木漏れ日を英語で表現しよう!英語表現と例文

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日本語の「木漏れ日(こもれび)」は、木の葉のすきまから差し込む光を表す美しい言葉です。
でも英語には、そのままの一語がありません。
実は英語では、いくつかの言い回しを組み合わせて「木漏れ日」を表現します。
例えば、「木の間から差し込む光」や「やさしい斑(まだら)の光」など、場面ごとにぴったりの表現を選ぶことができるのです。
この記事では、「木漏れ日を英語で表現しよう!」 をテーマに、基本的な言い方から自然に使える例文までやさしく紹介します。
中学生のみなさんや保護者様にもわかりやすい内容なので、自然の光を英語で表現する楽しさを一緒に学んでいきましょう。
木漏れ日を表す英語表現

日本語の「木漏れ日(こもれび)」は、木の葉のすきまから光がやさしく差し込む情景を表す言葉です。
英語にはこの一語に対応する単語はありませんが、いくつかのフレーズを組み合わせて表現することができます。
ここでは3つの代表的な言い方を紹介します。
「木の間から差し込む光」を表す英語
木々のすきまを通って光が差し込むイメージは、英語で次のように表せます。
英語表現
Sunlight through the trees
(木々を通り抜ける日光)
Sunlight filtering through the leaves
(葉を通してこぼれる日光)
ポイント
- 「through the trees」「through the leaves」で「〜を通して」のニュアンスを出せる。
- 「filtering」は「こし出す」「通して柔らかくなる」という意味で、やさしい光の雰囲気を伝える。
例文
I love walking in the park when the sunlight filters through the trees.
(木の間から光が差し込む公園を歩くのが好きです。)
「葉のすきまからもれる光」を表す英語
葉と葉のすきまから、まだらに光が落ちる様子は、次のように表現できます。
英語表現
Dappled sunlight
(まだら模様の日差し)
Dappled light
(斑に差し込む光)
ポイント
- 「dappled」 は「まだら模様の」という意味。葉の影と光が混じる様子にぴったり。
- 文学や詩、自然描写によく使われる表現。
例文
The ground was covered in dappled sunlight.
(地面は木漏れ日のまだら模様で覆われていた。)
日本語「木漏れ日」をそのまま使う場合の英語表現
近年では「komorebi」という日本語が、そのまま英語の文章や会話で使われることもあります。
特に海外の自然好きや日本文化に関心のある人の間では有名な言葉になりつつあります。
ポイント
- 英語では 「Komorebi (a Japanese word for sunlight filtering through the trees)」 のように説明を添えるとわかりやすい。
- 文化や旅行関連の文脈でよく登場する。
例文
In Japanese, there is a beautiful word “komorebi” which means sunlight filtering through the trees.
(日本語には「木漏れ日」という、美しい言葉があります。木の間から差し込む光を意味します。)
木漏れ日を使った英語の例文

木漏れ日を表す英語表現を覚えたら、実際に文の中でどう使えるかを見てみましょう。
ここでは短い文と少し長めの文に分けて紹介します。
短い文章で使う場合
まずはシンプルな一文での使い方です。
短い文なら会話や日記にもすぐに応用できます。
例文
The sunlight came through the trees.
(太陽の光が木々を通り抜けてきた。)
I enjoyed the dappled sunlight.
(木漏れ日のやわらかな光を楽しんだ。)
Sunlight filtered through the leaves.
(光が葉を通してやさしく差し込んだ。)
短い文章のポイント
- 「came through」「filtered through」など簡単な動詞で表現できる。
- 主語+動詞+短い説明だけで十分伝わる。
少し長めの文章で使う場合
次は描写を加えて、風景や気持ちを表す文章です。
物語や作文に役立ちます。
例文
I sat under the tree, reading a book, while the sunlight filtered through the leaves above me.
(木の下に座って本を読みながら、頭上から差し込む木漏れ日を感じていた。)
The forest was quiet, and the ground was covered in dappled sunlight.
(森は静かで、地面は木漏れ日のまだら模様に覆われていた。)
In Japan, there is a word “komorebi,” which means the beautiful sunlight shining through the trees.
(日本には「木漏れ日」という言葉があり、木の間から差し込む美しい光を意味する。)
長めの文章のポイント
- 風景描写に「while」や「and」を使うと自然な流れになる。
- 自分の気持ちを加えると作文やスピーチでも使いやすい。
自然の中で学ぶ!木漏れ日英語表現の覚え方

英語の学習は机の上だけではなく、自然を感じながら体験すると記憶に残りやすくなります。
「木漏れ日」をテーマにすれば、身近な公園や道端の風景からも楽しく英語を学べます。
ここでは3つの方法を紹介します。
自然の中で体験しながら学ぶ
実際に木漏れ日を感じられる場所に行き、その場で英語を声に出してみましょう。
- 公園や森で木漏れ日を見つけたら「Sunlight through the trees!」と言ってみる。
- 葉のすきまから光がこぼれるのを見て「Dappled sunlight!」とつぶやく。
- 日本語でも「これがKomorebiだね」と確認しながら英語と結びつける。
自然を体験しながら学ぶと、言葉が「景色」と一緒に記憶されるので忘れにくくなります。
写真やイラストを使った学習
写真やイラストを使うのもおすすめです。
- 木漏れ日の写真を見ながら「This is sunlight filtering through the leaves.」と表現する。
- 絵やイラストを見て、自分なりの説明を英語で考える。
- 家族や友達と「どんな英語が合うかな?」とクイズ形式にしても楽しい。
写真を教材にすることで、視覚的なイメージと英語表現を結びつけやすくなります。
「木漏れ日」以外の自然表現も覚えよう

木漏れ日のほかにも、自然の光や景色を表す英語表現はたくさんあります。
ここでは身近で使いやすいものを紹介します。
自然を表す言葉を増やせば、風景を英語で表現するのがもっと楽しくなります。
朝や夕方のやさしい光を表す英語
朝日や夕焼けのやわらかな光を表す英語には、次のような表現があります。
- Morning glow
(朝焼けの光) - Twilight glow
(夕暮れの光) - Golden hour
(朝日や夕日が黄金色に輝く時間)
例文
I took a photo in the morning glow.
(朝焼けの光の中で写真を撮った。)
The sky was beautiful in the twilight glow.
(夕暮れの光で空が美しかった。)
雲の間から差し込む光を表す英語
雲のすきまから太陽の光が差し込む様子も、英語ではきれいに表現できます。
- Sunshine through the clouds
(雲を通して差す光) - Rays of sunlight
(太陽の光線) - A break in the clouds
(雲の切れ間からの光)
例文
Rays of sunlight broke through the clouds.
(雲の間から太陽の光線が差し込んだ。)
We saw sunshine through the clouds after the rain.
(雨のあと、雲の切れ間から光が見えた。)
自然の描写に使えるフレーズまとめ
最後に、自然の風景を描くときに便利な英語フレーズをいくつかまとめます。
- Clear blue sky
(澄んだ青空) - Gentle breeze
(やさしいそよ風) - Flowing river
(流れる川) - Rustling leaves
(風に揺れる葉の音)
ポイント
- 自然の表現は「形容詞+名詞」でシンプルに作れる。
- 「gentle(やさしい)」「clear(澄んだ)」「rustling(カサカサ音を立てる)」など、感覚を表す形容詞を覚えると幅が広がる。
まとめ
- 木漏れ日以外にも、朝日や夕焼け、雲の切れ間からの光などを英語で表せる。
- 形容詞と名詞を組み合わせると自然なフレーズが作れる。
- 自然にまつわる表現を増やせば、日記や作文、会話でも豊かな描写ができる。
まとめ:自然の言葉を英語で伝えてみよう

この記事では、「木漏れ日」を英語でどう表現するのかを学びながら、自然の美しい光景を英語で伝える方法を紹介しました。
言葉を知ることで、身近な景色も新しい視点で楽しめます。
木漏れ日の英語フレーズまとめ
- Sunlight through the trees / filtering through the leaves
(木の間や葉を通して差し込む光) - Dappled sunlight / Dappled light
(まだら模様のやわらかな光) - Komorebi
(日本語がそのまま英語として紹介されることもある)
これらを覚えておけば、日常の中で見つけた景色を英語で表現することができます。
親子で自然を観察しながら英語を使おう
英語の勉強は机の上だけでなく、外に出て自然を感じながら学ぶと楽しく続けられます。
・公園を散歩しながら「This is sunlight through the trees!」と言ってみる。
・日記やSNSに「Today I saw dappled sunlight in the park.」と書いてみる。
自然を観察しながら英語を口にすることで、ことばと体験が結びつき、記憶に残りやすくなります。
「木漏れ日」という日本語の美しさを英語で表現できるようになると、言葉の楽しみ方が広がります。
自然の景色を感じながら、今日学んだ表現を少しずつ使ってみましょう。