「案件」は英語で何ていう?単語やフレーズを例文付きで解説します!

「来週この案件で打ち合わせがある」「今大きな案件を抱えていて忙しい」など、ビジネスシーンで「案件」という言葉は非常によく使われます。
ところが、この表現を英語にしようとすると、意外と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
日本語の「案件」は非常にカバー範囲の広い言葉で、1つで同じ意味を表現できる英単語はありません。
そのため、シーン別に「案件」の意味を理解して、文脈ごとに適切な言葉を選ぶ必要があります。
今回は「案件」の英語表現を、例文付きで徹底解説していきます。
海外案件を抱える営業職の方やプロジェクトマネージャーの方など、差し迫って必要な方には特に役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも「案件」とは?英語にしづらい理由とは
日本語の「案件」は辞書を引くと「問題となる事柄」といった意味が出てきます。
また、ビジネスの現場では「今月は3件の案件を抱えている」など、「商談・取引」として使われることもあれば、「この案件の進捗は?」などのように「プロジェクト」という意味で用いられることもあります。
また、「いつものお得意様から案件いただきました!」という場合は「(企業からの)仕事の依頼」という意味になります。
これだけ広い意味で使われているので、バシッと一つの単語でカバーできないのは、ある意味当然ですよね。
英語にするコツは、「案件」という言葉が「どういう意味で使われているか」を1段階噛み砕いてから単語を選ぶこと。
これを意識するだけでも、自然な英語に一歩近づきますよ。
「仕事・取引」を意味する案件の英語5選
それでは、ここからは具体的な単語をみていきましょう。
まずはビジネスシーンで使用される代表格、「仕事・取引」を意味する英単語を5つご紹介します。
project
「進行中の案件」「これから取り組む案件」を指す時に最も汎用的に使える単語です。
規模の大小問わず、目的・期間・メンバーが明確な仕事の単位を指すのにぴったりの表現です。
社内会議で「この案件は…」と言いたい時は、「project」が適切な表現になります。
例文:
I’m working on a new project with the marketing team.
(私はマーケティングチームと新しい案件に取り組んでいます。)
How’s the project going?
(その案件、どんな感じ?)
deal
「取引」「商談」の意味で使う「案件」を英語にするなら「deal」がぴったりです。
「close a deal(商談を成立させる)」、「a big deal(大型案件)」といった言い回しとセットで覚えておくといいです。
例文:
We just closed a big deal with a major client.
(ちょうど大手クライアントとの大型案件をまとめたところだよ。)
The deal fell through at the last minute.
(その案件、最後の最後で流れちゃったんだよね。)
account
顧客や取引先を単位とした「案件」について述べたい場合は「account」が使えます。
広告代理店やコンサル業界が案件について述べる場合にしっくりきます。
「アカウント営業」「アカウントマネージャー」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
例文:
She handles three major accounts in our team.
(彼女はうちのチームで3つの大型案件を担当しているんだ。)
We lost the account to the competitor.
(あの案件、競合に取られちゃったよ。)
opportunity
「これから案件になりそうな見込み」などを表す際には、機会を表す「opportunity」が使いやすいです。
営業管理ツールにも「Opportunity(見込み客)」という欄があるくらい、営業の世界では定番の表現になります。
We have several promising opportunities in the pipeline.
(いくつかの有望案件が進行中だよ。)
client / customer
人によっては「案件」が「顧客そのもの」を表すケースもありますよね。
その時はクライアントや顧客を表す「client」や「customer」を主語にして話すのが自然です。
I have a meeting with a new client to follow up.
(フォローアップのために新規クライアントと打ち合わせをします。)
この文だけだと、「案件」とするには無理があるので、新規顧客の事を「案件」として取り扱う前後の文脈が必要になります。
「◯◯案件」という英語での言い回し
さて、ここからは、日本語ではよく耳にする「◯◯案件」と英語で言うための言い回しを、新たにみていきます。
既存案件・継続案件
新規案件が「new project」なのは想像もしやすいですが、既存案件はその状況別に、以下のように表現します。
- ongoing project:継続案件
- existing project:既存案件
- repeat business:リピート案件
長期案件・短期案件
案件の期間の長さを表す場合は、以下のように「term」を使って表します。
- long term project:長期案件
- short term project:短期案件
緊急案件
日本語だと「emergency」が思い浮かぶかもしれませんが、英語ではビジネスシーンやカチッとした言い方をする場合は「urgent」、カジュアルに言う場合は「rush」を使うとしっくりきます。
- urgent matter:緊急案件
- rush job:急ぎの案件
炎上案件
「揉めている案件」「うまくいってない案件」など「炎上案件」と呼ばれるものには、「troubled project」や「problematic project」が使えます。
より炎上している様を表現したい場合は「project on fire.」という言い回しもできます。
神案件
条件がよく美味しい案件であれば、「a sweet deal(うまい話)」、夢のような案件であれば「dream project」が使えます。
また、楽勝な案件については「a peace of cake(朝飯前)」というイディオムがあります。
Youtubeなどの「案件動画」
最近動画などで「これは案件です」というものをよくみるようになったのではないでしょうか。
英語では、「sponsered(スポンサー付き)」、「a paid partnership(有料パートナーシップ)」、「a brand deal(ブランド案件)」が使えます。
Instagramなどでよく見る「Paid partnership」が、まさにこの意味でで使われています。
「案件」を「課題」として言いたい場合
ここまでは仕事や取引に関連した表現が主だったところですが、日本語では「解決すべき案件」や「議論すべき案件」など、「案件」を「課題」を表す言葉として使うことも多いです。
その場合は、課題を表す言葉として「problem」、「issue」、「matter」、「challenge」といった単語が使えます。
これについては以下のページで解説していますので、併せて読んでみてください。
関連記事:「Issue」と「Problem」の違いは?様々なシーンにおける「課題」のニュアンスについて解説します!
まとめ
今回は「案件」を英語で表現する方法について、みてきました。
これに限りませんが、何かを英語にしたい時は、日本語の意味から一段噛み砕いて考えると、うまくいくケースが多いので、ぜひ取り組んでみてください。
また、覚えるだけではどうしても限界があるので、アウトプットも含めて意識的に取り入れるようにしましょう。
















