「Issue」と「Problem」の違いは?様々なシーンにおける「課題」のニュアンスについて解説します!

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. 「Issue」と「Problem」の違いは?様々なシーンにおける「課題」のニュアンスについて解説します!
英語ブログ
検索
更新日:2025年12月12日 英文法

「Issue」と「Problem」の違いは?様々なシーンにおける「課題」のニュアンスについて解説します!

「Issue」も「Problem」も、どちらも「課題」と訳されますが、これ以外にも言い方はないのでしょうか。

また、「Issue」と「Problem」自体のニュアンスの差はあるのでしょうか。

今回は、この2つの単語の細かなニュアンスの差をはじめ、様々なシーンにおける「課題」「問題」という言い方について解説します。

ビジネスシーンでは比較的よく使われる表現なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「Issue」と「Problem」の違い

まずは「Issue」と「Problem」の違いについて見ていきましょう。

「Issue」はどちらかというと感情としては中立より、そして内容としては「取り組んで解決していくべき課題」というニュアンスで使用します。

それに対し「Problem」はネガティブな感情寄りの表現で、「発生してしまった問題やトラブル」というニュアンスが強いです。

これらのニュアンスの違いを以下の表にまとめてみました。

観点

issue

problem

感情

中立的(ややネガティブ寄り)

ネガティブ

対象

社会問題・業務課題・論点

トラブル・障害・困難

解決姿勢

「取り組む」「議論する」

「解決する」「直す」

例文

There are several issues to discuss.
(議論すべき課題がいくつかある。)

We have a serious problem with the server.
(サーバーに深刻な問題がある。)

また、より具体的に、「issue」と「problem」の選択を間違えるとどうなるかについても、下記の別表にまとめておきました。

併せて参考にしてみてください。

状況

自然な言い方

不自然な言い方

改善テーマを話す

We need to address this issue.

We need to fix this problem.
(少し攻撃的)

トラブル発生

We have a problem in the system.

We have an issue in the system.
(軽く聞こえる)

 

「Issue」と「Problem」意外に「課題」を指す言葉

それでは、ここからは「Issue」と「Problem」意外に「課題」を表す(または近いニュアンスを示す言葉)を取り上げて行きます。

代表的なものは以下の4つです。

Challenge

こちらはポジティブな意味での「課題」で、努力の結果乗り越えるもの、成長させてくれるもの、といった響きがあります。

一方で、「Challenging」という形で使用する場合は「相当にハードルが高い」というニュアンスになるので、併せて押さえておきましょう。

例文:
We achieved great success with this research. It was a big challenge for us, but we believe it has brought us a great opportunity.
(我々はこの研究で大きな成功を収めた。非常に大きな課題であったが、これはとても良い機会を与えてもらったものと信じている。)

Task

こちらは「任務」であったり「作業」という意味で使用します。

一つ一つの宿題や雑務などを指すため、日常での使用頻度は必然的に高くなります。

例文:
We need to complete those tasks before leaving today.  Why did he give us only 3 hours?!
(私たちは今日帰宅前にこの課題を終えないといけない。なぜ彼は私たちに3時間しかくれなかったんだ?!)

Assignment

こちらは「割り振られた課題」「宿題」という意味で使用されます。

「Task」には雑務のようなイメージがありますが、「Assignment」はもう少し責任の重いニュアンスがあるため、「提出必須」といったものに関して使われることが多いです。

例文:
If we fail to submit this assignment today, it means it will affect all of our classmates.
(もし私たちがこの課題を今日提出できなかった場合、クラスメイト全員に影響が出るということだね。)

Matter

「事柄」や「問題」という意味になりますが、言い回しとして少しフォーマル寄りの丁寧な言い方になります。

一例として、ビジネスの場で年休を申請する際によく使われます。

例文:
I will take a day off for personal matters. I will be back in the office on Friday.
(個人的な事情で年休をとります。金曜日には事務所に戻ります。)

これら4つは何かと見かける表現なので、ぜひ押さえておきましょう。

先ほどの「Issue」と「Problem」、これら4つと、それ以外の表現を以下の表にまとめてみました。

英単語

主な意味

ニュアンス・使い方

issue

問題・論点・議題

中立的。社会的・業務的な「取り組むべき課題」。悪いこととは限らない。

例文:environmental issue
(環境問題)

problem

問題・困難

ネガティブ。解決しなければならないトラブル。

例文:a serious problem occurred
(深刻な問題が発生した)

challenge

挑戦・難題

ポジティブ。努力や成長を促す「課題」。

例文:This project is a big challenge for us.
(このプロジェクトは私たちにとって大きな挑戦だ。)

task

任務・作業

実務的。やるべきタスク・課題。

例文:complete the assigned task
(割り当てられた作業を完了しなさい。)

assignment

割り当てられた課題・宿題

学業・職場で「上から与えられる課題」。

例文:homework assignment
(宿題)

matter

事柄・問題

丁寧・フォーマル。話題や懸案の「件」。

例文:a delicate matter
(微妙な問題)

concern

懸念・関心事

感情が関わる。「気になる課題」。

例文:There are concerns about safety.
(安全について懸念がある。)

difficulty

困難

問題というより「難しさ」そのもの。

例文:We faced difficulties in implementation.
(私たちは実施の際に困難に直面しました。)

obstacle

障害

進行を妨げる障壁。

例文:an obstacle to success
(成功への障害)

bottleneck

ボトルネック

プロセスの停滞点。ビジネスで多用。

例文:Find the bottleneck in the process.
(そのプロセスのボトルネックを見つけなさい。)

pain point

苦痛点(顧客課題)

マーケティング・UX文脈。「ユーザーの困りごと」。

例文:We identified the customer’s pain points.
(私たちは顧客の不満点を特定しました。)

agenda

議題

会議や戦略上の「扱うべき課題」。

例文:The next item on the agenda is cost reduction.
(議題の次の項目はコスト削減です。)

issue area

課題領域

政策・研究などで「分野的課題」。

例文:policy issue areas
(政策課題分野)

これらの表現は覚えただけでは使いこなすことはできないと考えるべきで、アウトプットをいかにこなすかが重要になります。

例えばQQEnglishでは「4倍速の英語習得メソッド」とも呼ばれるカランメソッドをはじめ、複数のカリキュラムを目的別に用意しています。

目指すレベル感に合わせて、ぜひアウトプットの場を作るためにも検討をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は「Issue」と「Problem」という2つの「課題」を指す英語の開設から始まり、「課題」や「問題点」、または宿題や作業としての「課題」までを表す複数の単語について解説してきました。

これらはニュアンス毎に適切な表現を選ぶことができれば、ニュアンスや問題の軽重含めた意味合いが正確に伝わるようになるため、特にビジネスシーンでは可能な限り押さえておきたいところです。

ぜひ英語学習の際は取り組んでみてくださいね。

こちらの記事もおすすめ

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら