英会話の第一歩!基礎英文法をわかりやすく学ぶガイド

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「英会話って、文法を知らなくてもできるのかな?」そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
たしかに、単語やフレーズを真似して話すことから始めても英語は身につきます。
でも、会話をスムーズに続けたり、自分の気持ちを正確に伝えたりするためには、基礎英文法という土台がとても大切なんです。
この記事では、英語初心者のお子様や保護者の方にもわかりやすく、基礎英文法の考え方と楽しい学び方を紹介していきます。
なぜ基礎英文法が大切なの?

「文法」という言葉を聞くと、どうしても「難しそう」「勉強っぽい」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、英文法は英会話を支える言葉のしくみです。
文の組み立て方や意味のつながりを理解することで、聞く力や話す力もぐんと伸びやすくなります。
ここでは、英語の文法がなぜ大切なのか、そして基礎を学ぶことでどのように英会話がスムーズになるのかを、わかりやすく見ていきましょう。
文法は英語の「ルールブック」
英語の文法は、いわば英語の世界のルールブック。
サッカーにルールがあるように、英語にも「単語の順番」や「動詞の形」を決めるルールがあります。
たとえば、「私はりんごを食べます」は英語で「I eat an apple.」このとき、順番を間違えて 「Eat I an apple. 」と言ってしまうと、相手には正しく伝わりません。
文法を知っていると、「どう並べれば伝わるのか」がわかり、会話がスムーズになります。
話す力・書く力の土台になる
英語を話したり書いたりするときに欠かせないのが、「文の形を作る力」。
この力は文法の理解から生まれます。
たとえば、
I like dogs.
(私は犬が好きです。)
She likes cats.
(彼女は猫が好きです。)
という文も、「主語によって動詞が変わる」という文法を知っているからこそ使い分けられます。
正しい文を作る力がつくと、リスニングやリーディングの理解も深まり、英語の総合力が底上げされます。
文法がわかると英会話もスムーズになる理由
文法を学ぶと、「どう言えばいいか」が迷わなくなります。
たとえば、過去のことを話すときに「 I go」と言うか、「I went 」と言うか。
その判断ができるのが文法の力です。
会話の最中に文法を意識する必要はありませんが、基本を知っていることで自然に正しい英語が出てくるようになるのです。
まず覚えたい基礎英文法のポイント

「文法」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初に覚えておきたい基本はほんの数個だけです。
英会話の土台となるのは、複雑なルールではなく、シンプルな構造やよく使うパターン。
この章では、英会話で必ず役立つ基礎中の基礎を、わかりやすく紹介していきます。
最初に押さえておくことで、聞く・話す・読む・書く力をスムーズに伸ばすことができます。
主語と動詞を意識しよう(I play / He runs など)
英語の文は、基本的に「主語+動詞」の形で成り立っています。
例文
I play.
(私は遊ぶ。)
He runs.
(彼は走る。)
この「誰が(主語)・何をするのか(動詞)」という2つの要素が、英語の文の骨組みです。
まずはこの基本を意識するだけで、自然に文を作れるようになり、聞く力や話す力もスムーズに伸びていきます。
日常会話でも、簡単な主語+動詞の文からスタートすると、自信を持って話せるようになります。
時制を理解しよう(過去・現在・未来)
英語では、「いつの話か」によって動詞の形が変わります。
例文
現在:I play soccer.
(私はサッカーをする。)
過去:I played soccer.
(私はサッカーをした。)
未来:I will play soccer.
(私はサッカーをするつもりだ。)
この時制を意識するだけで、英語での会話がぐっと広がります。
名詞・動詞・形容詞などの品詞の基本
名詞(人・物の名前)、動詞(動きを表す言葉)、形容詞(性質を表す言葉)など、単語の種類を知っておくと文が作りやすくなります。
名詞:dog, apple, school
動詞:eat, play, run
形容詞:big, cute, happy
英語を読むときも、これらを意識するだけで理解しやすくなります。
疑問文・否定文の作り方をマスター
会話で大事なのが、「質問」と「答え」。
英語では、「Do」 や 「Does」 を使って疑問文を作ります。
例文
You like apples.
(あなたはりんごが好きです。)
→ Do you like apples?
(あなたはりんごが好きですか?)
否定文も同じ形で、
→ You don’t like apples.
(あなたはりんごが好きではありません。)
この2つを覚えるだけで、会話の幅がぐんと広がります。
基礎英文法を楽しく学ぶコツ

英文法は、ただ暗記するものではなく、「使いながら感覚で身につける」ことが大切です。
頭でルールを覚えるだけでは、いざ話すときにスムーズに使えません。
ここでは、親子で楽しみながら自然に文法を身につけられる学習のコツを紹介します。
遊びや歌、本などを取り入れることで、学びながら英語への興味もぐんと高まります。
例文を声に出して練習する
英語は「目で覚える」よりも、「耳と口で覚える」言葉です。
文法を学ぶときも、例文を声に出して何度も繰り返すことで、自然に身につきます。
たとえば
I like apples.
She likes apples.
といったように、主語を変えて声に出すだけでも、動詞の形の違いを体感しながら覚えることができます。
英語の歌や絵本から自然に文法に触れる
英語の絵本や歌には、日常で使われる自然な文法がたくさん含まれています。
たとえば、歌の「Head, Shoulders, Knees and Toes」では体の部位の単語を学べますし
「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」では疑問文や名詞の使い方に触れられます。
楽しみながら文の型に触れることで、無理なく文法を身につけることができます。
「文法=暗記」ではなく「使って覚える」ことが大切
文法をただ「覚える」ことに重点を置くよりも、「使ってみる」ことが上達の近道です。
たとえば、「I’m hungry.」と言えたら、その反対の「I’m not hungry.」も一緒に使ってみましょう。
実際に使うことでルールが自然に定着し、会話の中でもスムーズに活用できるようになります。
親子でできる英文法の学び方

英文法の学びは、親子で一緒に楽しむことができます。
声に出して例文を読んだり、英語の絵本を一緒に読んだりすることで、英語が「勉強」ではなく「遊び」に変わります。
遊びながら学ぶことで、子供は自然に文法のパターンや表現を身につけられます。
親子で取り組む時間を少しずつ増やすだけでも、英語への興味や自信がぐんと育っていきます。
「今日の文」を一緒に話してみよう
毎日1文だけでも、簡単な英語を親子で一緒に口に出してみましょう。
例文
It’s sunny today.
(今日は晴れだね。)
I’m hungry.
(お腹すいたね。)
少しずつこの習慣を続けることで、文法を意識せずとも自然に英語の文の作り方が身についていきます。
毎日のちょっとした積み重ねが、英語力をぐんと伸ばすカギです。
英語の絵本を読みながら文法に気づく
英語の絵本を読むときに、ただ読むだけでなく、「この文はどんな形かな?」と一言添えるだけで、立派な文法学習になります。
たとえば、絵本で 「He runs fast. 」という文に出会ったときに、「Heのときは動詞に’s’がつくんだね」と一緒に話すだけでも、無理なく文法のルールに気づくことができます。
このように、日常の読み聞かせの中でちょっとした声かけを加えるだけで、遊び感覚で文法を身につけることができます。
ゲーム感覚で「正しい文」を作る練習をする
カードを使って「主語」「動詞」「名詞」を組み合わせるゲームも、とても効果的です。
たとえば、カードに書かれた「 I / eat / apples」 を並べ替えて文を作るだけで、楽しみながら文法の感覚が身につきます。
遊びながら文を作ることで、文法のルールが自然に体に入っていきますし、間違えてもすぐに直せるので、子供も前向きに学習を続けやすくなります。
まとめ

英会話を始めるうえで、基礎英文法は「話すための道しるべ」です。
ルールを完璧に覚える必要はありませんが、文法を少し理解しておくだけで、英語を話す自信がぐんと高まります。
親子で楽しく声を出しながら、英語のリズムと文の形に慣れていきましょう。
文法=難しいではなく、文法=楽しい気づきになるような学び方を続けていけば、自然に英会話の力が育っていきます。







