「月」のことわざって英語にある?日本語との違いを紹介

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日本語には、「月」が出てくることわざがいくつもあります。
月を使って、気持ちや様子、物事のたとえを表す表現は、とても身近なものです。
では、英語にも同じように「月」が出てくることわざはあるのでしょうか。
日本語のことわざをそのまま英語に直せば通じるのか、それとも英語ではまったく違う言い方をするのか、気になったことはありませんか。
実は、日本語と英語では、「月」に対する考え方や使い方に違いがあります。
同じ月でも、表現にこめられる意味は同じとは限りません。
この記事では、日本語の「月」のことわざをきっかけに、英語ではどのような表現が使われているのか、そしてどんな違いがあるのかを見ていきます。
「月」のことわざとはどんなもの?

日本語には、「月」が出てくることわざがたくさんあります。
月は夜空に見えるとても身近な存在ですが、手でつかむことはできません。
この身近だけれど届かないという特徴が、昔からたとえ話に使われ、ことわざの中によく登場してきました。
「月」のことわざは、自然の様子を表すだけでなく、人の気持ちや物事の考え方を分かりやすく伝える役割を持っています。
日本語のことわざに出てくる「月」の意味
ことわざに出てくる「月」は、ただ空に浮かぶ月そのものを指しているわけではありません。
多くの場合、別の意味を表すたとえとして使われています。
「月」には、主に次のような意味がこめられています。
- 美しいもの・立派なもの
- 目標や理想
- 手に入りにくいもの
- 時間の流れや変化
このように、「月」は一つの意味に限られず、場面によっていろいろなイメージを表せる言葉です。
そのため、ことわざの中で使われやすく、数も多くなっています。
なぜ「月」がことわざによく使われるの?
「月」がことわざによく使われる理由には、昔の人々の生活が関係しています。
電気がなかった時代、月明かりは夜を照らす大切な光でした。
また、月の満ち欠けを見ることで、時間や季節の変化を感じることもできました。
さらに、月には次のような特徴があります。
| 月の特徴 | ことわざでの意味 |
| 誰でも見られる | 身近な存在 |
| 手に取れない | 理想・憧れ |
| 形が変わる | 時間の流れ・変化 |
このような特徴が、人の気持ちや世の中の様子を表すのに向いていたため、月はことわざによく使われるようになりました。
中学生でも知っておきたい代表的な例
「月」が出てくることわざの中には、学校でもよく使われるものがあります。
ここでは、特に知っておきたい代表的な例を紹介します。
月とすっぽん
見た目や中身がまったく違うものを比べるときのたとえ。
月夜に提灯
すでに十分なものがあるのに、さらに余計なことをするたとえ。
月にむら雲、花に風
良いことには、じゃまが入りやすいという意味。
これらのことわざでは、「月」はそのままの意味ではなく、物事の違いや状況を分かりやすく伝える役割をしています。
「なぜここで月が使われているのか」を考えながら読むと、ことわざの意味がより理解しやすくなります。
「月」のことわざは英語にもある?

日本語に「月」が出てくることわざが多いように、英語にも「月」を使った表現があります。
ただし、日本語のことわざとまったく同じ形・同じ意味のものがあるわけではありません。
英語では、「月」は少し違ったイメージで使われることが多いのが特徴です。
ここでは、英語での「月」の扱われ方を見ていきましょう。
英語で「月」はどう表現される?
英語で「月」は「moon」と言います。
夜空に見える月を表す、基本的な単語です。
英語の中で「moon」は、次のようなイメージで使われることが多くなります。
- 遠いもの・届かないもの
- 現実的ではないこと
- 大きくて特別な存在
日本語では「美しさ」や「風情」を表すことが多い月ですが、英語では「現実から少し離れたもの」を表すことが多い、という違いがあります。
このイメージの差が、ことわざや決まり文句の違いにもつながっています。
英語のことわざ・決まり文句に出てくる「月」
英語には、日本語のことわざと完全に同じ形ではありませんが、「月」を使った決まり文句があります。
代表的な例を見てみましょう。
例
promise the moon
(とても無理なことまで約束する)
once in a blue moon
(めったに起こらない、ほとんどない)
shoot for the moon
(高すぎる目標を目指す)
これらの表現では、「月」は遠くて簡単には届かないものとして使われています。
英語では、この「現実的ではない」「簡単ではない」という感覚が、月のイメージとしてよく使われます。
日本語のことわざと同じ意味のものはある?
日本語の「月」のことわざと、英語の表現が一対一で対応することはほとんどありません。
同じ月を使っていても、意味や考え方が違うためです。
ただし、意味が近い表現を見つけることはできます。
| 日本語のことわざ | 意味 | 英語で近い考え方 |
| 月とすっぽん | 大きな違いがある | very different |
| 月夜に提灯 | 余計なこと | unnecessary |
| 月にむら雲、花に風 | 良いことには邪魔が入る | nothing lasts forever |
このように、英語では「月」を使わずに、意味そのものを表す表現が使われることも多くなります。
日本語のことわざをそのまま英語に直そうとするのではなく、「何を伝えたいのか」を考えて、近い意味の英語表現を探すことが大切です。
そうすることで、日本語と英語の考え方の違いも、自然に理解できるようになります。
日本語と英語の「月」のイメージの違い

同じ「月」という言葉でも、日本語と英語では受け取られ方が少し違います。
ことわざや表現を比べてみると、その違いがよく分かります。
ここでは、日本語と英語それぞれで「月」がどのような意味を持っているのかを整理していきます。
日本語ではどんな意味で使われる?
日本語の「月」は、ことわざや表現の中でやさしく、情緒的なイメージを持つことが多い言葉です。
昔から自然と共に暮らしてきた日本では、月は人の気持ちや季節の移り変わりを表す存在として親しまれてきました。
日本語のことわざに出てくる「月」には、次のような意味が込められることがあります。
- 美しさや上品さ
- 静けさや落ち着き
- 理想やあこがれ
- 移り変わる時間や世の中の流れ
例えば、「月にむら雲、花に風」では、月の美しさが一時的に雲で隠れる様子から、良いことが長く続かないことを表しています。
このように、日本語では月が感情や風景と結びついた表現として使われることが多いのが特徴です。
英語ではどんな意味で使われる?
一方、英語の中で使われる「月(moon)」は、日本語とは少し違ったイメージを持っています。
英語では、月は現実から遠いものや簡単には手に入らないものを表すことが多くなります。
英語表現に出てくる「moon」には、次のような意味合いがあります。
- 遠くて届かないもの
- 現実的ではない考え
- 大きすぎる目標
- めったに起こらないこと
例えば、「once in a blue moon」は「めったにない」という意味で使われ、「shoot for the moon」は「とても高い目標を目指す」という意味になります。
英語では、月は非日常的で特別な存在として使われることが多いのが特徴です。
同じ「月」でも意味が変わる理由
日本語と英語で「月」のイメージが違う理由には、文化や考え方の違いがあります。
日本では、月を眺めて季節を感じたり、気持ちを表したりする文化が古くからあります。
そのため、月は身近で心に寄り添う存在として使われてきました。
一方、英語圏では、月は遠く離れた天体として意識されることが多く、現実とは少し距離のある存在として扱われてきました。
この違いが、ことわざや表現に反映されています。
同じ「月」という言葉でも、
- 日本語では感情や美しさを表す言葉になりやすく
- 英語では現実との距離を表す言葉になりやすい
という点を知っておくと、ことわざや表現の意味が理解しやすくなります。
この違いを意識しながら読むことで、日本語と英語それぞれの表現の面白さも見えてきます。
英語では「月」をどう使った表現が多い?

英語では、「月(moon)」はことわざだけでなく、日常会話や文章の中でもよく使われています。
ただし、日本語の感覚でそのまま使うと、意味がずれてしまうこともあります。
ここでは、英語でよく使われる「月」の表現を、場面ごとに整理していきます。
ことわざ以外でよく使われる英語表現
英語では、「月」を使った決まり文句や言い回しが数多くあります。
ことわざほど堅くはなく、日常的に使われる表現として覚えておくと便利です。
代表的なものをいくつか見てみましょう。
例
once in a blue moon
(めったにない、ほとんど起こらない)
shoot for the moon
(とても高い目標を目指す)
over the moon
(とても嬉しい、飛び上がるほど喜んでいる)
これらの表現では、月は「特別」「現実から少し離れたもの」といった意味合いで使われています。
日本語のように美しさや風情を表すというより、感情の大きさや出来事の特別さを伝えるために使われることが多いのが特徴です。
会話や文章で出てくる「月」の表現
英語の会話や文章では、「moon」は比喩として使われることがよくあります。
特別な説明がなくても、そのまま使われるため、意味を知らないと文全体が分かりにくくなることがあります。
例えば、次のような場面です。
- 喜びを強く表したいとき
- ありそうで、なかなか起こらない出来事を説明するとき
- 現実的ではない考えや目標について話すとき
このような文の中で「moon」が出てきたら、「月そのもの」の話ではなく、気持ちや状況を強調している表現だと考えると理解しやすくなります。
日本語の感覚で使うと注意が必要な点
日本語では、「月」は落ち着きや美しさを表す言葉として使われることが多く、静かなイメージがあります。
しかし、英語では同じ感覚で「moon」を使うと、意味が伝わらないことがあります。
特に注意したいポイントを整理すると、次のようになります。
- 日本語の情緒的な「月」は、そのまま英語にしない
- 英語では、月は「遠い」「特別」「大きすぎる」という意味合いが強い
- 表現は丸ごと覚えたほうが安全なものが多い
英語で「月」を使った表現に出会ったときは、日本語に直そうとするよりも、「この表現はどんな場面で使われるのか」を考えるほうが、意味をつかみやすくなります。
そうすることで、英語らしい表現として自然に理解できるようになります。
日本語のことわざを英語で考えるときのポイント

日本語のことわざを英語で表そうとすると、「どう訳せばいいのだろう」と迷うことがあります。
日本語と英語では、言葉の使い方や考え方が違うため、そのまま置き換えてもうまく伝わらないことが多いからです。
ここでは、日本語のことわざを英語で考えるときに意識しておきたいポイントを整理します。
日本語をそのまま英語にしない理由
日本語のことわざは、言葉の響きや自然のイメージを大切にして作られています。
そのため、言葉を一つひとつ英語に直しても、同じ意味にはならないことがあります。
例えば、日本語では「月」や「花」など、自然のものを使って気持ちや状況を表すことがよくあります。
しかし、英語では同じ自然のものが、同じ意味で使われるとは限りません。
日本語のことわざをそのまま英語にすると、次のような問題が起こりやすくなります。
- 意味が伝わらない
- 不自然な英語になる
- 英語として使われない表現になる
このため、日本語の形をそのまま英語にするのではなく、意味をどう伝えるかを考えることが大切です。
英語では別の表現を使うことが多い
英語には、英語なりのことわざや決まり文句があります。
そのため、日本語のことわざと同じ意味を持つ別の表現が使われることが多くなります。
例えば、日本語のことわざが伝えたい内容が、
- 大きな違いがある
- 余計なことをしている
- 良いことが長く続かない
といった意味であれば、英語では「月」を使わずに、意味が近い別の言い方を選ぶことがあります。
このように、英語では「どんな言葉を使うか」よりも「何を伝えたいか」が重視されます。
日本語と同じ形にこだわらないことが、自然な英語につながります。
迷ったときのシンプルな考え方
日本語のことわざを英語で考えるときに迷ったら、次のように考えると整理しやすくなります。
- このことわざは、何を伝えたいのか
- 気持ちの話なのか、状況の話なのか
- 教えや注意を表しているのか
まず意味をはっきりさせてから、英語でよく使われる表現を探すようにすると、無理のない言い方になります。
日本語のことわざを英語にするときは、「訳す」というより、「意味を言いかえる」と考えるほうが分かりやすくなります。
この考え方を身につけておくと、日本語と英語の違いを意識しながら、表現を理解しやすくなります。
まとめ|「月」のことわざと英語表現

日本語と英語では、同じ「月」を使っていても、ことわざや表現の意味は大きく異なります。
日本語では、月は美しさや情緒、理想など、人の気持ちに寄り添うイメージで使われることが多くなっています。
一方、英語では「月(moon)」は、遠くて簡単には届かないものや、現実的ではないことを表す表現として使われることが一般的です。
そのため、日本語のことわざをそのまま英語に直しても、同じ意味にはならないことがほとんどです。
英語では、月を使った決まり文句がある一方で、意味を伝えるために別の表現が使われることも多くあります。
ことわざを英語で考えるときは、言葉の形ではなく、「何を伝えたいのか」に注目することが大切です。


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