「補正」の英語表現は1つではない!文脈別の使い分けを例文付きで解説

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更新日:2026年6月19日 英文法

「補正」の英語表現は1つではない!文脈別の使い分けを例文付きで解説

洋服の補正からデータの補正まで、「補正」は日常会話でもビジネスシーンでも使う機会の多い言葉です。

英語で表現するとなると、文脈によって適切な表現が変わるため、答えは1つに限定されません。

そこでこの記事では、「補正」の英語表現をテーマに、次のポイントを例文とともに詳しく解説します。

  • 「補正」の基本的な意味を整理
  • 「補正」を表す英語表現4選
  • 「補正」がつく言葉の英語表現(補正予算、補正下着、思い出補正)

この記事を読んで、「補正」に関する表現を英語で自然に伝えられるようになりましょう。

「補正」とは?基本的な意味

英語の解説に入る前に、日本語の「補正」の意味について整理しておきましょう。

「補正」とは、不足している部分を補って、誤差や誤りなどを正すことを指す言葉です。

主に、次のようなニュアンスで使われることが多いのではないでしょうか。

  • 誤りを正す(言い換え表現:修正・訂正)
  • 整える(言い換え表現:調整)
  • 内容を見直して、手を加える(言い換え表現:改訂)

このように、「補正」は文脈によって微妙に意味合いが変わる言葉です。

そのため英語で表現する際は、それぞれのニュアンスに応じて適切な英単語を使い分けることが重要になります。

「補正」を表す英語表現4選

結論からお伝えすると、日本語の「補正」に相当する英語には、次のような単語が挙げられます。

  • correction(修正)
  • adjustment(調整)
  • revision(改正)
  • retouch(画像修整)

順に単語のイメージをつかんで、この機会に使い分けられるようになりましょう。

1. 「correction」の意味と使い方

「correction」のコアイメージは、誤り・エラーなどのズレを正しい状態にすることです。

そのため、「補正」だけでなく、文脈によっては「修正」「訂正」「是正」などの意味でも使われます。

文章の誤字脱字や、計算ミスなど、明確な間違いを修正する場面に適した単語です。

例文:
Please make the necessary corrections to the document.

(文書に適切な補正を行ってください。)

「correction」は名詞なので、動詞として使いたい場合は「correct(修正する、正す)」を使いましょう。

例文:
The software can automatically correct the color.

(そのソフトウェアは自動で色補正を行うことができます。)

2. 「adjustment」の意味と使い方

誤りを正す「correction」とは異なり、「調整のための補正」を表現する際に適した英単語が「adjustment」です。

この単語は「整えること」に焦点が当たっているので、「調整・調節」といった意味をもちます。

服のサイズを補正する場合やスケジュールを最適化する場合など、適正な位置に調整する場面にぴったりの単語です。

例文:
The seat height needs a minor adjustment.

(座席の高さを少し補正する必要があります。)

動詞形「adjust(調整する、整える)」の使い方も併せて覚えておきましょう。

例文:
The tailor adjusted the waist so the skirt would fit better.

(テーラーはスカートがよりフィットするようにウエストを補正した。)

3. 「revision」の意味と使い方

「revision」は、「補正」「改訂」「改正」といった意味をもつ単語です。

内容全体を見直して、より良い形へと改善する時に使われます。

誤りを訂正する「correction」とは異なり、「revision」は内容・表現・構成・方向性などに手を加えて品質を高めるイメージです。

例文:
This document needs major revisions before it can be published.

(この文書は、出版前に大幅な補正が必要です。)

「revision」の動詞形は、「revise(見直す、訂正する)」です。

例文:
We revised the plan based on the new data.

(我々は新しいデータに基づいて計画を見直した。)

4. 「retouch」の意味と使い方

「retouch」は、写真や画像の見た目を整える場合の補正に使われる英単語です。

印刷やデザイン業界を中心に、「レタッチ」とカタカナのまま使われることもあります。

色味や明るさの調整、シミや汚れの除去など、仕上がりを美しくするための視覚的な補正に特化した単語といえるでしょう。

例文:
A soft retouch was applied to this photo before printing.

(この写真は印刷前に軽い補正が施された。)

なお、動詞として使う場合も、同形の「retouch」で表現します。

例文:
The product images were retouched to make the texture stand out.

(製品の質感を際立たせるため、商品画像は補正された。)

違いが分かる「補正」の英単語比較表

ここまで解説した4つの単語について、違いや使い分けが一目で把握できるように表にまとめました。

英語表現

ニュアンス

よく使われる場面

動詞形

correction

間違いを正す

データのミス修正

correct

adjustment

状態を整えて最適化する

服のサイズ・数値・計画の微調整

adjust

revision

内容を見直して改善する

レポート・計画書の見直し

revise

retouch

画像の見た目を整える

写真編集・画像加工

retouch

どの単語も日本語の「補正」に相当する英単語ですが、ニュアンスには大きな違いがあります。

使い分けに迷った時は、次のように「補正」を別の言葉に言い換えて考えるのがポイントです。

  • 修正:correction
  • 調整:adjustment
  • 見直し:revision

「retouch」は、画像などを美しく仕上げる際に使われる表現なので、他の単語と使われる文脈が大きく変わります。

「補正」がつく言葉の英語表現3選

ここからは、「補正」がつく日本語を英語でどのように表現するかについて解説します。

具体的には、「補正予算」「補正下着」「思い出補正」の3つを取り上げます。

これらの語は英語での言い回しがある程度決まっているため、定着した表現を覚えて、自然に使えるようにしておきましょう。

1. 「補正予算」の英語表現

政府や経済関連のニュースを読んでいると出てくる表現が、「補正予算」です。

最も一般的な言い方が、「supplementary budget」です。

補正予算とは、経済状況の変化や災害の発生などで、当初の予算では対応できなくなった場合に不足分を追加で補い・変更する予算のことです。

そのため、「補足の」を意味する「supplementary」が使われています。

例文:
The supplementary budget was passed to support disaster recovery efforts.

(災害復旧活動を支援するため、補正予算が可決された。)

2. 「補正下着」の英語表現

「補正下着」を英語で表現する場合、最も自然な言い回しが「shapewear(シェイプウェア)」です。

「shapewear」とは、体にフィットしてたるんだ部分を引き締め、よりスリムに見えるようにデザインされた下着のことで、日本語の補正下着と同じ意味をもちます。

英語を使う際のポイントとしては、不可算名詞であることに注意しましょう。

「shapewear」や「sportswear」など、「wear」は特定の目的をもつ衣服全般を指すので基本的には数えられません。

例文:
Shapewear will help smooth your silhouette under dresses.

(補正下着は、ドレスの下でシルエットをきれいに整えてくれます。)

3. 「思い出補正」の英語表現

過去に経験したことを美化して、実際よりも良いように回想してしまうことを「思い出補正」といいますが、英語ではいくつか言い回しがあります。

日常会話で使いやすいのが、「rose-tinted [rose-colored] glasses」です。

直訳すると「バラ色の眼鏡」で、「物事を楽観的に捉える」という意味の比喩表現です。

例文:
Many people look back on their childhood through rose-tinted glasses.

(多くの人は子供時代を思い出補正して振り返る。)

やや専門的な言い回しになりますが、「思い出補正」の意味により近い表現が「rosy retrospection(バラ色の回顧)」です。

これは、過去の出来事を実際よりもいい思い出だと美化して記憶する心理現象のことを指します。

例文:
People often engage in rosy retrospection, remembering past relationships more positively than they actually were.

(人はしばしば思い出補正をして、過去の恋愛を実際よりも良い思い出として記憶するものだ。)

まとめ

「補正」を英語で表現する際は、文脈によって「correction」「adjustment」「revision」「retouch」といった単語を使い分けることが大切です。

この記事で解説した内容を活かして、状況に応じた自然な英語表現を使い分けていきましょう。

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