「伸ばす」って英語で何て言う?親子で覚えるシーン別フレーズ

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お子様に英語を教えているとき、「伸ばす」という言葉を英語で何と言えばいいのか迷ったことはありませんか?
実は「伸ばす」はひとつの単語では表せず、場面によって使う動詞が変わります。
髪や植物を伸ばすとき、腕や体を伸ばすとき、締め切りを延長するとき、能力を伸ばしたいとき…。
今回は保護者様が日常で使いやすいように、「伸ばす」の英語表現をシーン別にご紹介します。
「伸ばす」を表す英語はひとつじゃない

日本語の「伸ばす」は幅広く使える言葉ですが、英語では「何を伸ばすか」によって適切な単語が変わります。
髪や体、期間、能力や好奇心など、対象によって選ぶ表現が異なるため、シーンごとに正しい単語を使い分けることが大切です。
ここからは、具体的な場面別にどのような表現が使えるかを見ていきましょう。
髪・爪・植物などを「伸ばす」
髪や爪、植物のように「自然に長くなるもの」を「伸ばす」と言いたいときは「grow」を使います。
例文
I’m growing my hair long.
(私は髪を伸ばしています。)
She wants to grow her nails for the wedding.
(彼女は結婚式に向けて爪を伸ばしたいと思っています。)
We’re growing tomatoes in our garden.
(私たちは庭でトマトを育てています。)
「grow」は「育てる」「伸ばす」というニュアンスを持っていて、日常会話でよく使われる動詞です。
締め切り・期間などを「伸ばす」
期間や締め切り、契約などを「延長する」と言いたいときは「extend」がぴったりです。
例文
They extended the deadline.
(彼らは締め切りを延長しました。)
Can we extend our stay for one more night?
(もう1泊滞在を延長できますか?)
The school decided to extend the program.
(学校はそのプログラムを延長することを決めました。)
「extend」はフォーマルな場面でも使いやすく、「長くする・広げる」という意味があります。
手・腕・体を「伸ばす」
体の一部を「伸ばす」「ストレッチする」と言うときは「stretch」を使います。
例文
Stretch your arms before exercise.
(運動前に腕を伸ばしましょう。)
I stretched my legs after sitting for a long time.
(長く座っていた後に脚を伸ばしました。)
The cat is stretching on the sofa.
(猫がソファーで体を伸ばしています。)
「stretch」はフィットネスや日常生活の場面でよく登場する単語です。
能力・スキルを「伸ばす」
能力やスキルを「伸ばす」「高める」と言いたいときには「develop」や「improve」が便利です。
例文
We want to develop our child’s English skills.
(私たちは子供の英語力を伸ばしたいです。)
This program helps students improve their confidence.
(このプログラムは生徒の自信を伸ばすのに役立ちます。)
The teacher worked hard to develop the students’ abilities.
(その先生は生徒たちの能力を伸ばすために努力しました。)
「develop」は「育てる・発展させる」、「improve」は「改善する・良くする」という意味で、どちらも「伸ばす」に近いイメージで使えます。
場面に合わせた「伸ばす」の使い分け方

「伸ばす」という言葉は、日本語では日常生活でも教育の場でもよく使いますが、英語では場面に応じて表現が異なります。
保護者様様が子供と関わるときや、日常生活で使う場面を想定して、適切な英語表現を知っておくと便利です。
日常生活で使える「伸ばす」の英語表現
日常生活では、物理的に何かを「伸ばす」「延ばす」という意味で使うことが多いです。
stretch(伸ばす、のばす)
Stretch your arms before exercising.
(運動前に腕を伸ばしましょう。)
extend(延長する、広げる)
We can extend the deadline by one week.
(締め切りを1週間延ばせます。)
子供の成長や能力アップを表す「伸ばす」の英語表現
教育や学習の場面では、能力や才能を「伸ばす」という意味で使います。
develop(育てる、伸ばす)
We want to help children develop their creativity.
(子供たちの創造力を伸ばす手助けをしたいです。)
enhance(高める、強化する)
This program enhances children’s problem-solving skills.
(このプログラムは子供たちの問題解決力を伸ばします。)
nurture(育む、養う)
Parents should nurture their children’s curiosity.
(親は子供たちの好奇心を伸ばしてあげるべきです。)
これらの表現を覚えておくと、日常生活の声かけから教育的なサポートまで、幅広く使うことができます。
「伸ばす」を使った親子で覚えたい例文集

子供に「伸ばす」という考え方を伝えるときは、日常生活や学びの場面で使える具体的な例文を覚えておくと便利です。
ここでは、髪や体、能力、好奇心など、さまざまな場面で使えるフレーズを親子で一緒に学べるようにまとめました。
子供に声かけするときの参考にしたり、一緒に発話練習をすることで、自然に「伸ばす」という英語表現を身につけることができます。
髪・期間・能力それぞれの例文
髪を伸ばす(物理的)
I’m trying to grow my hair longer.
(髪を長く伸ばそうとしています。)
Let’s stretch your arms before we start exercise.
(運動を始める前に腕を伸ばそう。)
期間を延ばす(時間・スケジュール)
We can extend the vacation by two days.
(休暇を2日延ばすことができます。)
The library allows you to extend the book loan online.
(図書館ではオンラインで貸出期間を延長できます。)
能力・才能を伸ばす(学習・成長)
We want to help children develop their creativity.
(子供たちの創造力を伸ばす手助けをしたいです。)
This program enhances your child’s problem-solving skills.
(このプログラムはお子様の問題解決力を伸ばします。)
上記の例文を覚えることで、「伸ばす」を様々な英語で話すことができます。
まとめ

「伸ばす」は英語で一つの単語ではなく、対象によって動詞が変わります。
髪や爪なら「grow」、期間なら「extend」、体なら「stretch」、能力なら「develop / improve」と、シーン別に覚えると便利です。
保護者様が日常生活の中でこうした表現を使ってあげると、お子様も自然に英語に親しみを持ち、ボキャブラリーを広げることができます。