中学生向け弁論大会のテーマ一覧50選!選び方のコツ・構成・評価されるポイントを徹底解説

「学校の弁論大会でテーマが決まらない…」
「何について書けばいいのかさっぱりわからない」
「審査員や聴衆の心に響く弁論を作るにはどうすればいい?」
中学生の弁論大会(主張大会)は、自分の考えや体験を大勢の前で伝える貴重な機会ですが、いざ原稿を書こうとすると「テーマ選び」でつまずいてしまう人が非常に多くいます。
結論から言うと、弁論大会で評価されるテーマ選びのコツは「自分だけの身近な実体験」からスタートし、それを「社会全体の課題や聴衆へのメッセージ」へと繋げることです。
単なるニュースの要約や調べ学習の発表では、いくら文章が上手でも審査員の心には響きません。
この記事では、中学生が書きやすく、かつ高評価を得やすい弁論テーマ50選をカテゴリ別にご紹介します。さらに、テーマ選びの3つの絶対法則、そのまま使える4段構成の文章テンプレート、発表時のコツまで徹底解説します。
自分にぴったりのテーマを見つけて、自信を持って発表できる原稿を作り上げましょう!
弁論大会のテーマ選びで迷ったら?
まずは、テーマ選びで最も大切なポイントを簡潔にまとめました。
- 「自分の実体験(見た・聞いた・感じたこと)」を起点にする
- 「なぜ?」「どうして?」と自分が疑問や関心を持ったテーマを選ぶ
- 個人的な感想で終わらせず、「みんなはどう考えるか」という社会性を持たせる
- 教科書通りの正論ではなく、自分なりの言葉と視点を入れる
【カテゴリ別】中学生におすすめの弁論テーマ50選

ここからは、中学生におすすめの弁論テーマ50選をカテゴリ別にご紹介します。
それぞれのテーマについて、「なぜおすすめなのか」「どのような実体験からどういった主張に展開できるか」の切り口例も解説しています。
自分の体験や関心に当てはまるものを探してみましょう。
① 身近な生活・学校生活(初心者にも書きやすく共感を得やすい)
弁論大会が初めての人や、何を書けばいいか全く思いつかない人に最もおすすめなのが「自分の日常」を切り口にするテーマです。
誰もが経験する出来事だからこそ、聴衆(同級生や保護者、先生)の強い共感を呼ぶことができます。
1. 部活動から学んだ「挫折と成長」
- 切り口: レギュラーになれなかった悔しさ、怪我による離脱、厳しい練習を乗り越えた経験などを通して、「結果だけでなくプロセスの大切さ」や「仲間の存在のありがたさ」を語ります。
- 実体験の例: 最後の大会で負けた時の気持ち、後輩が入ってきたことによる意識の変化。
2. ネットいじめとSNSのマナー:私たちができること
- 切り口: LINEグループやSNSでの行き違い、軽い気持ちの投稿が人を傷つけてしまった(あるいは傷ついた)体験から、デジタル社会における思いやりや距離感について提案します。
- 実体験の例: グループチャットでの誤解、スマホの使い方に関する家族とのルール決め。
3. 「当たり前」に感謝する:毎日の食卓や家族との対話から
- 切り口: 親との喧嘩や、何気なく食べている給食・夕食の背景にある労力を知ったきっかけを通じ、当たり前の日常がいかに尊いか、感謝を言葉で伝える大切さを訴えます。
- 実体験の例: 親が体調を崩した時に自分で家事をした経験、給食センターの見学。
4. 規律と個性のバランス:校則について考える
- 切り口: 身だしなみや持ち物に関する校則への疑問からスタートし、単に「校則をなくせ」と主張するのではなく、「なぜそのルールがあるのか」「自分たちで責任を持つとはどういうことか」を深く考察します。
- 実体験の例: 生徒会での校則見直し議論、髪型や制服に対するクラスメイトとの話し合い。
5. 友達関係の「深さ」と「広さ」:本当の友情とは
- 切り口: SNSのフォロワー数や浅く広い付き合いと、悩みを打ち明けられる本当の親友との違いを比較し、人間関係の本質について自分の考えを述べます。
- 実体験の例: 悩んでいた時に黙って話を聞いてくれた友達の存在、意見がぶつかって喧嘩した経験。
6. 「挨拶」ひとつで変わる世界の空気
- 切り口: 地域の人や学校の先輩・後輩との挨拶を通して、挨拶が持つ人間関係の潤滑油としての力や、コミュニティを温かくする効果を主張します。
- 実体験の例: 近所のお年寄りと挨拶を交わすようになって変わった通学路の風景。
7. 「言葉の力」:人を傷つけるナイフにも、救う絆創膏にもなる
- 切り口: 誰かに言われて嬉しかった一言、逆に傷ついた一言を挙げ、自分が日常で使う言葉の重みや選ぶ意識について伝えます。
- 実体験の例: 落ち込んでいる時に掛けられた先生や友達からの言葉。
8. 失敗を恐れる自分からの脱却
- 切り口: 授業での発言やテスト、発表会などで失敗したトラウマと、それをどう乗り越えたか(あるいは乗り越えようとしているか)を素直に語ります。
- 実体験の例: 人前で話すのが苦手だった自分が弁論に挑戦していること自体をネタにする。
9. 時間の価値と「スマホ依存」からの脱却
- 切り口: ついスマホを長時間見てしまい後悔した経験から、デジタルデトックスの試みや、自分の時間を取り戻すことで気づいたリアルの世界の魅力について語ります。
- 実体験の例: 1週間スマホの使用時間を制限してみた変化と気づき。
10. 「見えない家事」と家族の助け合い
- 切り口: 名前のつかない家事(名もなき家事)の大変さに気づき、家族の一員として自分ができる貢献や家庭内コミュニケーションについて考えます。
- 実体験の例: 買い出し、ゴミの分別、名もなき家事を手伝ってみて気づいた親の苦労。
11. 「自分らしさ」とは何か?他人の目と自己肯定感
- 切り口: 周りと合わせること(同調圧力)に疲れた体験から、自分の長所や個性を認め、他人と違っていても堂々と生きることの大切さを主張します。
- 実体験の例: 周りと好みが違って浮いてしまった経験と、それを乗り越えたきっかけ。
12. 読書が教えてくれた「もう一つの世界」
- 切り口: 1冊の本との出会いによって自分の価値観や物の見方が大きく変わった体験を通じ、想像力を養うことの価値を語ります。
- 実体験の例: 悩んでいた時期に読んだ小説の主人公に救われた経験。
② 社会問題・ニュース(説得力と深みを出したい人向け)
社会の出来事やニュースに関心がある人、弁論に深い考察や説得力を持たせたい人におすすめのカテゴリです。
大切なのは「ニュースの解説」で終わらせず、「中学生である自分がどう捉え、どう行動するか」に引き寄せることです。
13. 食品ロス(フードロス)を減らすために私たちができること
- 切り口: 食べ残しや賞味期限切れで捨てられる食品の現実に触れ、家庭や学校の給食から始められる具体的なアクションを提案します。
- 実体験の例: 給食の残食調査のデータを見た時の衝撃、家庭での冷蔵庫チェック。
14. 高齢化社会と「ヤングケアラー」問題
- 切り口: 家族の介護やきょうだいの世話を日常的に担う子どもたちの問題を取り上げ、同世代として自分たちにできる支援や社会の目線について考えます。
- 実体験の例: 祖父母の介護をする家族の姿を見た経験、ニュースで知った同世代の現状。
15. 災害から命を守る:地域の防災活動と中学生の役割
- 切り口: 近年の自然災害(地震・台風・大雨など)の経験や防災訓練を通じ、いざという時に中学生が「守られる側」から「地域を支える側」になる意識について語ります。
- 実体験の例: 地域の防災訓練に参加した経験、避難所運営における若者の役割。
16. 地域社会の希薄化とコミュニティの再生
- 切り口: 近所付き合いの減少や地域の祭りの縮小などを背景に、世代を超えた繋がりや挨拶運動の重要性を主張します。
- 実体験の例: 地元のお祭りにボランティアとして参加し、地域のお年寄りと交流した体験。
17. 多文化共生:外国人労働者や留学生と共に生きる街づくり
- 切り口: 街で見かける外国人の増加や学校での国際交流を通じ、言葉や文化の壁を越えてお互いを理解し合える社会のあり方を提示します。
- 実体験の例: コンビニやスーパーで働く外国人店員とのやり取り、外国ルーツを持つクラスメイトとの友情。
18. ルッキズム(外見至上主義)とSNSの影響
- 切り口: SNS上で流れる「可愛さ」「カッコよさ」の基準に振り回される風潮に対し、外見だけでなく内面やその人らしさを尊重する社会の必要性を訴えます。
- 実体験の例: 加工アプリや容姿に関するSNSの投稿を見て感じた違和感。
19. 誰もが住みやすい街へ:バリアフリーとユニバーサルデザイン
- 切り口: 車椅子利用者や高齢者、障害を持つ人々の街中での不便さに気づいた経験から、ハード面だけでなく心のバリアフリーの重要性を訴えます。
- 実体験の例: 街中で車椅子の方やベビーカーを押す人が困っている場面に出くわした体験。
20. キャッシュレス決済の普及と「お金の価値」
- 切り口: 電子マネーやスマホ決済が当たり前になる中で、お金を「使う感覚」が薄れる危険性と、正しくお金と付き合う金銭感覚の育て方について述べます。
- 実体験の例: 初めて電子マネーを使った時の感覚、現金を使わないことで感じたメリット・デメリット。
21. ネットのフェイクニュースと「情報リテラシー」
- 切り口: ネット上の誤情報や噂に惑わされた体験から、情報をうのみにせず、自分で確かめる力(クリティカルシンキング)の必要性を主張します。
- 実体験の例: ニュースやSNSで拡散された情報が嘘だと後から知った経験。
22. 闇バイトや若者を狙う犯罪から身を守るために
- 切り口: 同世代や高校生が巻き込まれる闇バイトのニュースに対し、なぜ人が騙されてしまうのか、安易な話に惑わされない判断力と相談できる環境の重要性を訴えます。
- 実体験の例: SNSで怪しいダイレクトメッセージ(DM)を見かけた経験や防犯教室での学び。
23. 投票権を持つ18歳に向けて:私たちの政治への関心
- 切り口: あと数年で選挙権を得る中学生として、政治や社会問題に関心を持つことの意味や、若い世代の声を届ける大切さを語ります。
- 実体験の例: 親の選挙について行った経験、ニュースで見る若者の投票率の低さに対する疑問。
③ 未来・キャリア・生き方(自分の意見や強い意思を打ち出せる)
AIの発達や働き方の変化など、変化の激しい時代を生きる中学生だからこそ語れるテーマです。
「将来への不安」や「なりたい自分」を率直に表現することで、大人(審査員)にも強いインパクトを与えられます。
24. 私たちの未来とAI(人工知能):人間らしさとは何か
- 切り口: ChatGPTなどの生成AIを活用してみた経験から、AIの便利な点と課題を整理し、「AIに代替されない人間ならではの思いやりや創造性とは何か」を考察します。
- 実体験の例: 宿題や調べ学習でAIを使ってみて感じた疑問や驚き。
25. 「失敗」の価値:挑戦を恐れない生き方
- 切り口: 失敗を恥ずかしがる風潮に対して、失敗こそが最大の学びであり、成長の糧になるというポジティブなメッセージを伝えます。
- 実体験の例: 大事な試合や発表で失敗し、そこから再起した経験。
26. 働くことの意味:将来の夢と社会貢献
- 切り口: 職場体験学習や親の働く姿を通じて、「お金を稼ぐこと」だけでなく「誰かの役に立つこと」の喜びについて自分の思いを語ります。
- 実体験の例: 中学校での職場体験、親の仕事を手伝ったり話を聞いたりした体験。
27. 多様性(ダイバーシティ)を認め合う社会へ
- 切り口: ジェンダーレス制服の導入や多様な価値観に触れ、自分の「当たり前」を押し付けず、違いを尊重し合うことの大切さを訴えます。
- 実体験の例: 自分の個性を否定された(または誰かの個性を偏見で見てしまった)体験。
28. 夢を持つことの大切さと、夢がなくても焦らない生き方
- 切り口: 「将来の夢」を強く求められる風潮の中で、夢が決まっていない焦りや、いま目の前にあることに全力を尽くす価値について等身大で語ります。
- 実体験の例: 進路希望調査で悩んだ経験、夢がない自分を受け入れたプロセス。
29. 読んだ本や歴史から学ぶ「人間の強さと弱さ」
- 切り口: 歴史上の出来事や偉人の伝記から、現代に通じる教訓を見出し、これからの生き方にどう活かすかを述べます。
- 実体験の例: 歴史の授業や本で知った出来事に強いショックを受け、考えさせられた体験。
30. 挫折から学んだ「自己受容」:弱さを見せる勇気
- 切り口: 強がって一人で抱え込んでいた時期を振り返り、人に頼ることや自分の弱さを認めることが本当の強さにつながると主張します。
- 実体験の例: 部活や勉強のプレッシャーで限界を感じた時に、友人に相談して救われた体験。
31. 「思い込み(アンコンシャス・バイアス)」を捨てる
- 切り口: 「男だから」「女だから」「中学生だから」といった無意識の偏見に気づいた瞬間を挙げ、フラットな視点で物事を見ることの重要性を伝えます。
- 実体験の例: 自分の決めつけで誰かを傷つけてしまった、あるいは決めつけられて嫌だった経験。
32. 地域の魅力を再発見する:私の郷土愛
- 切り口: 自分が住む地域の歴史や文化、人々の温かさに焦点を当て、過疎化などの課題と向き合いながら地域を誇りに思う理由を語ります。
- 実体験の例: 地元のボランティア活動や伝統行事に参加した体験。
33. 「一歩を踏み出す勇気」:小さな挑戦が世界を変える
- 切り口: 誰も発言しない学級会で手を挙げたことなど、小さな一歩が周囲や自分をどう変えたかを具体的に示します。
- 実体験の例: 学級委員や実行委員に立候補した時の緊張と成果。
34. 「感謝」を言葉で伝える努力
- 切り口: 思春期特有の照れくささから親や先生に素直になれない自分を見つめ直し、感謝を言葉にすることの重要性を述べます。
- 実体験の例: 誕生日に手紙を渡した時の家族の反応。
35. 変化の激しい時代を生き抜く「柔軟性」
- 切り口: 予想外の出来事(行事の変更や環境の変化)に直面した際、愚痴を言うのではなく状況を受け入れて楽しむ工夫をした体験を伝えます。
- 実体験の例: 天候やトラブルで計画が大幅に変更になった修学旅行や校外学習。
36. 笑顔が持つ「コミュニケーションの魔法」
- 切り口: 笑顔ひとつで初対面の人との距離が縮まった経験や、気まずい雰囲気が和らいだ経験から、感情表現の力について語ります。
- 実体験の例: 転校生に話しかけた時の経験、部活の雰囲気を変えた笑顔。
④ 環境・SDGs(定番かつ審査員に評価されやすい)
SDGs(持続可能な開発目標)や環境問題は、弁論大会の定番テーマです。
定番だからこそ、「教科書通りの正論」で終わらせず、「自分ごとの取り組み」と接続させることが高得点への鍵となります。
37. マイボトルの普及から考えるプラスチックごみ問題
- 切り口: 自分が毎日持ち歩くマイボトルや、海岸・川で見かけるゴミから、プラスチック依存の生活を見直すきっかけを語ります。
- 実体験の例: 地域のゴミ拾いボランティアで拾った大量のペットボトル。
38. 気候変動と私たちの未来:地球温暖化を「自分事」として捉える
- 切り口: 近年の猛暑や豪雨を体感し、地球温暖化が遠いニュースではなく自分たちの命に関わる問題であることを認識したプロセスを述べます。
- 実体験の例: 夏場の部活動で熱中症リスクが高まった体験、猛暑による野菜の価格高騰。
39. 伝統文化の継承と現代の環境配慮
- 切り口: 地元の伝統行事や職人の技に触れ、自然素材を大切にしてきた先人の知恵(循環型社会)から学ぶべきポイントを伝えます。
- 実体験の例: 地域の伝統工芸のワークショップに参加した体験。
40. 衣服の大量消費・大量廃棄問題(ファストファッションとSDGs)
- 切り口: 安くて可愛い服を簡単に買える便利さの裏にある、服の製造過程での環境負荷や廃棄問題について考えます。
- 実体験の例: 着なくなった服の処分に困った体験、古着の活用やリサイクル。
41. 水資源の重要性と世界の現状
- 切り口: 日本では蛇口をひねればキレイな水が出ることのありがたさと、世界での水不足の現状を比較し、節水への意識を高める提案をします。
- 実体験の例: 断水を体験した経験、節水意識を高めるために家庭で始めた取り組み。
42. 生物多様性の保護:身近な生き物から考える
- 切り口: 近所で外来種が増えたことや昆虫が減ったことに注目し、生態系のバランスを守るために人間ができることを考察します。
- 実体験の例: 通学路で見かける特定の鳥や昆虫の変化、外来種問題の調べ学習。
43. 食品の地産地消と輸送エネルギー(フード・マイレージ)
- 切り口: 地元の食材を食べる「地産地消」が、新鮮で美味しいだけでなくCO2削減にもつながることに気づいた体験を語ります。
- 実体験の例: 地元の農家さんの直売所での買い物体験。
44. 電気のありがたさと「省エネ生活」への第一歩
- 切り口: 停電の経験や電気料金の値上がりから、普段いかに無駄に電気を使っているかを自覚し、節電の取り組みを提案します。
- 実体験の例: 台風による停電で電気のありがたみを実感したこと。
45. 再生可能エネルギーの可能性と課題
- 切り口: 太陽光パネルや風力発電を目にする機会が増えたことから、エネルギー問題の現状と未来のエネルギーのあり方を検討します。
- 実体験の例: 自宅や学校の太陽光パネル、ニュースで見た自然エネルギーの話題。
46. 海洋ごみ問題:海のない地域に住む私たちにもできること
- 切り口: 海に漂うゴミの多くが街から川を伝って流れ出ていることを知り、海がない地域に住む人も当事者である意識を持つ大切さを訴えます。
- 実体験の例: 川沿いのゴミ拾い、ニュースで見かけた「太平洋ゴミベルト」。
47. ペーパーレス化と森林保護のバランス
- 切り口: タブレット端末を使った授業(GIGAスクール構想)のメリットと、紙の良さ・森林保護の重要性を双方から捉えます。
- 実体験の例: タブレット授業で紙を使わなくなった変化と気づき。
48. 「持ち物を長く大切に使う」というエコ
- 切り口: 新しいものを次々と買う文化に対し、一つのものを修理しながら長く使う「モノを愛しむ心」の美しさを伝えます。
- 実体験の例: 親から受け継いだ鞄や筆箱、壊れたものを直して使った体験。
49. 外来種問題と命の尊さ
- 切り口: 人間の都合で持ち込まれ、害獣として駆除される外来種の現状を通じ、命の重さと人間の責任について考えます。
- 実体験の例: 近くの池や川で見かけるカメや魚の変化。
50. 未来の地球を守るために「今日からできる1つのこと」
- 切り口: 大きな問題を前に諦めるのではなく、「小さな行動の積み重ねが未来を変える」という前向きなメッセージで締めくくります。
- 実体験の例: 自分が今日から始めた小さなエコ習慣(エコバッグ常備、電気を消すなど)。
3. 審査員に評価される弁論テーマ選び「3つの絶対法則」
テーマ例を見ても「まだ絞り込めない」という人は、次の3つのチェックポイント(法則)を満たしているか確認してみましょう。
これらを意識するだけで、文章の質が一段上がります。
【評価されるテーマの3法則】
1. 「実体験(見た・聞いた・体験したこと)」が必ず含まれているか?
2. 「自分なりの問い(なぜ?どうして?)」があるか?
3. 「聴衆への呼びかけ(未来への提示)」に繋がるか?
法則①:「実体験(エピソード)」が語れるテーマか
弁論大会で最も嫌われるのは「どこかの本やネットで調べた情報のまとめ」です。審査員が聞きたいのは、専門知識ではなく「あなた自身の経験とそこから生まれた感情」です。
「自分が実際に見たこと・聞いたこと・やってみたこと」を起点にテーマを選びましょう。
法則②:「自分なりの意見や疑問」を持てるテーマか
「地球温暖化は防ぐべきだ」「いじめは悪だ」といった誰でも納得する正論だけでは、聞き手の心は動きません。
「一般的にはこう言われているけれど、自分はこう思う」「日常の当たり前に疑問を感じた」という独自の視点がテーマに含まれているかが重要です。
法則③:「聴衆へのメッセージ」に繋がるか
自分の思い出話や自慢話で終わってしまうと「単なる作文」になってしまいます。
弁論(主張)にするためには、「だからこそ、私たちはどうすべきか」「皆さんも〜してみませんか」と、聞いている人全員に考えさせるメッセージへと広げられるテーマを選ぶ必要があります。
4. 【そのまま使える】弁論原稿の基本構成(4段構成の型)
テーマが決まったら、次はいよいよ原稿の執筆です。弁論原稿には「勝ちパターン」の構成が存在します。
この「4段構成テンプレート」に沿って書くだけで、論理的で説得力のある原稿が完成します。
原稿用紙3〜4枚(1,200字〜1,600字/発表時間4〜5分)を想定した文字数配分の目安も提示します。
- 【導入】きっかけ・主張の提示(約150字)
- 【展開①】具体例・エピソード(約600字)
- 【展開②】気付き・考えの深まり(約450字)
- 【結論】未来への主張・呼びかけ(約300字)
段落①:導入(きっかけ・主張の提示)[全体の約10%]
- 書くべきこと: 聴衆の注意を引く問いかけや、テーマを選んだきっかけ、そして「一番伝えたい結論」を短く宣言します。
- 書き出しの例:
- 「皆さんは、毎日家族に『ありがとう』と伝えていますか?」
- 「『最近の若いものは』という言葉を聞くたびに、私は胸がモヤモヤします。」
段落②:展開①(具体的な実体験・エピソード)[全体の約40%]
- 書くべきこと: 自分の感情が大きく動いた「実体験」を具体的に描写します。いつ、どこで、誰と、何があってどう感じたかを詳しく書くことで、話にリアリティが生まれます。
- 意識するポイント: 五感(見たもの、聞いた音、心境の変化)を意識して書くと、聞き手が場面をイメージしやすくなります。
段落③:展開②(気付きと社会問題への結びつけ)[全体の約30%]
- 書くべきこと: 実体験を通じて得た「気付き」を深掘りします。自分の体験だけで終わらせず、「この問題は自分だけでなく社会全体にも通じるのではないか」と視点を広げます。
- 意識するポイント: 「なぜそう思ったのか」「自分の考えはどう変わったのか」という変化(ビフォーアフター)を明確にします。
段落④:結論(これからの行動・聴衆への呼びかけ)[全体の約20%]
- 書くべきこと: 全体のまとめとして、自分自身が今後どう行動していくかの決意を述べ、最後に聞き手(クラスメイトや審査員)へ熱いメッセージを投げかけます。
- 締めくくりの例:
- 「小さな一歩を踏み出すのは、今この瞬間からです。皆さんも、今日から身近な人に言葉を届けてみませんか。」
5. 弁論大会で高得点を狙うための「執筆・発表」テクニック
原稿の内容だけでなく、言葉選びや発表時の立ち振る舞いも審査対象となります。得点を伸ばすための実践的なテクニックを紹介します。
執筆時のテクニック
- 書き言葉(文体)と話し言葉(口語)のバランスを意識する:
- 原稿は「耳で聞いて理解できるか」が勝負です。難解な熟語を並べるより、直感的で分かりやすい言葉を選びましょう。
- 1文の長さは「40〜60文字程度」に抑え、リズム良く読めるようにします。
- 「数字」を入れて説得力を高める:
- 単に「たくさんのゴミがあった」と書くより、「1時間で30Lのゴミ袋が満杯になるほどのゴミがあった」と具体数値を交えるほうが説得力が増します。
発表(スピーチ)時のテクニック
- 最初の1分間は「全員の目を見て」話す:
- 原稿をそのまま読み上げる(下を向きっぱなしになる)のは厳禁です。冒頭と結論部分は原稿を見ずに、会場を見渡しながら語りかけましょう。
- 「間(ま)」を効果的に使う:
- 最も伝えたい重要なフレーズの前後に「2〜3秒の間」を置きます。あえて無音を作ることで、会場に緊張感が生まれ、言葉が強烈に印象に残ります。
- 抑揚(声のトーン・強弱)をつける:
- 自分の悔しかった体験は少し低めのトーンで静かに語り、決意や呼びかけの場面では声を張り上げて力強く発声します。
6. よくある質問(FAQ)
弁論大会の準備に関して、中学生や保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. テーマが決まらない時は何から始めればいいですか?
まずは「最近心が動いた瞬間」をノートに書き出してみましょう。
ニュースを探すのではなく、自分の感情(嬉しかった、怒りを感じた、悔しかった、感動した、不思議に思った)が動いた出来事をメモしてください。その「感情の理由」を深掘りしていくと、あなただけの最高のテーマが見つかります。
Q2. 原稿用紙何枚分(文字数)書けばいいですか?
一般的な中学生の弁論大会は「4〜5分」指定が多く、文字数に換算すると「1,200字〜1,600字(原稿用紙3〜4枚)」が標準です。
早口で話すと聞き取りづらくなるため、1分間に300字前後(ゆっくり・はっきり話すペース)を目安に執筆するのがコツです。
Q3. 人とテーマが被ってしまうのが心配です…
テーマ自体が被ることは全く問題ありません! 例えば「環境問題」や「部活動の挫折」は多くの人が選ぶ定番テーマです。
重要なのはテーマ名ではなく、「あなたにしか語れない独自の実体験(エピソード)」と「あなた独自の視点」です。切口がオリジナリティに溢れていれば、被りを気にする必要は一切ありません。
7. まとめ
中学生の弁論大会で最も大切なのは、「自分の実体験から生まれた本気の言葉」を伝えることです。
- テーマ選び: 自分の身近な体験(部活、友達、家族、日常の疑問)から出発する
- 構成: 「導入・展開①(体験)・展開②(気付き)・結論(呼びかけ)」の4段構成を守る
- 発表: 耳で聞きやすい言葉を選び、間と抑揚を意識して自信を持って語る
この記事で紹介した50のテーマ例や構成テンプレートを活用すれば、審査員や聴衆の心に強く残る素晴らしい弁論原稿が必ず完成します。
ぜひ自分にぴったりのテーマを見つけて、堂々とあなたの声を届けてみてください!
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