ビジネスで必修「納期」の英語表現は?その他類似表現と合わせて解説します!
仕事をしていると必ず意識させられる「納期」。
「納期」の英語での言い方はわかりますか?
deadlineは有名だと思いますが、状況によって言い方は一つではありません。
用法を間違えると、思ってもいなかったニュアンスで相手に伝わってしまうこともあります。
今回は、各状況に合わせた「納期」や「締切」と、それに類似した英語表現の解説をします。
仕事を海外としていると確実に出てきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「納期」の代表的な英語表現
まずは、代表的なものから見ていきましょう。
Deadline (納期 / 締切)
レポートや成果物の提出期限はDeadlineを使って表現します。
仕事の際に出てくる表現で、これを過ぎることは基本的には許されない場合に使用します。
Deadline of the project is the end of next March.
(そのプロジェクトの期限は次の三月の末です。)
Due Date (支払い期日)
こちらは、支払い期限を示す際によく使われます。
例えば請求書に記載の支払い期日、クレジットカードの支払い期日は全てDue Dateが使われます。
Due date of the credit card is the day after tomorrow.
(そのクレジットカードの支払い期日は明後日なんだ。)
納期や期日を示す英語表現(応用編)
代表的なものは先ほど書いた二つなので、日々の会話で困ることはありませんが、より細かいニュアンスを出したい時に苦労するかもしれません。
次は、より細かい表現について、見ていきましょう。
Final due date (最終提出日)
申請やレポートなどの締切日をより強調したいときに使います。
これが最終日であるというニュアンスをより強調することができます。
The final due date for the assignment is September 30th.
(課題の最終締切日は9月30日です。)
Soft deadline / Soft due date (一次締切など)
こちらは、逆にもう少し提出日の柔軟性がある場合に使えます。
例えば、最終提出前の第1稿の提出日、といった具合です。
先ほどのfinal due dateと組み合わせて使うと、よりわかりやすいかもしれません。
The soft deadline for submitting the draft of the report is next Friday, but the final due date is the end of next week.
(そのレポートの一次締め切りは次の金曜日ですが、最終提出日は来週末です。)
Hard deadline / Hard due date (最終締切 / 以後の延長なし)
こちらは、先ほどのsoft deadlineよりもさらに厳しく、かつfinal due dateよりも後がないという意味合いになります。
ニュアンスとしては、その期日を1秒でもオーバーしたらアウト、といった感じになります
Hard due date of the report is tomorrow, and there is no room for discussion.
(そのレポートの最終締切は明日です。議論の余地はありません。)
Rolling deadline (随時)
Rollingの一語を足すことによって、締切日が常に伸びるイメージを持って、「随時」というニュアンスを持たせる事ができます。
The application is open on the rolling deadline basis.
(その申請は随時受け付けされています。)
No later than (期日までに)
納期に対して、遅れることのないように念押しするような時に使えます。
これも、納期よりも遅れることは原則受け付けないというニュアンスが含まれます。
Please submit the report no later than January 10th.
(レポートは1月10日までに提出してください。)
At the latest (遅くとも〜までに)
こちらは成果物の納品が納期ギリギリになりそうな場合に使うことが多いです。
遅いのは仕方がないけれど、遅くともこの日までにはお願いしたい、というニュアンスが含まれます。
Please submit the report by January 10th at the latest.
(レポートは遅くとも1月10日までには提出してください。)
「納期」や「締切」に対する追加の表現
納期や締切に対する表現を見てきましたが、その他使える表現も追加で見ておきましょう。
Grace period (猶予期間)
法律関係の仕事をしている方はよくこの表現を見るかもしれません。
法律の施行日が決まっているのに対し、しばらくの猶予期間を設けている場合にこの表現が使われます。
転じて、納期の遅れが確定している場合の猶予期間としても使えます。
You have a three-day grace period for late submissions.
(納期遅れに対して3日間の猶予が与えられています。)
Delivery date (納品日)
例えば荷物の配送を依頼した際の納期はDelivery dateで表現されることが多いです。
貿易関係の仕事や、物流関係の仕事、単純な宅配便の受け取りなど、使用するシーンは多岐に渡ります。
The EC shop told us the delivery date of our book would be delayed.
(ECショップは我々の本の納期が遅れることを通達してきた。)
Time limit (時間制限)
もう少し広い意味で納期をとらえて、例えば何時までにこれを仕上げる、と言いたい場合はTime limitを使った方がしっくりくることがあります。
We have no time to rest, the time limit of the final submission is 3 hours later.
(休んでいる暇はないよ、最終提出まで後3時間だ。)
Cut-off date (締切日)
例えば払い戻しの締切日、予約受付の最終日などに使われることが多いです。
After the cut-off date, no further changes to your reservation will be accepted.
(締切日以降は、予約の変更は受け付けることができません。)
Overdue (締切超過)
due dateのdueからとって、締切超過や納期遅れのことを表現する際にはOverdueが使われます。
This project is overdue. We should have finished it last month.
(このプロジェクトは遅れている。先月終わらせるべきだったな。)
また、due dateが支払い期日というニュアンスがあることから、入金遅れについてもこの表現が使えます。
Since their payment is overdue, we have to talk to the attorney.
(彼らの支払いが遅れているため、弁護士に相談しないといけない。)
まとめ
今回は「納期」「締切」というテーマで英語表現について解説をしてきました。
様々なシチュエーションごとに色々な表現があることがわかったかと思います。
これらを使いこなすためには、アウトプットも交えながら練習をするとより効果的です。
英語表現の幅を広げるために、参考になれば幸いです。