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更新日:2026年6月10日 英文法

英語の「形容詞」とは? 基本の使い方や副詞との違いなどわかりやすく解説

英語の形容詞を一言で説明すると、名詞を説明する言葉です。

文の要素にもなる重要な品詞ですが、「使い方がよくわからない」「副詞との違いがあいまい」といった悩みをもつ方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、英語の形容詞をテーマに、形容詞の役割・副詞との違い・基本的な使い方を例文付きでわかりやすく解説します。

文の要素・品詞・文型についても整理しながら、体系的に理解できるような構成になっています。

この記事を読んで、形容詞への苦手意識を克服し、自信をもって英会話や英作文で使えるようになりましょう。

英語の「形容詞」とは?形容詞の役割

英語の形容詞は、「名詞・代名詞がどんなものであるか」を詳しく説明する役割があります。

例えば、名詞「tomato(トマト)」という単語だけだと、人それぞれに思い浮かべているトマトの形や状態はバラバラです。

しかし「small tomato(小さなトマト)」「fresh tomato(新鮮なトマト)」「many tomatoes(たくさんのトマト)」のように形容詞を付けることで、どんなトマトであるかをはっきりと思い描くことができます。

このように、名詞の性質や数量といった特徴を捉えて、はっきりとした輪郭を与えてくれる機能が形容詞にはあります。

「形容詞」と「副詞」の違い

形容詞の学習を進めていく中で、多くの英語初心者が疑問に感じやすい点が、副詞との違いです。

両者の違いを簡潔にお伝えすると、「修飾する語」に違いがあります。

「修飾」とは、特定の語を詳しく説明したり、意味を限定したり、情報を加えたりすることを指します。

「形容詞」は、「名詞を修飾する品詞」であることを解説しました。

一方で「副詞」は、「動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する品詞」です。

そのため、何を修飾しているのかを見極めることが「形容詞」か「副詞」かを見分けるポイントになります。

例文:
I am a quick learner.

(私は覚えるのが早い。)

上記例文では、「quick(速い)」が名詞「learner(学習者)」を修飾しているため、この単語の品詞は「形容詞」です。

例文:
I learn quickly.
(私はすぐに覚える。)

上記例文では、「quickly(速く)」が動詞「learn(学ぶ)」を修飾しているため、この単語の品詞は「副詞」です。

「形容詞」と「副詞」の見分け方

形容詞と副詞では修飾対象が異なることを解説しました。

しかし、「もっと簡単に見分ける方法を知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。

じつは、語尾の形によってある程度は見分けることができます。

形容詞によく見られる語尾

単語例

-ful

beautiful, careful

-ive

active, creative

-able

available, comfortable

-ous

famous, dangerous

-less

careless, useless

 

副詞によく見られる語尾

単語例

-ly

slowly, quickly, easily, happily

ただし、例外もあるため注意が必要です。

例えば、「friendly」や「lovely」は語尾が「-ly」ですが、形容詞です。

また、「fast」や「early」のように、形容詞と副詞が同形の単語も存在します。

語尾は参考程度に留めておき、最終的には何を修飾しているかで品詞を見極めましょう。

形容詞の基本的な使い方

英語の形容詞には、「限定用法」と「叙述用法」と呼ばれる二つの使い方があります。

文法用語が並ぶと難しく感じるかもしれませんが、この二つの違いを簡単に説明すると「形容詞が置かれる位置」にあります。

  • 限定用法:形容詞は名詞の前後に置かれる
  • 叙述用法:形容詞は補語の位置に置かれる

英語は、単語の置かれる位置によって役割が決まります。

位置の違いをおさえたうえで、それぞれの用法の基本的な使い方を見ていきましょう。

形容詞の限定用法

形容詞の限定用法とは、名詞の直前または直後に形容詞を置いて、その名詞を修飾する使い方のことです。

単に「house(家)」という名詞だけでは、どんな家なのか絞り込むことができませんが、「a small house(小さな家)」と形容詞を付けることで、対象を限定することができます。

このように多くの場合は、「形容詞+名詞」の形をとりますが、「名詞+形容詞」の形をとることもあります。

1. 形容詞+名詞の形(名詞を前から修飾)

日本語の形容詞は、「きれいな花」のように、形容詞が名詞の前に来ます。

英語も同じ感覚で、限定用法の基本的な形は「形容詞+名詞」で、形容詞が前から名詞を修飾します。

例文:
Look at those beautiful flowers.
(あのきれいな花を見て。)

She has a cute kitten.
(彼女はかわいい子猫を飼っています。)

【注意】形容詞を並べる順番

1つの名詞に対して、複数の形容詞を並べて修飾することができます。

その場合、形容詞の基本的な順番は、次のようにある程度決まっています。

順番

内容

主な形容詞例

1

主観的な意見

beautiful, nice, cheap

2

サイズ

big, small, long, short 

3

新旧・年齢

old, new, young, antique

4

形状

round, square, triangular, circular

5

red, blue, black, white

6

所属・国

Japanese, English, French, Italian

7

素材

wooden, plastic, metal, golden

ネイティブによっては順番が多少前後するかもしれませんが、基本的には表のように主観的な形容詞から客観的な形容詞へと並べます。

ただし、全ての形容詞が並ぶということはなく、大抵は2〜3の形容詞を使って名詞を限定するのが一般的です。

例文:
I want a cheap white Italian bag.

(安くて白いイタリア製のバッグが欲しいです。)

2. 名詞+形容詞の形(名詞を後ろから修飾)

形容詞が後ろから名詞を修飾するパターンは、次のような語を修飾する場合です。

  • something・anythingなど
  • someone・anyoneなど
  • somebody・anybodyなど

これらの語は不定代名詞と呼ばれ、形容詞は後ろに置かれます。

例文:
Something important is missing.
(重要な何かが欠けている。)

I didn’t find anything useful.
(役に立つものは何も見つからなかった。)

このパターンは日常会話や英作文など、さまざまな場面で出くわすことの多い「名詞+形容詞」の形です。

その他にも、形容詞が後ろから名詞を修飾するパターンはいくつかありますが、まずは基本的なパターンをおさえておきましょう。

形容詞の叙述用法

叙述用法を簡単に説明すると、形容詞を使って「主語や目的語がどんな状態であるか」を説明する使い方です。

限定用法のように名詞を直接修飾するのではなく、「〜は…だ」と主語・目的語の状態を述べる(叙述する)役割があります。

このとき叙述用法の形容詞は、文の中で補語(C)として機能します。

「補語」とは、「どんな状態なのか」「何なのか」を説明する語のことです。

文の要素と品詞については、次の表でおさらいしましょう。

文の要素

なれる品詞

主語(S)

名詞・代名詞

I like apples.の「I」

目的語(O)

名詞・代名詞

I like apples.の「apples」

補語(C)

名詞または形容詞

I’m a student.の「student」/ I’m kind.の「kind」

英語には文の型があります。

5つある文型のうち、補語(C)が含まれる文型は、第2文型と第5文型のみです。

  • 第2文型:S+V+C
  • 第5文型:S+V+O+C

二つの文型の中で形容詞がどのように働くのか詳しく見ていきましょう。

1. SVCのCが形容詞

第2文型(SVC)の補語(C)の位置に置かれた形容詞は、主語(S)の状態や性質を述べる役割を持つため、「S=C」の関係が成り立ちます。

また、この文型で使われる動詞は「be動詞」を中心に、状態を表す動詞(look, seemなど)や知覚動詞(taste, soundなど)がよく使われます。

例文:
This book was interesting.
(この本は面白かった。)

He looks happy.
(彼は幸せそうだ。)

The soup smells nice.
(スープは香りがいい。)

どの例文も形容詞が主語について述べているので、「S=C」の関係が成り立っていることを確認しましょう。

2. SVOCのCが形容詞

第5文型(SVOC)の補語(C)の位置に置かれた形容詞は、目的語(O)のことについて説明します。

そのため、「O=C」の関係が成り立ちます。

例文:
Please leave the window open.
(窓を開けたままにしておいてください。)

I want to keep my room clean.
(私は自分の部屋を綺麗に保ちたい。)

I found this test easy.
(このテストは簡単だと感じた。)

まとめ

大事なポイントをまとめると、形容詞は名詞・代名詞が「どんなものであるか」を説明する品詞です。

名詞を修飾することで、その名詞の特徴を詳しく説明できます(限定用法)。

また、第2文型の主語や第5文型の目的語に置かれている名詞の状態を詳しく説明することもできます(叙述用法)。

一方で副詞は、動詞・形容詞・副詞・文全体を説明する品詞であるため、形容詞とは役割が違います。

この記事で解説した形容詞の基本的な働き・使い方・副詞との違いをおさえて、英語の読み書きや英会話にぜひ活かしていきましょう。

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