キメラとはなに?ギリシャ神話に登場する怪物や言葉の意味を解説

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「キメラ」という言葉を、ゲームやアニメ、映画などで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
「キメラってどんな生き物?」
「もともとは何を意味する言葉?」
と気になる人もいるでしょう。
キメラは、もともと古代ギリシャ神話に登場する怪物です。
一般的には、ライオンやヤギ、ヘビなど、複数の動物が組み合わさった姿で知られています。
また、現在では神話だけでなく、生物学などの分野や、英語の「chimera」として別の意味で使われることもあります。
この記事では、キメラとは何なのか、ギリシャ神話での姿や由来、現在使われている意味まで、わかりやすく紹介します。
「キメラ」とはなに?

「キメラ」は、もともと古代ギリシャ神話に登場する怪物の名前です。
複数の動物がひとつになったような姿で知られており、現在ではゲームやアニメなどにも「キメラ」という名前のキャラクターやモンスターが登場します。
まずは、「キメラ」という言葉がどこから生まれたのかをみていきましょう。
「キメラ」という言葉の基本的な意味
「キメラ」とは、ギリシャ神話に登場する複数の動物の特徴を持った怪物です。
一般的には、ライオン・ヤギ・ヘビが組み合わさったような姿で知られています。
もともとは神話に登場する特定の怪物を指す名前でしたが、現在では意味が広がり、異なるものが組み合わさった存在を「キメラ」と呼ぶこともあります。
そのため、ゲームやアニメなどで、複数の生き物を組み合わせたモンスターに「キメラ」という名前が使われることがあります。
「キメラ=架空の生き物全般」というわけではなく、もともとギリシャ神話に登場する怪物の名前だったことを覚えておきましょう。
「キメラ」の名前の由来は?
「キメラ」という名前は、古代ギリシャ語の「Chimaira(キマイラ)」に由来します。
この言葉は、もともと「雌ヤギ」を意味するとされています。
日本語では「キメラ」と呼ばれることが多いですが、「キマイラ」という表記を見かけることもあります。
ギリシャ神話のキメラにはヤギの特徴が含まれているため、名前の意味と怪物の姿にもつながりがあります。
ゲームや物語などで「キメラ」という言葉を見かけたときは、こうしたギリシャ神話がもとになっている可能性があります。
英語では「Chimera」と書く
「キメラ」は英語では「Chimera」と書きます。
英語の「chimera」は、ギリシャ神話の怪物を指す場合だけでなく、そこから意味が広がって使われることもあります。
例文
The Chimera appears in Greek mythology.
(キメラはギリシャ神話に登場します。)
神話に登場する怪物そのものを指す場合は、「the Chimera」のように表現できます。
一方、英語の「chimera」には、「幻想」「実現しそうにない考え」といった意味もあります。
これは、現実には存在しない不思議な怪物であるキメラから生まれた意味です。
さらに、現在では生物学などでも「chimera」という言葉が使われています。
つまり、「Chimera」は神話から始まり、現在ではさまざまな分野で使われるようになった言葉なのです。
ギリシャ神話の「キメラ」はどんな怪物?

ギリシャ神話に登場するキメラは、複数の動物の特徴を持った恐ろしい怪物として描かれています。
特に有名なのが、ライオン・ヤギ・ヘビが組み合わさった姿です。
さらに、ただ姿が恐ろしいだけでなく、口から火を吐く怪物としても知られています。
ライオン・ヤギ・ヘビが組み合わさった怪物
キメラの姿は、一般的にライオン・ヤギ・ヘビ(または大蛇)を組み合わせたものとして知られています。
古代ギリシャの詩人ホメロスの「イリアス」でも、キメラはライオン・ヤギ・ヘビ(蛇)の特徴を持つ存在として描写されています。
よく知られているイメージでは、
- 前方や体の中心がライオン
- 背中などからヤギの頭が出ている
- 尾がヘビになっている
といった姿で描かれます。
ただし、古代の文献や美術作品によって細かな描かれ方には違いがあります。
大切なのは、ひとつの動物ではなく、複数の動物の特徴をあわせ持つ怪物だという点です。
現在のゲームやファンタジー作品に登場する「複数の生き物を組み合わせたモンスター」というキメラのイメージも、こうしたギリシャ神話の姿がもとになっています。
キメラにはどんな能力があった?
キメラの大きな特徴のひとつが、火を吐くことです。
ギリシャ神話では、キメラは口から炎を吐く恐ろしい怪物として語られています。
そのため、複数の動物が合体した姿だけでなく、「火を吐く怪物」という点もキメラを知るうえで重要です。
例文
The Chimera could breathe fire.
(キメラは火を吐くことができました。)
ライオンのような力強さに加えて炎まで吐くため、人間にとって非常に危険な存在として描かれていました。
現在のファンタジー作品でも、キメラをもとにしたモンスターが炎を使うことがあります。
こうした設定にも、ギリシャ神話の影響を見ることができます。
英雄ベレロポーンとキメラの戦い
ギリシャ神話では、キメラを退治した英雄としてベレロポーン(Bellerophon)が登場します。
ベレロポーンは、翼を持つ馬ペガサス(Pegasus)に乗り、空からキメラに立ち向かったとされています。
キメラは炎を吐く危険な怪物だったため、地上から近づいて戦うのは簡単ではありません。
そこでベレロポーンは、ペガサスの力を借りて空から戦い、最終的にキメラを倒しました。
この「英雄ベレロポーンとペガサスがキメラを退治する物語」は、ギリシャ神話の中でもよく知られています。
キメラだけでなく、
- キメラ → 怪物
- ベレロポーン → キメラを倒した英雄
- ペガサス → ベレロポーンが乗った翼のある馬
という関係を覚えておくと、物語を理解しやすいでしょう。
現在ではキメラもペガサスもゲームやアニメなどでよく使われる名前ですが、その背景には古代ギリシャ神話の物語があるのです。
「キメラ」は神話以外でも使われている?

「キメラ」はギリシャ神話に登場する怪物の名前ですが、現在では神話以外の分野でも使われています。
特に生物学では専門用語として使われるほか、ゲームや漫画などでも「異なるものが組み合わさった存在」を表す言葉として登場します。
生物学で使われる「キメラ」とは?
生物学における「キメラ」とは、簡単にいうと、異なる遺伝情報を持つ細胞が、ひとつの個体の中に存在している状態を指します。
ギリシャ神話のキメラは、ライオン・ヤギ・ヘビという異なる生き物の特徴を持っていました。
生物学の「キメラ」も、異なるものがひとつの中に存在するというイメージが共通しています。
ただし、生物学で使われる「キメラ」は神話の怪物そのものを意味しているわけではありません。
神話のキメラになぞらえて付けられた専門用語です。
なお、生物学におけるキメラにはさまざまな種類があり、詳しい定義は分野によって異なります。
まずは「異なる遺伝情報を持つ細胞がひとつの個体に存在する」という、基本的なイメージを覚えておくとよいでしょう。
なぜ異なるものが混ざった存在を「キメラ」と呼ぶ?
「キメラ」が異なるものを組み合わせた存在に使われる理由は、もともとのギリシャ神話のキメラの姿にあります。
神話のキメラは、ライオン・ヤギ・ヘビなど、複数の動物の特徴を持った怪物でした。
そこから意味が広がり、現在では異なる性質や要素がひとつになったものを「キメラ」と表現することがあります。
つまり、
複数の動物をあわせ持つ神話の怪物
↓
異なるものが組み合わさった存在
という形で意味が広がっていったと考えるとわかりやすいでしょう。
「キメラ」という言葉を見かけたときは、神話の怪物なのか、それとも「異なるものが組み合わさったもの」という意味なのかを、前後の内容から判断することが大切です。
ゲームや漫画などでも使われる「キメラ」
「キメラ」という言葉は、ゲームや漫画、アニメなどの作品でも使われています。
特にファンタジー作品では、複数の動物や生き物の特徴を持ったモンスターなどに「キメラ」という名前が使われることがあります。
作品によっては、ライオン・ヤギ・ヘビという神話の姿がそのまま使われているとは限りません。
まったく異なる生き物同士を組み合わせたキャラクターでも、「キメラ」と呼ばれることがあります。
そのため、ゲームなどで「キメラ」という名前を見かけたら、ギリシャ神話の「複数の生き物が組み合わさった怪物」というイメージがもとになっていると考えると、名前の意味を理解しやすくなるでしょう。
英語の「chimera」にはどんな意味がある?

日本語の「キメラ」は、英語では「chimera」と書きます。
英語の「chimera」もギリシャ神話の怪物を表しますが、それだけではありません。
神話から意味が広がり、「幻想」「実現しそうにない考え」などを表すこともあります。
「chimera」の発音と読み方
「chimera」は、日本語では「キメラ」と呼ばれていますが、英語では日本語の「キメラ」とは少し異なる発音になります。
発音記号の一例は「/kaɪˈmɪrə/」で、「カイミーラ」に近いイメージです。
英語では「chi」の部分を、日本語の「キ」のように発音しない点がポイントです。
例文
The Chimera is a monster from Greek mythology.
(キメラはギリシャ神話に登場する怪物です。)
日本語では「キメラ」と覚えつつ、英語では発音が異なることも知っておくとよいでしょう。
「幻想・ありそうもない考え」という意味もある?
英語の「chimera」には、神話の怪物以外に、「幻想」「空想」「実現しそうにない考え」といった意味があります。
もともとのキメラが現実には存在しない怪物であることから、このような意味でも使われるようになりました。
例文
His dream seemed like a chimera.
(彼の夢は実現しそうにない幻想のように思えました。)
この場合、「chimera」はライオンやヤギなどが組み合わさった怪物を意味しているわけではありません。
現実にはなりそうもない夢や考えなどを表しています。
ただし、日常会話で頻繁に登場する基本単語というよりは、やや文学的・比喩的な表現です。
「chimera=怪物」だけでなく、比喩として「幻想」を意味することもあると覚えておけば十分でしょう。
「chimera」を使った簡単な英語例文
最後に、「chimera」の意味を例文で確認してみましょう。
例文
The Chimera appears in Greek mythology.
(キメラはギリシャ神話に登場します。)
この場合は、神話に登場する怪物を表しています。
例文
The hero fought the Chimera.
(その英雄はキメラと戦いました。)
ギリシャ神話のキメラのように、特定の怪物を指しています。
一方、比喩的な意味でも使えます。
例文
The plan turned out to be a chimera.
(その計画は結局、実現しそうにないものだとわかりました。)
この「chimera」は、神話の怪物ではなく「幻想・実現性のないもの」という意味です。
このように「chimera」は、使われる場面によって意味が変わります。
まずは「ギリシャ神話の怪物」という基本を覚え、その姿から「異なるものが組み合わさった存在」や「幻想」といった意味へ広がっていることを知っておくと、「キメラ」という言葉をより深く理解できるでしょう。
まとめ|「キメラ」の意味とギリシャ神話での由来を覚えておこう

「キメラ」は、もともと古代ギリシャ神話に登場する怪物です。
ライオン・ヤギ・ヘビなど、複数の動物が組み合わさった姿を持ち、火を吐く怪物として知られています。
現在では神話だけでなく、さまざまな場面で「キメラ」という言葉が使われています。
- ギリシャ神話:複数の動物の特徴を持つ怪物
- 生物学:異なる遺伝情報を持つ細胞がひとつの個体に存在する状態
- ゲームや漫画:複数の生き物などを組み合わせた存在
- 英語の「chimera」:「幻想」「実現しそうにない考え」という意味でも使われる
ゲームやアニメなどで「キメラ」という言葉を見かけたときは、ギリシャ神話の怪物がもとになっていることを思い出してみましょう。
言葉の由来を知ることで、「キメラ」がなぜ異なるものを組み合わせた存在に使われるのかも理解しやすくなります。


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