「お世話になります/なっております」は英語で?ビジネスメールで使える表現8選

社外の人にメールを送る際、必ずと言っていいほど使われる挨拶表現が「お世話になります」や「お世話になっております」です。
しかし、英語の場合、この日本語と全く同じ意味で使う定型フレーズはありません。
相手との関係性やどんなニュアンスを込めて挨拶したいかによって、適切な英語表現は変わってきます。
そこでこの記事では、シチュエーション別の「お世話になります」や「お世話になっております」の英語表現をご紹介します。
この記事を読んで、ビジネスメール上で丁寧な挨拶が英語でできるようになりましょう。
「お世話になります」に近い英語表現4選
「お世話になります」という日本語は、これから関係を築いていきたいという期待の表れです。
そのため、初めて取引する相手やこれからお世話になる相手に対して使うのが一般的です。
まずは初めてやりとりする相手に使う、自然な挨拶フレーズを見ていきましょう。
1. I look forward to working with you.(一緒に仕事することを楽しみにしています。)
この表現は、日本語の「これからよろしくお願いします」に近い意味を持ちます。
今後への期待が込められているという点では日本語の「お世話になります」に近い表現ですが、この英語表現は一般的に書き出しではなく結びの挨拶として使う点に注意しましょう。
I look forward to working with you and building a great partnership.
(ご一緒にお仕事をして素晴らしい関係を築くことを楽しみにしています。)
2. I appreciate the opportunity to work with you.(ご一緒にお仕事できる機会をいただきありがとうございます。)
この表現は、取引の機会を与えてくれた相手へ感謝を示す、へりくだった言い回しです。
プロジェクトや契約の開始時や、相手から仕事の依頼をもらった時などに使うと自然です。
Thank you for contacting us. I appreciate the opportunity to work with you on this project.
(お問い合わせありがとうございます。このプロジェクトで御社とご協力できる機会を賜り、誠に感謝しております。)
3. It is a pleasure to connect with you.(あなたに連絡できて嬉しく思います。)
この表現は、初めて繋がりを持つ相手に対して丁寧に挨拶したい場合におすすめの表現です。
It is a pleasure to connect with you. My name is Peter Smith, and I serve as a Sales Manager at ABC Corp.
(ご連絡できて光栄です。ABC社の営業部長、ピーター・スミスと申します。)
文末に「again」を付けると、以前やりとりしたことのある相手に再度連絡する際に適した表現になります。
It’s a pleasure to connect with you again.
(またご連絡できて嬉しく思います。)
4. It’s nice to e-meet you. (オンライン上でお会いできてうれしいです。)
この表現は、ビジネスメールでフレンドリーに「はじめまして」を表現したい場合にピッタリの表現です。
「nice to meet you」は対面での挨拶表現として定番のフレーズですが、オンライン上では実際に顔を合わせないので「e-meet」に言い換えて表現します。
My name is Adam Smith, and I’m a sales representative at ABC Inc. It’s nice to e-meet you.
(ABC株式会社の営業をしているアダム・スミスと申します。はじめまして。)
「お世話になっております」に近い英語表現3選
「お世話になっております」は、「お世話になります」と似ていますが、継続的に取引や関係が続いている相手に用いる表現です。
ここからは、そうした相手に送るメールで、自然に使える表現をご紹介します。
1. I hope this email finds you well.(元気でお過ごしのことと存じます。)
「I hope this email finds you well.」は歴史あるフォーマルな表現です。
もともとは「email」の部分が「letter」で、手紙が主流だった時代から使われています。
現在は手紙ではなくメールでのやりとりが主流になっていますが、フォーマルな挨拶表現として現在も残っています。
「this email」の部分は、「this message」や「this」に言い換えられることもあります。
I hope this finds you well. I am writing to follow up on my previous message.
(お世話になっております。前回のメールのフォローアップでご連絡しております。)
2. I hope you are well.(お元気であることを願っています。)
先ほどご紹介した「I hope this email finds you well.」はよく使われるフォーマルな表現ですが、機械的な印象を与え、人によっては好まれない場合もあります。
そこで、ある程度継続的なやりとりがある相手へのメールの書き出しには「I hope you are well.」が使われます。
さらに懇意にしている相手には、現在進行形を使った口語寄りの「I hope you are doing well.」が自然です。
現在完了形「I hope you’ve been well.」は、久しぶりに連絡する相手に対して、連絡を取っていない間も元気だったことを願う意味で使われます。
「hope」以下の「that節」の主語は、下の例文のように物事を主語にすることもできます。
例文:
I hope all is well.
(全てが順調であることを願っています。)
I hope everything is going well.
(すべて順調に進んでいることを願っています。)
3. I hope your day[week] is going well.(今日(今週)が順調であることを願っています。)
「I hope your day is going well.」は、気心の知れた取引先や頻繁に連絡を取り合うような付き合いの長い相手に対して使うのが自然です。
この表現は、メールの冒頭だけでなく、やりとりの締めの言葉としても活用できます。
相手の仕事の調子を気遣う親しみやすい挨拶表現です。
「your」の後の単語を「day」にすると、一日がまだ終わっていない朝や昼の時間帯に送るのに自然で、「week」にすると週の前半から半ばに送るのに適しています。
そのほか、類似表現をいくつかご紹介します。
例文:
I hope you’re having a good day [week].
(良い一日(一週間)を過ごしていますように。)
I hope your day [week] has started well.
(今日(今週)が順調にスタートしたことを願っています。)
I hope your day [week] is off to a good start.
(今日(今週)良いスタートを切っていることを願っています。)
例文3つ目の「be off to a ~ start」は「〜なスタートを切る」という意味のフレーズで、間に「good」や「great」などの形容詞を入れて表現します。
その他のバリエーションとして、週明けにメールを送る際は「weekend」を使った次のような表現もメールの挨拶に使われます。
I hope you had a good [wonderful/relaxing] weekend.
(すてきな週末を過ごせたことを願っています。)
要件を伝える便利な英語表現
ビジネスメールでは明瞭で簡潔であることが求められます。
特にビジネス英語では、相手の時間を奪わないようにするため、定型の挨拶表現を省略して、要件から入ることもあります。
そんな時に使えるビジネスメールの書き出し表現をご紹介します。
1. I’m writing [reaching out] to you ~.(~の件でご連絡差し上げております。)
「I’m writing to you ~」または「I’m reaching out to you ~」は、要件を伝える定番のフレーズです。
後半部分には、「〜に関して」を意味する「regarding」「in regard to」「with regard to」や「to不定詞」、「because節」などを置いて要件を述べることができます。
例文:
Good morning. I’m reaching out to you in regard to the new project we discussed yesterday.
(おはようございます。昨日お話しした新規プロジェクトについてご連絡差し上げております。)
Dear James, I’m reaching out to you because I’d like to schedule a meeting about the contract.
(ジェームズさん。契約についての打ち合わせを打診したくご連絡いたしました。)
まとめ
「お世話になります」と「お世話になっております」の使いどころが違うように、初めてやりとりする相手なのか、日頃から取引のある相手なのかで、英文メールの挨拶や書き出しに使う表現は異なります。
また、挨拶表現を多用しすぎずに、状況に応じて要件から書き始めて相手がメールを読む負担を減らすことも大切です。
この記事でご紹介した英語表現を、ぜひ日々の業務の中で活用してみてください。


















