「瞑想」って英語だと何ていう?心のあり方や豊かさを表す英語表現を解説!

瞑想のような概念は、日本語特有のものなのでしょうか?
そんなことはなく、過去には映画などでも似たような表現は繰り返されてきました。
今回は、瞑想をはじめとした心のあり方や豊かさを英語で表現する方法について解説します。
この手のことが話せると話題性の幅が広がるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
英語で瞑想を表現する方法
それでは、まずは瞑想という行為そのものと、瞑想と似たようなニュアンスで使われる表現についても合わせて解説します。
Meditation
直訳すると瞑想は「Meditation」となります。
いわゆる世俗的な意味でも、宗教的な意味合いでも両方使える表現となりますので、迷ったらこれで問題ありません。
I practice meditation every morning as part of my routine.
(私は毎朝ルーティンの一環として瞑想する。)
Mindfulness
厳密には、少し前に日本でも流行った「マインドフルネス」という、今この瞬間に意識を向けるタイプの行為を指します。
英語で表現する場合、これも瞑想の一つとして認識されていると思って良いでしょう。
Contemplation
ここからは宗教色の強い表現となっていきます。
「Coptemplation」はキリスト教をはじめとする宗教における「神を思う」静かな瞑想で、「黙想」「観想」と訳されることもあります。
日常会話用語としても使えて、その場合における意味は「熟考」となります。
She spent the evening in deep contemplation before confessing her sins to God.
(彼女は神に懺悔する前に、夕べを深い瞑想に費やした。)
Chanting meditation
今までは静かに行うタイプの瞑想ばかりでしたが、こちらはマントラやお経をとなえておこなうたいふの瞑想です。
「唱和瞑想」と訳されることもあります。
I heard some religions often practice chanting meditation as a form of prayer.
(いくつかの宗教は、祈りの一形態として唱和瞑想を行うらしい。)
Zen meditation / Zazen
日本の仏教でもお馴染みの「禅の瞑想」「坐禅」を指します。
無念無想のイメージで使います。
海外でも禅の考え方は広く浸透していて、アップル社を創設したスティーブ・ジョブズ氏が大きな影響を受けたことはよく知られています。
英語でも「Zen」「Zazen」で通じます。
It surprises me that Japanese people often fail to appreciate the essence of Zen meditation, unlike Steve Jobs.
(スティーブ・ジョブズと違い、日本人が禅の本質を理解しようとしないのは驚きだ。)
Transcendental Meditation (TM)
ここからはスタイル別の瞑想について解説します。
この「Transcendental Meditation」は「超越瞑想」と訳されます。
特定の宗派によるマントラを唱えることで深い瞑想状態、気づきを得るものとされています。
Guided Meditation
音声ガイドやインストラクターにより導かれるタイプの瞑想です。
最近はアプリも大量にありますので、探してみると面白いかもしれません。
「マインドフルネス」タイプの瞑想が多く採用されていると言われています。
I usually listen to guided meditation before going to bed.
(就寝する前にはいつもガイド付き瞑想を聞くようにしています。)
Breath Meditation / Breathing Meditation
こちらは呼吸法に焦点を当てたタイプの瞑想です。
「Breath」の部分を他の表現に置き換えることで、別のタイプの瞑想について言及することもできます。
例文:
Body Scan Meditation
(身体感覚に意識を向ける瞑想)
Walking Meditation
(歩きながら行う瞑想)
Visualization Meditation
(情景やシーンを思い浮かべるタイプの瞑想)
Healing Meditation
(心身の回復や癒しを目的とした瞑想)
英語での心やそのあり方の表現
ここからは瞑想を表現する上での心やそのあり方の英語表現ついて解説していきます。
まずは一覧表と簡単な例文を以下に示します。
瞑想を話題にした場合、一緒に使うことも多い表現だと思いますので、ぜひ一緒に覚えてしまいましょう。
|
英語フレーズ |
日本語訳 |
ニュアンス・使いどころ |
例文 |
|
state of mind |
心の状態 |
気分・心の調子を指すフォーマルな表現 |
Meditation improves your state of mind. |
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peace of mind |
心の安らぎ |
安心感・不安のない心 |
Financial stability gives peace of mind. |
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frame of mind |
心構え・気分 |
何かに臨むときの精神状態 |
He was in the right frame of mind to make a decision. |
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clarity of mind |
心の明晰さ |
頭がクリアな状態 |
Morning meditation brings clarity of mind. |
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inner peace |
内なる平和 |
心の奥の静けさ・悟りに近い響き |
She found inner peace through meditation. |
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emotional balance |
感情のバランス |
感情の安定・コントロール |
Meditation helps maintain emotional balance. |
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contentment |
心の満足 |
内面的な充足感・満ち足りた気持ち |
True contentment comes from within. |
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gratitude |
感謝の心 |
感謝を実践する姿勢・マインドセット |
Practicing gratitude changes your outlook on life. |
|
resilience |
精神的しなやかさ |
困難から立ち直る力 |
Meditation builds resilience to stress. |
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presence of mind |
冷静さ・落ち着き |
緊急時でも冷静な判断ができる心 |
He showed great presence of mind in the crisis. |
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self-awareness |
自己認識 |
自分の感情や考えを理解する力 |
She has a strong sense of self-awareness. |
それでは、この中からいくつか追加で解説します。
Mind
日本語で「マインド」として曖昧に使いがちですが、名刺として使うと「心、精神、意識、知性」という意味合いになります。
心や精神の状態を表すものとして、「〜 of mind」という表現を使っているのが、上の表の「State of mind」「Peace of mind」「Frame of mind」「Clarity of mind」を挙げました。
これらは瞑想を語る上でセットで用いられることも多いのでぜひ押さえておきましょう。
Contentment
上の表では「心の満足」と書きました。
hapinessのような「幸せ」よりは、より静かに満ち足りたニュアンスがあり、日本語でも「足るを知る」といった概念に置き換えて考えることができます。
Resilience
これは、一度落ちた精神状態や困難に直面した心がしなやかに復活する様、または復活できる様を表す表現として使えます。
瞑想自体がしなやかな心を得るものと考えれば、よく一緒に使うことができます。
ビジネスの場でも、困難から回復する様を表現するものとしてよく使われます。
まとめ
今回は「瞑想」の英語表現から始まり、心のあり方を表す表現までを解説しました。
英語で多岐にわたる話題を展開するためには、このような表現もぜひ身につけた上で、どんどんアウトプットしていきたいですね。
















