「確認しますのでお待ちください」は英語で?接客・電話・ビジネスで使える表現解説

「確認しますのでお待ちください」という表現は、電話・メール・接客などさまざまなビジネスシーンで使われる丁寧な表現です。
「確認します」と「お待ちください」の2つの要素が入っているので、英語での表現の仕方に悩む方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「確認しますのでお待ちください」を英語でどう表現するのかをテーマに、「確認します」と「お待ちください」の定番フレーズを解説します。
後半では、「確認しますのでお待ちください」が使われるシーンを想定した例文もご紹介します。
この記事を読んでシーン別の自然な英語表現を知り、電話対応や接客の場で使えるようになりましょう。
checkとconfirmの違い
最初に「check」と「confirm」の違いと使い分けを確認しておきましょう。
「確認する」の英単語として、よく使われるのが「check」または「confirm」です。
「check」は、「不明な点を確認する」というニュアンスがあり、ビジネスから日常会話まで幅広く使える単語です。
「confirm」は、「すでにある情報が正しいか再確認・最終確認する」というニュアンスがあり、フォーマルな場面で使われる英単語です。
例えば、「予約を確認する」と英語で言いたい場合に「check my reservation」だと予約があるか確認するニュアンスで、「confirm my reservation」だと予約が確定しているか最終確認するニュアンスです。
このように「check」と「confirm」ではどちらも「確認する」と訳されますが微妙にニュアンスが異なるので注意しましょう。
「確認します」の英語表現2選
ここからはビジネスで使える「確認します」の英語表現を2つ紹介します。
1. I’ll check [confirm] ~(~を確認します)
「I’ll check / I’ll confirm ~」は、自分の意思で何かをすることを相手に宣言した言い回しです。
I’ll check the schedule and get back to you by tomorrow.
(スケジュールを確認して明日までにご連絡いたします。)
この表現は単に意思表示をしているので、相手に対する配慮のニュアンスを出したい場合は次項で紹介する「let me ~」から始める表現を使いましょう。
2. (Please) let me check [confirm] ~(~を確認させてください)
「Let me check [confirm]」は、相手から問い合わせを受けて「確認させてください」と一言添える場合に使える表現です。
同僚や友だちとのカジュアルな会話でもよく使われます。
Let me check my calendar first.
(まず予定を確認させてください。)
もっとフォーマルにしたい場合は「Please allow me to〜」で始めると、非常にフォーマルな響きになり、フォーマルな場で話す時やビジネスメールにも適した表現になります。
Please allow me to confirm the meeting details.
(会議の詳細を確認させてください。)
「お待ちください」の英語表現4選
ここからは、「お待ちください」の英語表現を4つご紹介します。
1. One moment, please. / Just a moment, please.(少々お待ちください。)
接客やコールセンターでの電話対応など、メール以外のビジネスシーンで「少々お待ちください」と口頭で伝えたい場合に使われる定番表現が、「One moment, please.」です。
「Just a moment, please.」のほうは少し柔らかい表現で、カジュアル寄りの場面でも使われます。
似た表現に「just a second」や「just a minute」がありますが、これは「moment」を使った表現よりもカジュアルな響きがあるため、親しい間柄の相手に対して使いましょう。
One moment, please. I’ll confirm your appointment details.
(少々お待ちください。ご予約内容を確認いたします。)
2. hold the line / hold on(電話を切らずに待つ)
電話を切らずに待ってもらうことを伝えたい場合は、「hold the line」という表現を使ってみましょう。
この表現には直訳の「電話回線を維持する」から転じて「電話を切らずに待つ」という意味があり、電話を保留する時によく使われるフォーマルな表現です。
Could you hold the line, please? I’ll check your status.
(電話を切らずこのままお待ちいただけますか?お客様の状況を確認いたします。)
言い換え表現として「hold on」というイディオムがあります。
こちらも「電話を切らずに待つ」という意味がありますが、電話以外のカジュアルな会話で「ちょっと待って」と言いたい時にも使える表現です。
Please hold on. I’ll check with my manager.
(少々お待ちください。上司に確認します。)
3. Would you mind waiting a moment?(少しお待ちいただけますでしょうか?)
「お待ちください」に当たる英語表現として「Please wait.」が浮かぶかもしれませんが、命令口調に聞こえることもあり注意が必要です。
「Could you ~」「Would you ~」で始めると丁寧な言い回しになり、なかでも「Would you mind waiting a moment?」は顧客対応などのフォーマルな場面に適した表現です。
Would you mind waiting a moment while I look into this for you?
(お調べいたしますのでお待ちいただけますか?)
「Would you mind -ing?」は相手に何かを丁寧にお願いする時に使うフレーズです。
直訳すると「~することをあなたは気にしますか?」という意味なので、この表現の返答の仕方には注意が必要です。
承諾する場合は
No, not at all.
(いいえ全く気にしません。)
のように気にしないことを「No」で返すので、併せて覚えておきましょう。
4. I’ll be right with you.(すぐ参ります。/お待ちください。)
「I’ll be right with you」や「I’ll be right back.」は、すぐにその場に来るので相手に待つように促す定型表現です。
何か作業をしている時に相手から声を掛けられ、すぐには対応できない時の返答としてレストランやホテルの接客などで使われます。
I’ll be right with you after I finish this order.
(この注文後すぐ参りますのでお待ちください。)
【ビジネスシーン別】「確認しますのでお待ちください」の英語例文
「確認します」と「お待ちください」のそれぞれの英語表現を確認したところで、接客・電話対応・メールで「確認しますのでお待ちください」と使う際の例文をご紹介します。
「確認します」と「お待ちください」を2文に分けて伝えることもできますが、接続詞「while」を使って1文で伝えることも可能です。
例文を参考にご自身で使うシーンに合わせて応用してみてください。
【接客】「確認しますのでお待ちください」の英会話例
例文:
A:Excuse me, we’d like to move to that table by the window.
(すみません、窓際のあちらのテーブルに移動したいのですが。)
B:Would you mind waiting a moment while I check with my manager?
(マネージャーに確認しますので少々お待ちいただけますか?)
A:May I get my room key now?
(部屋の鍵は今もらえますか?)
B:I’ll be right with you. Let me check with housekeeping.
(すぐにお伺いするのでお待ちください。ハウスキーピングに確認します。)
【電話】「確認しますのでお待ちください」の英会話例
例文:
AA:May I speak to Ms. Pearson?
(ピアソンさんはいらっしゃいますか?)
B:Please hold the line. I’ll check if she is available.
(そのままお待ちください。確認いたします。)
A:I’d like to know if the Model XYZ is still available.
(モデルXYZがまだ入手可能かどうか知りたいです。)
B:One moment, please. I’ll check our inventory system.
(少々お待ちください。在庫システムを確認いたします。)
【メール】「確認しますのでお待ちください」の英文例
We are still in the process of confirming the documents internally. I would appreciate it if you could wait until tomorrow.
(社内にて書類の確認を進めております。明日までお待ちいただけますと幸いです。)
まとめ
「check」と「confirm」の使い分けや、ビジネスで使える「確認します」と「お待ちください」の英語表現を例文とともにご紹介しました。
顧客からの問い合わせに対して「確認しますのでお待ちください」と伝える場面は頻繁にあることでしょう。
この記事で紹介したシチュエーション別の丁寧な英語表現を活用して、電話対応でも接客でも落ち着いて英語で返答してみましょう。
















