読解力をつけよう! | 中学生におすすめの英語の本8選

英語の勉強を続けていると、「もっとスラスラ読めるようになりたい」と感じることがありますよね。
そんなとき、教科書や問題集とは違う形で英語にふれられるのが、物語の世界です。
本を通じて語彙や表現が自然と身につくだけでなく、想像力や考える力も育ちます。
何より、自分のペースで楽しめるのが大きな魅力です。
この記事では、中学生が無理なく読み進められ、英語の力を育てられるおすすめの本を8選ご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
英語の本がもたらす5つの力
英語の本を読むことには、たくさんのメリットがあります。
ただ単に「読む練習」になるだけでなく、言葉や考え方、そして自分自身の力を大きく育ててくれます。
ストーリーを楽しみながら学べるため、勉強というより「体験」に近い感覚で取り組めるのも魅力のひとつです。
ここでは、英語の本を読むことで得られる5つの力についてご紹介します。
語彙力と文法の感覚が自然に養われる
英語の本には、教科書には出てこないようなさまざまな単語や言い回しが出てきます。
ストーリーを追いながら読むことで、単語の意味や使い方を文の流れの中で理解できるようになります。
たとえば「run」という言葉ひとつでも、「走る」以外の使い方に出会うことで、言葉の幅がぐっと広がるでしょう。
また、正しい文法にたくさんふれることで、自然と文のつくり方が身についていきます。
文法書でルールを学ぶのも大切ですが、本を読むと頭と感覚の両方で英語を覚えられるのが特徴です。
読解力と集中力を同時に伸ばせる
英語の本を読むときは、知らない単語や難しい表現に出会うこともあります。
そのたびに「どういう意味だろう」と考えたり、前後の文を読み返したりする経験が、読解力を育ててくれます。
言いかえると、ただ単語を追うのではなく、「内容を理解しようとする力」が伸びていくのです。
そして、それを続けることで自然と集中力も高まっていきます。
短い時間でも英語の本を読み続けることで、少しずつ「読むスタミナ」もついてきます。
これらはテストや授業だけでなく、将来の学びにも役立つ力です。
物語を通じて想像力が広がる
英語の本の中には、ふだんの生活では出会えないような世界や登場人物がたくさん出てきます。
知らない場所や文化、空想の出来事などを読むことで、「こんな世界もあるんだ」「こんな考え方もあるんだ」と、頭の中でいろいろな場面を思い浮かべることができるようになります。
言葉だけでその世界をイメージするには、想像力が必要です。
そして、想像をくり返すことで、自分の中に新しいアイデアや視点が生まれてきます。
表現の幅が広がり自己表現が豊かになる
英語で自分の気持ちや考えを伝えるには、さまざまな言い方を知っておくことが大切です。
英語の本には、登場人物たちの会話や心の声、説明の文など、多くの表現が出てきます。
たとえば、「うれしい」と言いたいときも、「happy」だけでなく、「excited」や「thrilled」といった言葉が使われていることがあります。
そうした表現を知ることで、自分の気持ちにぴったり合った言葉を選べるようになり、「なんとなく伝える」から「はっきり伝える」力へと変わっていきます。
新しい価値観や文化に触れられる
英語の本には、日本とはちがう国や文化が背景になっている作品が多くあります。
登場人物の行動や考え方にふれることで、「こんな考え方もあるんだ」と驚くことがあるかもしれません。
たとえば、家族のかたちや学校のルール、食事の習慣などが、自分の生活とはちがって見えるはずです。
こうした気づきは、自分の世界を広げるきっかけになるでしょう。
中学生におすすめの英語の本8選
英語の本の中には、ふだんの生活では出会えないような世界や登場人物がたくさん出てきます。
英語の本を読むことは、言葉の力を育てるだけでなく、新しい世界と出会うきっかけにもなります。
ここでは、学びと楽しさのどちらも味わえるおすすめの英語の本を8選ご紹介します。
『Charlie and the Chocolate Factory』|Roald Dahl
引用:amazon
『Charlie and the Chocolate Factory』は、チョコレート工場を舞台にしたワクワクする冒険が楽しめる物語です。
主人公のチャーリーが、金色のチケットを手にして工場を訪れ、個性豊かな子供たちとともに不思議な体験をしていきます。
Roald Dahlらしいユーモアとテンポのよさが光る一冊で、英語も比較的やさしく書かれているため、読みやすさも魅力です。
物語を楽しみながら、自然と語彙や表現が身につく、英語読書の入り口にぴったりな作品です。
『Charlotte’s Web』|E.B. White
引用:amazon
『Charlotte’s Web』は、子ブタのウィルバーとクモのシャーロットが織りなす、やさしさに満ちた物語です。
ウィルバーの命を救おうとするシャーロットの行動は、読む人の心に深く残ります。
文章はシンプルで、はじめての英語読書にもおすすめです。
動物たちのあたたかなやり取りや、命の大切さを感じられるストーリーは、読み終えたあとにも静かに余韻が残ります。
英語を学びながら、心も育ててくれるような一冊です。
『The Giver』|Lois Lowry
引用:amazon
『The Giver』は、感情や記憶が制限された社会に暮らす少年ジョナスが、「過去の記憶」を受け継ぐ役目を通じて世界の本当の姿に気づいていく物語です。
読み進めるごとに、当たり前だと思っていたことへの疑問が生まれ、深く考えさせられます。
文章はわかりやすく、英語に自信がなくても安心して読める構成です。
物語の奥にあるメッセージにふれながら、読解力だけでなく想像力や思考力も育ててくれる、読み応えのある一冊です。
『Anne of Green Gables』|L.M. Montgomery
引用:amazon
『Anne of Green Gables』は、想像力豊かでおしゃべり好きな少女アンが、カナダの自然に囲まれたグリーン・ゲーブルズで成長していく物語です。
アンの前向きな言葉やユーモアにあふれた会話は読んでいて元気をもらえます。
少し長めの文章や文学的な表現も多く出てきますが、丁寧に読み進めることで豊かな英語の言い回しを身につけることができます。
心を育てる読書体験として、じっくり読みたい一冊です。
『To Kill a Mockingbird』|Harper Lee
引用:amazon
『To Kill a Mockingbird』は、差別や正義をテーマにした深い物語です。
少女スカウトの視点から描かれる日常には、ユーモアとあたたかさがありながらも、社会の不公平さや人の偏見がリアルに映し出されます。
英語はやや難しめですが、物語の展開に引き込まれながら読めば、少しずつ表現にも慣れていけます。
人を思いやること、正しくあることの大切さを教えてくれる、長く読み継がれてきた名作です。
『Holes』|Louis Sachar
引用:amazon
『Holes』は、不運が重なり矯正施設に送られた少年スタンリーが、広大な砂漠で穴を掘る日々の中で、過去と現在をつなぐ不思議な出来事に巻き込まれていく物語です。
謎が少しずつ明かされていく構成で、読み始めたら止まらなくなるおもしろさがあります。
英語は現代的で比較的読みやすく、ストーリーを追いながら自然と語彙や表現にも慣れていけます。
冒険とユーモアがつまった、英語初心者にもおすすめの一冊です。
『Wonder』|R.J. Palacio
引用:amazon
『Wonder』は、生まれつき顔に特徴をもつ少年オギーが、勇気を出して学校に通いはじめるところから始まる感動の物語です。
見た目にとらわれず、心のあり方を大切にするメッセージが、多くの読者の心を打っています。
短い章とやさしい英語で書かれているため、英語の本にまだ慣れていない中学生にも読みやすい内容です。
登場人物それぞれの視点で語られる構成もユニークで、人の気持ちを想像する力を育ててくれる一冊です。
『Because of Winn-Dixie』|Kate DiCamillo
引用:楽天ブックス
『Because of Winn-Dixie』は、新しい町に引っ越してきた少女オパールと、ひょんなことから出会った犬ウィン・ディキシーの心あたたまる物語です。
人づきあいが苦手だったオパールが、犬をきっかけにさまざまな人と出会い、少しずつ変わっていく姿がやさしく描かれています。
英語はシンプルで読みやすく、物語の流れもなめらかなので、英語の本に初めて挑戦する中学生にもぴったりです。
読み終えたあとに、あたたかい気持ちが残る一冊です。
まとめ
英語の本を読むことは、学びながら楽しめる貴重な体験です。
中学生のうちに読書の習慣が身につくと、語学力だけでなく、自分自身の成長にもつながっていきます。
ぜひ、自分に合った一冊を見つけて、英語の世界にふれてみましょう。
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