「リバティ(liberty)」とは?「フリーダム(freedom)」との違いを英語例文付きで解説

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更新日:2026年6月19日 英語コラム

「リバティ(liberty)」とは?「フリーダム(freedom)」との違いを英語例文付きで解説

「自由」を意味する英単語には、「リバティ(liberty)」や「フリーダム(freedom)」があります。

どちらもカタカナで表記されるほど日本語として広く浸透している言葉ですが、英語のニュアンスや使い方の違いまで理解している人は意外と少ないかもしれません。

そこでこの記事では、「リバティ(liberty)」と「フリーダム(freedom)」の違いを慣用表現や例文を交えながら丁寧に解説します。

この記事を読んで、二つの単語を適切な場面で使い分けられるようになりましょう。

「リバティ(liberty)」と「フリーダム(freedom)」の違い

先に結論からお伝えすると、「リバティ(liberty)」と「フリーダム(freedom)」には次のような違いがあります。

英単語

ニュアンスの違い

よく使われる場面

liberty

法律や社会の中で認められた自由

政治・法律・フォーマルな文脈

freedom

制限なく行動・思考できる自由

日常会話・個人的な自由

どちらも「自由」を意味しますが、指し示す自由の意味合いや使用場面にははっきりとした違いがあります。

次項から、それぞれの単語の自然な使い方を詳しく見ていきましょう。

「リバティ(liberty)」の意味と使い方

「liberty」は、「束縛からの自由、解放」を意味する単語です。

言い換えると、過去に束縛や制限が存在し、それを乗り越えて得られた自由という含みがあります。

「liberty」を使った表現として、多くの方がまず頭に思い浮かべるのが「自由の女神」を意味する「Statue of Liberty」ではないでしょうか。

自由の女神は、アメリカが独立を果たし、権利としての自由を手にした歴史的背景を象徴する像として知られています。

ここで示される自由は、好きに行動できるという意味の「freedom」ではなく、支配や束縛から解放され、法の下で保障された自由を指します。

そのため、「liberty」という単語が使われています。

このように「liberty」は、解放された自由を表す語として、法律や政治に関わる文脈で使われることが多いのが特徴です。

例文:
The government must protect the liberties of the people.
(政府は国民の自由を守らなくてはいけない。)

The new policy threatens individual liberty.
(その新しい政策は個人の自由を脅かしている。)

「liberty」の語源は、ラテン語の「liber(自由な、奴隷ではない)」に由来します。

同じ語源を持つ単語には、「liberal(自由主義の、リベラル)」や「liberalism(自由主義、リベラリズム)」、「liberate(解放する、釈放する)」などがあります。

これらの単語に共通することは、「自由」や「束縛や権力からの解放」といったイメージです。

このように同じルーツを持つ単語を関連付けることで、単語の持つコアイメージの理解が深まるだけでなく、語彙力も体系的に広げやすくなります。

ぜひ併せて覚えておきましょう。

例文:
She is a member of the Liberal Democratic Party.
(彼女は自由民主党の党員です。)

I learned about liberalism in class today.
(今日の授業で自由主義について学んだ。)

The country was liberated from dictatorship.
(その国は独裁政権から解放された。)

「liberty」を使った慣用表現2選

「liberty」を使った慣用表現は、ニュースやビジネスシーンでたびたび登場します。

ここからは知っておくと便利な表現を二つご紹介します。

1. at liberty(解放されて、自由に~してよい)

「at liberty」には、大きく二つの意味があります。

一つは、「拘束状態から解放されて」という意味です。

例文:
The prisoner was finally at liberty after eight years in prison.
(その囚人は8年の服役の後、ついに釈放された。)

The hostages were set at liberty after repeated negotiations.
(度重なる交渉の後、人質たちは解放された。)

「at liberty」のもう一つの使い方は「be at liberty to do」の形で、「自由に〜してよい、〜することを許可される」といった意味を表します。

例文:
Employees are at liberty to work remotely on Wednesdays.
(従業員は水曜日にリモート勤務をしてよいことになっている。)

Managers are at liberty to adjust the schedule as needed.
(管理者は必要に応じてスケジュールを自由に調整できます。)

この使い方は、否定文でもよく使われます。

「be not at liberty to do」の形は、「〜する自由を持たない、〜する権限がない」といった意味になります。

例文:
I’m not at liberty to reveal any information about the case.

(私にはその件に関する情報を開示する権限はありません。)

2. take the liberty of doing(失礼をも省みず~する、勝手ながら~する)

「take the liberty of doing」は、ビジネスシーンで使われることの多いフォーマルな表現です。

相手の許可は取っていないものの、良かれと思って自分の判断で行動したことを丁寧かつ控えめに伝える時に使われます。

勝手な行動ではあるものの、相手の手間を省くための配慮が感じられる表現です。

例文:
I took the liberty of arranging the meeting for Friday afternoon.
(勝手ながら金曜の午後に会議を手配しておきました。)

I cannot take the liberty of making the decision.
(私の一存では、その決定を下すことはできません。) 

「フリーダム(freedom)」の意味と使い方

「freedom」は、「free(自由な)+dom(状態)」から成る単語で、「自由である状態」を意味します。

物理的・精神的な制約がない自由に対して使われるため、「freedom」のほうが日常的な自由について語る場面で使われることが多い印象です。

また、誰からも制限を受けずに考えたり、話したり、行動したりできる自由な状態に焦点が当たっているという点もポイントです。

よく使われる「freedom」の形を例文で見ていきましょう。

1. freedom to do(~する自由)

「〜する自由がほしい」「私には〜する自由がある」など、日常会話で自由を願望する場合や自由を主張する場合に使える形が「freedom to do」です。

この表現と相性の良い動詞の代表例が、「have」や「want」です。

例文:
I want the freedom to travel whenever I want.
(好きな時に旅行できる自由がほしい。)

You have the freedom to choose who you want to be with.
(あなたには誰と一緒にいたいか決める自由がある。)

2. freedom of ~(~の自由)

「freedom+of+名詞」の形は、個人が持つ基本的な自由を主張する場面で使われる表現です。

代表的なものには、「freedom of speech(言論の自由)」や「freedom of choice(選択の自由)」などがあります。

よく使われる組み合わせを例文で見ていきましょう。

freedom of speech(言論の自由)

例文:
We all have freedom of speech, but it comes with responsibility.

(私たちには言論の自由がありますが、その自由には責任が伴います。)

freedom of choice(選択の自由)

例文:
Freedom of choice might be threatened if a single company dominates the market.

(一つの企業が市場を独占すれば、選択の自由が脅かされるかもしれません。)

freedom of religion(信教の自由)

例文:
Everyone has freedom of religion, so people should respect different beliefs.

(誰もが信教の自由を持っているのだから、異なる信仰を尊重すべきです。)

まとめ

「リバティ(liberty)」とは、法的・社会的な枠組みの中で認められた自由を指す言葉で、抑圧や制限などから解放されたという含みを伴うことがあります。

一方で、「フリーダム(freedom)」は、束縛や制限のない自由な状態を指します。

また、「liberty」は政治・法律の文脈で使われることが多いのに対し、「freedom」は日常的で個人的な自由を表す場面でよく使われるという違いもあります。

これらのポイントをおさえておけば、両者のニュアンスの違いが理解しやすくなるでしょう。

「take the liberty of」や「freedom of speech」など、この記事で解説した英語表現も、ぜひ英会話や英作文の中に活用してみてください。

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