英検®︎準2級プラスとは?レベル・難易度・試験内容から合格のための対策まで徹底解説

「英検®︎準2級には合格できたけれど、2級の過去問を見たら難しすぎて歯が立たない……」
「2025年度から英検®︎に新しい級ができるって聞いたけれど、どんな試験なの?」
今、このように悩まれている保護者の方や学習者の方が増えています。これまで英検®︎(実用英語技能検定)において、準2級と2級の間には「非常に大きなレベルの壁(ギャップ)」が存在していました。
そのギャップを埋め、学習者が挫折することなくスムーズにステップアップできるよう、2025年度から新たに導入されたのが「英検®︎準2級プラス」です。
この記事では、新設された英検®︎準2級プラスのレベル・難易度・具体的な試験内容・問題構成を徹底解説します。
現在の英検®︎準2級合格レベルから、どのように学習を進めれば英検®︎準2級プラス、そしてその先の2級へ合格できるのか、具体的なロードマップが分かります。
英検®︎「準2級プラス」とは?(2025年新設の背景と事実)
なぜ新設されたのか?(準2級と2級の壁)
公益財団法人日本英語検定協会が、2025年度(2025年4月)から新たに「英検®︎準2級プラス」を新設した最大の理由は、従来の「準2級」と「2級」の間にあった極めて大きな難易度の差(ギャップ)を解消するためです。
従来の基準では、それぞれの級の目安は以下のように設定されていました。
- 英検®︎準2級:高校中級程度
- 英検®︎2級:高校卒業程度
文字で見ると「高校中級」から「高校卒業」へのステップに思えますが、実際に求められる英語力、特に「必要語彙数(単語量)」や「長文読解のテーマの専門性(社会的なトピック)」には、子供たちが一人で乗り越えるには高すぎる壁がありました。
具体的には、準2級までは「身近な日常生活」に関するトピックが多く出題されるのに対し、2級からは「環境問題」「テクノロジー」「ビジネス」など、日本語でも理解が難しい社会性のあるテーマが急増します。
この急激な変化により、準2級合格後に2級の対策を始めたものの、難易度の高さに圧倒されて英語学習へのモチベーションを落としてしまうケースが少なくありませんでした。
英検®︎準2級プラスは、この2つの級の間に「確実な足場(ステップ)」を一段増やすことで、学習者が無理なく、かつ確実に英語力を伸ばしていけるように設計された新しい級です。
いつから始まる?
英検®︎準2級プラスは、2025年度(2025年4月以降の試験)から正式に導入されています。
従来通り、年3回の検定(第1回・第2回・第3回)および、CBT形式(英検®︎S-CBTなど)での実施スケジュールに準じて提供が行われます。
これにより、受験生は自分の学習進度に合わせた柔軟な受験計画を立てることが可能になりました。
英検®︎準2級プラスのレベルと難易度
準2級・準2級プラス・2級のレベル比較
英検®︎準2級プラスが、具体的にどのような位置づけになるのかを明確にするため、従来の級との比較を表にまとめました。
文部科学省の学習指導要領やCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の指標をベースに事実に則して整理しています。
| 級 | 目安となるレベル | 期待される英語力・主なトピック | 国際基準(CEFR)の目安 |
| 英検®︎2級 | 高校卒業程度 | 社会生活に必要な英語を理解し、使用できる(環境、医療、テクノロジーなど) | A2〜B1(B1寄り) |
| 英検®︎準2級プラス | 高校2年生程度 | 日常生活から社会生活への橋渡しとなる英語力(学校生活、地域社会の話題など) | A2の上位層 |
| 英検®︎準2級 | 高校中級程度 | 日常生活に必要な英語を理解し、使用できる(身近な日常、学校、趣味など) | A2 |
このように、英検®︎準2級プラスはちょうど「高校2年生程度」の英語力を測定する試験として位置づけられています。
必要な語彙数・単語レベルの目安
英語の難易度を大きく左右するのが「語彙数(単語量)」です。英検®︎準2級プラスで求められる単語数は、およそ4,000語〜4,500語程度と推測されます。
それぞれの級で必要とされる語彙数の目安は以下の通りです。
- 英検®︎準2級:約3,600語
- 英検®︎準2級プラス:約4,000〜4,500語(※準2級に約500〜900語を上乗せ)
- 英検®︎2級:約5,100語
準2級に合格した段階の語彙力から、いきなり2級の5,000語レベルを目指すのは非常に大変ですが、英検®︎準2級プラスを目指す過程でプラスαの重要単語を少しずつ積み上げていくことで、2級にも通用する強固な語彙基盤を築くことができます。
試験内容と問題構成の詳細
英検®︎準2級プラスの試験は、従来の英検®︎と同様に「一次試験(筆記・リスニング・ライティング)」と「二次試験(スピーキング・面接)」の2部構成で実施されます。
一次試験(筆記・リスニング・ライティング)
一次試験では、リーディング(読む)、リスニング(聞く)、ライティング(書く)の3技能がバランスよく測定されます。
- リーディング(Reading)
- 短文の語句空所補充:文脈に合う適切な単語や熟語、文法知識を問う問題です。準2級よりもやや抽象度の高い語彙が出題されます。
- 長文の空所補充・内容一致選択:説明文やEメール、案内文などの読解問題です。トピックは学校生活や簡単な社会ニュースなど、準2級よりも文章量・テーマともにステップアップしています。
- リスニング(Listening)
- 会話の応答や、短文・長文の内容に関する質問に対して適切な選択肢を選ぶ形式です。日常的なシチュエーションだけでなく、簡単な社会活動に関する音声が含まれます。
- ライティング(Writing)
- 与えられたトピックに対して、自分の意見とその理由を英語で記述する形式です。論理的な文章構成力(主張+理由+根拠)が重視されます。
二次試験(スピーキング・面接)
一次試験を通過すると、面接官と1対1で行う面接形式の「二次試験(スピーキング)」が行われます。
- パッセージ(音読):60語程度の英文を黙読したあと、正しい発音とイントネーションで音読します。
- イラスト描写問題:カードに印刷されたイラスト(複数の人物が何かをしている状況など)を見て、その状況を英語で説明します。
- 受験者自身の意見を問う質問(Q&A):面接官からの質問(例:「カードのテーマに関する社会的な仕組みについてどう思うか」「あなたの日常生活における選択について」など)に対し、自分の考えを述べる形式です。
ここまでは、英検®︎準2級プラスの「基本概要・難易度・試験内容」をご紹介しました。
英検®︎準2級プラスに合格するための具体的な対策と勉強法
英検®︎準2級プラスは、従来の準2級の延長線上にありながら、少しだけ2級のエッセンスが加わった試験です。
合格を確実にするためには、以下の3つのポイントに絞って対策を進めることが非常に効果的です。
① 単語・熟語(ボキャブラリー)の強化
まずは、すでに合格している「英検®︎準2級」の単語帳を完璧に復習することから始めましょう。基礎が抜けている状態で新しい単語を覚えても定着しません。
準2級の単語が9割以上瞬時に日本語訳できるようになったら、次は「英検®︎2級」の単語帳の「頻出度A(最もよく出る基本単語)」のセクションだけを重点的に学習します
。英検®︎準2級プラスの語彙レベルは、まさにこの「準2級と2級の基礎が重なる部分」から多く出題されるため、この学習法が最も効率的です。
② ライティング(英作文)対策の型をマスターする
英検®︎全体のスコア(CSEスコア)において、ライティングの得点は合否を大きく左右します。
英検®︎準2級プラスのライティングでも、基本となる「意見の書き方の型」は変わりません。
以下の構成で書くトレーニングを徹底してください。
- 主張(意見):I think that 〜 / I do not think that 〜
- 理由1:First, 〜
- 理由2:Second, 〜
- 結論:Therefore, 〜
トピックは「中高生の日常生活」だけでなく、「リサイクル活動」「ボランティア」「地域のイベント」など、少し社会に開かれたテーマが出題される傾向にあります。
日頃から身の回りのニュースに対して「自分はどう思うか」「なぜそう思うか」を英語で考える癖をつけておくことが重要です。
③ 面接(スピーキング)対策は「音読」から
二次試験の面接では、発音やアクセントだけでなく「積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢(アティチュード)」も評価されます。
最も効果的な対策は、普段の学習から長文問題を「声に出して読む(音読)」ことです。音読をすることで、英語の自然なリズムが身につき、面接の「パッセージ音読」のスコアアップに直結します。
また、イラストを見て状況を英語で説明する練習は、一人では間違いに気づきにくいため、オンライン英会話などを活用してプロの講師にフィードバックをもらうのが最短ルートです。
よくある質問(FAQ)
準2級プラスを受けずに、いきなり英検®︎2級を受験してもいいですか?
はい、可能です。英検®︎はどの級からでも受験できるため、必ずしも準2級プラスを挟む必要はありません。
ただし、準2級合格後に2級の過去問を解いてみて「全く理解できない」「単語が難しすぎる」と感じた場合は、無理をせずに英検®︎準2級プラスを目標に設定することで、挫折を防ぐことができます。
Q. 大学受験や高校受験で優遇されるメリットはありますか?
2025年度に新設されたばかりの級であるため、内申点への加点や入試での優遇措置(英語科目の免除など)については、各学校の判断に委ねられています。
出願を予定している中学校・高校・大学の最新の募集要項や公式Webサイトを必ずご自身で確認してください。
過去問がまだ少ない中、どうやって試験対策をすればいいですか?
日本英語検定協会の公式サイトで公開されている「英検®︎準2級プラス」のサンプル問題に必ず目を通し、出題形式と難易度を把握してください。
日々の学習教材としては、「準2級の総復習」と「2級の基礎レベル(単語帳の基本セクションや、易しめの長文問題)」を組み合わせることで、十分に対応する力が身につきます。
おすすめの対策教材・オンライン英会話
英検®︎準2級プラスは、独学での対策ももちろん可能ですが、「ライティングの添削」や「スピーキング(面接)の練習」は、正しいフィードバックがないと上達が難しい分野です。
これらの対策に最適なのが、子ども向けオンライン英会話「QQ Kids」などの専用カリキュラムを活用することです。
QQ Kidsでは、現在3,000名体制でレッスンを提供する全員がプロの正社員教師であり、質の高い指導を安定して受けることができます。
- ライティング対策:自分が書いた英作文を講師に見てもらい、より自然な表現や文法エラーを的確に修正してもらえます。
- スピーキング(面接)対策:本番を想定した模擬面接(モックテスト)をオンラインで繰り返し行うことで、英語を話すことへの緊張感をなくし、自信を持って試験当日に臨むことができます。
新しい級だからこそ、プロのサポートを賢く利用して確実な合格を勝ち取りましょう。
まとめ
この記事では、2025年度から新設された「英検®︎準2級プラス」について、レベルや試験内容から具体的な対策方法までを徹底解説しました。
重要なポイントは以下の3点です。
- 英検®︎準2級プラスは、準2級と2級の「難易度の壁」を埋めるために新設された。
- レベルは「高校2年生程度」であり、日常生活から社会生活への橋渡しとなる英語力が求められる。
- 対策としては、準2級の完璧な復習と、2級の基礎単語の学習を並行することが最も効果的。
英検®︎準2級プラスは、決して学習者の負担を増やすものではなく、むしろ「2級合格に向けた最高の踏み台」となるように設計されています。
「2級はまだ難しそう…」と足踏みしていた方は、ぜひこの新しい級を目標に、次なる英語学習のステップを踏み出してみてください。
あなたの挑戦を応援しています!
※英検®︎は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。







