初心者でも安心|状況に合わせた「もう一度言ってください」の英語表現

- カテゴリー
- 英語で何ていう?
英語を聞いて、「え?もう一度言ってほしいな」と思ったことはありませんか?
学校の授業や旅行先、オンライン英会話などでは、相手の言葉が聞き取れないときに「もう一度言ってください」とお願いする場面がよくあります。
英語には、「Please say that again.」や「Could you repeat that?」など、状況に合わせて使えるいろいろな表現があります。
この記事では、初心者でも安心して使えるフレーズを分かりやすく紹介し、親子で一緒に練習できるように解説していきます。
「もう一度言ってください」を英語でどう言うの?基本表現

英語で相手の言葉が聞き取れなかったときは、「もう一度言ってください」とお願いするフレーズを知っておくと安心です。
場面に合わせて使い分けられるように、シンプル・丁寧・カジュアルの3パターンを覚えておきましょう。
一番シンプルな言い方
初心者でもすぐに使えるのが、「Please say that again.」 です。
とても直接的で分かりやすい表現なので、まずはここから覚えましょう。
例文
Sorry, please say that again.
(すみません、もう一度言ってください。)
「again(もう一度)」を強調すると、相手にも伝わりやすくなります。
丁寧でやさしい表現
相手に失礼のないようにお願いしたいときは、「Could you repeat that, please?」を使います。
学校の先生や初対面の人との会話でも安心して使える丁寧な言い方です。
例文
Could you repeat that, please?
(もう一度言っていただけますか?)
「repeat」は「繰り返す」という意味。
丁寧さを出したいときに便利です。
カジュアルに使える表現
友達同士や家族との会話では、短くてカジュアルなフレーズが自然です。
- Pardon?
- Sorry?
- What?(かなりくだけた表現)
例文
A:I saw a shooting star yesterday!
(昨日流れ星を見たんだ!)
B:Pardon?
(え? もう一回言って?)
特に「Pardon?」は丁寧すぎず、フレンドリーすぎず、子供にも使いやすい表現です。
基本表現のまとめ表
表現 | 雰囲気 | 使う場面 |
Please say that again. | シンプル | すぐに聞き返したいとき |
Could you repeat that, please? | 丁寧 | 先生・大人・初対面の相手 |
Pardon? / Sorry? | カジュアル | 友達や家族との会話 |
状況に合わせた使い分けフレーズ

「もう一度言ってください」は、場面によってふさわしい表現が変わります。
学校、旅行、電話、ビジネスなど、それぞれの状況に合ったフレーズを覚えておくと安心です。
学校や勉強中で先生や友達にお願いするとき
学校では、授業中に先生の言葉が聞き取れなかったり、友達の英語を聞き逃してしまうことがあります。
そんなときはシンプルで礼儀正しい表現がぴったりです。
例文
Excuse me, could you say that again?
(すみません、もう一度言っていただけますか?)
Sorry, what did you say?
(ごめん、なんて言ったの?)
先生には「Excuse me」をつけて丁寧に、友達には「Sorry?」でカジュアルに聞き返すと自然です。
旅行やお店で聞き返したいとき
海外旅行やショッピングで、店員さんの言葉が聞き取れないときは、丁寧に聞き返すのが安心です。
例文
Could you repeat that more slowly, please?
(もう少しゆっくり繰り返していただけますか?)
Sorry, I didn’t catch that.
(すみません、聞き取れませんでした。)
「ゆっくりお願いします」と加えると、相手も話すスピードを調整してくれます。
電話やオンライン英会話で使うとき
電話やオンラインは音声が聞き取りにくいので、「もう一度お願いします」のフレーズは必須です。
例文
Sorry, the line is bad. Could you say that again?
(すみません、回線が悪いです。もう一度言っていただけますか?)
Could you repeat that, please?
(もう一度お願いします。)
ネットや電話では「聞こえにくい理由」を伝えると、相手も理解して丁寧に話してくれます。
ビジネスやフォーマルな場面で丁寧にお願いするとき
ビジネスや公式な場面では、できるだけ失礼のない丁寧な言い回しが安心です。
例文
I’m sorry, could you repeat that once more?
(申し訳ありません、もう一度繰り返していただけますか?)
Would you mind saying that again?
(もう一度言っていただけますか?)
「Would you mind…?」はとても丁寧な言い方で、ビジネス英語でも好印象です。
シーン | フレーズ例 | ポイント |
学校・勉強中 | Excuse me, could you say that again? | 先生には丁寧に、友達にはカジュアルに |
旅行・お店 | Sorry, I didn’t catch that. | ゆっくりお願いすると効果的 |
電話・オンライン | The line is bad. Could you say that again? | 聞こえにくい理由を伝える |
ビジネス・フォーマル | Would you mind saying that again? | 最も丁寧で安心な表現 |
「もう一度言ってください」と一緒に覚えたい便利フレーズ

英語を聞き取れなかったとき、ただ「もう一度言ってください」とお願いするだけでなく、「ゆっくり」・「はっきり」・「説明して」などと伝えられると、会話がもっとスムーズになります。
ここでは、初心者でもすぐに使える便利フレーズを紹介します。
「ゆっくり言ってください」
相手が早口で聞き取れないときは、スピードを落としてもらいましょう。
- Please speak more slowly.
- Could you say that slowly, please?
例文
Sorry, could you speak more slowly?
(すみません、もう少しゆっくり話していただけますか?)
「slowly(ゆっくり)」を入れるだけで、相手はペースを落として話してくれます。
旅行や授業でもよく使えるフレーズです。
「はっきり言ってください」
声が小さい、あるいは発音が聞き取りにくいときは、「はっきり」とお願いすると伝わりやすくなります。
- Please speak more clearly.
- Could you pronounce it more clearly?
例文
I didn’t catch that. Could you speak more clearly?
(聞き取れませんでした。もっとはっきり話していただけますか?)
「clearly(はっきり)」を使えば、スピードではなく発音を直してもらえるので便利です。
「説明してくれますか?」
意味が分からなかったときには、繰り返してもらうだけでなく、説明をお願いするのも効果的です。
- Could you explain that, please?
- Can you tell me what that means?
例文
Sorry, could you explain that, please?
(すみません、それを説明していただけますか?)
Can you tell me what that means?
(それがどういう意味か教えてくれますか?)
「explain(説明する)」や「tell me what that means(意味を教える)」を使うと、言い換えや例を交えて説明してくれることが多いです。
実際に使える英会話の例

ここまで紹介したフレーズを、実際の場面でどう使うのかを具体的に見てみましょう。
学校・旅行・電話などのシチュエーションをイメージすると、自然に口から出やすくなります。
学校の授業でのやりとり例
先生と生徒の会話例
Teacher:Open your textbooks to page thirty-four.
(教科書の34ページを開いてください。)
Student:Sorry, could you say that again?
(すみません、もう一度言っていただけますか?)
Teacher:Sure, page thirty-four.
(もちろん、34ページですよ。)
授業中に聞き逃したときは「Could you say that again?」が自然です。
旅行で道を聞いたときの会話例
観光客と現地の人の会話
Traveler:Excuse me, how can I get to the station?
(すみません、駅にはどう行けばいいですか?)
Local:Go straight and turn left at the second traffic light.
(まっすぐ行って、二つ目の信号を左に曲がってください。)
Traveler:Sorry, could you repeat that more slowly, please?
(すみません、もう少しゆっくり繰り返していただけますか?)
Local:Of course. Go straight, then turn left at the second light.
(もちろん。まっすぐ行って、二つ目の信号を左に曲がってください。)
旅行中は「more slowly」をつけると安心して聞き直せます。
電話やオンラインで聞き返すときの会話例
オンライン英会話の先生と生徒の会話
Teacher:Today we’ll practice a short dialogue about shopping.
(今日はショッピングに関する短い会話を練習します。)
Student:I’m sorry, the line is not clear. Could you repeat that?
(すみません、回線が悪くてよく聞こえません。もう一度お願いします。)
Teacher:Sure, I said we’ll practice a short dialogue about shopping.
(もちろん、「ショッピングに関する短い会話を練習します」と言いました。)
電話やオンラインでは「line is not clear(回線がよくない)」など理由を添えるとより丁寧です。
まとめ|「もう一度言ってください」を状況に合わせて使えるようになろう

英語を聞き取れなかったときに「もう一度言ってください」と伝えられるだけで、会話はぐんとスムーズになります。
基本表現の「Please say that again.」や「Could you repeat that, please?」から始めて、友達とのカジュアルな場面や、旅行・授業・オンライン英会話など、シーンに合わせてフレーズを使い分けられるようになると安心です。
また、「ゆっくり言ってください」・「はっきり言ってください」・「説明してください」といった便利フレーズを加えれば、相手の話をより理解しやすくなります。
英会話は完璧に聞き取ることよりも、「分からなかったら聞き返す勇気」が大切です。
親子で一緒に練習しておけば、学校でも旅行でも自信を持って会話できるようになります。
小さな一歩を積み重ねて、英語をもっと身近に感じていきましょう。