英語で「すごい!」ってどう言うの?場面別のフレーズを徹底解説

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友達を褒めたいとき、感動したとき、びっくりしたとき、日本語ならつい「すごい!」と口にしますよね。
でも、いざ英語で言おうとすると「amazing」しか思い浮かばない・・・
そんな経験はありませんか?
実は、英語で「すごい!」を表す言葉はひとつではなく、シーンによって言い方が変わります。
試合で友達を応援するとき、素敵な景色を見たとき、誰かの成果を称えるとき、それぞれにぴったりのフレーズがあるのです。
この記事では、ネイティブがよく使う「すごい!」の表現を場面ごとに整理して紹介します。
読み終えるころには、「amazing」以外の言葉も自然に使いこなせるようになり、気持ちをもっと豊かに伝えられるはずです。
「すごい」を表す基本の英語表現

日本語の「すごい!」は、驚き・感動・褒め言葉など幅広く使えます。
英語でもよく使うフレーズがありますが、それぞれニュアンスが少し違います。
amazing|感動や驚きをストレートに表す
初めて大きな花火を見たときや、想像以上の景色に出会ったとき、思わず出るのが「amazing」。
とてもポジティブで、強い驚きや感動をそのまま表現できます。
例文
The view from the mountain was amazing.
(山からの景色はすごかった。)
Your English has improved so much. That’s amazing!
(英語がとても上達したね。すごいよ!)
awesome|カジュアルでフレンドリーな表現
友達同士の会話でよく使われるのが 「awesome」 です。
日本語の「最高!」「やばい!(いい意味で)」に近い感覚です。
例文
You passed the exam? Awesome!
(試験に合格したの?すごいね!)
This pizza tastes awesome.
(このピザ、めっちゃうまい!)
great|幅広く使える万能な「すごい」
フォーマルでもカジュアルでも安心して使えるのが 「great」 です。
相手を褒めるときや、再会を喜ぶときによく使います。
例文
You did a great job on your presentation.
(プレゼンがとても良かったよ。すごい!)
It’s great to see you again.
(また会えてすごく嬉しい。)
英単語 | ニュアンス・雰囲気 | よく使う場面 |
amazing | 驚き・感動を強調する | 景色や経験に感動したとき |
awesome | カジュアルでフレンドリー | 友達との会話、SNS |
great | 幅広く使える万能表現 | 褒め言葉、ビジネス、日常全般 |
場面別で使う「すごい」の英語表現

「すごい!」は場面によってニュアンスが変わります。
英語でも同じで、人を褒めるとき、出来事を評価するとき、感動や驚きを伝えるとき、さらには楽しさを表すときなど、表現の仕方を変えるとより自然になります。
人を褒めるときの「すごい」
相手の能力や努力を評価するときに「すごい!」を使うのは日常的です。
英語ではシンプルな単語でも気持ちをしっかり伝えられます。
ポイント
- 才能やスキル → amazing
- 行動や努力 → great / awesome
例文
You’re amazing at singing!
(あなた、歌がすごく上手だね!)
That was a great idea.
(すごくいいアイデアだったね。)
You did an awesome job on the project.
(このプロジェクト、すごくよくやったね!)
相手を直接褒めるときには 「You’re 〜」 や 「You did 〜」 の形がよく使われます。
出来事や成果に対して「すごい」
友達の合格や大きな成功など、「やったね!」「本当にすごい!」と祝福する場面です。
ポイント
- 「ニュース」に対して → amazing news
- 「成果」に対して → great achievement
- カジュアルに → awesome
例文
Congratulations! That’s amazing news.
(おめでとう!それはすごいニュースだね。)
Winning the championship is a great achievement.
(優勝なんてすごい成果だね。)
You passed the exam? Awesome!
(試験に合格したの?すごい!)
「成果」に対しては 「achievement」 と組み合わせると自然に聞こえます。
驚きや感動を伝える「すごい」
景色や出来事に心を打たれたときに「すごい!」を使うと、相手と感動を共有できます。
ポイント
- 強調したいとき → absolutely amazing
- 映画やショーなど → awesome
- 驚きを含めた褒め言葉 → great
例文
The view from here is absolutely amazing.
(ここからの景色、本当にすごい!)
That movie was awesome!
(あの映画、すごかった!)
It’s great how fast technology is developing.
(技術の進歩がこんなに速いなんて、すごいね。)
感動をより強くしたいときは、副詞 「absolutely」 や 「really」 をつけると効果的です。
面白さや楽しさを表す「すごい」
「楽しかった!」「面白かった!」というときも、日本語では「すごい!」を使います。
英語では「楽しかった」や「最高だった」と表現します。
ポイント
- 「楽しい時間」 → great time
- 「最高に面白い」 → awesome
- 「すごく楽しい」 → amazing
例文
That game was so much fun, it was awesome!
(あのゲームめっちゃ楽しかった!すごいね!)
The comedy show was amazing, I laughed a lot.
(そのコメディ番組すごかったよ。いっぱい笑った!)
We had a great time at the party.
(パーティー、すごく楽しかったよ。)
「楽しい」を表したいときは 「fun」 をそのまま使うより、「great time」 と表現すると自然です。
- 人を褒める → amazing, great, awesome
- 成果や出来事 → amazing news, great achievement
- 感動や驚き → absolutely amazing, awesome
- 楽しさや面白さ → great time, awesome, amazing
状況に合わせて言い方を選ぶことで、日本語の「すごい!」をより正確に英語で伝えられます。
ネイティブがよく使う自然な言い回し

「すごい!」を表す言葉は 「amazing」 や 「awesome」 だけではありません。
ネイティブは場面に応じて多彩な表現を使います。
ここでは特によく耳にする3つのフレーズを紹介します。
incredible|信じられないほど「すごい」
「incredible」 は「信じられないくらいすごい」という強い驚きを伝える表現です。
感動や予想外の出来事によく使われます。
例文
The concert last night was incredible.
(昨夜のコンサートは信じられないくらいすごかった。)
You’ve made incredible progress in English.
(あなたの英語の上達はすごいね。)
「ただのすごい」ではなく、「驚くほどすごい」というニュアンスを出したいときに最適です。
fantastic|ポジティブで元気なニュアンス
「fantastic」 は、楽しい雰囲気や明るい気持ちを表すときにぴったり。
ネイティブが日常会話でポジティブに使う定番ワードです。
シーン例
- 旅行先の思い出を語るとき
- 誰かのアイデアを評価するとき
例文
Our trip to Hawaii was fantastic.
(ハワイ旅行はすごく楽しかったよ。)
That’s a fantastic idea!
(それはすごいアイデアだね!)
元気で明るい印象を与えるので、会話を盛り上げたいときに使えます。
unbelievable|驚きを強調するときの表現
「unbelievable」 は「信じられない!」と驚きを強調するときの言葉です。
良い意味でも悪い意味でも使えるのが特徴です。
例文
A:I just won the lottery!
(宝くじに当たったんだ!)
B:Unbelievable! That’s amazing!
(信じられない!すごいね!)
The team made an unbelievable comeback.
(チームは信じられない逆転をした。)
感情の大きさをそのまま伝えられるので、会話にインパクトを与えたいときに効果的です。
- incredible → 驚くほどすごい
- fantastic → 明るくポジティブな「すごい」
- unbelievable → 驚きを強調する「すごい」
場面に合わせて表現を使い分けると、英語での「すごい!」がより自然で豊かになります。
「すごい」と混同しやすい英語表現

「すごい!」を英語にしようとすると、他の似た表現と混同しやすいことがあります。
ここでは「かっこいい」「上品なニュアンス」「スラング的な使い方」の3つに分けて見ていきましょう。
「かっこいい」との違いに注意
日本語では「すごい!」と「かっこいい!」をつい同じように使うことがありますが、英語では違います。
- 「cool」 は「かっこいい」や「おしゃれ」という意味
- 「amazing / great」 は「すごい」という意味
例文
Your jacket is so cool!
(そのジャケット、めっちゃかっこいい!)
Your presentation was amazing.
(君のプレゼンはすごかったよ。)
日本語の「すごい!」を「cool」と言ってしまうと、不自然になることもあるので注意しましょう。
wonderful と marvelous|上品さを含んだ「すごい」
「wonderful」 や 「marvelous」 は、より上品でフォーマルな「すごい」を表す言葉です。
感謝や感動を丁寧に伝えたいときによく使われます。
例文
It was a wonderful evening. Thank you so much.
(すばらしい夜でした。本当にありがとう。)
She did a marvelous job at the concert.
(彼女はコンサートですごい演奏をした。)
ビジネスの場や丁寧な手紙・スピーチなどで使うと自然です。
crazy や insane|若者がよく使うスラング的な「すごい」
最近の若者言葉では「すごい!」を 「crazy」 や 「insane」 で表すことがあります。
直訳すると「狂っている」ですが、ポジティブな意味でもよく使われます。
例文
That party was crazy!
(あのパーティー、すごかった!)
Your skill is insane!
(君のスキル、すごすぎる!)
友達同士やSNSでは自然ですが、フォーマルな場面では避けたほうが安心です。
実際に使える例文集

ここでは「すごい!」を実際の会話や文章でどう使うかをまとめました。
カジュアル・ビジネス・SNS、それぞれの場面で役立つフレーズを紹介します。
会話ですぐに使えるカジュアルなフレーズ
友達や家族との会話で「すごい!」と言いたいときの定番表現です。
例文
That’s awesome!
(それ、すごいね!)
You’re amazing at cooking.
(料理がすごく上手だね。)
Wow, incredible!
(わあ、すごい!)
シンプルで短いフレーズが多く、リアクションにぴったりです。
ビジネスやフォーマルな場面での「すごい」
職場やフォーマルな場面では、落ち着いたトーンで「すごい」と伝える方が自然です。
例文
That was a great presentation.
(すばらしいプレゼンでした。)
You did a wonderful job on this project.
(このプロジェクト、本当にすごい仕事をしましたね。)
Your performance was excellent.
(あなたの成果はすばらしかったです。)
フォーマルな単語(great, wonderful, excellent)を選ぶと、丁寧で安心感のある表現になります。
SNSやメッセージで使える表現
SNSやチャットでは、少しラフで盛り上がる表現がよく使われます。
例文
That movie was insane!
(あの映画、マジですごかった!)
Your photo looks fantastic!
(あなたの写真、すごくいいね!)
Totally amazing!
(本当にすごい!)
スラングや絵文字を入れるとフレンドリーさが増し、SNSらしい雰囲気になります。
「すごい!」は場面ごとに使う表現を変えると、より自然な英語になります。
- カジュアル → awesome, amazing, incredible
- ビジネス・フォーマル → great, wonderful, excellent
- SNS・メッセージ → insane, fantastic, totally amazing
シーンに合わせて使い分ければ、あなたの英語表現がもっと豊かになります。
まとめ|「すごい」を自然に使えるようになろう

「すごい!」は英語で一言では言い切れず、場面に合わせた使い分けが大切です。
今回紹介した表現を押さえておけば、会話でも文章でも自然に「すごい!」を伝えられるようになります。
基本表現と場面別の使い分けを復習
英語で「すごい!」を表すときは、まず基本表現をしっかり押さえておくと安心です。
そのうえで、シーンに合わせて表現を切り替えると、より自然で伝わりやすくなります。
基本表現:amazing, awesome, great
場面別の使い分け
- 人を褒める → great job, amazing
- 出来事や成果に対して → wonderful, fantastic
- SNSやカジュアルな会話 → awesome, insane
どの場面でも「すごい!」を同じ単語で済ませるのではなく、少し言葉を選ぶだけで表現力がぐっと広がります。
ネイティブらしい自然な表現を意識する
単語だけでなく、強調する言葉を加えることで表現の幅は大きく広がります。
例文
absolutely amazing
(本当にすごい)
totally awesome
(めっちゃすごい)
really great
(すごく良い)
「すごい!」を言い換えるバリエーションを持っていると、英語でのリアクションがもっと自然になります。
学んだ表現を日常のちょっとした会話に取り入れて、少しずつ自分のものにしていきましょう。