【今月の英単語シリーズ】6月に旬を迎える食べ物英単語一覧

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6月になると、日本では梅雨(rainy season)の季節が訪れます。
雨の日が増え、ジメジメと湿気(moisture)が高まりますが、そんな時期でも気分を上げて楽しめるのが美味しい食べ物です。
梅雨の時期には梅(plum)の実も収穫され、梅干しや梅酒などの加工品も楽しめます。
雨の日には、自宅で英語の勉強をするのも良いかもしれませんね。
外国の料理のレシピを読んだり、英語の本を読んだりすることで、英語の新しい言葉や表現を学べます。
【6月】を代表する魚介類(seafood)
6月に旬を迎える魚介類を3つご紹介します。
- 初鰹
- 鮎
- イサキ
①【初鰹】(First bonito)
日本の太平洋沿岸を回遊するカツオは、春になるとエサを求めて北上しはじめ、夏の終わり頃に南下します。
その年の初夏にとれたカツオを「初鰹」(はつがつお)といい、南下するカツオを「戻り鰹」(もどりがつお)といいます。
初鰹の肉質は、サッパリとしていて柔らかく、口の中でほどけるような食感と豊かな旨みが特徴です。
初鰹は、主に太平洋(pacific ocean)の日本近海で漁獲されます。とくに、静岡県や宮城県、高知県などの漁港(port)で穫れ、初夏の時期には多くの漁船が出漁します。
たたき(seared bonito)や刺身、寿司、などの生食でいただきますが、煮付け、漬け物などの調理法でも美味しく味わえます。
②【鮎(アユ)】(Ayu/Sweet fish)
鮎(あゆ)は、日本を代表する淡水魚の一つであり、清流や川、湖などの淡水域に生息しています。
写真のように、鮎は細長い(long and thin)体型をしており、背中側は緑褐色から褐色、腹側は銀白色をしています。
体長は一般的に15〜25センチメートルほどで、成魚でも30センチメートルほどにしかなりません。
鮎は日本の食文化において古くから親しまれており、初夏の季節に旬を迎えます。
また、日本の文化や風習とも深く関連しています。
たとえば、「鮎のつかみ取り」(catching sweetfish)という伝統的な行事があります。
こどもたちや地域の人々、観光客が川や池に集まり、手づかみで鮎をつかまえるという楽しい行事です。
鮎は、独特の風味と柔らかい食感が特徴です。
鮎のレシピ
- 鮎の塩焼き(salted-grilled fish)
- 鮎の天ぷら(Tempura)
- 鮎の甘露煮(candied fish)
串付きの焼き鮎は、清涼感のある香りとほどよい脂が楽しめる人気の高い料理です。
鮎の天ぷらは、シンプルながらもフワフワの柔らかな身を堪能できます。
鮎の甘露煮は、鮎を醤油、みりん、砂糖、酒を混ぜた甘辛いタレでしばらく煮込んだ保存食です。
③【イサキ】(Grunt)
イサキは、藻類の多い岩礁(reef)を好み、大きな群れをつくって暮らしています。日本を含むアジア太平洋地域で広く分布する魚であり、漁獲量の多い品種の一つです。
写真のように、細長く、側扁化(※)した形状をしており、背中側は褐色(※)で、腹部は銀色です。
幼魚は藻場でよく見られ、成魚は一般的に全長30〜60cm程度、体重は数キロに達することもあります。
特徴的な顔つきと、美しい銀色の体が特徴です。
日本では、寿司や刺身、煮付け、唐揚げ、塩焼きなど、さまざまな料理に利用されます。
また、中国(China)や韓国(Korea)、台湾(Taiwan)、イタリア(Italy)などでもイサキは人気があり、中華風酒蒸し、ポワレ、アクアパッツァなど各国独自の調理法で食します。
イサキの肉は白身で柔らかく、淡白な味わいが特徴で、さまざまな調理法に適しています。
※側扁…そくへん。正面から魚を見たときに、横に平たい形。
※褐色…黒ずんだ茶色。
【6月】を代表する青果(fruits &veggie)
6月に旬を迎える青果を3つご紹介します。
- 梅
- ズッキーニ
- らっきょう
梅は、日本の伝統的な果物で、甘酸っぱい味わいと独特の香りが特徴です。
ズッキーニは、夏野菜として人気があり、焼く、炒める調理法だけでなく、ラタトゥユのような煮込み料理にも使われます。
らっきょうは、シャキッとした食感と独特の風味があり、一般的には甘酢漬けとしていただきます。
①【梅】(Plum)
梅は、早春に葉が出る前に花が咲き、梅雨時に果実が熟します。
中国原産の果樹です。
梅の木は、一般的に小型から中型の常緑樹(ever green)であり、冬に白い花を咲かせます。
写真の梅は青梅で、以下のような種類があります。
梅の種類
- 白梅…比較的大きく、酸味が少ない。生食に適する。
- 赤梅…酸味が強い。梅干しや梅酒の原料として好まれる。
- 青梅…未熟な状態で収穫される。塩漬けや醸造(※)に使用される。
梅の実は、食用だけでなく健康効果も高く評価されています。
梅の栄養素
- ビタミンC
- カリウム
- 食物繊維
このように、梅はさまざまな栄養素を豊富に含んでおり、消化を助ける効果や免疫力を高める効果が期待できます。
梅干し(salted plum)に含まれるクエン酸は、疲労回復や二日酔い(hangover)の予防に役立ちます。
梅酒(plum wine)には抗酸化作用があり、血行促進やストレス解消にも効果があります。
※醸造…じょうぞう。食品や素材、材料などを微生物を用いて発酵させ、熟成させる工程。
②【ズッキーニ】(zucchini)

ズッキーニは、春から夏にかけて収穫され、夏野菜として広く知られる緑色の野菜です。
写真のように、細長いですが、南アメリカ原産のカボチャ科の植物です。
一般的には、青々とした若い状態で収穫され、成熟するとやや硬くなります。
柔らかい皮とくせのない果肉が特徴で、幅広いバリエーションで調理されます。
生でサラダやスムージーに加えるほか、焼いたり、炒めたり、揚げたりできます。
また、独特の形や色合いがあるため、料理にアクセントとして加えることで料理を華やかに演出できます。
③【らっきょう】(Scallions)
らっきょうは、日本の代表的な漬物(pickls)の一つで、小さな球状の白い野菜で、辛味と甘味が特徴です。
らっきょうは、アリウム属に属する植物で、タマネギ(onion)やニンニク(garlic)と同じくらい強い香りを放ちます。
日本や中国などのアジア圏で一般的に栽培されています。
収穫されたらっきょうは、通常は漬物として食べられますが、生でも食べられます。
らっきょうは、健康にも良く、消化を助けたり、免疫力を高めたりする効果があります。
以下のような独特の栄養素があります。
らっきょうの栄養素
- カリウム…むくみ防止や高血圧予防。
- アリシン…抗菌作用。
- ナイアシン…皮膚や粘膜を守る。
このように、健康を考える人々にとって、らっきょうは素晴らしい食材と言えます。
らっきょうの甘酢漬け(sweet pickls)レシピ
1.らっきょうをよく洗い、皮をむく。
2.らっきょうの根元を切り落とし、塩水につけてしばらく置く。
3.水気を切ったら、漬け汁を用意する。(漬け汁は、水、酢、砂糖、塩を混ぜたもの。)
4.らっきょうと漬け汁を清潔な容器に入れ、密閉して冷蔵庫で1週間から10日間漬け込み、完成。(お好みで唐辛子や生姜を加えてもよい)
らっきょうは、漬けることにより、辛味が和らぎ、甘味が増します。
箸休めやお酒のつまみの1品として、ぜひ召し上がってみてください。
まとめ
本記事では、6月に旬を迎える食べ物をご紹介しました。
梅雨の時期でも、旬の食べ物をいただき、心晴れやかに過ごしてみてはいかがでしょうか。
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