「~することで」を意味する英語表現!「by」や「through」を使ってシーン別に詳しくご紹介!

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更新日:2025年5月1日 英語コラム

「~することで」を意味する英語表現!「by」や「through」を使ってシーン別に詳しくご紹介!

through

「〇〇をすることによって〇〇を達成しました!」というように、手段と結果を英語で言いたいとき、どのように表現するかパッと思い浮かびますか?

英語学習に取り組んでいる方であれば「by + 動名詞」や「through + 動名詞or名詞句」などの表現を知っていると思いますが、これらのフレーズは実は場面・状況によって使い分けをしなければなりません。

またシチュエーションによっては、「by」や「through」ではなかなか言いたいことを表現できないこともありますよね。

そこで本記事では「~することで」を意味する英語フレーズに焦点を当て、自然な表現をシーン別に解説していきたいと思います。

「ライティングスキルをさらに磨きたい!」
「これから仕事で英語が必要になって…」
「実践的な英語力をしっかりと身につけたい!」

このような方はぜひ一読していただけると幸いです。

手段や方法を強調するなら「by」

「~することで」を手段や方法を伝える手段として使いたい場合、英語では “by + 動名詞” が一般的です。

例えば「英会話教室に通うこと(手段)でスピーキング力が上達した(結果)」のような場合に使うことができます。

「by」は「近接」のニュアンスを持ち「~のそばに、近くに」を表す前置詞です。

それを抽象的に捉えると「ある対象の傍によって」と考えることができるため、手段や準拠といった意味を持っています。

さらに基本的に、前置詞のあとには名詞を置かなければならないのは英文法の鉄則。

仮に「英語を話すことによって」と言いたいときは、「by speak English」ではなく「by speaking English」と表現する必要があります。

このように、「by」を使う際は動詞を名詞に(動名詞化)することを忘れずに!

例文:
I have improved my speaking skill by going to an English language school.
(私は英会話スクールに通うことによってスピーキングスキルを向上させました。)

I will contact you by writing a letter.
(私は手紙であなたに連絡します。)

By reading books, you can expand your vocabulary.
(本を読むことで語彙を増やすことができます。)

Could you switch it on by pressing this button?
  (このボタンを押してスイッチをオンにしてくれませんか?)

和訳の際、日本語の「〜することで」は、助詞の「で」に置き換えられることがよくあります。

また、よりフォーマルな表現として「by + 動名詞」の代わりに「by means of 動名詞or名詞句(〜の手段によって)」が使われることも。

あわせて覚えておきましょう。

※手段や方法が「乗り物」の場合

例えば、手段が直接的な動作ではなく乗り物の場合は「by + 乗り物」のフレーズを使うことができます。

英語の世界では、基本的に数えられる名詞(可算名詞)には冠詞(a, the)が必要ですが、「by + 乗り物」を使うときは無冠詞で大丈夫です。

英検®(実用英語技能検定)や学校の定期考査などで狙われることもあるので、ぜひ覚えてください。

例文:
We travel by boat/bus/car/plane every year.
(私たちは毎年、ボート/バス/車/飛行機で旅行に出かけます。)

※手段や方法が「道具」の場合

手段が道具の場合は「with + 道具」のフレーズが好まれます。

「by+動詞名詞」はさまざまな抽象的手段に使える一方で、「〜と一緒に」のニュアンスを持つ「with」は具体的な道具に用いられることを理解しておきましょう!

例文:
She cut along the grain of the meat with the knife.
(彼女は、肉の筋に沿ってナイフで切りました。)

Alex took a beautiful picture with his smartphone.
(アレックスはスマホで美しい写真を撮りました。)

過程や経緯を強調するなら「through」

「~を通じて」のニュアンスを持つ「through」は、過程や経験を表すうえで「~することで」を意味します。

この単語も前置詞なので直後には名詞を置くようにしましょう。

「by+動名詞」と異なるところは、「through」の後には動名詞だけでなく名詞句も用いられやすいことです。

例文:
You can learn about culture through traveling.
(旅行をすることによって文化を学ぶことができます。)

We have got valuable information through social media.
(私たちはSNSを通じてたくさんの有益な情報を手に入れました。)

I picked up natural expressions through Disney works.
(私はディズニー映画で自然な表現を身に付けました。)

「through」を使うにあたって「イベントや個人的なタスクなどのプロセスを通じて」という意味合いを覚えておきましょう!

原因や理由を表すなら「because」

少し視点を変えて、接続詞で「~することで」を表してみましょう。

「because」や「since」は多くの場合「なぜなら~」「~なので」と訳されますが、文脈によっては「~することによって」と表記されることがあります。

「by」と「through」は前置詞のため「~することで」と言いたいとき、動作の主は文の主語に依存してしまいます。

つまり、通常「(Aが)〜することによって(Aが)〜した」と言うことができますが「(Bが)〜することによって(Aが)〜した」と言うことはできません。

そのため文の主語と「〜することで」の動作主が異なる場合は、「because」を使って表現すると良いでしょう!

例文:
He finally got a job offer because an interviewer evaluated his performance and achievement.
(面接官が彼の業績と功績を評価したので、彼は最終的に内定を勝ち取ることができました。)

→(面接官が彼の業績と功績を評価したことにより、彼は最終的に内定を勝ち取りました。)

She could pass the test since her teacher told her a hint.
(先生は彼女にヒントを与えたので、彼女はテストに合格することができました。)

→(彼女は先生にヒントをもらうことにより、テストに合格することができました。)

条件や仮定を表すなら「if」

さらに「もし〜」「仮に〜」を意味する「if」を使って「~することで」を表すことができます。

英文法のルールとして「条件を表す副詞節のなかでは未来の内容でも現在形」になることも一緒に覚えておきましょう。

例文:
If you make an effort, you’ll succeed.
(もしあなたが努力をするなら、成功するでしょう。)

→(努力をすることで成功するでしょう。)

If he plays a game every day, he must become a professional esports player.
(仮に彼が毎日ゲームをすればeスポーツ選手のプロになるに違いない。)

→(毎日ゲームを続けることで、彼はeスポーツ選手になるに違いない。)

おわりに

英語で「〜することで」と言いたいとき、手段・過程・原因・条件によって使われるフレーズが変わってくるため文脈理解が非常に重要です。

例えば「本を読むことで」は手段なら 「by reading books」、過程なら 「through reading books」 となります。

そのため場面に応じて臨機応変に使い分けましょう!

汎用性高いフレーズはやはり「by + 動名詞」ですが、もし思い浮かばない場合は「〜することで」にとらわれず「〜なので(because)」や「もし〜なら(if)」と言い換えてみましょう。

頭のなかに浮かんだ日本語を言い換えてみることで、思いつかなかった英語がパッと浮かんでくることも多々あります。

あなたの英語ライフが有意義なものになるよう、陰ながら応援しています。

By learning a little something new every day, you will  improve your skill!
(毎日少しずつ新しいことを学ぶことで、あなたのスキルは向上します!) 

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