最上級)

定義・使い方

形容詞や副詞を変化させて、2つ以上のものを比べたり、ある事柄が最も何かであることを表現します。

例文

My car is faster than yours.
(私の車はあなたのより速い。)
This is the best restaurant in town.
(これは街で一番のレストランです。)

ポイント:1語の短い形容詞には -er / -est を、長い形容詞には more / most をつけます(例:more beautiful / most beautiful)。

また、than(〜より)や in(〜の中で)を使うことで、比較対象を表すことができます。

この比較級を使うことで、会話のレパートリーが増えるので是非習得しておきたいですね!

英文を読む・書く力を支える文法用語

英文を正しく読んだり書いたりするためには、基本的な文法用語の理解が欠かせません!

たとえば、「動詞」「主語」「時制」などの言葉をきちんと理解しておくことで、英文の意味を正確にとらえることができるようになります。

この章では、英文読解や英作文に役立つ代表的な文法用語を、例文とともにわかりやすくご紹介します。

英語のルールを知ることで、表現の幅もぐっと広がりますよ。

Direct / Indirect Speech(直接話法・間接話法)

誰かの言ったことを、そのまま引用するのが直接話法(direct speech)、内容を自分の言葉で伝えるのが間接話法(indirect speech)です。

直接話法:例文

He said, I’m tired.
(彼は「疲れた」と言いました。)

間接話法:例文

He said that he was tired.
(彼は疲れていると言いました。)

特に気を付けるポイントとしては、間接話法で使う主語をしっかりとすることです。

He said that I was tired としないように注意が必要です!

Negatives(否定文)のパターン

基本の否定文は「not」を使いますが、「never」「hardly」「seldom」などを使うことで、細かいニュアンスを伝えることができます。

例文

She hardly ever eats meat.
(彼女はめったに肉を食べません。
He seldom goes out on weekends.
(彼は週末に外出することはめったにありません。
They never watch TV in the morning.
(彼らは朝にテレビを見ることは決してありません。

このような否定を表す言葉を覚えることで、英語の引き出しを増やすことができます!

Emphasis(強調構文)の使い方

強調構文は、「誰が?」「いつ?」「どこで?」など、文の中の大事な部分を強調したいときに使える便利な表現です。

たとえばこの文を見てみましょう。

例文

It was Tom who broke the window.
(窓を割ったのはトムだった。)

このように、「It is / was … who / that …」の形を使うと、「トムだったんだよ!」という感じで、伝えたい部分をはっきり目立たせることができます。

会話の中で「強く言いたいこと」があるときにぴったりの表現ですね!

親が知っておくと安心!サポートのコツ

お子様の英語学習を無理なく続けるためには、家庭でのちょっとした声かけや環境づくりがとても大切です。

この章では、親としてどんなサポートができるか、具体的なコツをご紹介します。

英語が苦手な保護者の方でも、気軽に取り入れられる工夫がたくさんありますよ!

難しい文法は単語レベルでフォローしよう

文法全体を理解するのは難しくても、使われている単語の意味がわかれば、文の理解がぐっと楽になります!

単語が理解できれば、文章の雰囲気や大まかな意味もなんとなくつかむことができます。

お子様が勉強しているとき、「この単語ってどういう意味かな?」と一緒に考えるだけでも、親の存在が大きな安心感になります。

会話に入れていくことで、学習がぐっと身近なものになりますよ。

高校生でも使えるおすすめ文法参考書3選

  • 「Evergreen」解説が丁寧で、文法の基本をしっかり学べる定番の一冊です。
  • 「総合英語 FACTBOOK」 図解や比較が豊富で、視覚的に理解しやすい教材です。
  • 英文法レベル別問題集 基礎からステップアップできるので、文法の進度に合わせて使える問題集です

ここで紹介した参考書以外にもわかりやすい本は沢山あるので、是非お子様に合った本を選んでくださいね!

まとめ

高校英語の文法は、確かに内容は複雑です、ポイントを押さえればしっかりと理解できるものです。

保護者様が文法用語の意味や基本的な考え方を少しでも知っておくことで、お子様がつまずいたときのサポートがスムーズになります。

全部わからなくて大丈夫」です!

大切なのは、英語に対する興味や不安に一緒に向き合う姿勢!

ぜひこのブログをきっかけに、親子で「英語っておもしろいね」と感じてもらえたら嬉しいです。

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