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更新日:2025年12月13日 英語コラム

フライパンは「Frying pan」でOK?言い方と使い方について解説します!

皆さんの生活にもお馴染みのフライパン。

英語で何と言うのでしょうか?

カタカナから直訳して「Fry pan」や「Frying pan」でいいのでしょうか?

その直訳、そのままやってしまうとほぼ通じません。

では、どうすれば良いのか?

今回は、フライパンの英語での言い方について解説していきます。

こういった細かいところをカバーできていれば、それだけ日常会話の幅が広がりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

Frying Panという言い方について

英語でフライパンと言いたい時の言い方に「Frying Pan」があります。(Fry Panとは言いません。)

ただ、これは実はイギリスでの主流な言い方になります。

ここでお気づきかもしれませんが、「Frying Pan」に限らず、英語を話す時は相手の英語がどこの地域の英語なのかを意識するのがとても大切になります。

「Frying Pan」に限って言えば、「Frying」をする「Pan」という事である程度説明はつけやすいと言えますが、特に複数の言い方がある単語については意識して覚えるようにするといいかもしれません。

「Frying Pan」の言い方一覧

それではここから、フライパンの色々な言い方について見ていきましょう。

Pan

口語であれば、「Pan」だけでも十分通じます。

地域はあまり選ばないようですが、あくまで口語での使用が多いのと、これ以降に出てくる言葉の方がより伝え間違えもないのではないかと考えられます。

例文:
Be careful not to scratch the non-stick coating on the pan.
(そのフライパンの焦げ付き防止コーティングを傷つけないように気をつけてね。)

Frying Pan

何度か書いているこの「Frying Pan」、実はよく使われるのはイギリス英語なんです。

そのため、歴史的に英国の支配下にあったインドや、同じく国旗にイギリス国旗が入っているニュージーランドやオーストラリアでも、「Frying Pan」を使うのが基本になっています。

例文:
Heat a tablespoon of oil in the frying pan over medium heat.
(フライパンに大さじ1杯の油をひき、中火で熱してください。)

Skillet

「Skillet」は主にアメリカ英語で使われます。

アメリカ以外にカナダでも使われています。

例文:
This recipe requires an oven-safe skillet since you finish cooking the dish under the broiler.
(この料理は仕上げに直火(ブロイラー)で焼くため、オーブン対応のスキレットを使う必要があります。)

歴史的に見るとフィリピンも「Skillet」となりそうですが、ここは「Frying Pan」になるのが面白いところ。

例えばこちらのサイトでも言及されていますが、「Frying Pan」と「Skillet」は同じ意味として認識されているようですが、地域差もかなりありそうです。

そのため、アメリカのどの地域で話すのかであったり、前後の文脈によって使い分けるのが良さそうです。

参照:https://www.chowhound.com/1681297/skillet-vs-frying-pan-difference/

Tawa

ここからはより地域色が強くなっていきます。

「Tawa」はインドの方と話す時、たまに出てくる表現です。

「Tawa」自体は平らな鉄板のようなもので、チャパティを焼く時などに使われます。

例文:
A well-seasoned iron tawa is essential for making perfectly soft chapatis.
(完璧に柔らかいチャパティを作るには、油がよく馴染んだ鉄製のタワが不可欠です。)

Wok

シンガポール英語、いわゆるSinglishでたまに出てきます。

厳密には中華鍋に近いのですが、文脈上調理器具として会話中に出てくることがあります。

例文:
You need to get the wok smoking hot before adding the ingredients for a quick stir-fry.
(手早く炒め物を作るには、具材を入れる前に中華鍋を煙が出るほどカンカンに熱くする必要があります。)

シンガポール英語についてはこちらもご覧ください。

参照:シンガポールの英語の特徴とは?

Kuali

こちらはマレーシアのManglishで使われます。

こちらもシンガポールの「Wok」と同じような調理器具ですが、文脈次第ではフライパンのような意味合いで使えます。

例文:
The hawker skillfully tossed the Char Kway Teow in a blackened kuali over a roaring flame.
(屋台の売り子は、轟音を上げる炎の上で、黒く使い込まれたクアリを使ってチャークイティオ(焼き麺)を巧みにあおっていました。)

マレーシアについてはこちらもどうぞ!

参照:留学先の定番、マレーシアについて解説!言語事情、英語を話す際のポイントも解説

「Frying Pan」以外によく使う調理器具一覧

今まで書いてきた「Frying Pan」以外にも、調理器具は色々な種類があります。

料理の話題以外にも、例えば「お箸取って!」のような場面もあると思いますので、たくさん知っていればそれだけ会話の幅も広がります。

以下、一覧にしてみましたので、こちらもぜひ押さえておきましょう。

英語名

日本語名

主な用途/ポイント

Frying Pan

フライパン

焼く・炒める基本器具

Saucepan

ソースパン

煮る・茹でる(取っ手付き)

Stockpot

深鍋(ストックポット)

スープやパスタ用

Wok

中華鍋

強火炒め・揚げ物

Griddle

鉄板

パンケーキ・鉄板焼き

Oven

オーブン

焼き菓子・ロースト用

Microwave Oven

電子レンジ

加熱・温め・解凍

Pressure Cooker

圧力鍋

時短煮込み

Rice Cooker

炊飯器

ご飯・おかゆなど

Steamer

蒸し器

蒸し料理全般

Toaster Oven

オーブントースター

焼き直しや少量グリル

Knife / Chef’s Knife

包丁

食材カット全般

Paring Knife

ペティナイフ

小型の果物・野菜用

Cutting Board

まな板

カット時の台

Peeler

ピーラー

皮むき

Grater

おろし器

チーズ・にんにく・大根おろしなど

Kitchen Shears

キッチンバサミ

肉や海苔のカットに便利

Colander / Strainer

水切りざる

パスタ・野菜の水切り

Mixing Bowl

ボウル

材料混ぜ用(ステンレス/ガラス)

Whisk

泡立て器

卵・生クリームなど

Spatula

スパチュラ

混ぜる・すくう・炒める

Ladle

おたま

スープやカレーの盛り付け

Tongs

トング

食材をつかむ

Measuring Cup

計量カップ

液体の計量

Measuring Spoons

計量スプーン

少量の調味料計量

Mixing Spoon

木べら・調理スプーン

混ぜたり炒めたり

Salt Shaker / Pepper Mill

塩・胡椒入れ

調味の基本

Oil Dispenser

オイルポット

油を少量ずつ注ぐ

Sieve

ふるい

小麦粉などを細かくする

Garlic Press

にんにく絞り器

ガーリックペースト用

Citrus Juicer

搾り器

レモンやオレンジ用

Plate / Dish

サーブ用

Bowl

スープ・ご飯など

Cup / Mug

カップ/マグ

飲み物

Chopsticks / Fork / Spoon

箸・フォーク・スプーン

食事用

Tray

トレー

配膳用

Hot Pad / Trivet

鍋敷き

熱い鍋の下に敷く

Dish Sponge / Scrubber

スポンジ・たわし

洗い物用

Dish Rack

食器水切りラック

乾燥・保管

Kitchen Towel / Cloth

ふきん

拭き取り・水気取り

Garbage Bin / Compost Bin

ごみ箱・生ごみ入れ

片付け

 

まとめ

今回は「Frying Pan」の言い方や地域別の使い分け、その他の調理器具一覧を解説してきました。

調理器具に関係する話題は普段の生活にも密接に関わるため、それだけ話題にものぼりやすいもの。

ぜひ、英語の幅を広げてみてくださいね。

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