安いは「cheap」だけじゃない!親子で学ぶ手ごろ価格の英語表現

- カテゴリー
- 英語コラム
子供と一緒にお買い物をしたり、プレゼントを選んだりする場面で、「これって安いの?」と思ったことはありませんか?
英語では「cheap」だけでなく、手ごろな価格やお得感を伝える表現がたくさんあります。
今回は、親子で使いやすい「安い・手ごろ」を表す英語表現をご紹介します。
日常の会話や買い物の場面でサッと使えるフレーズを覚えて、子供と一緒に楽しく英語を学びましょう!
「安い」を表す英語表現を知ろう

お子様に英語を学ばせたいと思っている保護者様にとって、教材やレッスンの「値段」は気になるポイントですよね。
そんな時に役立つのが「安い」という表現です。
実は英語には「安い」という意味の単語がいくつもあり、それぞれ少しずつ響きやニュアンスが違います。
言葉の選び方ひとつで、相手に伝わる印象も変わるので、ここではその違いを詳しくご紹介します。
一番よく使われる「cheap」の意味と注意点
「cheap」は最もよく使われる「安い」という表現です。
日本人にとって馴染みのある単語かと思います。
例文
This toy is cheap.
(このおもちゃは安いです。)
We stayed at a cheap hotel.
(私たちは安いホテルに泊まりました。)
ただし「cheap」には「安っぽい」「品質が良くない」というネガティブな印象が含まれることもあります。
特に子供の教材やサービスを紹介する時に「cheap」と言うと、相手に「質が低いのかな?」と感じさせてしまうことがあります。
そのため、丁寧に表現したいときや、品質の良さも伝えたいときには、別の言葉を選ぶほうが安心です。
丁寧に言いたいときの「affordable」
「affordable」は「手ごろな価格の」という意味で、品質が良いものを比較的安く手に入れられる、というニュアンスがあります。
例文
This English course is affordable for families.
(この英語コースは家族にとって手ごろな価格です。)
We found an affordable English book for kids.
(子供向けの手ごろな英語本を見つけました。)
The online lessons are affordable and high-quality.
(そのオンラインレッスンは手ごろで高品質です。)
「affordable」は「お金に無理なく手が届く」というプラスのイメージが強いので、ブログで紹介するときにぴったりです。
中立的に言える「inexpensive」
「inexpensive」は「高くない」という意味で、より中立的で柔らかい響きがあります。
「affordable」ほど親しみを強調しませんが、品質の良し悪しに触れずに単純に「値段が高くない」と言いたいときに便利です。
例文
We found an inexpensive English workbook.
(お手頃な英語ワークブックを見つけました。)
This is an inexpensive way to learn English.
(これは英語を学ぶための高くない方法です。)
The library offers inexpensive English programs.
(図書館はお手頃な英語プログラムを提供しています。)
保護者様が他の保護者の方におすすめをするときに、「値段が高くない」と中立的に伝えたい場合にぴったりの表現です。
状況に合わせた「安い」の使い分け方

「cheap」「affordable」「inexpensive」それぞれのニュアンスを理解して使うと、相手に伝わる印象が変わります。
例えば、安さを強調したいときは「cheap」、質も考えた手ごろさを伝えたいときは「affordable」、単に値段が高くないと伝えたいときは「inexpensive」というように、使い分けるのがポイントです。
商品・サービスに使うときの例文
英語では「安い」を表す表現も、ニュアンスによって使い分けることができます。
ここでは、商品やサービスに使いやすい例文をご紹介します。
例文
This online lesson is affordable.
(このオンラインレッスンは手ごろです。)
※「affordable」は「無理なく買える価格」「手が届く価格」を表すので、親子での会話でも柔らかく伝えられます。
This book is inexpensive.
(この本は高くありません。)
※「inexpensive」は「高価でない」という意味で、落ち着いた印象を与えます。
We stayed at a cheap hotel near the station.
(私たちは駅近くの安いホテルに泊まりました。)
※「cheap」は「とにかく安い」というニュアンスが強く、カジュアルな会話でよく使われます。
子供向け教材やアクティビティに使うときの例文
子供向けの英語イベントや教材、アクティビティを紹介するときも、「安い」という表現はニュアンスに注意すると好印象です。
例文
We joined a cheap English event.
(私たちは安い英語イベントに参加しました。)
※ただし子供向けイベントの場合、「cheap」よりも「affordable」や「inexpensive」を使うほうが、品質の安心感を伝えられます。
The school offers affordable English lessons for kids.
(その学校は子供向けに手ごろな英語レッスンを提供しています。)
※「affordable」は「無理なく支払える価格」という意味で、保護者様にも安心感を与える表現です。
「安い」以外の関連表現をチェック

「安い」と一言で言っても、状況や対象によって使う英語表現は変わります。
ここでは、子供向け教材や旅行、日常の買い物など、さまざまな場面で使える関連表現をチェックしてみましょう。
「budget-friendly」「reasonable」などの便利フレーズ
「安い」を表す表現には、単に価格が低いことを示すだけでなく、ニュアンスを柔らかくしたり、安心感を与えたりするものがあります。
ここでは、保護者様にも使いやすい便利なフレーズをご紹介します。
budget-friendly(予算にやさしい)
This is a budget-friendly English app.
(これは予算にやさしい英語アプリです。)
子供向け教材や習い事などで、家計を気にする保護者様にぴったりの表現です。
reasonable(妥当な価格の)
This course has a reasonable price.
(このコースは妥当な価格です。)
「高すぎず、納得できる価格」というニュアンスを伝えられるため、信頼感のある表現として使えます。
これらの表現を覚えておくと、単に「安い」と言うよりも、前向きで安心感のある印象を伝えることができます。
親子で覚えたい「お得」を伝える表現
英語で「お得」を伝えたいときには、価格が手ごろで価値があることを示す表現を使うと便利です。
親子での会話や買い物シーンで自然に使えます。
good deal(お買い得)
We found a good deal on English books.
(英語の本でお得な買い物をしました。)
「値段が安くてお得」という意味で、子供と一緒に買い物を楽しむときにも使いやすい表現です。
bargain(掘り出し物)
This English game was a real bargain.
(この英語のゲームは本当に掘り出し物でした。)
「思わぬお得」を強調するときに使えます。
こうした表現を覚えると、単なる「安い」だけでなく、「価値があって得をした」というニュアンスを伝えられます。
まとめ
英語で「安い」を表すとき、つい「cheap」だけを使いがちですが、実は「affordable」「inexpensive」「budget-friendly」など、もっと柔らかく、相手に良い印象を与えられる表現があります。
保護者様が子供の英語学習や教材選びをする時に、こうした言い回しを知っておくと、英語の表現力が広がるだけでなく、相手に伝わる印象も良くなります。
ぜひ親子で一緒に、日常生活や学習の中でこれらの単語を使ってみてくださいね。