「レッテルを貼る」の意味とは?英語での自然な表現を例文付きで解説!

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更新日:2026年6月19日 英文法

「レッテルを貼る」の意味とは?英語での自然な表現を例文付きで解説!

「レッテルを貼る」「レッテルを貼られる」という表現は、日常会話でよく使われますが、その意味を改めて問われると、説明に困る方も多いのではないでしょうか。

そもそも「レッテルは英語なの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、まず「レッテルを貼る」の意味を整理し、混同されやすい「ラベル」との違いを解説します。

さらに、英語での自然な表現の仕方を例文とともにご紹介します。

この記事を読んで、日本語と英語の両方で「レッテルを貼る」を適切に使えるようになりましょう。

「レッテル」とは?「レッテルを貼る」の意味

「レッテルを貼る」の英語表現を見ていく前に、日本語での意味を確認しておきましょう。

そもそも、「レッテル」とはどのような意味なのでしょうか。

カタカナ表記なので英語のようにも思えますが、じつは「レッテル」はオランダ語由来の言葉です。

この言葉には、大きく分けて二つの意味があります。

一つ目は、「商品に付ける紙の札」という意味です。

これは、商品がどのようなものであるかを示すものです。

例えば、品名・産地名・発売元など、具体的な商品の情報が書き記された札が、「レッテル」に当たります。

「レッテル」の二つ目の意味は、「人や物に対する決めつけられた評価」です。

この意味で使う場合の定番の表現が、「レッテルを貼る、レッテルを貼られる」です。

意味としては、「十分に理解しないまま、勝手な決めつけで一方的に人や物事を評価する行為」のことを指します。

このように、この表現は多くの場合、否定的なニュアンスを含むという特徴があります。

「レッテル」と「ラベル」の違い

「レッテル」のもつ二つの意味を解説しましたが、一つ目の「商品に付ける紙の札」という意味は、現代ではあまり使われなくなっています。

商品表示には、「商品ラベル」のように、英語の「ラベル(label)」が一般的に使われるようになったためです。

「レッテル」と「ラベル」の違いをまとめると、次のように整理できます。

単語

語源

日本語での主な意味

日本語でのニュアンス

レッテル

オランダ語

決めつけられた評価

主に否定的

ラベル

英語

商品情報・分類

中立

日本語では、「レッテル」が人や物事を決めつける否定的な語、「ラベル」が商品情報や分類を示す中立な語として使い分けされています。

では日本語の「レッテルを貼る」は英語でどう表現すればよいのでしょうか。

自然な英語表現を次項から見ていきましょう。

「レッテルを貼る」の英語表現

日本語の「レッテルを貼る」のように、ネガティブなニュアンスが含まれた英語表現を5つご紹介します。

1. label(レッテルを貼る、決めつける)

日本語の「ラベル」は、「商品に関する情報を記した札」の意味として使うことを解説しました。

英語の「label」も、名詞としては「荷札、ラベル」を意味します。

一方、動詞として使う場合は「ラベルを貼る、分類する」という意味のほかに、「レッテルを貼る」という意味で使うこともできます。

日本語の「ラベル」は中立的な表現ですが、英語の「label」を動詞として使う場合、文脈によってはネガティブなニュアンスが含まれることに注意しましょう。

例文:
She is labeled as a serial dater.
(彼女は遊び人というレッテルを貼られている。)

The shop owner labeled me as a complainer even though I explained my concerns politely.
(丁寧に懸念を伝えただけなのに、店主は私をクレーマー扱いした。)

He hates being labeled as a cheater.
(彼は「浮気者」というレッテルを貼られるのが大嫌いだ。)

似た表現に「put a label on someone」があります。

同じ意味ですが、こちらは「label」を名詞として使っており、「ラベルを貼る」という行為を強調しています。

例文:
Don’t put a label on me as lazy just because I was late once.
(一度遅れたからといって、私に怠け者のレッテルを貼らないで。)

Why are you trying to put a label on me?
(どうして私にレッテルを貼ろうとするの?)

2. stereotype(固定観念で決めつける)

「stereotype」は、名詞としての使い方である「固定観念、ステレオタイプ」といった意味がまず思い浮かぶのではないでしょうか。

動詞として使う場合は、「固定観念に基づいて人を決めつける」という意味があります。

主観的な考えや先入観をもって相手を特定の枠にはめるニュアンスがあり、性別・年齢・国籍など属性に対する偏見を表す際によく使われます。

例文:
Teenagers are often stereotyped as irresponsible.
(ティーンエイジャーは無責任だと決めつけられがちだ。)

People tend to stereotype others based on their appearance.
(人は他人を見た目で決めつけがちだ。)

Older people are often stereotyped as being bad with technology.
(高齢者はテクノロジーが苦手だと決めつけられがちだ。)

3. pigeonhole(型にはめる)

「pigeonhole」は、「pigeon(ハト)+hole(穴)」から成る語です。

名詞として使う場合は「ハトの巣箱」や「分類棚、整理棚」といった意味があります。

そこから転じて、動詞として使う場合は、「分類する」といった意味のほかに、比喩的に「人を特定の型にはめる、決めつける」の意味を指すこともあります。

小さなハトの巣箱の区画に押し込まれるような窮屈さのあるイメージから、人を一面的に見て特定のタイプやカテゴリーに押し込む不当さを強く感じさせます。

趣味や性格、第一印象など、限られた情報だけで人を決めつける状況を表すのに適した表現です。

例文:
Don’t pigeonhole me as a beginner.
(私を初心者という枠にはめないでください。)

He felt pigeonholed as a nerd just because he likes anime.
(彼はアニメが好きだというだけで、オタク扱いされていると感じた。)

The boss pigeonholed employees based on their previous roles.
(上司は、従業員の過去の役職に基づいて彼らを型にはめた。)

4. typecast(特定の役割に固定する)

「typecast」の基本的な意味は、役者に同じタイプの役柄ばかりを与えることを指します。

そこから転じて、人が特定の役割やイメージに固定されてしまう状況を表す際にも使われます。

そのため、性格や立場、キャラが固定的に見られてしまう場面で使われることが多い表現です。

例えば、「真面目キャラ」「ムードメーカー」のように特定のイメージや役割がこびりついてしまうような時にぴったりです。

例文:
I was typecast as the responsible one in my class.
(私はクラスの中でしっかり者という型にはめられていた。)

 He doesn’t want to get typecast as a pop star.
(彼はポップスターという役割に固定されるのを望んでいない。)

She felt typecast as the serious one in the team.
(彼女はチーム内で真面目な人という役に固定されている感じがした。)

5. brand(烙印を押す)

「brand someone as」は「label」を使った表現よりもネガティブなニュアンスが強い表現です。

日本語で表現すると、「レッテルを貼る」の言い換え表現である「烙印を押す」に近く、消し去ることのできない汚名を負わせるような強い意味合いをもちます。

「烙印を押される」と受け身で表現したい場合は、「be branded as」という形を使いましょう。

例文:
My boss unfairly branded me as difficult to work with.
(上司は不当にも私を「扱いにくい人」という烙印を押した。)

He was branded as a troublemaker after one mistake.
(たった一度の失敗で、彼はトラブルメーカーという烙印を押された。)

They were branded as criminals by the media.
(彼らはメディアによって犯罪者扱いされてしまった。)

まとめ

「レッテルを貼る」の「レッテル」には、商品情報を記した紙の札と、決めつけによる否定的な評価、という二つの意味があります。

ただし前者の意味で使う場合、現代では「レッテル」ではなく「ラベル」と呼ぶことが一般的です。

また、この記事でご紹介した「レッテルを貼る」の英語表現をまとめると、次のように整理できます。

英語表現

意味

特徴

label

レッテルを貼る

最も一般的な表現で幅広い文脈で使える

stereotype

固定観念で決めつける

性別・人種・年齢など属性に基づく決めつけ

pigeonhole

特定の型にはめる

分類・枠に押し込むニュアンス

typecast

特定の役割に固定する

役割・キャラクターに縛りつける

brand

烙印を押す

強い非難・消えにくい評価を与える

英語で誰かにレッテルを貼られてしまった場合や、反対に自分が誰かにレッテルを貼ってしまった場合は、これらの英単語を文脈に併せて使い分けてみましょう。

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