「事務職」って英語で言える?使用例や類義語を幅広くご紹介!
日本語では、PC入力や電話対応など、オフィス内で幅広い業務を担当する人々を「事務職」と呼ぶことがあります。
どのような企業でも欠かせない存在である「事務職」ですが、あなたは英語で表現できますか?
「事務職に就いています」「今日は事務作業に追われています」というように、「事務」はビジネス英語においては頻出のフレーズです。
シチュエーションによって適切な言葉を知り、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになりましょう!
本記事では、「事務職」の英訳に加え、職種別の名称などを詳しくご紹介。
実際の会話での使用例や細かいニュアンスも解説します。
「事務職」の翻訳に困っている、職種を英語で言えるようになりたいという方はぜひ最後までご覧ください。
「事務職」の直訳は?
日本語における「事務職」は、書類作成や電話対応など、主にデスク上で行われる業務全般を指します。
ジャンルを問わず、どのような企業、部署でも行われている作業であるため、事務職に就く人々の業務内容や立場は千差万別です。
英語では、「事務職」の呼び方にいくつか種類があり、それぞれ微妙なニュアンスが異なっています。
本記事では「事務職」の翻訳として、以下の3つの単語を紹介します。
1.Clerical work
2.Office work
3.Administrative work
聞いたことのある表現はありましたか?
それでは、3パターンの翻訳と例文をみていきましょう。
事務職の英訳3パターン紹介
1.Clerical work
「Clerical work」は日本語の「事務作業」に近い意味を持っており、書類作成やデータ管理などの作業を指します。
毎日の電話や書類に対応するルーティンワークや、メインとなる企業活動の補助業務などが当てはまり、一般企業から銀行、病院など幅広い場面で使用可能です。
例文:
She does clerical work such as filing documents and answering calls.
(彼女は、書類整理や電話対応などをする事務職をしています。)
I have been doing clerical work for over five years.
(私は、もう5年以上事務職をしています。)
「Clerical」には「事務的な」という意味があり、「Clerical work」以外にも事務的なミスを意味する「Clerical erorr」や事務職員を意味する「Clerical stuff」など、他のフレーズとしても頻出です。
ビジネス英語においては必須の単語なので、まとめて覚えましょう。
2.Office work
「Office work」は、肉体労働の対義語として「事務職」と言う際に使用される単語です。
日本語でも耳にする表現なので、馴染みのある方も多いでしょう。
外出して行われる業務を除き、オフィス内で行われる業務全体を指すため、他の単語に比べて広い意味を持っています。
就職活動や日常会話で「営業や肉体労働よりも事務職がいい」など、他の職種と対比する際には最適な表現です。
例文:
He prefers office work over physical labor.
(彼は、肉体労働よりも事務職を好む。)
She got a job as an office worker at a trading company.
(彼女は、貿易会社の事務職として職を得た。)
近年、リモートワークの流行によって出勤する仕事として「オフィスワーク」という言葉が使われることも増えてきました。
今後も働き方が多様化する中で、それらに対する「Office work」を耳にする機会が増えていくことが予想されます。
オンラインでもなく、外出でもなく、「会社の部屋の中で行われる仕事」として覚えましょう。
3.Administrative work
「Administrative work」は、特に企業や組織における運営関連の「事務職」を指す単語です。
「Administrative」には、「経営上の、管理の」という意味があります。
したがって、「Admnistrative work」は人事や経営など、比較的高い権限を持つ部署の「事務職」に対して使われます。
例文:
She is responsible for administrative work in the HR department.
(彼女は人事部の事務職を担当している。)
His job includes a lot of administrative tasks, such as scheduling meetings.
(彼の仕事は、会議のスケジュール管理など、多くの事務作業を含んでいる。)
このように、「Administrative work」は「Clerical work」と比較して使用されることが多く、より運営、経営に近い作業であることを強調できます。
また、「Administrative」は「行政の」という意味も持っており、行政職員のことを「Administrative officer」などと呼ぶこともあるため、混同しないように注意が必要です。
事務職の業務内容は?細かい分類も紹介
一言で「事務職」と言っても、電話、メールの管理や受付など、その業務内容は多岐にわたります。
ビジネスに関する会話の中で自分の業務内容をより詳細に伝えるためにも、それぞれの呼称も覚えておきましょう。
以下は、「事務職」に含まれる業務を表す英単語です。
- General clerical work(一般事務)
- General affairs(総務)
- Medical office work(医療事務)
- Educational office work(教育事務)
- Receptionist受付事務)
- Handling phone calls(電話対応)
- Managing emails(メール対応)
- Office supply management(備品管理)
- Customer correspondence(顧客対応)
このように、事務職と呼ばれる業務は、私たちの日常生活に深く関係しています。
上記のもの以外にも、普段利用しているサービスが英語でどのように表現できるか気にかけてみてください!
番外編!事務職以外の○○職
ここまで、「事務職」の翻訳やその業務内容について解説してきました。
しかし、当然ながら、事務職だけでは会社は立ち行きません。ここでは、事務職以外の○○職を一挙に紹介しています。
- Accounting job (営業職)
- Management position(管理職)
- Engineer(技術職)
- Public relations (PR)(広報職)
- Researcher(研究職)
- Human resources(HR)(人事)
- Accounting job (会計)
- Secretary(秘書)
広報のPRや技術職のEngineerは、日本でもよく耳にする、馴染みのある言葉です。
それ以外にも、注意してみれば、上記の単語は生活の中で見つけることができます。
企業のウェブサイトや建物の看板など、最近では英語表記も増えてきているので、ぜひ見つけてみてください!
まとめ
本記事では、「事務職」の翻訳3パターンに加え、細かい業種や職種についてご紹介しました。
今回紹介した単語は、どれも海外での生活やビジネスでは必須の単語ばかりです。
仕事や1日の過ごし方などの話題になることが多い海外において、ビジネス用語を覚えることは会話の幅に直結します。ぜひ、1つでも多くのフレーズを覚えて会話に取り入れてみてください。