英語の「かっこ」は日本語と違う!4種類のルールをしっかり覚えよう

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英語には、日本語と同じように「かっこ」がありますが、実は4種類に分かれていて、それぞれ役割や使い方が少しずつ違います。
日本語ではあまり意識しない「角かっこ」や「波かっこ」なども、英語の文章では大切な意味を持つことがあります。
この記事では、 丸かっこ・角かっこ・波かっこ・山かっこ の4種類を、例文を交えながらわかりやすく紹介します。
子供でもすぐに理解できる内容になっているので、親子で一緒に「かっこのルール」を整理してみましょう!
英語の「かっこ」ってどんなもの?
文章の中で「かっこ」を使うと、意味を補足したり、特別な情報を加えたりできます。
日本語でも「( )」をよく使いますが、英語には4種類のかっこがあり、日本語よりも役割がはっきりしています。
日本語のかっことの違い
日本語では「( )」を中心に使い、角かっこ[ ]や波かっこ{ }は、ほとんど辞書や特別な文章でしか見ません。
一方で英語では、それぞれのかっこにしっかりした役割があります。
違いのポイント
- 日本語では主に丸かっこ( )を使う
- 英語では4種類それぞれに役割がある
- 英語では、かっこの種類を間違えると意味が変わることもある
英語でよく使われる4種類
英語では、次の4種類のかっこがよく使われます。
かっこの種類 | 英語名 | 形 | 主な使い方 |
丸かっこ | Parentheses | ( ) | 補足説明や例を加える |
角かっこ | Square brackets | [ ] | 引用文に説明を足す/修正を示す |
波かっこ | Curly braces | { } | 数学やプログラミングでグループを表す |
山かっこ | Angle brackets | < > | 特殊な記号や引用に使う(主に専門分野) |
このように、日本語ではあまり意識しない「角かっこ」「波かっこ」「山かっこ」も、英語ではきちんとルールが決まっているのが特徴です。
英語のかっこの種類と使い方
英語の「かっこ」は4種類。
それぞれの形には、はっきりした役割とルールがあります。
ここでは、例文を交えて紹介します。
丸かっこ(parentheses)|補足や説明に使う
特徴
- 補足情報や説明を入れるときに使う
- なくても文章が成り立つ部分を入れるのが基本
例文
I visited Sydney (the capital of New South Wales) last year.
→「ニューサウスウェールズ州の州都」という補足を追加している。
角かっこ(square brackets)|引用文に加えるときに使う
特徴
- 他人の文章を引用するときに、自分で説明や修正を加えるときに使う
- 読者が誤解しないように補足する役割
例文
He said, “She [the teacher] was very kind.”
→「she」が誰なのかを補足している。
波かっこ(curly braces)|グループ分けや数式で使う
特徴
- 日常の英文ではあまり使われない
- 数学・理科・プログラミングでグループや集合を表すときに登場する
例文(数学)
{1, 2, 3, 4}
→数字の集合を表している。
山かっこ(angle brackets)|特殊な記号や引用で使う
特徴
- 一般的な英文ではほとんど使わない
- コンピュータのコードや専門分野の文献でよく使われる
例文(メールアドレス)
Please contact me at <example@email.com>.
→山かっこでメールアドレスを囲んでいる。
4種類のかっこは、それぞれ役割がちがうので、最初はややこしく感じるかもしれません。
ですが、一度ルールを知ってしまえばとてもシンプルです。
特に「丸かっこ」と「角かっこ」は中学英語でもよく出てくるので、ここでしっかり押さえておきましょう。
中学生でもわかる!かっこの具体例
ここからは、4種類のかっこを実際の英文に当てはめて見ていきましょう。
例文とセットで覚えると理解しやすくなります。
丸かっこの例文と解説
例文
My brother (who lives in Canada) is coming to Japan next month.
→「カナダに住んでいる」という補足説明を丸かっこで入れている。
ポイント
- 丸かっこは「補足情報」を入れるときに使う。
- かっこを取っても文章は意味が通じる。
角かっこの例文と解説
例文
She said, “I will visit her [my grandmother] tomorrow.”
→「her」が誰を指すのかを説明として角かっこで補足している。
ポイント
- 他人の文章を引用するときに、自分で説明を足す。
- 読み手にわかりやすくするために使う。
波かっこの例文と解説
例文(数学)
The set of even numbers is {2, 4, 6, 8}.
→「偶数の集合」を表している。
ポイント
- 数学や理科の問題、プログラミングで登場。
- 普段の英作文ではほとんど使わない。
山かっこの例文と解説
例文(メールアドレス)
Please send your answer to <student@example.com>
→山かっこでメールアドレスを囲んでいる。
ポイント
- コンピュータや専門的な文章で使う。
- 中学校の授業ではあまり登場しないが、知っておくと役立つ。
これで4種類のかっこが、例文を通してイメージしやすくなったと思います。
特に「丸かっこ」と「角かっこ」は学校生活で目にする機会が多いので、しっかり身につけておきましょう。
テストや日常で役立つかっこの知識
かっこは学校のテストや英作文だけでなく、ニュース記事やSNSなど身近な場面でもよく登場します。
ここでは、学生などが特に知っておくと便利な使い方を紹介します。
学校の英作文での使い方
英作文では、かっこを使うことで補足説明や例の提示などをスッキリ書くことができます。
例文
I like fruits (especially apples and bananas).
→「特にりんごとバナナ」という補足をかっこで追加。
テストでのポイント
- 丸かっこは、例や説明を入れるときに便利。
- 長い説明をかっこにまとめると、文が読みやすくなる。
- 引用文を書く問題では、角かっこを使うこともある。
「補足を入れるときに丸かっこ!」と覚えておくと、テストで役立ちます。
ニュースやSNSに出てくるかっこ
ニュース記事やSNSの文章では、かっこを使って情報をわかりやすく整理しています。
ニュースの例
The Prime Minister (65) announced new policies today.
→年齢を補足している。
SNSの例
Just watched a great movie (Spider-Man: No Way Home)!
→投稿で「映画のタイトル」を補足。
ポイント
- ニュース:年齢や職業、肩書きを入れるときによく登場。
- SNS:感想や説明を短く補足するときに便利。
「かっこ」を見つけたら、「ここは補足なんだな」と意識すると、読みやすさもアップします。
このように、かっこは テストの英作文 から 身近なニュースやSNS まで幅広く活躍します。
勉強だけでなく日常生活の中でも「かっこ探し」をしてみると、自然とルールが身につきますよ。
まとめ|4種類のかっこを正しく使いこなそう
英語のかっこは、日本語とは違って4種類あり、それぞれにしっかりした役割があります。
最初はややこしく見えても、ルールを知れば簡単に使い分けられるようになります。
覚えておきたいポイントまとめ
英語のかっこは、丸かっこ ( )、角かっこ [ ]、波かっこ { }、山かっこ < >の4種類がある。
- 丸かっこは、補足や説明を入れるときに使う
- 角かっこは、引用文に説明や修正を加えるときに使う
- 波かっこは、数学やプログラミングなど専門分野で使う
- 山かっこは、メールアドレスや特殊な記号で登場することが多い
特に「丸かっこ」と「角かっこ」は、中学生が英作文や読解でよく出会うので必ず覚えておきましょう。
SNSやメッセージなどでかっこを使ってみよう
勉強したことは、すぐに使うと定着しやすくなります。
例えば・・・
SNSの投稿で「補足」を丸かっこで入れてみる
友達へのメッセージで「ちょっとした説明」をかっこに入れる
英作文の宿題で、例をかっこにまとめて書いてみる
こうした小さな練習が、「かっこの使い方」を自然に身につけるコツです。
英語のかっこを正しく使えると、文章が読みやすく、書きやすくなります。
ぜひ日常の中で意識して使ってみてくださいね!