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【オーストラリアの言語】公用語は英語?なまりの特徴や話されている言葉を徹底解説

【オーストラリアの言語】公用語は英語?なまりの特徴や話されている言葉を徹底解説
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英語コラム

「オーストラリアの言語って何語?」
「公用語はやっぱり英語?」

「オーストラリアの英語はなまりが強くて聞き取りにくいって本当?」

オーストラリアへの留学や旅行、ワーキングホリデーを検討している方にとって、現地の「言葉」に関する疑問や不安はつきものですよね。

結論から言うと、オーストラリアで最も話されている言語は「英語」です。

しかし、多民族・多文化国家であるオーストラリアの言語事情は、単なる「英語圏」という一言では片付けられないほど多様で奥深い魅力を持っています。

この記事では、オーストラリアの言語事情の基本から、オーストラリア英語(オージー・イングリッシュ)ならではのユニークな特徴、そして英語以外に話されている多様な言語までを徹底解説します。

この記事を読むことで、オーストラリアの文化への理解が深まり、現地でのコミュニケーションがさらに楽しくなるはずです。

結論:オーストラリアの事実上の公用語は「英語」

オーストラリアの言語について調べる際、最も基本的かつ重要な結論は「オーストラリアの事実上の公用語は英語である」ということです。

ここでは、その背景と実態について詳しく解説します。

法律で定められた「公用語」は存在しない

驚かれるかもしれませんが、オーストラリアには法律で明確に定められた「公用語(Official Language)」は存在しません。

アメリカやイギリスと同様に、国として「この言語を公用語とする」という法的な規定を持たないのです。

しかし、政府の公式な文書、学校教育、ビジネス、メディアなど、社会のあらゆる公式な場面において英語が使用されています。

そのため、法的な指定こそないものの、英語が「事実上の公用語(De facto official language)」として機能しています。

最も話されているのは「オーストラリア英語」

オーストラリア国内で最も広く使われている言語は、間違いなく英語です。

オーストラリア政府が定期的に実施している国勢調査(Census)のデータを見ても、国民の7割以上が家庭で英語のみを使用していることが分かっています。

ただし、アメリカ英語やイギリス英語とは少し異なる、オーストラリア独自の進化を遂げた「オーストラリア英語(Aussie English)」が話されているのが大きな特徴です。

オーストラリア英語(Aussie English)の3つの特徴

オーストラリアで話されている英語には、他の英語圏にはない独特の魅力があります。

ここでは、オーストラリア英語を理解するための3つの大きな特徴を解説します。

1. イギリス英語に近いスペルと発音

オーストラリアは歴史的にイギリスの植民地であった背景を持つため、言語の基礎は「イギリス英語」に強く影響を受けています。

そのため、単語のスペル(綴り)はアメリカ英語ではなくイギリス英語の規則に従うのが一般的です。

  • 色: Color(米) → Colour(豪・英)
  • 中心: Center(米) → Centre(豪・英)
  • 旅行する: Traveling(米) → Travelling(豪・英)

また、発音においてもイギリス英語と同様に、単語の語尾にくる「r」を強く巻いて発音しない(Non-rhotic)という特徴があります。

2. 独特のスラングと省略語

オーストラリア英語の最大の特徴とも言えるのが、日常会話で頻繁に登場する独自のスラング(俗語)と省略語です。

オーストラリアの人々は言葉を短く省略し、語尾に「-ie」や「-o」をつけることを好みます。

  • G’day(グダイ): 「こんにちは」の意味。”Good day”の省略形で、最も有名なオージー・スラング。
  • Aussie(オージー): オーストラリア人、オーストラリアの。
  • Macca’s(マッカス): マクドナルドのこと。
  • Arvo(アーヴォ): 午後(Afternoon)のこと。
  • Barbie(バービー): バーベキュー(BBQ)のこと。

これらの言葉は非常にカジュアルですが、年齢や性別を問わず、日常的に広く使われています。

3. 親しみやすく平坦なイントネーション

オーストラリア英語の発音でよく指摘されるのが、「A(エイ)」を「アイ」に近い音で発音するという点です。

例えば、「Today(トゥデイ)」が「トゥダイ」に聞こえたり、「Mate(メイト:友達・仲間)」が「マイト」に聞こえたりします。

また、文章の最後でイントネーションが上がる「High Rising Terminal(HRT)」と呼ばれる話し方も特徴的です。

疑問文ではない平叙文でも語尾が少し上がるため、相手に同意を求めたり、親しみやすさを感じさせたりする効果があります。

多文化国家オーストラリア!英語以外でよく話される言語ランキング

オーストラリアの言語事情を語る上で欠かせないのが、「多文化主義(マルチカルチャリズム)」です。

オーストラリアは世界中から移民を受け入れてきた国であり、英語以外の言語も日常的に飛び交っています。

移民によってもたらされた多様な言語

現在のオーストラリアでは、世界中から集まった人々によって300種類以上もの言語が話されていると言われています。

都市部を歩けば、英語だけでなく、アジア系、ヨーロッパ系、中東系など、さまざまな言語を耳にすることができます。

これは、世界有数の移民国家であるオーストラリアならではの光景です。

家庭で話される言語トップ5

オーストラリアの最新の国勢調査(2021年)のデータに基づき、英語以外で「家庭でよく話されている言語」のトップ5を整理しました。

順位話されている言語概要・背景
1位中国語(北京語 / Mandarin)中国系移民の増加により、英語に次いで圧倒的に話者数が多い言語です。
2位アラビア語(Arabic)中東や北アフリカ地域からの移民コミュニティを中心に広く話されています。
3位ベトナム語(Vietnamese)1970年代以降の難民受け入れや移民を背景に、強固なコミュニティを形成しています。
4位広東語(Cantonese)香港や中国南部からの移民によって古くから定着している言語です。
5位パンジャブ語(Punjabi)近年、インド系移民や留学生の急増に伴い、オーストラリアで最も話者数が伸びている言語の一つです。

このように、オーストラリアの言語分布を見ると、特にアジア圏からの移民の影響が色濃く反映されていることが分かります。

オーストラリアの歴史を刻む「先住民の言語」

オーストラリアの言語について深く知る上で、英語や移民の言語と同じように重要なのが、この地で古くから受け継がれてきた「先住民(アボリジナルピープルおよびトレス海峡諸島民)の言語」です。

250以上存在したアボリジナル言語

18世紀後半にイギリスが入植を始める前、オーストラリア大陸には250種類以上のアボリジナル言語(方言を含めると数え切れないほどのバリエーション)が存在していたとされています。

彼らは文字を持たず、口承(言葉の伝承)によって数万年もの間、複雑な言語体系や文化、歴史を親から子へと受け継いできました。

言語保存に向けた現在の取り組み

悲しい歴史的背景により、現在では多くの先住民言語が消滅、あるいは消滅の危機(Sleeping language)に瀕しています。

しかし近年、オーストラリア国内では先住民の言語と文化を保護・復興しようとする動きが活発化しています。

例えば、学校教育のカリキュラムに先住民言語の学習を取り入れる地域が増えているほか、地名を英語と先住民言語の「二重名称(Dual naming)」にする取り組みも進んでいます(有名な「エアーズロック」が、先住民の呼び名である「ウルル」と併記・呼称されるのがその代表例です)。

オーストラリアへの留学・旅行!言語の壁は高い?

これからオーストラリアへ留学やワーキングホリデー、観光で行く予定の方にとって、「自分の英語が通じるか」「相手の英語が聞き取れるか」は大きな関心事でしょう。

基本的な英語が通じれば問題なし

結論から言えば、中学校レベルの基本的な英語力があれば、コミュニケーションの壁を過度に恐れる必要はありません。

オーストラリア英語には独自の発音やスラングがありますが、彼らは留学生や観光客、英語を母語としない移民とのコミュニケーションに非常に慣れています。

相手が英語のネイティブスピーカーではないと分かれば、分かりやすい単語を選んだり、ゆっくり話してくれたりするフレンドリーでおおらかな国民性を持っています。

多様な英語に触れられる絶好の環境

むしろ、オーストラリアは「生きたグローバル英語」を学ぶのに最適な環境と言えます。

街に出れば、純粋なオーストラリア英語だけでなく、イギリスなまり、アジア圏のアクセント、ヨーロッパ系のアクセントなど、多様な英語(World Englishes)に溢れています。

現代のグローバル社会では「完璧なネイティブ発音」よりも「多様な英語を聞き取り、意思疎通する力」が求められます。

多文化国家であるオーストラリアは、その力を養うための絶好の舞台なのです。

「オーストラリアの言語」に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、オーストラリアの言語に関するよくある疑問をQ&A形式で簡潔にまとめました。

Q. オーストラリアの第一言語(公用語)は何ですか?

オーストラリアの事実上の第一言語は「英語(オーストラリア英語)」です。

法律で定められた公用語はありませんが、社会のあらゆる公式な場面で英語が使用されています。

Q. オーストラリア英語はなまりが強くて聞き取りにくいですか?

「A(エイ)」を「アイ」と発音するなどの独特のクセや、独自のスラングがあるため、最初は戸惑うかもしれません。

しかし、基本はイギリス英語に近く、数週間滞在すれば耳が慣れて問題なく聞き取れるようになります。

Q. オーストラリアで日本語は通じますか?

ケアンズやゴールドコーストなど、一部の主要な観光地やホテルでは日本語が通じるスタッフがいることもありますが、基本的には英語でのコミュニケーションが必須です。

ただし、オーストラリアは親日国であり、学校で日本語を学んでいる人も多いため、日本の文化や言葉に興味を持ってくれる人はたくさんいます。

まとめ:オーストラリアの言語事情を知って異文化理解を深めよう

この記事では、「オーストラリアの言語」をテーマに、以下の重要なポイントを解説しました。

  • 法的な公用語はないが、事実上の公用語は「英語」である
  • オーストラリア英語はイギリス英語ベースで、独特のスラングや発音がある
  • 世界有数の移民国家であり、中国語やアラビア語など多種多様な言語が飛び交っている
  • 歴史を刻む先住民言語の保存活動も進められている

オーストラリアの言語事情を知ることは、そのままオーストラリアという国の歴史や「多文化主義」という魅力的なカルチャーを理解することに繋がります。

これからオーストラリアへ渡航される方は、ぜひ「G’day(グダイ)!」という陽気な挨拶を覚えて、現地の多様な言葉と文化に飛び込んでみてください。

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