ニュージーランドの言語ってなに?子供と学ぶ多文化の世界

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海外の文化や言葉に興味を持ち始めたお子様にとって、言語は世界への扉を開くきっかけになります。
また、ニュージーランドは、美しい自然だけでなく、多文化が共に息づく国として知られています。
英語だけでなく、先住民族マオリの言葉である「マオリ語」も大切にされているのが特徴です。
今回は、そんなニュージーランドの言語を通して、お子様と一緒に楽しめる学びのヒントをご紹介します。
「ことば」をきっかけに、世界の多様性を親子で感じてみませんか?
ニュージーランドってどんな国?

自然豊かで美しいニュージーランドは、子供たちにとってもワクワクする発見がいっぱいの場所です。
広大な自然の中でのびのびと過ごせるだけでなく、さまざまな文化が共に暮らす多様性も魅力のひとつ。
特に先住民族マオリの文化は、ニュージーランドの生活や言葉に深く根づいています。
お子様と一緒にニュージーランドの特徴を知り、多文化への理解を深めるきっかけにしてみませんか?
南半球にある自然いっぱいの国
ニュージーランドは、南半球に位置する自然豊かな島国です。
日本からは飛行機で約10時間ほどかかりますが、青い海、広大な草原、山々に囲まれた美しい風景が広がっています。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地としても有名で、自然の中で冒険を楽しめる場所がたくさんあります。
子供たちにとって、ニュージーランドは「絵本の中に入り込んだような国」。
羊や鳥、イルカに出会える場所が多く、まさに自然が先生となってくれる学びの宝庫です!
羊の数が人より多いってほんと?
ニュージーランドには、人よりも羊の方が多いと言われています。
実際、人口が約500万人に対して、羊はなんと2500万頭以上!
牧場でのびのび暮らしている羊たちの姿は、都市部ではなかなか見ることができない光景です。
子供たちにとっては、「どうしてそんなにたくさんいるの?」「毛を刈った後はどうなるの?」など、好奇心をくすぐる話題がいっぱいです!
マオリ文化が今も大切にされている国
ニュージーランドでは、「マオリ」と呼ばれる先住民族の文化が今でも大切に受け継がれています。
学校ではマオリの言葉や踊りを学ぶ時間があり、テレビや街中でもマオリ語を耳にする機会があります。
例えば、「こんにちは」は「キアオラ(Kia ora)」と言います。
こうした言葉を覚えるだけでも、子供たちは文化の多様性を自然と受け入れるようになります。
ニュージーランドの言語とは?

ニュージーランドは多様な文化が共存する国で、その言語環境もとても豊かです。
英語が日常的に使われるのはもちろん、先住民のマオリ語や手話も公用語として大切にされています。
お子様が将来グローバルに活躍するためにも、ニュージーランドの言語事情を知っておくことはとても役立ちます。
この章では、保護者様に向けてニュージーランドの主要な言語や特徴をご紹介しますので、ぜひご一読ください!
先住民の言葉「マオリ語」ってなに?
マオリ語は、ニュージーランドに昔から住んでいるマオリの人たちが話している言葉です。
アルファベットを使って書くので、日本の子供たちにも覚えやすいんですよ。
たとえば、こんな言葉があります。
- Kia ora(キアオラ):こんにちは・ありがとう
- Whānau(ファーノウ):家族
- Aroha(アロハ):愛
マオリ語はニュージーランドの人たちの大切な気持ちがこもった言葉なので、子供と一緒に楽しみながら覚えてみるのもいいですね。
「キウイ英語」ってどんな感じ?
ニュージーランドの人たちは、自分たちの話す英語を「キウイ英語」と呼ぶことがあります。
キウイとはニュージーランドにいる小さな鳥の名前で、ニュージーランド人の愛称にもなっています。
キウイ英語は、もともとイギリス英語がベースですが、発音や言い回しにニュージーランドらしい特徴があるのがポイントです。
たとえば、「fish and chips(フィッシュ・アンド・チップス)」が「fush and chups」と聞こえることもあるんですよ。
英語を学んでいるお子様にとって、「同じ英語でも国によってこんなに違うんだ!」と気づく良いチャンスになりそうですね。
子供にとってのニュージーランドの言語の魅力

ニュージーランドには、子供たちが触れてみたくなる楽しい言葉や文化がたくさんあります。
英語はもちろん、先住民マオリ語や独特の「キウイ英語」など、色んな言葉に触れることで、自然と多文化理解やコミュニケーション力が育まれます。
遊びながら学べる環境が整っているのも、ニュージーランドならではの魅力です!
お子様の未来を広げるきっかけとして、ぜひニュージーランドの言語に触れてみてはいかがでしょうか。
英語でも地域によって言い方が違う面白さ
「英語=ひとつの言語」と思われがちですが、実は国や地域によって発音や使い方に違いがあります。
ニュージーランド英語を学ぶことで、言葉が生きていて、地域に根ざしていることを子供たちは体験的に理解できます。
「この言い方はアメリカでは使わないんだよ」など、世界の多様な英語に触れると、柔軟な言語感覚が自然と育まれていきます。
マオリ語を知ることで多様性を学べる
マオリ語に触れることは、多文化理解の第一歩です。
「違う文化や言葉を持っていても、みんな同じように大切な存在なんだよ」と教えることができます。
家庭で一緒にマオリ語を使ってみたり、マオリ文化について話すことで、子供たちも自然に「違い=おもしろい」と思えるようになります。
「言葉は文化のカギ」だと自然に感じられる
言葉はただの会話の道具だけじゃありません。
その中には、その国の暮らし方や考え方、大切にしていることがいっぱい詰まっています!
ニュージーランドの言葉に触れることで、「言葉を知ることは、その国の文化を知ること」だと、子供たち自身が自然に感じられるようになります。
これは、これから世界に羽ばたいていく子供たちにとって、とても大きな財産になるでしょう。
家庭でできる!ニュージーランドの言語とのふれあい方

ニュージーランドの言葉や文化に触れることは、実はおうちでも気軽にできます。
難しく考えず、遊びや日常の中にちょっとした工夫をプラスするだけで、お子様の興味がぐんと広がりますよ。
たとえば、マオリ語のあいさつを取り入れたり、キウイ英語の特徴を話したりすることで、自然に言葉の世界を楽しめるようになります!
ご家庭でできる簡単なアイデアをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
マオリ語のあいさつを一緒に覚えてみよう
まずは親子でマオリ語のあいさつを覚えてみませんか?
短くて覚えやすい言葉ばかりなので、毎日の会話にちょっとプラスするだけで楽しく学べます。
- Kia ora(キアオラ):こんにちは
- Haere rā(ハエレラー):さようなら
- Ka pai(カパイ):いいね!
親子で声に出して練習すれば、自然とマオリ語が身近に感じられますね!
英語とマオリ語がミックスされた歌でリズム感アップ!
音楽は言葉を学ぶ最高のツールです。
ニュージーランドでは、子供たちが英語とマオリ語がミックスされた歌を日常的に楽しんでいます!
たとえば、「Ma is White」という色の歌や、「E Toru ngā Mea(大切な3つのこと)」といったマオリ語の童謡は、日本の子供たちにも親しみやすく、リズム感や発音練習にも役立ちます。
言葉を通じて世界とつながろう

言葉はただのコミュニケーションの道具だけでなく、世界の人と心を通わせる大切な架け橋です。
ニュージーランドの言語に触れることで、お子様は多様な文化や価値観に触れ、世界の広さや豊かさを自然に感じられるようになります。
言葉を学ぶ楽しさを通じて、未来の可能性がどんどん広がっていくことを、ぜひ応援してあげてください。
ニュージーランドの言語は「ちがい」を認める心を育てる
ニュージーランドには、複数の言葉が共存しています。
それは「違いを受け入れる文化」が社会に根づいていることを意味します。
子供たちにとって、「違いってすてきだね」「いろんな人がいていいんだね」と感じる心を育ててくれる環境なのです。
言葉の学びは、子供が世界へ羽ばたく第一歩
英語だけでなく、マオリ語やニュージーランド独特の表現に触れることで、言葉の奥深さや楽しさを体験できます。
こうした多様な言葉の学びは、子供たちの感性や考え方を豊かにし、コミュニケーション力を高める大きなきっかけになりますね!
親子で楽しみながら言葉の世界を広げ、未来への第一歩を一緒に踏み出しましょう。
まとめ

ニュージーランドの言語は、英語だけでなくマオリ語や手話も含む、多文化が共存する世界です。
子供たちがこうした言葉に触れることで、多様性への理解や、言葉の持つ力を自然と感じるようになります。
家庭でもできる取り組みを通して、ぜひ一緒に「言葉の旅」を楽しんでみてください。
きっと、お子様の視野と心がぐんと広がるはずです。