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更新日:2025年5月1日 英語コラム

留学先の定番、マレーシアについて解説!言語事情、英語を話す際のポイントも解説します

malaysia

マレーシアと聞くと、皆さんは何をイメージするでしょうか?

一昔前は東南アジアの一国家程度の認識しかされていなかった時期もありますが、今や旅行や留学、教育移住、転職先としても注目されています。

そこで心配になってくるのが言語の事ですが、マレーシアでの言語事情はどうなっているのでしょうか。

今回はマレーシアについてと、マレーシアでの英語事情について解説していきます。

マレーシア特有の英語の訛りについても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

マレーシアについて

基本情報

まずは、マレーシアの基本情報について見てみましょう。

  • 人口:3400万人(2024年時点)
  • 面積:33万平方メートル
  • 通貨単位:リンギット(MYR)
  • GDP:約4000億USD (2023年時点)
  • 宗教:国教はイスラム教、その他多数の宗教アリ
  • 民族構成:マレー系が7割、中華系が2割、インド系とその他で1割
  • 言語:公用語マレー語、英語は準公用語

国家としてのマレーシアは、日本の9割程度の面積の国に3割弱の人口を抱える東南アジアの国家です。

平均年齢も30歳付近と若く、日本の48.6歳と比べるといかに若い国家であるかがわかると思います。

まだまだ人口ボーナス期にある国家と言え、これからの勢いに注目が集まります。

公用語はマレー語で、国内もマレー語で溢れていますが、第二言語としての英語は広く使われており、ビジネスの場ではよく使われています。

気候や民族性

マレーシアは平均気温27℃の常夏の国として知られており、季節は乾季と雨季の2つです。

日本のように35℃を超える猛暑日はあまりなく、日本と比較して湿度も低いことから、過ごしやすい場所と言えるでしょう。

マレー系が多数派を占め、イスラム教がメインの宗教であることから、礼儀や謙虚さを重んじる風潮が強いと言われています。

また、家族間や地域社会での絆を重視するとも言われており、仕事観にもそれは色濃く反映されています。

時間については、日本人のような分刻みのキッチリした感覚は無く、例えば待ち合わせにも多少の遅れは許容されるなど、感覚の違いを擦り合わせる必要があるかもしれません。

親日国家

マレーシアは1981年、当時のマハティール元首相が「ルックイースト政策」を掲げ、日本の労働倫理や経済発展を手本とした国家運営を長きに渡り行っていました。

その影響で、マレーシアは世界でも有数の親日国家として知られています。

ビジネスとしては、イオンや伊勢丹、ダイソー、ユニクロからトヨタに至るまで日本製品や日本食を多く見かけることになります。

治安

日本は治安のいい国として知られていますが、マレーシアもアジアの中においては非常に治安がいい国として知られています。

マレーシアでの言語事情

マレーシア人の英語力

マレーシアでは英語はどの程度理解されているのでしょうか。

EF Japanによると、マレーシアの英語力は世界26位。

世界92位の日本と比較するといかに英語力が高いかわかると思います。

アジアに限ってみると、3位のシンガポール、22位のフィリピンに次いでいます。

マレーシアにおいては、英語を理解しておく事が、快適な旅や留学、ストレスなく転職や移住をしたい場合はとても重要である事がわかるのではないでしょうか。

どの地域に行くにしても、英語が使えることは大きなアドバンテージになり、かつ日本人の中でも抜きん出るチャンスかもしれません。

マレーシアの英語力の背景

マレーシアが英語力の高い背景にあるのは、かつてのイギリスによる統治があったと言われています。

多民族国家であるマレーシアでは、民族ごとに異なる言語が話されている中において、英語が共通語として使われているという背景もあります。

マレーシア訛り「マングリッシュ」

マレーシアで話される英語はその独特の訛りから「マングリッシュ」と呼ばれる独特の形態として定着しています。

ここでは、そのマングリッシュについて、解説していきます。

マングリッシュ形成の背景

マングリッシュはイギリス統治下の英語にマレー語、中国語が混ざったり、独特の簡略化された文法が形成されて出来たと言われています。

イギリスより独立した1957年以降、マレー語を公用語にする政策が推し進められた背景から、マレー語が主流となった影響もあり、マングリッシュが独自に発展していきました。

マングリッシュの特徴3選

それでは、最後にマングリッシュの特徴を見てみましょう。

特殊な語尾をつける

マングリッシュは特殊な語尾を付けることで、簡単な英単語のみで会話を成立させることが可能です。

以下はその一例で、Canの後ろに語尾をつけることで、これだけの表現幅を持たせることができます。

マレーシア英語 (マングリッシュ)

標準英語

Can lah

Yes.

Can leh

Yes,  of course.

Can lor

Yes. I think so.

Can hah?

Are you sure?

Can gua

Maybe.

Can meh?

Are you serious?

Can liao

Already done

このように、標準的な英語であれば、あらゆる種類の文章を使いこなさないといけない中、非常にシンプルに意味を伝えることができます。

語尾のパターンを覚えてしまえば、英語初心者の方はむしろ簡単な印象を受けるかもしれません。

文法がシンプル

過去形のような時制がなく、冠詞も省略される事も大きな特徴です。

私たちが日本で学ぶ英語と比較すると、文法面でもやさしく感じるかもしれません。

例文:

(標準英語)
A:Do you still have this DVD in stock?
(このDVDはまだ在庫がありますか?)
B:We ran out of stock, sorry about that.
(在庫切れです。申し訳ありません。)

(マングリッシュ)
A:Still got this DVD ah?
B:Stock finish liao, so sorry lah.

マレー語、中国語、タミル語の単語が混ざっている

例えばeatがmaken、先ほどの語尾のliaoなど、マレー語や中国語、またはタミル語の単語がそのまま取り込まれているケースがあります。

これについては、あらかじめある程度は知っておいた方が、文意を外さずに済むでしょう。

マングリッシュ

意味

maken

食べる

tapau

持ち帰る

jalan-jalan

お出かけ

kanpung

田舎

paiseh

ごめんなさい(カジュアルな感じ)

wah!

うわぁ!(感嘆詞)

aiyo

ああ…、やばいなどの感嘆詞

ma

〜だから、〜だよ (語尾に使用)

anot (or notの短縮系)

〜なの? 〜じゃないの?

特に上3つは旅行やレストランなどでよく使えそうな表現なので、覚えておいて損はないでしょう。

例文:

(マングリッシュ)
Go maken first, then we talk. 
(まず食事をして、それから話そう。)

(標準英語)
Let’s have a lunch first, then let’s discuss about that. 

まとめ

今回はマレーシアの国の概要から成り立ち、英語力について、およびマレーシア訛りのマングリッシュについて解説してきました。

留学先だけでなく、日系企業の進出も増えている地域なので、押さえておくことで、仕事をはじめ、幅は広がるのではないでしょうか。

今回の記事が英語表現の幅を広げる助けになれば幸いです。

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