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初心者にもわかるディスコースマーカーの基礎知識!この1記事で完全理解しよう

初心者にもわかるディスコースマーカーの基礎知識!この1記事で完全理解しよう
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英語コラム

ディスコースマーカーという言葉を耳にしたことはありますか?

英語の文章や会話で重要なつなぎ役を果たす表現を指します。

「ディスコースマーカー」の的確な使用は、IELTSやTOEFLのライティングやスピーキングの試験で高得点を得るために非常に有効です。

さらにリーディングやリスニングスコアでも、内容の論理的な流れや関連性を把握するのに大いに役立つでしょう。

この記事では、IELTSやTOEFLの学習に不可欠な「ディスコースマーカー」の基本的な役割や具体的な活用法を詳しく紹介します。

ぜひ参考にしてください。

ディスコースマーカーは「話の筋道を示す言葉」

ディスコースマーカーは、会話の流れを整理し、話の筋道を示すための重要なツールです。

linking words」や「transition words」とも呼ばれ、とくに文章を論理的に展開するために利用されます。

例えば、「for example」「in addition」「however」といった接続詞や副詞句は、段落や文同士を結びつける際の「接着剤」のような役目を果たします。

説得力のある文章を書く上で欠かせないでしょう。

しかし、やみくもに使いすぎると文章が冗長になり、読み手に煩わしさを感じさせてしまうかもしれません。

必要に応じて適宜活用することが効果的です。

ディスコースマーカーは7種類に分類される

ディスコースマーカーは主に、7つのカテゴリーに分けることができます。

  • Adding=追加情報
  • Cause and effect=原因と結果
  • Comparing and contrasting=比較と対照
  • Giving examples=例証
  • Sequencing=順序
  • Emphasizing=強調
  • Summary=要約

Adding=追加情報

and, also, besides, in addition(イン アディション),furthermore(ファーザァモォー)
moreover(モアローバー),additionally(アディショナリー),on top of that, as well as

「さらに」「その上」と追加で情報を述べたいときに使います。

例文

He is a good student. Moreover, he is very kind to his classmates.
(彼は良い生徒です。その上、クラスメートにもとても親切です。)

My dog is playful. Moreover, he is very smart and can do many tricks.
(私の犬は遊び好きです。その上、とても賢くてたくさんの芸ができます。)

Learning English can be useful for traveling. Moreover, it can help you understand movies and songs better.
(英語を学ぶことは旅行に役立ちます。その上、映画や歌をもっとよく理解するのに役立ちます。)

Cause and effect=原因と結果

because, because of, therefore(ゼァフォァ), thus, as a result, accordingly(アコォーディンリィ), consequently(カァンサァクゥエントゥリィ), so, as

意見を発信する際には、その根拠が欠かせません。

理由を示す際は通常「なぜなら」という言葉で自分の立場を支える理由を説明し、それがどのような結果へとつながるのかを伝えることが重要です。

例文

I stayed home because I had a cold.
(私は風邪をひいていたので、家にいました。)

The baseball game was canceled because of the rain.
(雨のために野球の試合は中止になりました。)

It was snowing, therefore, school was closed.
(雪が降っていた。したがって、学校は休校になりました。)

Comparing and contrasting=比較と対照

similarly(シミラーリー), likewise, in the same way, like, equally, on the other hand, however(ハウエバー), nevertheless(ネヴァザレス), whereas(ウェアラス), in contrast(インコントラスト), although(オルゾー), despite(ディスパイト), on the contrary(オンザコントラリー), still, but, yet

異なる二つ以上の事柄を比べたり示したりする際には、この表現を活用します。

「また一方で」といった言い方で、異なる事柄を対比させる場面でも役立ちます。

例文

Cats like to chase string. Similarly, some dogs enjoy playing fetch with a ball.
(猫はひもを追いかけるのが好きです。同様に、犬の中にはボールを使った追いかけっこを楽しむものもいます。)

Summer is very hot and sunny. On the other hand, winter is very cold and sometimes snowy.
(夏はとても暑くて晴れています。その一方で、冬はとても寒く、時には雪が降ります。)

I like playing video games. However, I also know that it’s important to do my homework first.
(僕はテレビゲームをするのが好きです。しかしながら、宿題を先にすることが大切だと分かっています。)

Giving examples=例証

for example, for instance(フォーインスタンス), such as, namely, in other words, one example is, as shown by, 

「例えば」のように、実例をあげて述べるときに使います。

例文

There are many kinds of fruits. For example, apples, bananas, and oranges are very popular.
(果物にはたくさんの種類があります。例えば、りんご、バナナ、オレンジはとても人気があります。)

I have two best friends, namely, Ken and Sakura.
(私には2人の親友がいます。すなわち、ケンとサクラです。)

I like to eat healthy snacks, such as fruits and vegetables.
(私は果物や野菜のような、健康的なおやつを食べるのが好きです。)

Sequencing=順序

first, second, third, next, now, in the beginning, meanwhile(ミーンホァイル), afterwards(アフターワーズ), first of all, then, finally

順序立てて何かを説明したいときには便利な表現で、「第一に、第二に……」というときは序数を使います。

例文

First of all, draw a circle.
まず初めに丸を描いてください。)

I’ll start preparing lunch. Meanwhile, you can set the table.
(私が昼食の準備を始めるから、その間あなたはテーブルの準備をしておいてください。)

We went to the shopping mall and afterwards had lunch at a cafe.
(私たちはショッピングモールに行き、その後カフェで昼食をとりました。)

Emphasizing=強調

specially, more importantly, above all, specifically(スペシフィカリー), as a matter of fact, in particular(インパァティキュゥラァ), indeed, significantly(シグニフィカントゥリィ), notably

「特に〇〇は」「実際に」のように、自分の主張を強調したいときに使います。

例文

The apartment had many attractive features, notably the large garden.
(その家にはたくさんの魅力的な特色があった。特に大きな庭が。)

He is a talented athlete, but more importantly, he is a great captain of the baseball team.
(彼は才能のある運動選手ですが、さらに重要なことには、野球チームの素晴らしいキャプテンです。)

The A company’s profits increased significantly this year.
(A社の利益は今年、大幅に増加しました。)

Summary=要約

要約したり、まとめたりするときに使います。

in short, overall, in general, on the whole, to sum up, after all, ultimately(アルティメットゥリィ), eventually(イベンチャリー), in conclusion

例文

The movie was long and had a complicated story. In short, it was hard to understand.
(その映画は長くて、話も複雑でした。要するに、理解するのが難しかったです。)

In general, dogs are very loyal and friendly pets.
一般的に言って、犬はとても忠実でフレンドリーなペットです。)

Studying hard now might be tough, but ultimately, it will help you achieve your dreams.
(今、一生懸命勉強するのは大変かもしれないけど、最終的には、あなたの夢を叶えるのに役立ちます。)

英語の各セクションで重要なディスコースマーカー

ディスコースマーカーは、IELTSの4つのセクションでも重要な役割を果たしています。

  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング
  • リスニング

リーディング

リーディングではディスコースマーカーによって、文章の繋がりや論理の展開を把握しやすくなります。

筆者の意図や主張の位置も特定でき、英文の理解が格段に進みます。

ライティング

ディスコ-スマーカーはライティングの際に文章の流れを示し、今後の展開を予測させる手段として非常に効果的です。

論理的な展開で文章を組み立てることで、高い評価を得やすくなります。

スピーキング

スピーキングの場面でも、ディスコマーカーを効果的に使うことで流暢さが印象付けられます。

会話をスムーズに進めるためのキーとなるでしょう。

リスニング

リスニングでは、ディスコードマーカーに気づくことで話の展開を予測できます。

紛らわしい質問にも対応でき、正しい答えを導き出しやすくなるでしょう。

重要な部分は「順接」のディスコースマーカーの後に潜んでいる

「順接」のディスコースマーカーは、出来事の結果や根拠、理由を示す際に用いる言葉です。

筆者の見解や最終的な結論がこの後に続くため、内容一致問題を解く際の重要な手掛かりとなります。

ここでは「順接」のディスコースマーカーとして6つを紹介します。

  • therefore(したがって)
  • thus(したがって、だがら、その結果)
  • hence(それゆえ、したがって)
  • consequently(その結果、したがって)
  • as a result (結果として)
  • in conclusion(結論を言うと)

therefore(したがって)

thereforeは「したがって」という意味の副詞で、結果を述べる前に使うディスコースマーカーです。

例文

According to the weather forecast, it is going to be stormy this afternoon. Therefore we have decided not to go out.
(天気予報によると、今日の午後は嵐になるようだ。したがって、私たちは出かけないことにした。)

It was raining. Therefore, we played indoors.
(雨が降っていた。従って、私たちは室内で遊びました。)

thus(したがって、だがら、その結果)

thusは「したがって、だがら、その結果」という意味の副詞で、結果を導く際に使います。

例文

I didn’t study hard. Thus I failed the entrance exam for my desired school.
(私は一生懸命勉強しなかった。そのため志望校に落ちてしまった。)

The weather was terrible, thus the outdoor concert was canceled.
(天候がひどかった。従って、屋外コンサートは中止になった。)

hence(それゆえ、したがって)

henceは「それゆえ、したがって」という意味の副詞で、論理的な結論を導くために使用されます。

例文

It was raining heavily, hence the school picnic was canceled.
(雨が激しく降っていた。したがって、学校のピクニックは中止になった。)

He studied very hard for the test, hence he got a good score.
(彼はテストのために一生懸命勉強した。したがって、良い点を取った。)

consequently(その結果、したがって)

consequentlyは「その結果、したがって」という意味の副詞で、因果関係を示す際に使われます。

例文

He didn’t do his homework, consequently, his teacher was angry.
(彼は宿題をしなかったので、その結果、先生は怒りました。)

The weather was very hot, consequently, many people went to the swimming pool.
(とても暑い天気だったので、その結果、多くの人がプールに行きました。)

as a result (結果として)

as a resultは「結果として」という意味の接続詞で、前の文で述べられた事実や状況が次の文で示す結果や影響をもたらしたことを示します。

例文

I didn’t do my homework. As a result, I had to stay after school.
(宿題をやらなかった。その結果、放課後残された。)

The heavy rain caused flooding. As a result, many shops were closed.
(大雨が洪水を起こしました。その結果、多くの店が閉店しました。)

in conclusion(結論を言うと)

in conclusionは「結論を言うと」という意味の接続詞で、筆者の考えがあとに続きます。

文章全体の流れをつかむ上でも大切な言葉です。

例文

In conclusion, I strongly agree with this idea that overseas travel is more exciting.
結論を言うと、海外旅行の方が面白いという意見に強く賛成します。)

In conclusion, we believe that this project will be beneficial to the company.
結論として、私たちはこのプロジェクトが会社に有益であると信じています。)

まとめ

本記事ではディスコースマーカーの基本的な役割を7つ取り上げ、具体的な例文を紹介しました。

その中でも順接のディスコースマーカーは、出来事の結果・根拠・理由を明示する際に用いるため、その後には筆者自身の見解や最終的な結論が続きます。

IELTSなどの長文読解を解く際はディスコースマーカーが重要な手掛かりとなります。

ディスコース・マーカーの表現は、子供の頃からオンライン英会話などで耳慣れすると自然に言葉が出るでしょう。

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