「未定」は英語で何て言う?「TBD・TBA」の違いやビジネスでの使い方も解説!

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. 「未定」は英語で何て言う?「TBD・TBA」の違いやビジネスでの使い方も解説!
英語ブログ
検索
更新日:2025年11月13日 ビジネス英語

「未定」は英語で何て言う?「TBD・TBA」の違いやビジネスでの使い方も解説!

予定や詳細がまだ決まっていないことを表す「未定」は、ビジネスシーンでも日常会話でも頻繁に使われる言葉です。

英語で正しく表現しようとする場合、ビジネス文書で使う時とカジュアルな英会話で使う時とでは、適切な表現が変わってきます。

そこでこの記事では「未定」の英語表現をテーマに、ビジネス英語で使う表現5つと日常英会話で使う表現を2つご紹介します。

多くの英語学習者が悩む「TBD・TBC・TBA」の違いと使い分けについてもわかりやすく解説します。

この記事をとおして、ビジネスでもプライベートでも、場面に応じて適切に英語で「未定」を表現できるようになりましょう。

「未定」を意味するビジネス英語5選

まずは、ビジネスメールやエクセル表・スプレッドシート、社内のスケジュール管理アプリなど、日々の業務で頻繁に使われる場面にフォーカスして、代表的な「未定」の英語表現を5つご紹介します。

1. 「TBD (to be determined / to be decided)」の意味と使い方

何かが未定であることを簡潔に伝える際に使われる定番表現が、「TBD」です。

「TBD」とは「to be determined」または「to be decided」の頭文字3つを取った略語のことで、「未定、未確定、後日決定」の意味があります。

「determine」も「decide」も「決定する」を意味する英単語です。

文法的に解説すると、「be+to+不定詞」の構文がここでは予定の意味を表しており、過去分詞形(determined / decided)を用いることで受動態となって、「将来何かが〜される予定である」という意味になります。

したがって「to be determined / to be decided」は、現時点では未確定ではあるものの、後日決まる予定であることを表しています。

例文:
The meeting will be at 10:00 a.m. on October 10, location TBD.
(会議は10月10日午前10時、場所は未定です。)

It has yet to be determined when the new project will start.
(新規プロジェクトの開始時期は未定です。)

2. 「TBC (to be confirmed)」の意味と使い方

「TBD」に似た表現に「TBC」があります。

これは「to be confirmed」の略語で、「確認中、要確認」の意味があります。

ある程度のことは決定していて、関係者による承認や調整などが必要で、最終確認を待っている時に使われます。

例文:
The budget for next quarter is to be confirmed.
(次の四半期の予算は未定です。)

The in-house training is scheduled for November 20 (location TBC).
(社内研修は11月20日に予定されています。場所は確認中です。)

3. 「TBA (to be announced)」の意味と使い方

「TBD・TBC」同様によく使われる3文字の略語が「TBA」です。

「TBA」は「to be announced」の略語で、「未定、追って発表、後日発表」と訳される表現です。

何かが予定されていて、公表されていない場合に使われます。

例文:
We will welcome a special guest speaker (TBA) at the keynote session.
(基調講演会では、特別ゲストスピーカー(後日発表)をお迎えします。)

The final concert will be on December 15, and the time and venue are TBA.
(最終公演は12月15日に行われます。時間と会場は追って発表します。)

4. 「undecided」の意味と使い方

形容詞的に「未定の、未決定の」と言いたい場合は、「undecided」という表現があります。

「undecided」は、「decide」の形容詞形「decided(明確な)」に否定の接頭辞「un-(〜でない)」が組み合わさった単語です。

主観的な判断でまだ決まっていない状態を表し、意思決定の迷いを含んだニュアンスがあります。

ビジネスシーンはもちろんカジュアルな英会話でも使われます。

例文:
He tried to persuade the undecided voters to support him.
(彼は投票先が未定の有権者に対して自分を支持するよう説得しようとした。)

The date and place of the PR event are still undecided.
(PRイベントの日程と場所は未定です。)

5. 「pending」の意味と使い方

「pending」は「保留中の、未解決の」を意味する形容詞で、状況に動きがあるのを待っている状態の時に使う表現です。

文脈によっては「未定」の意味を持つこともあります。

例文:
The project remains pending until we receive the updated documents from the client.
(顧客から更新された書類を受け取るまで、プロジェクトは保留のままとなります。)

The payment is currently pending because your bank details are incomplete.
(お客様の口座情報が足りていないため、お支払いは現在保留中です。)

もう迷わない!「TBD・TBC・TBA」の違い

「TBD」も「TBC」も「TBA」も、未定のことを指す表現であるため、この3つの略語の違いや使い分けについて悩む方も多いのではないでしょうか。

ここで違いと使い分けについて、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

「TBD」は、内容そのものがまだ決定がされていない時に使います。

例えば、日時や場所などの詳細がまったく決まっていなくて白紙の状態であれば、「TBD」が適切でしょう。

「TBC」は、ある程度詳細が決まっているものの、最終的な確認を待っている段階で使われます。

確認の結果によっては、内容が変更される可能性を残しているので、柔軟性を持たせたい時に便利な表現です。

「TBA」は、詳細がほぼ決定しているものの、まだ発表されていない場合に使います。

例えば、内部では詳細が決まっているけれど、外部に対して公式に発表するタイミングを待っていて情報を非公開にしている状態であれば、「TBA」が適切でしょう。

このように「TBA」は外部に向けた案内や告知で使うことが多い印象です。

まとめると、「TBD」が検討段階、「TBC」が調整・確認段階、「TBA」が発表前段階に使います。

未定の度合いはそれぞれに異なるので、ニュアンスの違いをおさえて正しく使い分けましょう。

「未定」を意味する日常英会話表現2選

ここまでビジネスシーンで使われる「未定」の英語表現を解説しましたが、ここからは日常英会話で「未定」と言いたい場合の表現も2つおさえておきましょう。

1. I haven’t decided yet.(まだ決めていない)

物事をはっきりと決めていない時の意思表示として使えるフレーズが

I haven’t decided yet.
(まだ決めていない。)

です。

この表現の注目ポイントは、現在完了形を使うことです。

日本語につられて現在形を使ってしまいがちですが「I don’t decide」にすると、いつも習慣的に決めていない人であるかのようなニュアンスになり、不自然な英語になってしまいます。

過去形「I didn’t decide」にすると、「決定しなかった」と過去の話になってしまうため、これもニュアンスが変わってきます。

現在完了形にすることで、過去から現在まで決定していない状態が続いているニュアンスを出すことができます。

例文:
I haven’t decided what to order yet. Everything looks so good.
(まだ何を注文するか決めていません。どれも美味しそうで迷います。)

I haven’t decided if I’m going to the Halloween party tonight.
(今夜のハロウィンパーティーに行くかどうか、まだ決めていません。)

2. It’s up in the air.(まだ決まっていない)

「It’s up in the air.」は、まだ決まっていないことを表すイディオムです。

「up in the air」は直訳すると「空中に浮いている」で、物事がふわふわとしていて定まっていない様子を比喩的に表しています。

例文:
I might spend the summer holidays in Sweden, but it’s still up in the air.
(夏休みはスウェーデンで過ごすかもしれませんが、まだ決まっていません。)

We’re still up in the air about whether we will go back to our hometown during the New Year holidays.
(年末年始に実家に帰省するかどうかは未定です。)

まとめ

ビジネスで使う「未定」の英語表現には、「TBD(to be determined [decided])・TBC(to be confirmed)・TBA(to be announced)」のほかに、「undecided」や「pending」があります。

また、日常会話では「I haven’t decided yet.」や「It’s up in the air.」といった表現が役立ちます。

これらの表現は、場面・状況・ニュアンスに応じて適切に使い分けることが大切です。

この記事でご紹介した英語表現を参考に、ビジネスの現場や英会話で積極的に活用してみましょう。

こちらの記事もおすすめ

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら